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第一章 冒険者の始まりと最初の出会い
006 田舎者ですので
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2018. 2. 2
**********
マティアスはテーブルに並べられた料理の数々を前に固まっていた。
「すごいな……いい匂いだ」
「ここまでのあなたの食事量を見るに、これくらいが妥当でしょう。多過ぎではないと思いますが?」
「おうっ。二人でとしても、シェリーはそんなに食べないもんな。丁度良さそうだ」
お互い、ここへ来るまでにそれとなく相手の観察を行なっていた。
共に旅をする仲間とはいえ、すぐに全面的に信頼できるものではない。相手の戦い方だけでなく、好みや性格など、少しずつ情報を集めていく。
歩み寄ろうとしているのならば、その情報は集まりやすいだろう。しかし逆に、相手に間違った印象を植え付けるものもいないとも限らない。
そこは冒険者としての経験則と観察眼が頼りだ。今のところ、マティアスとシェリスはお互いに良い関係が築けているようだ。
「予想と違う味だが美味いっ。」
「予想ですか……調味料のせいでしょうか?」
「チョウミ……」
マティアスは森での生活が長かった。その間、当然食事といえば、焼くこと一択。煮る、炒めるをしないのだから、まず調味料を使ったことがなかった。
「後で市場に行ってみますか?」
「行くぞっ」
子どものようにはしゃぐマティアスに、シェリスは苦笑するしかなかった。
食事が終わるといよいよマティアスのカードを受け取りに行こうということになる。そして、向かう窓口へ目を向けた二人は、唐突にそこで目が合ったギルド職員達を見て首を傾げた。
「なぁ、今すごく見られなかったか?」
「目が合いましたね。それも、奥に勢いよく一人走って行きました。これは……」
シェリスは一度マティアスへ目を戻し、キレイな顎を撫でる。
そんな様子に気付いて、マティアスは眉根を寄せた。
「なんだ?」
「とにかく、行ってみましょう」
「ああ」
明らかに待っていましたという表情を見せる職員達。少し近付きたくないとまで思えてしまった。
「ま、マティアス様でいらっしゃいますね。カードの発行について少々問題がありまして、ギルドマスターが対応いたしますので、こちらにお願いしますっ」
声を裏返しながらも言い切ったことに、職員は満足げだ。
しかし、マティアスは言われた意味が理解できていなかった。
「なんだ? できなかったのか? マスターってなんだ?」
「事情はなんとなくわかりました。彼女はまだ何も知らないので、私もついて行ってもよろしいですか?」
「あ、はいっ。身元保証人にもなっておられますし、問題ありません。ご案内いたします」
シェリスと共に向かったのは奥の階段を上った先。
「ここは?」
「ギルドマスター。この冒険者ギルドのまとめ役の部屋ですよ」
「まとめ役……村長みたいなものか?」
「そうですね。そういう認識で、まぁ、問題はないでしょう。村ではなくこの場所で関わる冒険者達の長というところです」
シェリスに一々説明してもらいながら、ギルド職員に促されて中へ入った。そこにいたのは、壮年の男。立派な体つきで、机を前にしているよりも、剣を担いで体を動かす方が性に合っていそうな雰囲気があった。
「来たか。ようこそ、フガラの冒険者ギルドへ。俺の名はエンカー。ここのギルドマスターだ。まぁ、そこにかけてくれ」
指し示されたソファに、シェリスが座る。それを見て、マティアスも腰を下ろしたのだが、そのあまりにも柔らかい感触に驚いて一度飛び上がった。
「なっ、なんだこれっ」
「ソファです。椅子ですよ。少し力を抜いて座ってみてください」
「こ、こうだな……む、なんだか目測……いや、感覚がズレるな……」
見た目で座れると思った感覚より沈むのだ。奇妙な感覚にすぐには慣れそうになかった。
「ははっ。田舎者丸出しだな。一体どこから出てきたんだ?」
