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447 王の提案
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2016. 7. 4
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エルヴァストは昼を過ぎてから、呼び出しを受けて王の執務室へと向かっていた。
早足で王の執務室前まで来ると、後ろから近付いてくる気配に内心首を傾げる。
声を掛けられる予感がして、ゆっくりと振り返ると、そこには兄であるレイナルートがいた。
「エルヴァストも呼ばれたのか?」
「ええ。兄上もですか?」
「あぁ……何の用だろうな」
二人揃って呼び出される事は稀だ。顔を見合わせ、執務室の扉の前に並ぶ。すると、扉の脇に立つ騎士達が声を上げる前にゆっくりとそれが内側から開かれた。
「お二人とも、中へ」
中から扉を開けたのは、ドーバン侯爵だった。
エルヴァストが兄へと目を向けると、レイナルートは足を踏み出す。エルヴァストはその後に続いて中へと入った。
「来たか」
「お待たせいたしました」
王が真っ直ぐに二人を見つめる。エルヴァストは兄の数歩後ろで立ち止まり、父である王を見ると同時に、兄の強張った背中を捉えていた。
エルヴァストもそうだが、どうしても王の前では緊張してしまうのだ。
それを、王も気付いているのだが、エルヴァスト達が気付くはずもない。
ドーバン侯爵が王の傍へ行き、エルヴァスト達の方を振り返ると、王が口を開いた。
「二人とも、先月、議題に上がった騎士達の武闘大会を開催したいという話を覚えているか?」
「はい」
「覚えております」
頷く二人の王子を見て、満足気な笑みを浮かべると、王は続けた。
「当初は騎士達だけのものにしようと思っていたのだが、とある筋から、折角、国を上げて行う大会ならば、冒険者達との対抗戦にしてはどうかという話を貰ってなぁ」
「それは……」
「素晴らしい考えだと思いますっ」
「え?」
「あ……」
王の提案に、エルヴァストは身を乗り出す勢いで賛同するのに対し、レイナルートは顔を顰めたようだ。
思わずテンションが上がってしまったエルヴァストは、驚いて振り向いたレイナルートに、出過ぎてしまったと恐縮する。しかし、次に掛けられた王の言葉を受けて、再び真っ直ぐに前を向く。
「エルヴァストは賛成という事だな」
「はいっ。良い機会だと思います。私が見るに、騎士達は己を見つめる事をしていません。騎士になった現状に満足してしまっています。持っている技術を磨く事をしていないように思えるのです」
エルヴァストは、ずっと思っていた事を言葉に出来たと、胸のつかえが取れたように感じた。
レイナルートの視線も気にならない。どうにかしたいと考えていた事だったのだ。
「うむ。エルヴァストの意見はもっともだ。腕が必要とならないのは、平和な証拠ではあるのだが、現状、冒険者に頼っている所が大きい。それでは国として示しがつかぬ」
エルヴァストには、王がなぜ突然こんな事を言い出したのか、その理由が分かっていた。
ドーバン侯爵も、王の言葉に何度も頷いている。三年ほど前ならば、この人にきっと同意は得られなかっただろう。
誰が影響を与えたか。そう思うと、思わず笑ってしまいそうになる。
そこで、しばらく考え込んでいる様子だったレイナルートが口を開いた。
「そのような事が実現可能なのですか?」
「それは、騎士達が了承するかどうかという事だな」
「はい」
エルヴァストも少し引っかかってはいた。フェルマー学園に在学中、騎士と冒険者での剣技の違いを知れる授業があった。
後から聞いた話だが、これに騎士達は冒険者も呼ばれる事に反発したという。結果、ドーバン侯爵の次男を中心とした冒険者への反感がない騎士を選んだらしい。
その頃の隊長や副隊長は毎日訓練を欠かさないそれなりに実力のある者が上の方を占めていた。
しかし、最近は違う。
「残念な事に、実力、人物に優れた者達は、揃って紅翼へと移籍している現状だと聞いております。彼らは同時に、冒険者への反感を持たない者達と言っても過言ではないかと」
そう。困った事にここ最近、騎士達の住み分けが完了してしまったようなのだ。
それでも、隊長は何とか留まっているが、ケイギルをはじめ、副隊長さえ現状に嫌気がさして、紅翼へ移籍していってしまった。
「そうだな。だが、これは冒険者との関わりを見直させる好機でもあると思わないか?」
