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598 目覚めた場所
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2017. 6. 26
**********
レイナルートは、静かにその時を待っていた。
未だに眠ったままの二人の背に手を回し、その時のために離れないようにする。それは、レナードの警告があったからだ。
《この魔道具は、何度も使えないだろう。狭間の空間と繋がってしまうということは、とても不安定な状態なんだと思う。解除される時、その二人をここに取り残すのは危険だ》
長くここに囚われるのも良くないという。
「出られるでしょうか……」
《そこは心配ない。恐らく、君にやらせたい事があるのだろう。いや、もしかしたら、その弟かもしれない。とにかく、必ず解除される時は来る。その時に三人で出られるようにしっかりと固まっているんだ》
ここへ来て、敵の目的はイルーシュかもしれないと言う。その理由が知りたかった。
「なぜ、私は捕まったのでしょう。敵の目的をご存知ですか?」
その問いかけに、レナードはしばし考え込むような素ぶりを見せた。そして、慎重に言葉を絞り出したのだ。
《確実とは言えないが……神具の気配がある……そう考えると、君や君の弟にそれを使わせようとしているのかもしれない》
「神具……」
ティアが忌々しげにその話をしていた事を思い出す。だから、実際の脅威を知らないレイナルートにとって神具とは、ティアを苦しめる良くない物だという認識だ。
「王家に伝わっていたという神具ですね……それを使う……私かイルーシュが……」
《ああ。そのために連れてこられたという可能性が高い》
「壊せれば……」
《壊せないさ。あれは神の作った物。壊す事ができるとすれば、それは神だけだ》
レナードの顔が再び辛そうに歪められた。
「……剣で切る事もできないのですか」
《鏡の神具でさえ叩き割れなかった。魔術でも無理だ。それは……私が良く知っている……》
レナードの目には、恐怖心がチラついていた。それを見て、レイナルートも壊す事が本当に不可能なのだと理解する。
「ならば、私がやる事は一つですね」
心が決まった。
それから、どれほどの時間が経ったのだろう。レナードもいつの間にか消えてしまった。
恐らく、レイナルートが覚悟を決めるのを見て、気を利かせてくれたのだ。その証拠に、何かに引っ張られるような感覚を覚えた時、ふっとレナードがまた現れる。
「行きます」
《ああ。幸運を》
レイナルートは心から思った。『会えて良かった』と。自身の周りが眩ゆい光に満たされていく。その光に霞んでレナードの姿が見えなくなる。
しかし、完全に光で覆われた時、そのレナードの傍らに赤い髪の女性が見えたような気がした。
◆◆◆◆◆
「っ……」
レイナルートは頬に冷たさを感じて目をゆっくりと開けようとするができない。実際、感じているのは床の冷たさだ。しかし、それが分からなかった。
先ほどまでいた空間のせいで、上下感覚も狂っているようだ。自分の体が今どうなっているのか咄嗟に分からなかった。
混乱しているレイナルートの耳に入って来たのは、男の声。少々興奮しているような落ち着きのないものだった。
「ひひっ、成功……成功だ! 素晴らしい! どうだっ、私にかかればゲルヴァローズの遺石をここまで再現出来る!」
何を言っているのか、レイナルートには聞こえていても理解する事が出来なかった。それほど混乱していたのだ。
そして、また違う男の声が聞こえてくる。
「だが、弱っている……これではすぐに使えない。反撃があるかもしれないのだろう。即刻、結界を復旧させなくては」
その男の声は事務的で、最初に聞こえた狂ったような男とはまた違った異常さを感じた。確実に言える事は一つ。彼らは自分を人として認識していない。
そこで触れていた何かが動いた。イルーシュが目を覚ましたのだ。
「おやおや、お兄様よりもお早いお目覚めだ」
「ここは……レイにぃさまっ。おきて、ここは……っ」
良くない所だとイルーシュは続けて小さな声でレイナルートの耳元に囁いた。
