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597 その人の言葉は
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2017. 6. 23
**********
それは不思議な光景だった。
小さな穴が空いたかのように、目の前の一点に強い光が見えた。そこから光がゆっくりと溢れて大きくなっていく。だが、見ていて思った。これは光が集まってきているのだと。
やがて丸ではなく、縦に伸びて人の形になった。次第に弱まる光。そうして、その人が現れた。
まるで夢の中のような、おかしな空間のせいで距離感は掴めないが、少なくとも腕を伸ばしたぐらいでは届かない位置に浮遊している。
それは青年だった。
レイナルートとそれほど年齢は違わないだろう。金に近い薄茶色の髪は長くストレートで、濃紺のリボンで結われている。瞳はリボンと同じ濃い青の色。優しげな笑みが似合うかなりの美青年だ。しかし、今は寂しげな表情を浮かべている。
「……ぁなたは……?」
声が上手く出なかった。けれど、相手には伝わったようだ。目が合い、ほんの少し笑みが見えた。
《私はレナード・ラトル・バトラール》
「レナード……」
心臓がトクリと跳ねた。その名前は、レイナルートの胸に深く刻まれている。
《君が……願ってくれたから、私はこうして目を覚ます事ができた》
「願った……私は……」
願ったと聞いて思い当たったのは、たった一つ。
『会ってみたい』
実際は会えるはずがない。当たり前だ。相手はもう何百年も前に亡くなっているのだから。それでも願わずにはいられなかった。自分と同じ王太子として話をしてみたかった。
《私はずっと眠っていた。こことはまた違う……永久の庭に行く事もできない狭間の空間……私の罪は死すらも許されないものだ……》
そう告げたレナードは辛そうで、それでもその瞳には決然とした光があると感じられた。
自分には消えない罪があるのだと。それは、ティアを思い出させた。
「私が願ったから……?」
腑に落ちなかった。自分が願ったからといって、こんな奇跡のような事が本当にあり得るものだろうか。そんな疑問を、レナードは正確に察していた。
《そう、君が願ったから。正しくは……サティアの存在を近くに感じる君が願ったから、私は目覚めようと思えた》
「サティア……っ、彼女は……」
レイナルートは、サティアとレナードの関係を知らなかったのだ。
レナードはそこで初めてクスリと嬉しそうに笑う。
《ああ、あの子……サティアは私の妹だ》
「妹っ!? あ、バトラールっ」
そこでようやくバトラールという名前に気付く。
《バトラール王国は私が亡した。父に刃を向け、弟妹達に死を選ばせた。あの子は悪くない……私のエゴだと分かっていても、サティアには生きて欲しかった。あの子だけは生きるはずだった……》
レナードは胸を押さえ、苦しそうにまた顔を歪める。こんなわけのわからない空間にいるからだろうか。それとも、何度も読み返した手記のせいでイメージされるレナードという人格を夢で見ているのかもしれない。
レイナルートはレナードの今の感情が痛いくらい良く分かった。胸の中に膿があるような重い痛み、それは鼓動とはまた違うリズムで体を苛む。
「でも、サティア様が王家を亡ぼしたと……」
歴史ではそう語り継がれている。ティアもそのような事を言っていたはずだと口をついて出た。
《あの子は全てを見てしまった。私の不完全な計画をフォローしてくれたんだ。あの子の性格では、自分が悪いと思っても仕方がない、私の計画は中途半端だったんだ。サティアは……私の最期も看取ってくれたから……》
こんなはずではなかった。そんな後悔の念が渦巻いている。
見ているのが辛かった。だからではないが、レイナルートにはティアから感じた思いを伝えるべきだと感じた。
「それでも、彼女はきっとあなたを恨んではいない」
《……っ》
これだけは言える。
「あなたを恨んでいたなら、今の彼女の兄とあんな風に話せない。私の弟を兄と呼んだりしないっ」
兄である人に恨むなどという負の感情を抱いていたならば、そうは呼ばないだろうと思うのだ。
「少なくとも、私には彼女が兄と慕う者達と笑う姿に影はなかったと思う」
《……サティア……っ、そうか……そうだろうか……っ》
希望を見つけたように見つめるレイナルートに、力強く頷く。
「間違いない。それに、そういう感情には、彼女は正直だと思う。恨んでいたら、兄という存在から距離を取るのではないか?」
《そう……かもしれない。ああ、サティアは案外、好き嫌いがはっきりしているから……そうか。そうだな》
たったこれだけのやり取りで分かってしまった。レナードにとってのサティアとは、たった一人、本当に特別な存在なのだろうと。
