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348 忘れてはいけません
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2016. 2. 16
********************************************
「あれ?マティ、寝ちゃった?」
歓談を楽しんでいたティア。ふと目を向けた先で、マティが丸くなっているのが見えた。
「本当ね?あら?可愛いじゃない。お人形さんを抱いて寝ちゃったの?」
サクヤが微笑みを浮かべて見たマティは、首に掛かっていた氷漬けの妖精に頬を寄せて眠っていたのだ。
「……忘れてた……」
「え?」
ティアは表情を引きつらせる。
「なんだい?もしかして本物とか……ないよね……?」
カルツォーネが目を凝らしてマティが抱きかかえるネックレスの飾りにしか見えないそれを見た。
「そういえば、忘れていましたね。あのまま持って帰る所でした」
「うん。危なかったね……」
シェリスとティアはそれを見ながら、うっかりしていたと反省する。
《待て……あれ、うちのか?》
《……間違いありません……ミルポーラです……》
妖精王の確認に対し、フィンが信じられないものを見るように目を見開くと、頭を数回振ってから見たものを口にする。
「いや、だって、冬眠してたから……期待してただけちょっとイラっとしたんだよね……」
「あのまま眠っていればいいと思いまして」
ここで本音が出た二人だ。
これにはカルツォーネとサクヤも苦笑する。
「いや、うん?寝てたのかい?君達が暴れてる中?」
「まぁ、このダンジョンの事を私でも忘れかけてたけど、だからってちょっとねぇ……とっても安らかな顔してるわよ……?」
結局は二人とも、ティアとシェリスの気持ちも分からなくはないとの見解のようだ。
《……すまんが、返してもらえるか……?》
不憫に思った妖精王が、返還を求めた。
「いいけど、もう少し待ってね。なんか、マティが気に入ってるみたいだから」
《あ、あぁ……帰る時な……》
「うん。忘れちゃったらゴメンね」
《覚えとく……》
マティが嬉しそうに頬ずりしながら眠る様を見て、取り上げるのには気が引けるティアだ。
そのまま忘れて持って帰るかもしれないと一応断っておく。
《なんだか、色々と問題があったみたいね……》
「うん?意外性あってよかったんだけどね。ただ、一般向けじゃないかな」
ティアとしては、今回、充分に楽しめた。しかし、よくよく考えてみれば、今のティアだからこそクリアできたものもある。メンバーも重要だ。そうなると、普通の冒険者達にはキツイだろう。
何といっても、今回のお供は、天才魔術師とディストレアとドラゴンなのだ。
これだけの最強メンバーを揃えるのは無理がある。
現在の実態を把握できていない妖精王は、冷静にこの問題を解決すべく考えた。
《そうなのか?フィン。すぐに見直しの日程を組んでくれ》
《はい。他のダンジョンの事もありますしね》
《おう。ちょい籠り過ぎたな》
世界中に点在するダンジョン。その中の数箇所は、妖精達が管理している。
そこに棲まう妖精達に基本的には任せているが、妖精王として全てのダンジョンを統括しているのだ。
このダンジョンは世界の中でも特殊なダンジョンで、王自身が環境を調整している。その為、ここに常駐してはいるが、他のダンジョンも気にかけなくてはならない。
「あ、それで思い出した。ここからちょっと離れた所に、琥珀の迷宮があるじゃない? そこを訓練用に改造して欲しいんだけど……」
《琥珀を?あそこは、もう隠れ里の奴らの訓練所になってんだろ?》
それは、クィーグの一族が訓練の為に使っているダンジョンだ。だが、このダンジョンには秘密がある。
「解放してるのは、裏ルートだけでしょ?」
《……よく知ってんな……表のは簡単すぎるってんで、凍結したんだ。階層は二十階までで、ここよりも広いくらいなんだがな》
表ルートは、広い為に妖精達の力が全体に及ばず、凝ったものにする事が出来なかったと言う。その為、クィーグの者達にとっては、ただの遊び場にもならなかったらしい。
対して、裏ルートは階層も十まで。更に少し階層ごとの大きさが狭く、細部まで凝った仕掛けを施せたのだ。
《裏ルートは、古代人の仕掛けも生きてるからな。それも、魔素も充分だ。けど、表はなぁ……ちょい魔素も足りない上に、中身がすっからかんだからな》
妖精達にとっても、やり甲斐が見出せないフィールドというか、それ程重要視していなかったという事もあるのだろう。
