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384 珍しい組み合わせ
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2016. 4. 7
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バレンから程近い『青丘の森』。目と鼻の先と言っても、馬で数十分かかる。だが、カルツォーネとクロノスが駆ってきたのは空の最速を誇る天馬とグリフォンだ。数回の羽ばたきで着いてしまう。
二人は森の上空を旋回し、着陸できそうな場所を探していた。
「あの辺りが良いかと」
「そうだね」
森の中程に、降りられそうな開けた場所を見つけ、二人はそこに降り立った。
「さて、森には着いたけれど、どの辺りだろうねぇ」
「お待ちください。先ほど、水の流れは見えました。恐らくあちらです」
「よく見えたね……」
「目は良い方です」
「う、うん。良過ぎるみたいだね」
クロノスは自身のスペックの高さに気付いていないようだ。
ティアの騎士になると一人決意した時からだろう。ティアの役に立つ能力を無限に開花させ続けているのだ。
本人に自覚がない事と、能力をひけらかしたりしない生来の性格のせいで、周りもこれに気付いていない。
そんな所も面白いと、カルツォーネは珍しく二人きりになった今の状況を楽しんでいた。
この森は緑豊かだ。木々が生い茂り、上空からは殆ど森の中が見えなかった。ただ、光が入らない程ではなく、薄暗いイメージはない。
クロノスの目は日の光に僅かに反射する小川を捉えていたらしい。
「ありました」
「うん。けど、本当に小さな小川だね……いやいや、良く見つけてくれた。水源と言っていたよね。では行こうか」
「はい」
コウスセイランが咲くのは水源の畔だ。二人は小川の流れを遡っていく。
程なくして、そこに辿り着いた。
「あった。あれだね」
「はい。間違いありません」
木々の葉に程よく日の光を遮られ、そこここに咲き乱れる大輪の花。
「確か、黄色い花の根元に光の魔力。白い花の根元に闇の魔力をだったね」
「はい。ただし、魔力の大きさは同じでなくてはならないと」
「うん。じゃぁ、これを着けてくれるかい?」
そう言ってカルツォーネが取り出したのは腕輪だった。
「右腕で良いでしょうか?」
「あぁ。それでこの石をセットして」
「これで魔力量を調整するのですね」
「そうさ。必要量に合った魔力石を選んでセットするんだ。魔工士の魔力操作の練習用のものなんだけどね」
魔核は加工し、魔力石とする事で、様々な魔導具に使用する。
その加工時に、溜まっている魔力と同等量の魔力をぶつける事で、中に留まっている魔力を放出する、いわゆる回路を作る事が出来るのだ。勿論、使う時だけその回路が繋がるようにその後加工する。
魔核は呼吸するように魔素を取り込み、魔力を作り出す事が出来る。魔獣は、これを自身の体で補助し、吸収力を上げているのだが、取り出された魔核自体の吸収力は殆どなく、取り込める魔素は僅か。
魔石に加工したとしてもそれは変わらない。その為、放出する魔力量に追い付く事は到底できない。
よって、魔石は半永久的に使えるものではない。放出し続ければ、当然中に込められていた魔力は無くなってしまうのだ。
魔素の豊富な場所に百年ほど放置すれば、また使える物もあるのだが、たいていは使い切ったら終わり。
その使い切った魔石を利用しているのがこの石だった。
「魔力を込めると、まずこの石がそれを吸収する。それが満たされると放出できるという代物だ」
「満たされた分が一気に放出されるという事ですか?」
「あぁ。空になった魔石は普通、魔素と違って、魔力を直接込めても留めきれないんだ。保って半日かな。それも、放出量を制御出来なくなる。石はもう死んでしまっているからね」
魔力で満たし、半日程は好きな時にそれを放出させる事が出来るようになるのだが、その量は調整できない。
本来、ただ魔石に魔力を満たすと、限界量を超えた時に爆発してしまう。
しかし、これを腕輪にセットする事で、その限界量を読み取り、魔力を止める。
これによって、着けた者が魔力量を知る事が出来る。容量に合った魔石をセットする事で、繊細な魔力操作に必要となる放出量を理解することが出来るという代物だ。
「これにまず魔力を込める。それで、同時にもう一度魔力を放出するイメージをすると、一気に込められていた魔力が放出されるんだ」
「成る程。これならば魔力量を考える事なく誰でも合わせられるという事ですね」
「そうさ」
実は、これはかつてティアがサティアであった頃に二人で開発した物だった。
魔力の少なかったサティアは、そうそう何度も魔術の試し打ちができない。だが、魔術を練習する上で、その術に必要となる魔力量は何度も練習し、感覚で覚えていかなくてはならない。
だが、サティアはそれをやれるだけの時間も魔力もない。そこで必要となる魔力量を覚える為にこれを開発したのだ。