「ん? どこって、トヤが言うには確か……【睿蛇の森】だぞ」
「……エイジャ……だと……?」
マティアスの答えに、シェリスはやっぱりと肩を落としただけだったが、エンカーはギョッとしていた。
「あそこは国でも最強クラスの森だが……あ、ああ、そうか。その近くに村があったな。ソイ村だったか。そこの出ってことだな」
「そんな名前だったかなぁ。さすがに五十年以上前だし、覚えがない。追い出されてからは一度も寄らなかったしな」
ソイ村というのが、マティアスが十二の時まで暮らしていた村で間違いないのだが、村の名前など、口にする機会などない。忘れているというよりは、知らなかったのだ。
「……五十年以上前……この診断は間違いじゃないのか……そうだよな……だが、九十とは……」
先ほどからエンカーがチラチラと目を向けているのは、手元にある一枚の紙だった。それとマティアスをまるで見比べるようにしていた。
「エンカー殿。彼女はこの赤い髪を見て分かるように、伝説となっているハイヒューマンです。見た目の年齢と実年齢は、私たちエルフのように人の感覚とは違う差異が出ると思いますよ」
「ハイヒューマンっ……なるほど。この『+』の意味はそれか。たしか【ハイエルフ】の表示が、エルフに『+』表記だったな。それと同じか」
「ええ。最初の診断結果はそう表示されると聞いたことがあります」
魔力には、種族を判別させる特定の波長がある。それによって、ギルドカードの情報には種族名が記されるのだ。
しかし、中にはその種族ではあるはずだが、確実といえないといったグレーな診断結果が出る時がある。
これが『+』表示だ。種族名の下にカッコ書きでそれが示される。その場合は、カードにデータを転写する時に修正してもらうことになる。
また、ハーフの場合は混じり合った魔力波動にはならず、見た目に近い親の方の種族判定がでることになる。その下には『△』の表示がでるらしい。ある意味、大変正確な判定だ。
「それにしてもハイヒューマンか……まぁ、だったらこのデタラメな数値も頷ける」
「そういうことですか。確かにそこを失念していました。カードのランクが人族の国で発行される初回の物では足りないのですね?」
「そうだ。数値を表示仕切れない。だが、これを表示するとなると、この国では最上位の無限レベルの物になるだろう。取り寄せるにしても、それだけの金は……無理だろう?」
「すぐには無理ですね」
二人はうんうんと唸る。マティアスは他人事のようにソファの感触を未だに楽しんでいる。
そして、シェリスが結論を出した。
「仕方ありません。最低限、今は身分証として使えればいいのですから、初回のもので作っておいてください。マティ、お金を貯めるまで数値が確認できませんが構いませんよね」
「その数値というのもよくわからんし、シェリーが決めてくれ」
「……いいでしょう……とりあえず、常識を教え込むまでは保護者役をしておきます。では、マスター、そういうことですのでお願いします」
「お、おう……すぐに用意させる。ここで待っていてくれ」
エンカーが出て行ってから、シェリスに尋ねてみた。
「で? どうなったんだ?」
別にマティアスは無責任なわけではない。効率良く話を進めるため、シェリスに任せただけだ。
「ギルドカードにも種類があるのです。単純に、性能が良いものは値段が高くなります。本来、ギルドカードを作る時というのは、それまで町の外に出ていないということですから、まだ戦闘経験もなく、それに伴う魂の力も魔力量も低い」
「外に出なければ安全だものなぁ」
高い壁で囲まれた町の中でだけ過ごしていれば、危険はない。魔獣の被害がなければ、戦うという経験はまず得られないものだ。
「人族ならば平均値は二桁。それも五十もいきません。エルフ族や魔族であれば、三桁に入っる辺りでしょう。この数値の桁が、性能によって表示できる限界が変わってくるのです」
「初回では桁が小さいということか。ということは、私の数値というのは、もっと多かったのだな」
「当然でしょう。既に外で戦闘経験もある上に、年齢も九十ですからね」