「くひっ。中々、しっかりした子どもだ。先に弟の方で試したらどうだ?」
これはまずい。そう感じ、レイナルートは無理やり目を開けようと強く意識する。しかし、上手く体に力が入らない。
「う……ん……」
近くでヒュリアの声が聞こえた。
「お姉さんっ」
イルーシュが動いたようだ。風を感じた。感覚が戻ってきた。それでも、どうやって目を開けるのだったか分からない。
その間にも静かな方の男が忌々しげに言った。
「王女まで一緒とはな……」
その響きにヒヤリとして目が開いた。そうして見えた場所は、とても薄暗かった。
今までいた空間は、目が眩むほどの光の中にあるような場所だった。だから、特にレイナルートには暗く感じていたのだ。
月は中天を過ぎた頃。室内であるのはわかる。仄かな灯りが二つだけ。お陰で小さな部屋なのか大きな部屋なのかわからない。
「落ち着いておられるのか、状況を理解していないのかどちらかな?」
ふざけた口調で問いかけてくる人物。その人を見て呆然としてしまった。片方の瞳が、金に光っていたのだ。
**********
舞台裏のお話。
クロノス「急ぎましょう」
魔族「姫をお待ちにならないので?」
クィーグ「そうです。こちらに向かっておられると、先ほど連絡が」
クロノス「それならば尚の事。急がなくてはなりません」
魔族「いえ、ですから、もう少し待てば良いでしょう」
クィーグ「中の確認は我々がしましたから大丈夫ですよ?」
クロノス「……誤解されているようですね……ティア様はここを通られません」
魔・ク「「え?」」
クロノス「ここから侵入するのは、我々だけです。裏方用と言えば良いのでしょうか」
魔族「いやいや、侵入路を探していたのですよね? 安全に確実に敵の奥まで踏み入れる道を確保するというのが目的だったはずです」
クィーグ「ティア様の為の道……ではないと?」
クロノス「はい。違います。ティア様は間違いなく正面から入られますので」
魔・ク「「あ……そっか……」」
つづく?
なんて事が起こってましたとさ☆
読んでくださりありがとうございます◎
ティアちゃんなら間違いなく。
もう少し、王太子にお付き合いください。
次回、金曜30日0時です。
よろしくお願いします◎
**********
レイナルートは、静かにその時を待っていた。
未だに眠ったままの二人の背に手を回し、その時のために離れないようにする。それは、レナードの警告があったからだ。
《この魔道具は、何度も使えないだろう。狭間の空間と繋がってしまうということは、とても不安定な状態なんだと思う。解除される時、その二人をここに取り残すのは危険だ》
長くここに囚われるのも良くないという。
「出られるでしょうか……」
《そこは心配ない。恐らく、君にやらせたい事があるのだろう。いや、もしかしたら、その弟かもしれない。とにかく、必ず解除される時は来る。その時に三人で出られるようにしっかりと固まっているんだ》
ここへ来て、敵の目的はイルーシュかもしれないと言う。その理由が知りたかった。
「なぜ、私は捕まったのでしょう。敵の目的をご存知ですか?」
その問いかけに、レナードはしばし考え込むような素ぶりを見せた。そして、慎重に言葉を絞り出したのだ。
《確実とは言えないが……神具の気配がある……そう考えると、君や君の弟にそれを使わせようとしているのかもしれない》
「神具……」
ティアが忌々しげにその話をしていた事を思い出す。だから、実際の脅威を知らないレイナルートにとって神具とは、ティアを苦しめる良くない物だという認識だ。
「王家に伝わっていたという神具ですね……それを使う……私かイルーシュが……」
《ああ。そのために連れてこられたという可能性が高い》
「壊せれば……」
《壊せないさ。あれは神の作った物。壊す事ができるとすれば、それは神だけだ》
レナードの顔が再び辛そうに歪められた。
「……剣で切る事もできないのですか」
《鏡の神具でさえ叩き割れなかった。魔術でも無理だ。それは……私が良く知っている……》
レナードの目には、恐怖心がチラついていた。それを見て、レイナルートも壊す事が本当に不可能なのだと理解する。
「ならば、私がやる事は一つですね」
心が決まった。