その後、これは魔工士の育成の為にも使えると踏んだカルツォーネが、魔族の国で広めるようになった。
「なんでも使い方次第だな」
「何か仰いましたか?」
「いやいや、では始めようか。私と君の、初めての共同作業だね」
「はい。光栄です」
「うん。よろしくね」
真面目なクロノスの反応は予想していたが、カルツォーネは内心、少し物足りないなと苦笑する。
「では行くよ」
「はい」
魔力を込め、同時に放出する。すると、ぽこっと根ごと勝手に浮き上がり、花があっさり採れた。
「こんなにきれいに抜けてしまうんだね……よし、あと五つほど採るんだったか。早く採って帰ろう」
「はい」
一株となっている白も黄色の花を両手で二人で持つ。それが、少しカルツォーネには気恥ずかしかった。
それを隠すように、今まで同様、誤魔化すのには慣れている。
「私達は相性がいいねぇ。どうだい? 嫁に来ないかい?」
「私などには畏れ多い事です」
少しは気付けよと思わなくないのだが、こんなところも気に入っているのだから仕方が無い。
「ふふっ、もっと距離を詰めなくてはダメかな」
「カル様?」
「いいや。なんでもないよ」
束の間のひと時。巡って来たこの時に満足し、今やるべき事に意識を向けるカルツォーネだった。
************************************************
舞台裏のお話。
アリシア「マスター。何をいたしましょうか」
シェリス「テーブルを」
ベティ「こちらでよろしいですか?」
シェリス「少し危険な薬草を使いますので、換気を」
アリシア「風の調整もいたしますか?」
シェリス「ええ」
ベティ「メイド長」
メイド長「お任せを」
アリシア「人払いも完ぺ……なんでしょう」
ベティ「……侯爵様」
シェリス「なんですか」
侯爵「息子です……」
アリシア「お任せください。すぐに追い払います」
ベティ「お任せください。黙らせます」
侯爵「いや、私が……」
シェリス「お願いしますね。集中したいので」
アリ・べ「「承知いたしました」」
侯爵「お、おい……」
アリシア「腕が鳴りますわね」
ベティ「ええ。邪魔者は排除が鉄則ですわ」
侯爵「……すまん……息子よ……」
つづく?
なんて事が起こってましたとさ☆
読んでくださりありがとうございます◎
ラキアちゃんとティアちゃんの教え子達ですから。
カル姐さんとクロちゃんの珍しい組み合わせ。
そして、カル姐さんの密かな想いが?
真面目なクロちゃんちゃんに届くのはいつになることか。
投薬まで、今少し。
では次回、また明日です。
よろしくお願いします◎
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バレンから程近い『青丘の森』。目と鼻の先と言っても、馬で数十分かかる。だが、カルツォーネとクロノスが駆ってきたのは空の最速を誇る天馬とグリフォンだ。数回の羽ばたきで着いてしまう。
二人は森の上空を旋回し、着陸できそうな場所を探していた。
「あの辺りが良いかと」
「そうだね」
森の中程に、降りられそうな開けた場所を見つけ、二人はそこに降り立った。
「さて、森には着いたけれど、どの辺りだろうねぇ」
「お待ちください。先ほど、水の流れは見えました。恐らくあちらです」
「よく見えたね……」
「目は良い方です」
「う、うん。良過ぎるみたいだね」
クロノスは自身のスペックの高さに気付いていないようだ。
ティアの騎士になると一人決意した時からだろう。ティアの役に立つ能力を無限に開花させ続けているのだ。
本人に自覚がない事と、能力をひけらかしたりしない生来の性格のせいで、周りもこれに気付いていない。
そんな所も面白いと、カルツォーネは珍しく二人きりになった今の状況を楽しんでいた。
この森は緑豊かだ。木々が生い茂り、上空からは殆ど森の中が見えなかった。ただ、光が入らない程ではなく、薄暗いイメージはない。
クロノスの目は日の光に僅かに反射する小川を捉えていたらしい。
「ありました」
「うん。けど、本当に小さな小川だね……いやいや、良く見つけてくれた。水源と言っていたよね。では行こうか」
「はい」
コウスセイランが咲くのは水源の畔だ。二人は小川の流れを遡っていく。
程なくして、そこに辿り着いた。
「あった。あれだね」
「はい。間違いありません」
木々の葉に程よく日の光を遮られ、そこここに咲き乱れる大輪の花。
「確か、黄色い花の根元に光の魔力。白い花の根元に闇の魔力をだったね」
「はい。ただし、魔力の大きさは同じでなくてはならないと」
「うん。じゃぁ、これを着けてくれるかい?」
そう言ってカルツォーネが取り出したのは腕輪だった。
「右腕で良いでしょうか?」
「あぁ。それでこの石をセットして」
「これで魔力量を調整するのですね」
「そうさ。必要量に合った魔力石を選んでセットするんだ。魔工士の魔力操作の練習用のものなんだけどね」
魔核は加工し、魔力石とする事で、様々な魔導具に使用する。