《ありがとう。この礼はしなくてはな》
「礼?」
《ああ。ここがどこか教えよう。ここは、魔導具の中だ。作った者が神の使いだった事で、こうして狭間の空間が近くなった。この魔導具から出された時、君は敵の本拠地の只中にある》
「っ……」
その言葉に恐怖した。敵が誰なのか。それを本当に理解しているとは言い難いが、あのティアでさえ手をこまねいているような敵の真ん中に立つ事になるという事は分かる。
そして、何よりレイナルートはこのような状況に陥った事がない。
誘拐されるのはいつだって弟のエルヴァストだった。それも、レイナルートがそれを知るのは、エルヴァストが無事に戻って来てから。
その恐怖など、想像さえした事がなかったのだ。自分はいつだって守られ、安全な場所にいたのだから。
下を向きそうになっていたレイナルートに、レナードは指をさす。
《しっかりしろ。君は一人ではない。彼女やまだ小さい弟もここにいる》
「あ……」
示されたのは抱き着いたまま未だ目を覚まさないヒュリアとイルーシュ。そうだ。一人震えていていいはずがない。
《怖いと思う事は悪い事ではない。恐怖心は無理に殺す必要はないんだ。それは生きたいと思っている証拠だからな》
「生きたいと……」
決して自分が弱いからではないのだという事だ。
《生きるための選択を迫られているのだ。考えろ。思考を止めてはならない。常に最善策を探すんだ。王になれば、それが一生続く。後悔する前にまた最善策を……間違ってはいけないが、過ちは諦めなければ正せる機会はある》
王とは辛い仕事だ。だから、王太子である今から逃げてはいけない。少々の重圧も、期待もいずれ王になる者には必要な試練だ。
「逃げてはいけないのですね。今も」
《そうだ。逃げてしまった私が言うのは説得力に欠けるが、人が人に与えられる重圧など大したものではない。同じ人なのだ。少なくとも、神ではないと分かっているのだから、できる事とできない事は理解してもらえる。誰もできない事以上の期待はしていない》
時間を戻せとか、誰かを生き返らせてくれなどと願うのは王ではなく神にだ。できる範囲なんて限られて当然、気負い過ぎる必要はない。
「ですが……私に二人を守れるでしょうか……」
《守るんだ。人を動かせない状況ならば、目の前の人を精一杯守る。守るためにどうするのが最善かを考えろ。頭で分かったなら、後はほんの少し勇気を出すだけの、簡単なものだよ》
「簡単……はは、そうかもしれませんね」
今までその勇気が、持てなかったのだと分かった。ならば、やってみようと思うのだ。
レイナルートはそっと抱き着いている二人に手を回したのだった。
**********
今回は舞台裏をお休みさせていただきます。
読んでくださりありがとうございます◎
同じ立場ですから分かり合えます。
次回、月曜26日0時です。
よろしくお願いします◎
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それは不思議な光景だった。
小さな穴が空いたかのように、目の前の一点に強い光が見えた。そこから光がゆっくりと溢れて大きくなっていく。だが、見ていて思った。これは光が集まってきているのだと。
やがて丸ではなく、縦に伸びて人の形になった。次第に弱まる光。そうして、その人が現れた。
まるで夢の中のような、おかしな空間のせいで距離感は掴めないが、少なくとも腕を伸ばしたぐらいでは届かない位置に浮遊している。
それは青年だった。
レイナルートとそれほど年齢は違わないだろう。金に近い薄茶色の髪は長くストレートで、濃紺のリボンで結われている。瞳はリボンと同じ濃い青の色。優しげな笑みが似合うかなりの美青年だ。しかし、今は寂しげな表情を浮かべている。
「……ぁなたは……?」
声が上手く出なかった。けれど、相手には伝わったようだ。目が合い、ほんの少し笑みが見えた。
《私はレナード・ラトル・バトラール》
「レナード……」
心臓がトクリと跳ねた。その名前は、レイナルートの胸に深く刻まれている。
《君が……願ってくれたから、私はこうして目を覚ます事ができた》
「願った……私は……」
願ったと聞いて思い当たったのは、たった一つ。
『会ってみたい』
実際は会えるはずがない。当たり前だ。相手はもう何百年も前に亡くなっているのだから。それでも願わずにはいられなかった。自分と同じ王太子として話をしてみたかった。
《私はずっと眠っていた。こことはまた違う……永久の庭に行く事もできない狭間の空間……私の罪は死すらも許されないものだ……》
そう告げたレナードは辛そうで、それでもその瞳には決然とした光があると感じられた。
自分には消えない罪があるのだと。それは、ティアを思い出させた。
「私が願ったから……?」