王は楽しそうに二人の王子を見つめる。これを受けて、エルヴァストが王の意図に気付く。
「まさか、騎士達が分裂するのを待っていたのですか?」
今や騎士達は、紅翼派とその他でまとまってしまっている。この時を待っていたのではないかと感じた。
「ははっ、鋭いな。その通りだ。提案としては半年ほど前からあったのだがな」
心底楽しそうな笑い声を上げる王。これにはさすがにエルヴァストも呆れ顔を浮かべてしまう。
「父上……」
完全に誰かさんの遊び心が乗り移ってしまっている。
「この際だからな。いっそ、冒険者達にボロボロにしてもらって、目を覚ましてやろうと思っているのだ」
「なっ! それでは民への示しがつきません!」
王の言葉に、レイナルートが慌てる。しかし、そんな事は想定済みなのだろう。王も隣で聞いているドーバン侯爵も余裕の表情だ。
「既に民達は知っておるよ。なぁ、コリアート」
「はい」
王の問いかけに、ドーバン侯爵が頷き、一歩踏み出すとレイナルートへ伝える。
「独自に民達の騎士に対する意識調査を行いました。これにより、紅翼以外の……つまり、王都に在中する騎士は無能なただの貴族の子息の集まりだとの意識しかない事が発覚いたしました」
「え……」
「あ~……」
レイナルートは目を丸くし、エルヴァストは呆れを通り越して脱力してしまった。
それぞれの反応を見た王は、更に気を良くして、笑顔でぶっちゃける。
「ということでな? 寧ろ民達としては『やっつけてしまえ』というのが本音なのだ」
「王……国としては歓迎すべきではない事態なのですから……」
エルヴァストはジト目。レイナルートは少々虚ろな目で、王を見ていた。これではまずいだろうと、侯爵が注意する。
「っ、ゴホンっ、そうだな。まぁ、だがこれが現状だ。このまま民に軽んじられるようでは困る。そこで、己を見つめ直す機会として騎士達には強制的にこれに参加してもらう」
「はぁ……」
王の命令であれば仕方なくとはいえ参加するだろう。そう思うと、騎士達が気の毒になってくる。それは、エルヴァストとレイナルート双方が思った事で、表情にも出ていたのだろう。
王がニヤリと笑った。王が二人を呼んだのは、この話をする為だけではなかったのだ。
「強制的にとは言ったが、命令としてでは、実力は出せまい。何より、怠け癖のついたアレらに、なんの対策も無しで冒険者に挑ませる訳にはいかん。ただ怪我人を量産するだけになってしまうからな。そこで、お前達二人で騎士達を特訓し、やる気を出させてやって欲しい」
「はいっ⁉︎」
「そ、それはどういう……」
何を言われたのか、咄嗟に理解できなかったエルヴァストは素っ頓狂な声を思わず挙げ、レイナルートは王の意図が理解出来ず、ただただ困惑するのだった。
************************************************
舞台裏のお話。
ビアン「……なんか嫌な予感が……」
サクヤ「なぁに? ビアンちゃん、風邪?」
ビアン「いえ……この悪寒は恐らく……」
ウル「ティアさんですか?」
サクヤ「ちょっと、ウル。なんでもかんでもティアのせいにしちゃダメよ?」
ウル「ティアさん自身ではなくても、ティアさんの影響で悪巧みをする者達が最近増えていますから、つい……」
サクヤ「……それは否定できないわね……」
ビアン「そういえば、ティアお嬢さんに最近会っていません……」
ウル「会いたいのですか?」
ビアン「そうですねぇ……なんだかたまにあの笑い声が聞こえるような気がするんですよね……」
ウル「っ……大丈夫ですか……?」
ビアン「へ? あぁ、ちょっと幻聴が聞こえるくらいは平気ですよ。夜中の暗がりに、手を振るお嬢さんを見る日もありましたからね」
ウル「ッ⁉︎ 本当に大丈夫ですかっ⁉︎」
ビアン「いやぁ、それを見た次の日は、エル様の調子が良いので、何だか良いことのように思ってるんですよ」
ウル「っ、悪い事は言いません。この際、まとめて長期の休暇を取ったらどうですか? 倒れてしまいますよ?」
ビアン「エル様がティアお嬢さん達に会いに行く事も出来ずにいるのに、そんな事できませんよ」
ウル「ならば今すぐ、殿下を王宮から攫ってまいりますっ」
ビアン「え? へ⁉︎ ちょっ、師長殿⁉︎」
ウル「もう師長ではありません!」
ビアン「あぁっ、そんな急に走ったりしたらダメですって」
サクヤ「落ち着きなさいっ」
ウル「うっ……い、痛いのですが……」
ビアン「……サクヤさん、みぞおちはダメです……師長殿……」
サクヤ「まったく、ビアンちゃんもまだまだね。幻視、幻聴じゃないわよ。それ、ティアだわ」
ビアン「え……?」
つづく?