その加工時に、溜まっている魔力と同等量の魔力をぶつける事で、中に留まっている魔力を放出する、いわゆる回路を作る事が出来るのだ。勿論、使う時だけその回路が繋がるようにその後加工する。
魔核は呼吸するように魔素を取り込み、魔力を作り出す事が出来る。魔獣は、これを自身の体で補助し、吸収力を上げているのだが、取り出された魔核自体の吸収力は殆どなく、取り込める魔素は僅か。
魔石に加工したとしてもそれは変わらない。その為、放出する魔力量に追い付く事は到底できない。
よって、魔石は半永久的に使えるものではない。放出し続ければ、当然中に込められていた魔力は無くなってしまうのだ。
魔素の豊富な場所に百年ほど放置すれば、また使える物もあるのだが、たいていは使い切ったら終わり。
その使い切った魔石を利用しているのがこの石だった。
「魔力を込めると、まずこの石がそれを吸収する。それが満たされると放出できるという代物だ」
「満たされた分が一気に放出されるという事ですか?」
「あぁ。空になった魔石は普通、魔素と違って、魔力を直接込めても留めきれないんだ。保って半日かな。それも、放出量を制御出来なくなる。石はもう死んでしまっているからね」
魔力で満たし、半日程は好きな時にそれを放出させる事が出来るようになるのだが、その量は調整できない。
本来、ただ魔石に魔力を満たすと、限界量を超えた時に爆発してしまう。
しかし、これを腕輪にセットする事で、その限界量を読み取り、魔力を止める。
これによって、着けた者が魔力量を知る事が出来る。容量に合った魔石をセットする事で、繊細な魔力操作に必要となる放出量を理解することが出来るという代物だ。
「これにまず魔力を込める。それで、同時にもう一度魔力を放出するイメージをすると、一気に込められていた魔力が放出されるんだ」
「成る程。これならば魔力量を考える事なく誰でも合わせられるという事ですね」
「そうさ」
実は、これはかつてティアがサティアであった頃に二人で開発した物だった。
魔力の少なかったサティアは、そうそう何度も魔術の試し打ちができない。だが、魔術を練習する上で、その術に必要となる魔力量は何度も練習し、感覚で覚えていかなくてはならない。
だが、サティアはそれをやれるだけの時間も魔力もない。そこで必要となる魔力量を覚える為にこれを開発したのだ。
その後、これは魔工士の育成の為にも使えると踏んだカルツォーネが、魔族の国で広めるようになった。
「なんでも使い方次第だな」
「何か仰いましたか?」
「いやいや、では始めようか。私と君の、初めての共同作業だね」
「はい。光栄です」
「うん。よろしくね」
真面目なクロノスの反応は予想していたが、カルツォーネは内心、少し物足りないなと苦笑する。
「では行くよ」
「はい」
魔力を込め、同時に放出する。すると、ぽこっと根ごと勝手に浮き上がり、花があっさり採れた。
「こんなにきれいに抜けてしまうんだね……よし、あと五つほど採るんだったか。早く採って帰ろう」
「はい」
一株となっている白も黄色の花を両手で二人で持つ。それが、少しカルツォーネには気恥ずかしかった。
それを隠すように、今まで同様、誤魔化すのには慣れている。
「私達は相性がいいねぇ。どうだい? 嫁に来ないかい?」
「私などには畏れ多い事です」
少しは気付けよと思わなくないのだが、こんなところも気に入っているのだから仕方が無い。
「ふふっ、もっと距離を詰めなくてはダメかな」
「カル様?」
「いいや。なんでもないよ」
束の間のひと時。巡って来たこの時に満足し、今やるべき事に意識を向けるカルツォーネだった。
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舞台裏のお話。
アリシア「マスター。何をいたしましょうか」
シェリス「テーブルを」
ベティ「こちらでよろしいですか?」
シェリス「少し危険な薬草を使いますので、換気を」
アリシア「風の調整もいたしますか?」
シェリス「ええ」
ベティ「メイド長」
メイド長「お任せを」
アリシア「人払いも完ぺ……なんでしょう」
ベティ「……侯爵様」
シェリス「なんですか」
侯爵「息子です……」
アリシア「お任せください。すぐに追い払います」
ベティ「お任せください。黙らせます」
侯爵「いや、私が……」
シェリス「お願いしますね。集中したいので」
アリ・べ「「承知いたしました」」
侯爵「お、おい……」
アリシア「腕が鳴りますわね」
ベティ「ええ。邪魔者は排除が鉄則ですわ」
侯爵「……すまん……息子よ……」
つづく?
なんて事が起こってましたとさ☆
読んでくださりありがとうございます◎
ラキアちゃんとティアちゃんの教え子達ですから。
カル姐さんとクロちゃんの珍しい組み合わせ。
そして、カル姐さんの密かな想いが?
真面目なクロちゃんちゃんに届くのはいつになることか。
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