一般的にギルドカードを持つ年齢もとうに過ぎているのだ。仕方がない。ここまで聞いて、マティアスは目を細める。
「なるほどな……それだと、村に生まれた者は、本来町へ入るのは難しいことなのだな……」
「ええ。村というものを守るためだと言われますけれどね。締め出しているだけのようで、良い気分はしませんよ」
簡単に村から町へ人が流れてしまう事はないだろうが、村に生まれた者は、村しか知らずに一生を終えるのだ。
「まぁ、そんな事情もあって、町の外から来て町でギルドカードを作る者は、冒険者ギルドでは歓迎されます。ほとんどの場合、即戦力になりますからね」
危険な外から来られたのだ。戦う力も持っているのが前提なのだから、当然だろう。
「その中でもあなたは、とびきりの例外でしょうね。数値、確認したかったですか?」
「いや。数値ってことは数字なんだろう? 基準も分からんし、今は知らなくていい」
「強さが数字にそのまま出ますから、分かりやすいんですけどね」
そんなマティアスの考え方は、シェリスには好ましく映るのだ。
**********
舞台裏のお話はお休み。
代わりにお知らせです☆
こちらの作品の未来のお話。
『女神なんてお断りですっ。』第7巻
が発売されました。
今回はダンジョンでの話を中心に半分ほどは新たに書き下ろしたエピソードで固めております。
毎度のことながらwebで投稿していたものを既に読まれた方々にも楽しんでいただけると思います。
そして、レジーナの専用サイトでは番外編を公開中です。
登録されていない方でも今回の分は簡単な必須選択だけを入力すればアドレスの登録なしでお読みいただけるはずです。
こちらは当然、完全オリジナルの書き下ろしです。お暇な時にでも覗いてみてください。
webと違い、書籍では少々駆け足気味に物語は進んでいきます。終わりも見えてきましたので、是非この機会に一読いただければと思います。
読んでくださりありがとうございます◎
良い関係が築けています。
次回、仕事の関係で一度休ませていただきます。
次は金曜16日0時予定です。
よろしくお願いします◎
**********
マティアスはテーブルに並べられた料理の数々を前に固まっていた。
「すごいな……いい匂いだ」
「ここまでのあなたの食事量を見るに、これくらいが妥当でしょう。多過ぎではないと思いますが?」
「おうっ。二人でとしても、シェリーはそんなに食べないもんな。丁度良さそうだ」
お互い、ここへ来るまでにそれとなく相手の観察を行なっていた。
共に旅をする仲間とはいえ、すぐに全面的に信頼できるものではない。相手の戦い方だけでなく、好みや性格など、少しずつ情報を集めていく。
歩み寄ろうとしているのならば、その情報は集まりやすいだろう。しかし逆に、相手に間違った印象を植え付けるものもいないとも限らない。
そこは冒険者としての経験則と観察眼が頼りだ。今のところ、マティアスとシェリスはお互いに良い関係が築けているようだ。
「予想と違う味だが美味いっ。」
「予想ですか……調味料のせいでしょうか?」
「チョウミ……」
マティアスは森での生活が長かった。その間、当然食事といえば、焼くこと一択。煮る、炒めるをしないのだから、まず調味料を使ったことがなかった。
「後で市場に行ってみますか?」
「行くぞっ」
子どものようにはしゃぐマティアスに、シェリスは苦笑するしかなかった。
食事が終わるといよいよマティアスのカードを受け取りに行こうということになる。そして、向かう窓口へ目を向けた二人は、唐突にそこで目が合ったギルド職員達を見て首を傾げた。
「なぁ、今すごく見られなかったか?」
「目が合いましたね。それも、奥に勢いよく一人走って行きました。これは……」
シェリスは一度マティアスへ目を戻し、キレイな顎を撫でる。
そんな様子に気付いて、マティアスは眉根を寄せた。
「なんだ?」
「とにかく、行ってみましょう」
「ああ」
明らかに待っていましたという表情を見せる職員達。少し近付きたくないとまで思えてしまった。
