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288 危険でしょうか?
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2015. 11. 24
********************************************
ティアはベッドから起き上がり、考えていた。
「う~ん……やっぱ、どうせやるなら全員だよね……」
紅翼の騎士達のように、一部を変えた所で意味はない。
それに何より、ティアが目指すのはただ鍛えて騎士を強くするだけではないのだ。
《なにを悩んでるの?》
「うん。私は別に、教官みたくしたいわけじゃないんだよ。今のただ何となく騎士になって、俺らスゴイっしょって言ってるなまっちょろい根性が気に入らないだけで」
いくらティアでも、イラつくから叩くとかいう勝手な意見を振り回したい訳ではない。ただ、名ばかりの騎士しかいない今の現状は、国の為にも良いことではないと思うのだ。
「騎士の存在意義は、戦争の為だけじゃない。国の為に民を守るのが仕事だもん。偉ぶって、民に崇められる為じゃない」
騎士とは偉いのだという意識が民達の中にある。それは、ずっと昔から、国の為に戦い、民を守ってきた本当の騎士達のいた時代から変わらない意識。だが、その意識は変わらなくても、騎士の方が変わってしまっていた。
《弱いのに、エラそうに歩いてるもんね。この前、屋台のおじちゃんに無理やりまけてもらってたよ》
《キュゥ、キュキュっ》
許せないよねと憤慨するマティとフラムを見て、ティアは笑ってしまう。そういう所は、本当に良く見ているのだ。
「マティ。食べたかったんだ?」
《美味しそうなお肉だったんだもん。その後、そのキシの人達、あまり美味しくないなとか言ってたんだよっ?許せないよねっ》
《キュキュっ!》
「それは……イラつくねぇ」
実際、そんな光景は珍しくない。酒場では日常的にあるものだ。そして、決まって彼らが口にするのは『我ら騎士が、お前達を守ってやってるんだぞ』と言うもの。
「……ちょっと、散歩しようか。それで、現状を把握しよう」
《お散歩する~》
《キュゥ~》
こうして、まだ授業も終わらない昼前。ティアはマティとフラムを連れて騎士の現状を調査すべく、街へと出掛けたのだった。
◆◆◆◆◆
冒険者ティアとしての姿で街へと繰り出したティアは、まだ歩いた事のない路地裏を中心に歩き回っていた。
「治安は良い方だと思うんだけど……やっぱり、この辺は良くないね……」
殆ど人通りのない寂れた道。建物が密集し、光があまり通らない為、全体的に暗い。そして、静かな建物の中からは、気配を押し殺しながらも、ギラついた視線を向けている者達がいる。
「バカも多そう」
少し前からティアは、後ろを着けてきている男達の気配に気付いていた。そんなティアの呟きが聞こえた訳ではないだろうが、ようやく男達が声をかけてきた。
「ちょいとお嬢ちゃん。道に迷ったのか?」
「この辺は危ねぇから、おじちゃん達が家まで送ってあげるよ」
「お母さん達が心配してんじゃないかな?」
「ふっ……なんてベタな……」
《ぶふっ》
思わず吹き出してしまったティアの足下で、マティまでもこのベタな展開に笑いを堪えきれなかったようだ。
そんなティア達の様子に、男達は気付いてはいなかった。怯えて肩を震わせたようにしか見えなかったのだろう。
「あぁ、驚かせちまったなぁ」
「心配いらねぇよ?」
「ちゃぁんと、お家に送り届けてやるからな」
男達は良い獲物を見つけたと確信していた。目の前にいるのは、小さな女の子と小さな子犬が一匹。散歩の途中で迷い込んだのだろうとしか考えられない状況。周りを注意深く見ながら歩く姿は、不安そうに見えたのだ。
「さぁ、おじちゃん達と行こう」
「お家へ連れてってやるからな」
「こっちにおいで」
ティアは、子どもにしてはすらりと伸びた美しい腕と足をしている。その体も、程よく筋肉が付いている為、後ろ姿も均整が取れてとても綺麗だ。結われた少々癖のある髪も清潔で艶があり、服装や持ち物も質の良い物だと分かる。
連れている子犬の毛並みも汚れ一つない白。それらを確認し、男達はティアがそれなりに裕福な家の子どもだろうと思った。売り払うにしても、家を脅して金を巻き上げるにしても、良い稼ぎになるだろう。
「ほら、お嬢ちゃん」
そう言って、一人の男がティアの肩を掴もうと手を伸ばす。そこでようやく、ティアが振り向いた。
「「「っ……」」」