よって、表ルートは凍結され、現在、放っておかれているのだ。
それを知っていたティアは、ダンジョンを有効利用し、更に、騎士の根性を叩き直す特訓の場として使おうと考えたのだ。
「ちょっと私の計画。聞いてくれる?」
そう言って、ティアは楽しい計画を話し始めたのだった。
************************************************
舞台裏のお話。
リジット「お使いも頼めましたし、お茶でもどうですか?」
地王 《うむ。なにやら、珍しい茶葉だの》
リジット「お嬢様がわたくし達の為に贈ってくださいました」
地王 《姫が……それは、楽しみじゃ》
リジット「お嬢様がお好きな茶葉の一つだそうですよ」
地王 《リンティカじゃな? 実も好物じゃと聞いたぞい》
リジット「そうでしたか。それは、今度取り寄せなくてはなりませんね」
地王 《うむ。じゃが、あれは南の方でしか育たぬからの。眷族達に取ってこさせよう》
リジット「この季節ではこの辺りには出回りませんか……では、お願いいたします」
地王 《ほぉ……本当にいい香りじゃの》
リジット「甘い香りですね。奥様も好みそうです」
地王 《美肌効果もあるぞい。冷え症にも良い》
リジット「益々、奥様にオススメしたいですね」
地王 《他にもあるぞい。眼精疲労と肩こりにも良い》
リジット「旦那様にもオススメしましょう」
地王 《香りにはリラックス効果もあるからの。日々の疲れにはもってこいじゃ》
リジット「さっそく明日、お茶の時間に用意してみます」
地王 《姫は、お主を労っておるのじゃがの……》
リジット「どうかなさいましたか?」
地王 《いいや。これも食べるといい》
リジット「はい。ありがとうございます」
つづく?
なんて事が起こってましたとさ☆
読んでくださりありがとうございます◎
日々、お疲れなリジットの為に用意したお茶でした。
ようやく計画を話す所までいけました。
これが本題です。
ただ遊びに来ただけじゃないんです。
目的を忘れるところでした。
氷漬けにした妖精さんも忘れていましたしね。
妖精王に相談する為に来たんです。
さて、どんな感じになりますか。
全部の問題が丸く収まる感じにしたいです。
では次回、一日空けて18日です。
よろしくお願いします◎
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「あれ?マティ、寝ちゃった?」
歓談を楽しんでいたティア。ふと目を向けた先で、マティが丸くなっているのが見えた。
「本当ね?あら?可愛いじゃない。お人形さんを抱いて寝ちゃったの?」
サクヤが微笑みを浮かべて見たマティは、首に掛かっていた氷漬けの妖精に頬を寄せて眠っていたのだ。
「……忘れてた……」
「え?」
ティアは表情を引きつらせる。
「なんだい?もしかして本物とか……ないよね……?」
カルツォーネが目を凝らしてマティが抱きかかえるネックレスの飾りにしか見えないそれを見た。
「そういえば、忘れていましたね。あのまま持って帰る所でした」
「うん。危なかったね……」
シェリスとティアはそれを見ながら、うっかりしていたと反省する。
《待て……あれ、うちのか?》
《……間違いありません……ミルポーラです……》
妖精王の確認に対し、フィンが信じられないものを見るように目を見開くと、頭を数回振ってから見たものを口にする。
「いや、だって、冬眠してたから……期待してただけちょっとイラっとしたんだよね……」
「あのまま眠っていればいいと思いまして」
ここで本音が出た二人だ。
これにはカルツォーネとサクヤも苦笑する。
「いや、うん?寝てたのかい?君達が暴れてる中?」
「まぁ、このダンジョンの事を私でも忘れかけてたけど、だからってちょっとねぇ……とっても安らかな顔してるわよ……?」
結局は二人とも、ティアとシェリスの気持ちも分からなくはないとの見解のようだ。
《……すまんが、返してもらえるか……?》
不憫に思った妖精王が、返還を求めた。
「いいけど、もう少し待ってね。なんか、マティが気に入ってるみたいだから」
《あ、あぁ……帰る時な……》
「うん。忘れちゃったらゴメンね」
《覚えとく……》
マティが嬉しそうに頬ずりしながら眠る様を見て、取り上げるのには気が引けるティアだ。
そのまま忘れて持って帰るかもしれないと一応断っておく。
《なんだか、色々と問題があったみたいね……》
「うん?意外性あってよかったんだけどね。ただ、一般向けじゃないかな」