「ま、マティアス様でいらっしゃいますね。カードの発行について少々問題がありまして、ギルドマスターが対応いたしますので、こちらにお願いしますっ」
声を裏返しながらも言い切ったことに、職員は満足げだ。
しかし、マティアスは言われた意味が理解できていなかった。
「なんだ? できなかったのか? マスターってなんだ?」
「事情はなんとなくわかりました。彼女はまだ何も知らないので、私もついて行ってもよろしいですか?」
「あ、はいっ。身元保証人にもなっておられますし、問題ありません。ご案内いたします」
シェリスと共に向かったのは奥の階段を上った先。
「ここは?」
「ギルドマスター。この冒険者ギルドのまとめ役の部屋ですよ」
「まとめ役……村長みたいなものか?」
「そうですね。そういう認識で、まぁ、問題はないでしょう。村ではなくこの場所で関わる冒険者達の長というところです」
シェリスに一々説明してもらいながら、ギルド職員に促されて中へ入った。そこにいたのは、壮年の男。立派な体つきで、机を前にしているよりも、剣を担いで体を動かす方が性に合っていそうな雰囲気があった。
「来たか。ようこそ、フガラの冒険者ギルドへ。俺の名はエンカー。ここのギルドマスターだ。まぁ、そこにかけてくれ」
指し示されたソファに、シェリスが座る。それを見て、マティアスも腰を下ろしたのだが、そのあまりにも柔らかい感触に驚いて一度飛び上がった。
「なっ、なんだこれっ」
「ソファです。椅子ですよ。少し力を抜いて座ってみてください」
「こ、こうだな……む、なんだか目測……いや、感覚がズレるな……」
見た目で座れると思った感覚より沈むのだ。奇妙な感覚にすぐには慣れそうになかった。
「ははっ。田舎者丸出しだな。一体どこから出てきたんだ?」
「ん? どこって、トヤが言うには確か……【睿蛇の森】だぞ」
「……エイジャ……だと……?」
マティアスの答えに、シェリスはやっぱりと肩を落としただけだったが、エンカーはギョッとしていた。
「あそこは国でも最強クラスの森だが……あ、ああ、そうか。その近くに村があったな。ソイ村だったか。そこの出ってことだな」
「そんな名前だったかなぁ。さすがに五十年以上前だし、覚えがない。追い出されてからは一度も寄らなかったしな」
ソイ村というのが、マティアスが十二の時まで暮らしていた村で間違いないのだが、村の名前など、口にする機会などない。忘れているというよりは、知らなかったのだ。
「……五十年以上前……この診断は間違いじゃないのか……そうだよな……だが、九十とは……」
先ほどからエンカーがチラチラと目を向けているのは、手元にある一枚の紙だった。それとマティアスをまるで見比べるようにしていた。
「エンカー殿。彼女はこの赤い髪を見て分かるように、伝説となっているハイヒューマンです。見た目の年齢と実年齢は、私たちエルフのように人の感覚とは違う差異が出ると思いますよ」
「ハイヒューマンっ……なるほど。この『+』の意味はそれか。たしか【ハイエルフ】の表示が、エルフに『+』表記だったな。それと同じか」
「ええ。最初の診断結果はそう表示されると聞いたことがあります」
魔力には、種族を判別させる特定の波長がある。それによって、ギルドカードの情報には種族名が記されるのだ。
しかし、中にはその種族ではあるはずだが、確実といえないといったグレーな診断結果が出る時がある。
これが『+』表示だ。種族名の下にカッコ書きでそれが示される。その場合は、カードにデータを転写する時に修正してもらうことになる。
また、ハーフの場合は混じり合った魔力波動にはならず、見た目に近い親の方の種族判定がでることになる。その下には『△』の表示がでるらしい。ある意味、大変正確な判定だ。
「それにしてもハイヒューマンか……まぁ、だったらこのデタラメな数値も頷ける」
「そういうことですか。確かにそこを失念していました。カードのランクが人族の国で発行される初回の物では足りないのですね?」