男達は、その場で固まる。それは、ティアの思わぬ表情を見た事で怯んだだけではなく、単純に足が動かなかったからだ。
「ごめんね。おじさん達。ちょっと冷えるけど我慢してね」
そう言ったティアの表情は、獲物を見つけた、絶対的強者の艶やかな笑みを浮かべていた。
「「「ひっ……っ」」」
「心配しないで。ちょっとオハナシを聞きたいだけだからね」
《わふっ》
「「「……」」」
男達は見た。ニヤリと笑ったティアの足下で、マティも不気味に笑っていた事を。
************************************************
舞台裏のお話。
ゲイル「ちょい早く終わらせ過ぎたか?」
ザラン「そぉっすかねぇ……あぁ、先生らが焦ってます」
ゲイル「だがよぉ。保たねぇあいつらも悪ぃだろ」
ザラン「なんか、大会の時の三バカを思い出しましたね……」
ゲイル「おぉ。なるほど。あいつらか。そういやぁ、そうだったなぁ」
ザラン「今じゃ、ティアに改造されまくって、もはや騎士のキの字もどっかいっちまいましたが」
ゲイル「立派な冒険者になった……で終わらん感じになぁ……」
ザラン「あの中だと、あいつが意外とやりましたね」
ゲイル「お、あいつな。なんか、知ってる誰かに似てんだよなぁ」
冒険者A「あ、あれはドーバン侯爵の次男ですよ」
冒険者B「貴族なのに珍しく、中々、骨がありましたよね」
ザラン「ドーバン……どっかで……」
ゲイル「なるほど。嬢ちゃんの友達の、キルシュだったか。あの子の兄貴か」
ザラン「あ……え?それって……」
ゲイル「ん?そういやぁ、嬢ちゃん。この間、侯爵んとこで暴れて来たみたいな事言ってなかったか?」
ザラン「……確かに、俺もギルドで聞きました……」
ゲ・ザ「「あぁ……だからか……」」
ケイギル「?な、なんか……生温かい視線が……?」
つづく?
なんて事が起こってましたとさ☆
読んでくださりありがとうございます◎
彼もティアに改造を施されてしまった人だと認識されました。
やっぱり、ティアちゃんは暴れたかったのでしょうか。
授業をサボり、街に出るとは……悪い子ですね。
ティアちゃんを獲物とするなんて命知らずは以外と多いです。
ティアちゃんには嬉しい事かもしれません。
そして獲物に認定されると……先に黙祷を捧げておきましょう。
助ける神はいません。
では次回、一日空けて26日です。
よろしくお願いします◎
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ティアはベッドから起き上がり、考えていた。
「う~ん……やっぱ、どうせやるなら全員だよね……」
紅翼の騎士達のように、一部を変えた所で意味はない。
それに何より、ティアが目指すのはただ鍛えて騎士を強くするだけではないのだ。
《なにを悩んでるの?》
「うん。私は別に、教官みたくしたいわけじゃないんだよ。今のただ何となく騎士になって、俺らスゴイっしょって言ってるなまっちょろい根性が気に入らないだけで」
いくらティアでも、イラつくから叩くとかいう勝手な意見を振り回したい訳ではない。ただ、名ばかりの騎士しかいない今の現状は、国の為にも良いことではないと思うのだ。
「騎士の存在意義は、戦争の為だけじゃない。国の為に民を守るのが仕事だもん。偉ぶって、民に崇められる為じゃない」
騎士とは偉いのだという意識が民達の中にある。それは、ずっと昔から、国の為に戦い、民を守ってきた本当の騎士達のいた時代から変わらない意識。だが、その意識は変わらなくても、騎士の方が変わってしまっていた。
《弱いのに、エラそうに歩いてるもんね。この前、屋台のおじちゃんに無理やりまけてもらってたよ》
《キュゥ、キュキュっ》
許せないよねと憤慨するマティとフラムを見て、ティアは笑ってしまう。そういう所は、本当に良く見ているのだ。
「マティ。食べたかったんだ?」
《美味しそうなお肉だったんだもん。その後、そのキシの人達、あまり美味しくないなとか言ってたんだよっ?許せないよねっ》
《キュキュっ!》
「それは……イラつくねぇ」
実際、そんな光景は珍しくない。酒場では日常的にあるものだ。そして、決まって彼らが口にするのは『我ら騎士が、お前達を守ってやってるんだぞ』と言うもの。
「……ちょっと、散歩しようか。それで、現状を把握しよう」
《お散歩する~》
《キュゥ~》
こうして、まだ授業も終わらない昼前。ティアはマティとフラムを連れて騎士の現状を調査すべく、街へと出掛けたのだった。
◆◆◆◆◆
冒険者ティアとしての姿で街へと繰り出したティアは、まだ歩いた事のない路地裏を中心に歩き回っていた。