それから、どれほどの時間が経ったのだろう。レナードもいつの間にか消えてしまった。
恐らく、レイナルートが覚悟を決めるのを見て、気を利かせてくれたのだ。その証拠に、何かに引っ張られるような感覚を覚えた時、ふっとレナードがまた現れる。
「行きます」
《ああ。幸運を》
レイナルートは心から思った。『会えて良かった』と。自身の周りが眩ゆい光に満たされていく。その光に霞んでレナードの姿が見えなくなる。
しかし、完全に光で覆われた時、そのレナードの傍らに赤い髪の女性が見えたような気がした。
◆◆◆◆◆
「っ……」
レイナルートは頬に冷たさを感じて目をゆっくりと開けようとするができない。実際、感じているのは床の冷たさだ。しかし、それが分からなかった。
先ほどまでいた空間のせいで、上下感覚も狂っているようだ。自分の体が今どうなっているのか咄嗟に分からなかった。
混乱しているレイナルートの耳に入って来たのは、男の声。少々興奮しているような落ち着きのないものだった。
「ひひっ、成功……成功だ! 素晴らしい! どうだっ、私にかかればゲルヴァローズの遺石をここまで再現出来る!」
何を言っているのか、レイナルートには聞こえていても理解する事が出来なかった。それほど混乱していたのだ。
そして、また違う男の声が聞こえてくる。
「だが、弱っている……これではすぐに使えない。反撃があるかもしれないのだろう。即刻、結界を復旧させなくては」
その男の声は事務的で、最初に聞こえた狂ったような男とはまた違った異常さを感じた。確実に言える事は一つ。彼らは自分を人として認識していない。
そこで触れていた何かが動いた。イルーシュが目を覚ましたのだ。
「おやおや、お兄様よりもお早いお目覚めだ」
「ここは……レイにぃさまっ。おきて、ここは……っ」
良くない所だとイルーシュは続けて小さな声でレイナルートの耳元に囁いた。
「くひっ。中々、しっかりした子どもだ。先に弟の方で試したらどうだ?」
これはまずい。そう感じ、レイナルートは無理やり目を開けようと強く意識する。しかし、上手く体に力が入らない。
「う……ん……」
近くでヒュリアの声が聞こえた。
「お姉さんっ」
イルーシュが動いたようだ。風を感じた。感覚が戻ってきた。それでも、どうやって目を開けるのだったか分からない。
その間にも静かな方の男が忌々しげに言った。
「王女まで一緒とはな……」
その響きにヒヤリとして目が開いた。そうして見えた場所は、とても薄暗かった。
今までいた空間は、目が眩むほどの光の中にあるような場所だった。だから、特にレイナルートには暗く感じていたのだ。
月は中天を過ぎた頃。室内であるのはわかる。仄かな灯りが二つだけ。お陰で小さな部屋なのか大きな部屋なのかわからない。
「落ち着いておられるのか、状況を理解していないのかどちらかな?」
ふざけた口調で問いかけてくる人物。その人を見て呆然としてしまった。片方の瞳が、金に光っていたのだ。
**********
舞台裏のお話。
クロノス「急ぎましょう」
魔族「姫をお待ちにならないので?」
クィーグ「そうです。こちらに向かっておられると、先ほど連絡が」
クロノス「それならば尚の事。急がなくてはなりません」
魔族「いえ、ですから、もう少し待てば良いでしょう」
クィーグ「中の確認は我々がしましたから大丈夫ですよ?」
クロノス「……誤解されているようですね……ティア様はここを通られません」
魔・ク「「え?」」
クロノス「ここから侵入するのは、我々だけです。裏方用と言えば良いのでしょうか」
魔族「いやいや、侵入路を探していたのですよね? 安全に確実に敵の奥まで踏み入れる道を確保するというのが目的だったはずです」
クィーグ「ティア様の為の道……ではないと?」
クロノス「はい。違います。ティア様は間違いなく正面から入られますので」
魔・ク「「あ……そっか……」」
つづく?
なんて事が起こってましたとさ☆
読んでくださりありがとうございます◎
ティアちゃんなら間違いなく。
もう少し、王太子にお付き合いください。
次回、金曜30日0時です。
よろしくお願いします◎
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