腑に落ちなかった。自分が願ったからといって、こんな奇跡のような事が本当にあり得るものだろうか。そんな疑問を、レナードは正確に察していた。
《そう、君が願ったから。正しくは……サティアの存在を近くに感じる君が願ったから、私は目覚めようと思えた》
「サティア……っ、彼女は……」
レイナルートは、サティアとレナードの関係を知らなかったのだ。
レナードはそこで初めてクスリと嬉しそうに笑う。
《ああ、あの子……サティアは私の妹だ》
「妹っ!? あ、バトラールっ」
そこでようやくバトラールという名前に気付く。
《バトラール王国は私が亡した。父に刃を向け、弟妹達に死を選ばせた。あの子は悪くない……私のエゴだと分かっていても、サティアには生きて欲しかった。あの子だけは生きるはずだった……》
レナードは胸を押さえ、苦しそうにまた顔を歪める。こんなわけのわからない空間にいるからだろうか。それとも、何度も読み返した手記のせいでイメージされるレナードという人格を夢で見ているのかもしれない。
レイナルートはレナードの今の感情が痛いくらい良く分かった。胸の中に膿があるような重い痛み、それは鼓動とはまた違うリズムで体を苛む。
「でも、サティア様が王家を亡ぼしたと……」
歴史ではそう語り継がれている。ティアもそのような事を言っていたはずだと口をついて出た。
《あの子は全てを見てしまった。私の不完全な計画をフォローしてくれたんだ。あの子の性格では、自分が悪いと思っても仕方がない、私の計画は中途半端だったんだ。サティアは……私の最期も看取ってくれたから……》
こんなはずではなかった。そんな後悔の念が渦巻いている。
見ているのが辛かった。だからではないが、レイナルートにはティアから感じた思いを伝えるべきだと感じた。
「それでも、彼女はきっとあなたを恨んではいない」
《……っ》
これだけは言える。
「あなたを恨んでいたなら、今の彼女の兄とあんな風に話せない。私の弟を兄と呼んだりしないっ」
兄である人に恨むなどという負の感情を抱いていたならば、そうは呼ばないだろうと思うのだ。
「少なくとも、私には彼女が兄と慕う者達と笑う姿に影はなかったと思う」
《……サティア……っ、そうか……そうだろうか……っ》
希望を見つけたように見つめるレイナルートに、力強く頷く。
「間違いない。それに、そういう感情には、彼女は正直だと思う。恨んでいたら、兄という存在から距離を取るのではないか?」
《そう……かもしれない。ああ、サティアは案外、好き嫌いがはっきりしているから……そうか。そうだな》
たったこれだけのやり取りで分かってしまった。レナードにとってのサティアとは、たった一人、本当に特別な存在なのだろうと。
《ありがとう。この礼はしなくてはな》
「礼?」
《ああ。ここがどこか教えよう。ここは、魔導具の中だ。作った者が神の使いだった事で、こうして狭間の空間が近くなった。この魔導具から出された時、君は敵の本拠地の只中にある》
「っ……」
その言葉に恐怖した。敵が誰なのか。それを本当に理解しているとは言い難いが、あのティアでさえ手をこまねいているような敵の真ん中に立つ事になるという事は分かる。
そして、何よりレイナルートはこのような状況に陥った事がない。
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下を向きそうになっていたレイナルートに、レナードは指をさす。
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王とは辛い仕事だ。だから、王太子である今から逃げてはいけない。少々の重圧も、期待もいずれ王になる者には必要な試練だ。
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《そうだ。逃げてしまった私が言うのは説得力に欠けるが、人が人に与えられる重圧など大したものではない。同じ人なのだ。少なくとも、神ではないと分かっているのだから、できる事とできない事は理解してもらえる。誰もできない事以上の期待はしていない》
時間を戻せとか、誰かを生き返らせてくれなどと願うのは王ではなく神にだ。できる範囲なんて限られて当然、気負い過ぎる必要はない。
「ですが……私に二人を守れるでしょうか……」
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「簡単……はは、そうかもしれませんね」
今までその勇気が、持てなかったのだと分かった。ならば、やってみようと思うのだ。
レイナルートはそっと抱き着いている二人に手を回したのだった。
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