「治安は良い方だと思うんだけど……やっぱり、この辺は良くないね……」
殆ど人通りのない寂れた道。建物が密集し、光があまり通らない為、全体的に暗い。そして、静かな建物の中からは、気配を押し殺しながらも、ギラついた視線を向けている者達がいる。
「バカも多そう」
少し前からティアは、後ろを着けてきている男達の気配に気付いていた。そんなティアの呟きが聞こえた訳ではないだろうが、ようやく男達が声をかけてきた。
「ちょいとお嬢ちゃん。道に迷ったのか?」
「この辺は危ねぇから、おじちゃん達が家まで送ってあげるよ」
「お母さん達が心配してんじゃないかな?」
「ふっ……なんてベタな……」
《ぶふっ》
思わず吹き出してしまったティアの足下で、マティまでもこのベタな展開に笑いを堪えきれなかったようだ。
そんなティア達の様子に、男達は気付いてはいなかった。怯えて肩を震わせたようにしか見えなかったのだろう。
「あぁ、驚かせちまったなぁ」
「心配いらねぇよ?」
「ちゃぁんと、お家に送り届けてやるからな」
男達は良い獲物を見つけたと確信していた。目の前にいるのは、小さな女の子と小さな子犬が一匹。散歩の途中で迷い込んだのだろうとしか考えられない状況。周りを注意深く見ながら歩く姿は、不安そうに見えたのだ。
「さぁ、おじちゃん達と行こう」
「お家へ連れてってやるからな」
「こっちにおいで」
ティアは、子どもにしてはすらりと伸びた美しい腕と足をしている。その体も、程よく筋肉が付いている為、後ろ姿も均整が取れてとても綺麗だ。結われた少々癖のある髪も清潔で艶があり、服装や持ち物も質の良い物だと分かる。
連れている子犬の毛並みも汚れ一つない白。それらを確認し、男達はティアがそれなりに裕福な家の子どもだろうと思った。売り払うにしても、家を脅して金を巻き上げるにしても、良い稼ぎになるだろう。
「ほら、お嬢ちゃん」
そう言って、一人の男がティアの肩を掴もうと手を伸ばす。そこでようやく、ティアが振り向いた。
「「「っ……」」」
男達は、その場で固まる。それは、ティアの思わぬ表情を見た事で怯んだだけではなく、単純に足が動かなかったからだ。
「ごめんね。おじさん達。ちょっと冷えるけど我慢してね」
そう言ったティアの表情は、獲物を見つけた、絶対的強者の艶やかな笑みを浮かべていた。
「「「ひっ……っ」」」
「心配しないで。ちょっとオハナシを聞きたいだけだからね」
《わふっ》
「「「……」」」
男達は見た。ニヤリと笑ったティアの足下で、マティも不気味に笑っていた事を。
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ゲイル「ちょい早く終わらせ過ぎたか?」
ザラン「そぉっすかねぇ……あぁ、先生らが焦ってます」
ゲイル「だがよぉ。保たねぇあいつらも悪ぃだろ」
ザラン「なんか、大会の時の三バカを思い出しましたね……」
ゲイル「おぉ。なるほど。あいつらか。そういやぁ、そうだったなぁ」
ザラン「今じゃ、ティアに改造されまくって、もはや騎士のキの字もどっかいっちまいましたが」
ゲイル「立派な冒険者になった……で終わらん感じになぁ……」
ザラン「あの中だと、あいつが意外とやりましたね」
ゲイル「お、あいつな。なんか、知ってる誰かに似てんだよなぁ」
冒険者A「あ、あれはドーバン侯爵の次男ですよ」
冒険者B「貴族なのに珍しく、中々、骨がありましたよね」
ザラン「ドーバン……どっかで……」
ゲイル「なるほど。嬢ちゃんの友達の、キルシュだったか。あの子の兄貴か」
ザラン「あ……え?それって……」
ゲイル「ん?そういやぁ、嬢ちゃん。この間、侯爵んとこで暴れて来たみたいな事言ってなかったか?」
ザラン「……確かに、俺もギルドで聞きました……」
ゲ・ザ「「あぁ……だからか……」」
ケイギル「?な、なんか……生温かい視線が……?」
つづく?
なんて事が起こってましたとさ☆
読んでくださりありがとうございます◎
彼もティアに改造を施されてしまった人だと認識されました。
やっぱり、ティアちゃんは暴れたかったのでしょうか。
授業をサボり、街に出るとは……悪い子ですね。
ティアちゃんを獲物とするなんて命知らずは以外と多いです。
ティアちゃんには嬉しい事かもしれません。
そして獲物に認定されると……先に黙祷を捧げておきましょう。
助ける神はいません。
では次回、一日空けて26日です。
よろしくお願いします◎
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