「そうだ。数値を表示仕切れない。だが、これを表示するとなると、この国では最上位の無限レベルの物になるだろう。取り寄せるにしても、それだけの金は……無理だろう?」
「すぐには無理ですね」
二人はうんうんと唸る。マティアスは他人事のようにソファの感触を未だに楽しんでいる。
そして、シェリスが結論を出した。
「仕方ありません。最低限、今は身分証として使えればいいのですから、初回のもので作っておいてください。マティ、お金を貯めるまで数値が確認できませんが構いませんよね」
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「……いいでしょう……とりあえず、常識を教え込むまでは保護者役をしておきます。では、マスター、そういうことですのでお願いします」
「お、おう……すぐに用意させる。ここで待っていてくれ」
エンカーが出て行ってから、シェリスに尋ねてみた。
「で? どうなったんだ?」
別にマティアスは無責任なわけではない。効率良く話を進めるため、シェリスに任せただけだ。
「ギルドカードにも種類があるのです。単純に、性能が良いものは値段が高くなります。本来、ギルドカードを作る時というのは、それまで町の外に出ていないということですから、まだ戦闘経験もなく、それに伴う魂の力も魔力量も低い」
「外に出なければ安全だものなぁ」
高い壁で囲まれた町の中でだけ過ごしていれば、危険はない。魔獣の被害がなければ、戦うという経験はまず得られないものだ。
「人族ならば平均値は二桁。それも五十もいきません。エルフ族や魔族であれば、三桁に入っる辺りでしょう。この数値の桁が、性能によって表示できる限界が変わってくるのです」
「初回では桁が小さいということか。ということは、私の数値というのは、もっと多かったのだな」
「当然でしょう。既に外で戦闘経験もある上に、年齢も九十ですからね」
一般的にギルドカードを持つ年齢もとうに過ぎているのだ。仕方がない。ここまで聞いて、マティアスは目を細める。
「なるほどな……それだと、村に生まれた者は、本来町へ入るのは難しいことなのだな……」
「ええ。村というものを守るためだと言われますけれどね。締め出しているだけのようで、良い気分はしませんよ」
簡単に村から町へ人が流れてしまう事はないだろうが、村に生まれた者は、村しか知らずに一生を終えるのだ。
「まぁ、そんな事情もあって、町の外から来て町でギルドカードを作る者は、冒険者ギルドでは歓迎されます。ほとんどの場合、即戦力になりますからね」
危険な外から来られたのだ。戦う力も持っているのが前提なのだから、当然だろう。
「その中でもあなたは、とびきりの例外でしょうね。数値、確認したかったですか?」
「いや。数値ってことは数字なんだろう? 基準も分からんし、今は知らなくていい」
「強さが数字にそのまま出ますから、分かりやすいんですけどね」
そんなマティアスの考え方は、シェリスには好ましく映るのだ。
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舞台裏のお話はお休み。
代わりにお知らせです☆
こちらの作品の未来のお話。
『女神なんてお断りですっ。』第7巻
が発売されました。
今回はダンジョンでの話を中心に半分ほどは新たに書き下ろしたエピソードで固めております。
毎度のことながらwebで投稿していたものを既に読まれた方々にも楽しんでいただけると思います。
そして、レジーナの専用サイトでは番外編を公開中です。
登録されていない方でも今回の分は簡単な必須選択だけを入力すればアドレスの登録なしでお読みいただけるはずです。
こちらは当然、完全オリジナルの書き下ろしです。お暇な時にでも覗いてみてください。
webと違い、書籍では少々駆け足気味に物語は進んでいきます。終わりも見えてきましたので、是非この機会に一読いただければと思います。
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