なんて事が起こってましたとさ☆
読んでくださりありがとうございます◎
ビアンさんには密かに挨拶してました。
ティアちゃんの影響を受けている王様です。
いいんです。
仕事の合間に息抜きも必要でしょうからね。
さて、二人に課せられた課題はどうなるのか。
では次回、また明日です。
よろしくお願いします◎
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エルヴァストは昼を過ぎてから、呼び出しを受けて王の執務室へと向かっていた。
早足で王の執務室前まで来ると、後ろから近付いてくる気配に内心首を傾げる。
声を掛けられる予感がして、ゆっくりと振り返ると、そこには兄であるレイナルートがいた。
「エルヴァストも呼ばれたのか?」
「ええ。兄上もですか?」
「あぁ……何の用だろうな」
二人揃って呼び出される事は稀だ。顔を見合わせ、執務室の扉の前に並ぶ。すると、扉の脇に立つ騎士達が声を上げる前にゆっくりとそれが内側から開かれた。
「お二人とも、中へ」
中から扉を開けたのは、ドーバン侯爵だった。
エルヴァストが兄へと目を向けると、レイナルートは足を踏み出す。エルヴァストはその後に続いて中へと入った。
「来たか」
「お待たせいたしました」
王が真っ直ぐに二人を見つめる。エルヴァストは兄の数歩後ろで立ち止まり、父である王を見ると同時に、兄の強張った背中を捉えていた。
エルヴァストもそうだが、どうしても王の前では緊張してしまうのだ。
それを、王も気付いているのだが、エルヴァスト達が気付くはずもない。
ドーバン侯爵が王の傍へ行き、エルヴァスト達の方を振り返ると、王が口を開いた。
「二人とも、先月、議題に上がった騎士達の武闘大会を開催したいという話を覚えているか?」
「はい」
「覚えております」
頷く二人の王子を見て、満足気な笑みを浮かべると、王は続けた。
「当初は騎士達だけのものにしようと思っていたのだが、とある筋から、折角、国を上げて行う大会ならば、冒険者達との対抗戦にしてはどうかという話を貰ってなぁ」
「それは……」
「素晴らしい考えだと思いますっ」
「え?」
「あ……」
王の提案に、エルヴァストは身を乗り出す勢いで賛同するのに対し、レイナルートは顔を顰めたようだ。
思わずテンションが上がってしまったエルヴァストは、驚いて振り向いたレイナルートに、出過ぎてしまったと恐縮する。しかし、次に掛けられた王の言葉を受けて、再び真っ直ぐに前を向く。
「エルヴァストは賛成という事だな」
「はいっ。良い機会だと思います。私が見るに、騎士達は己を見つめる事をしていません。騎士になった現状に満足してしまっています。持っている技術を磨く事をしていないように思えるのです」
エルヴァストは、ずっと思っていた事を言葉に出来たと、胸のつかえが取れたように感じた。
レイナルートの視線も気にならない。どうにかしたいと考えていた事だったのだ。
「うむ。エルヴァストの意見はもっともだ。腕が必要とならないのは、平和な証拠ではあるのだが、現状、冒険者に頼っている所が大きい。それでは国として示しがつかぬ」
エルヴァストには、王がなぜ突然こんな事を言い出したのか、その理由が分かっていた。
ドーバン侯爵も、王の言葉に何度も頷いている。三年ほど前ならば、この人にきっと同意は得られなかっただろう。
誰が影響を与えたか。そう思うと、思わず笑ってしまいそうになる。
そこで、しばらく考え込んでいる様子だったレイナルートが口を開いた。
「そのような事が実現可能なのですか?」
「それは、騎士達が了承するかどうかという事だな」
「はい」
エルヴァストも少し引っかかってはいた。フェルマー学園に在学中、騎士と冒険者での剣技の違いを知れる授業があった。
後から聞いた話だが、これに騎士達は冒険者も呼ばれる事に反発したという。結果、ドーバン侯爵の次男を中心とした冒険者への反感がない騎士を選んだらしい。
その頃の隊長や副隊長は毎日訓練を欠かさないそれなりに実力のある者が上の方を占めていた。
しかし、最近は違う。
「残念な事に、実力、人物に優れた者達は、揃って紅翼へと移籍している現状だと聞いております。彼らは同時に、冒険者への反感を持たない者達と言っても過言ではないかと」
そう。困った事にここ最近、騎士達の住み分けが完了してしまったようなのだ。
それでも、隊長は何とか留まっているが、ケイギルをはじめ、副隊長さえ現状に嫌気がさして、紅翼へ移籍していってしまった。
「そうだな。だが、これは冒険者との関わりを見直させる好機でもあると思わないか?」
王は楽しそうに二人の王子を見つめる。これを受けて、エルヴァストが王の意図に気付く。
「まさか、騎士達が分裂するのを待っていたのですか?」
今や騎士達は、紅翼派とその他でまとまってしまっている。この時を待っていたのではないかと感じた。