ティアとしては、今回、充分に楽しめた。しかし、よくよく考えてみれば、今のティアだからこそクリアできたものもある。メンバーも重要だ。そうなると、普通の冒険者達にはキツイだろう。
何といっても、今回のお供は、天才魔術師とディストレアとドラゴンなのだ。
これだけの最強メンバーを揃えるのは無理がある。
現在の実態を把握できていない妖精王は、冷静にこの問題を解決すべく考えた。
《そうなのか?フィン。すぐに見直しの日程を組んでくれ》
《はい。他のダンジョンの事もありますしね》
《おう。ちょい籠り過ぎたな》
世界中に点在するダンジョン。その中の数箇所は、妖精達が管理している。
そこに棲まう妖精達に基本的には任せているが、妖精王として全てのダンジョンを統括しているのだ。
このダンジョンは世界の中でも特殊なダンジョンで、王自身が環境を調整している。その為、ここに常駐してはいるが、他のダンジョンも気にかけなくてはならない。
「あ、それで思い出した。ここからちょっと離れた所に、琥珀の迷宮があるじゃない? そこを訓練用に改造して欲しいんだけど……」
《琥珀を?あそこは、もう隠れ里の奴らの訓練所になってんだろ?》
それは、クィーグの一族が訓練の為に使っているダンジョンだ。だが、このダンジョンには秘密がある。
「解放してるのは、裏ルートだけでしょ?」
《……よく知ってんな……表のは簡単すぎるってんで、凍結したんだ。階層は二十階までで、ここよりも広いくらいなんだがな》
表ルートは、広い為に妖精達の力が全体に及ばず、凝ったものにする事が出来なかったと言う。その為、クィーグの者達にとっては、ただの遊び場にもならなかったらしい。
対して、裏ルートは階層も十まで。更に少し階層ごとの大きさが狭く、細部まで凝った仕掛けを施せたのだ。
《裏ルートは、古代人の仕掛けも生きてるからな。それも、魔素も充分だ。けど、表はなぁ……ちょい魔素も足りない上に、中身がすっからかんだからな》
妖精達にとっても、やり甲斐が見出せないフィールドというか、それ程重要視していなかったという事もあるのだろう。
よって、表ルートは凍結され、現在、放っておかれているのだ。
それを知っていたティアは、ダンジョンを有効利用し、更に、騎士の根性を叩き直す特訓の場として使おうと考えたのだ。
「ちょっと私の計画。聞いてくれる?」
そう言って、ティアは楽しい計画を話し始めたのだった。
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舞台裏のお話。
リジット「お使いも頼めましたし、お茶でもどうですか?」
地王 《うむ。なにやら、珍しい茶葉だの》
リジット「お嬢様がわたくし達の為に贈ってくださいました」
地王 《姫が……それは、楽しみじゃ》
リジット「お嬢様がお好きな茶葉の一つだそうですよ」
地王 《リンティカじゃな? 実も好物じゃと聞いたぞい》
リジット「そうでしたか。それは、今度取り寄せなくてはなりませんね」
地王 《うむ。じゃが、あれは南の方でしか育たぬからの。眷族達に取ってこさせよう》
リジット「この季節ではこの辺りには出回りませんか……では、お願いいたします」
地王 《ほぉ……本当にいい香りじゃの》
リジット「甘い香りですね。奥様も好みそうです」
地王 《美肌効果もあるぞい。冷え症にも良い》
リジット「益々、奥様にオススメしたいですね」
地王 《他にもあるぞい。眼精疲労と肩こりにも良い》
リジット「旦那様にもオススメしましょう」
地王 《香りにはリラックス効果もあるからの。日々の疲れにはもってこいじゃ》
リジット「さっそく明日、お茶の時間に用意してみます」
地王 《姫は、お主を労っておるのじゃがの……》
リジット「どうかなさいましたか?」
地王 《いいや。これも食べるといい》
リジット「はい。ありがとうございます」
つづく?
なんて事が起こってましたとさ☆
読んでくださりありがとうございます◎
日々、お疲れなリジットの為に用意したお茶でした。
ようやく計画を話す所までいけました。
これが本題です。
ただ遊びに来ただけじゃないんです。
目的を忘れるところでした。
氷漬けにした妖精さんも忘れていましたしね。
妖精王に相談する為に来たんです。
さて、どんな感じになりますか。
全部の問題が丸く収まる感じにしたいです。
では次回、一日空けて18日です。
よろしくお願いします◎
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