「ははっ、鋭いな。その通りだ。提案としては半年ほど前からあったのだがな」
心底楽しそうな笑い声を上げる王。これにはさすがにエルヴァストも呆れ顔を浮かべてしまう。
「父上……」
完全に誰かさんの遊び心が乗り移ってしまっている。
「この際だからな。いっそ、冒険者達にボロボロにしてもらって、目を覚ましてやろうと思っているのだ」
「なっ! それでは民への示しがつきません!」
王の言葉に、レイナルートが慌てる。しかし、そんな事は想定済みなのだろう。王も隣で聞いているドーバン侯爵も余裕の表情だ。
「既に民達は知っておるよ。なぁ、コリアート」
「はい」
王の問いかけに、ドーバン侯爵が頷き、一歩踏み出すとレイナルートへ伝える。
「独自に民達の騎士に対する意識調査を行いました。これにより、紅翼以外の……つまり、王都に在中する騎士は無能なただの貴族の子息の集まりだとの意識しかない事が発覚いたしました」
「え……」
「あ~……」
レイナルートは目を丸くし、エルヴァストは呆れを通り越して脱力してしまった。
それぞれの反応を見た王は、更に気を良くして、笑顔でぶっちゃける。
「ということでな? 寧ろ民達としては『やっつけてしまえ』というのが本音なのだ」
「王……国としては歓迎すべきではない事態なのですから……」
エルヴァストはジト目。レイナルートは少々虚ろな目で、王を見ていた。これではまずいだろうと、侯爵が注意する。
「っ、ゴホンっ、そうだな。まぁ、だがこれが現状だ。このまま民に軽んじられるようでは困る。そこで、己を見つめ直す機会として騎士達には強制的にこれに参加してもらう」
「はぁ……」
王の命令であれば仕方なくとはいえ参加するだろう。そう思うと、騎士達が気の毒になってくる。それは、エルヴァストとレイナルート双方が思った事で、表情にも出ていたのだろう。
王がニヤリと笑った。王が二人を呼んだのは、この話をする為だけではなかったのだ。
「強制的にとは言ったが、命令としてでは、実力は出せまい。何より、怠け癖のついたアレらに、なんの対策も無しで冒険者に挑ませる訳にはいかん。ただ怪我人を量産するだけになってしまうからな。そこで、お前達二人で騎士達を特訓し、やる気を出させてやって欲しい」
「はいっ⁉︎」
「そ、それはどういう……」
何を言われたのか、咄嗟に理解できなかったエルヴァストは素っ頓狂な声を思わず挙げ、レイナルートは王の意図が理解出来ず、ただただ困惑するのだった。
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舞台裏のお話。
ビアン「……なんか嫌な予感が……」
サクヤ「なぁに? ビアンちゃん、風邪?」
ビアン「いえ……この悪寒は恐らく……」
ウル「ティアさんですか?」
サクヤ「ちょっと、ウル。なんでもかんでもティアのせいにしちゃダメよ?」
ウル「ティアさん自身ではなくても、ティアさんの影響で悪巧みをする者達が最近増えていますから、つい……」
サクヤ「……それは否定できないわね……」
ビアン「そういえば、ティアお嬢さんに最近会っていません……」
ウル「会いたいのですか?」
ビアン「そうですねぇ……なんだかたまにあの笑い声が聞こえるような気がするんですよね……」
ウル「っ……大丈夫ですか……?」
ビアン「へ? あぁ、ちょっと幻聴が聞こえるくらいは平気ですよ。夜中の暗がりに、手を振るお嬢さんを見る日もありましたからね」
ウル「ッ⁉︎ 本当に大丈夫ですかっ⁉︎」
ビアン「いやぁ、それを見た次の日は、エル様の調子が良いので、何だか良いことのように思ってるんですよ」
ウル「っ、悪い事は言いません。この際、まとめて長期の休暇を取ったらどうですか? 倒れてしまいますよ?」
ビアン「エル様がティアお嬢さん達に会いに行く事も出来ずにいるのに、そんな事できませんよ」
ウル「ならば今すぐ、殿下を王宮から攫ってまいりますっ」
ビアン「え? へ⁉︎ ちょっ、師長殿⁉︎」
ウル「もう師長ではありません!」
ビアン「あぁっ、そんな急に走ったりしたらダメですって」
サクヤ「落ち着きなさいっ」
ウル「うっ……い、痛いのですが……」
ビアン「……サクヤさん、みぞおちはダメです……師長殿……」
サクヤ「まったく、ビアンちゃんもまだまだね。幻視、幻聴じゃないわよ。それ、ティアだわ」
ビアン「え……?」
つづく?
なんて事が起こってましたとさ☆
読んでくださりありがとうございます◎
ビアンさんには密かに挨拶してました。
ティアちゃんの影響を受けている王様です。
いいんです。
仕事の合間に息抜きも必要でしょうからね。
さて、二人に課せられた課題はどうなるのか。
では次回、また明日です。
よろしくお願いします◎
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