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第六章 終わりと始まり
069 母と子の和解
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由佳子にとっては、二度と会うことは出来ないと思っていた子ども。
司にとっては、一生知ることなどないと思っていた母親だった。
「……ずっと、不思議だった……親父は、一度も母親について、確かな事を言わなかったから……」
たった一度、物心ついた時に司は父親に尋ねた。『僕のお母さんは?』と。それに返ってきた答えはただ一言。『いない』だった。
その言葉が、周りの大人達の勝手な憶測で、司の中に『母親とは別れた』『捨てられた』と言った、ドラマでありきたりな事情を植え付けていったのだ。
「私は長い間。生まれた子どもは死産で、要さんは家に縛られる私に嫌気が差して消えたんだって思っていたの……あなたに出会って、氷坂さんに真実を教えてもらうまで……そうずっと、思い込んできたわ」
少しだけ後ろを振り向きながら、由佳子は司へ話す。まるで、亡くなった要にも長年の誤解を謝るように。
「今更、母親だなんて名乗るのはおこがましいって分かってるの。でも、知ってしまったら言わないままには出来なかった」
そう言って由佳子は視線を下へと落とした。いつの間にか握り締めていた手は、細かく震えている。それに司も気付いていた。
目の前の由佳子が告白を終えるまで、司は自分の心を落ち着かせ、静かに耳を傾けて待っていた。
そして、由佳子は最後にこう言った。
「ごめんなさい……」
その言葉の中には、様々な想いが感じられた。
要を忘れようとした事。司の生死を確認しなかった事。母親であると、今更名乗り出た事。それら全てを、由佳子は謝りたかったのだ。
「なんで謝るんです」
「だって……私は結局、あなた達ではなく、家を取ったの。本当にあなた達の事を想っていたら、そんな事出来なかったはずだもの」
本当に要を愛していたのならば、真実を追及しにいったはずだと。
生まれたはずの子どもを想っていたならば、親達の言葉を鵜呑みにするのではなく、その死を確認する為に必死に動いたはずだと。
そんな思いが、由佳子の中に渦巻いていた。
苦しそうに表情を歪める由佳子を、司は真っ直ぐに見つめ返した。そして、一度だけ墓に目を向けると再び由佳子へと視線を戻す。
「謝る必要なんてない」
そうきっぱりと司が言った。
「親父だって、謝って欲しいなんて思わないはずだ」
由佳子は身を強張らせる。その様子に、司はどう言えばいいのか分からなくなった。言葉の意味を誤解しているのだと分かっていても、説明出来なかったのだ。
二人の様子を見て全てを察した理修は、仕方なく口を開いた。
「また誤解するんですか?」
「え……」
理修は、由佳子へと語りかける。
「伯母さまは知っているのでしょう?要さんがどんな人だったか。なら、こうして誤解していた事を謝りに来たら、何て返してくれるんです?」
「……要さんなら……」
そう呟いて、由佳子は墓を振り向く。そして、当時を思い出すように、もう一度それを口にする。だが、答えを口にしたのは司だった。
「俺なら許す」
「っ……要っ……さんならっ……っ許してくれるわっ……っ」
由佳子は、その場で泣き崩れる。
「要さんっ……要さんっ……」
そのまましばらく、誰も動く事は出来なかった。
ゆったりとした足取りで山を下る。
理修達家族の後ろを、少し離れて司と由佳子が二人並んで歩いている。
「理修」
そう固い声で、充花は先頭を歩く理修を呼んだ。それにゆっくりと振り向いた理修を見て、反射的に身を強張らせる。そして、意を決したように力を入れて告げた。
「今度、お父さんのお墓に連れて行って欲しいのっ」
「……」
充花は、自身の父親の墓の場所を知らない。今まで、知りたいと思わなかったのだ。そうして無関心を装い、憎む事で自分を保っていた。それを分かっていたから、理修も教えなかったのだ。
「……っ謝りたいの……お礼も言いたい……私を……お母さんを、護ってくれたこと……」
それこそ、今更だ。充花の言葉を静かに振り向いて聞いていた理修の表情も変わらない。そして、理修は前方へ顔を戻しながら呟いた。
「……勝手ですね……」
「っ……」
その言葉から、充花は理修の感情を読み取る事が出来なかった。冷たく突き放された事に涙を滲ませる。そんな充花の様子に、構わず理修は言葉を続けた。
「あちらへ誰かを連れて行くのは大変なんです。一般人を転移させるのには許可もいるし、術式もそれに合わせて弄らないと……」
「……それって……」
そこで理修がもう一度充花を振り返る。
「なんです?お墓参りでしょう?あちらにあるんで、仕方ないんです」
「……っ、そう……あっちにあるのね……」
「ええ。すぐには無理です」
口調は固いが、理修は充花に怒っている訳ではないのだ。
「婚約式の事もあるし、許可は貰っておかないと……」
そんな理修の呟きに反応したのは義久だった。
「っ……それがあった……」
「……親父……いい加減諦めろよ」
「そうだよ。結婚は避けられないんだから」
息子二人にそう言われ、義久は更に落ち込む。その様子に、充花は笑いを抑えられなかった。
「っふ、ふふっ」
「うぅ……充花さんまでっ……」
「決定事項だから」
「っ理修ちゃんっ」
「「泣くなよ……」
そんな会話で、理修と充花はようやく本当の意味で家族になれたように思えたのだった。
**********
読んでくださりありがとうございます◎
司にとっては、一生知ることなどないと思っていた母親だった。
「……ずっと、不思議だった……親父は、一度も母親について、確かな事を言わなかったから……」
たった一度、物心ついた時に司は父親に尋ねた。『僕のお母さんは?』と。それに返ってきた答えはただ一言。『いない』だった。
その言葉が、周りの大人達の勝手な憶測で、司の中に『母親とは別れた』『捨てられた』と言った、ドラマでありきたりな事情を植え付けていったのだ。
「私は長い間。生まれた子どもは死産で、要さんは家に縛られる私に嫌気が差して消えたんだって思っていたの……あなたに出会って、氷坂さんに真実を教えてもらうまで……そうずっと、思い込んできたわ」
少しだけ後ろを振り向きながら、由佳子は司へ話す。まるで、亡くなった要にも長年の誤解を謝るように。
「今更、母親だなんて名乗るのはおこがましいって分かってるの。でも、知ってしまったら言わないままには出来なかった」
そう言って由佳子は視線を下へと落とした。いつの間にか握り締めていた手は、細かく震えている。それに司も気付いていた。
目の前の由佳子が告白を終えるまで、司は自分の心を落ち着かせ、静かに耳を傾けて待っていた。
そして、由佳子は最後にこう言った。
「ごめんなさい……」
その言葉の中には、様々な想いが感じられた。
要を忘れようとした事。司の生死を確認しなかった事。母親であると、今更名乗り出た事。それら全てを、由佳子は謝りたかったのだ。
「なんで謝るんです」
「だって……私は結局、あなた達ではなく、家を取ったの。本当にあなた達の事を想っていたら、そんな事出来なかったはずだもの」
本当に要を愛していたのならば、真実を追及しにいったはずだと。
生まれたはずの子どもを想っていたならば、親達の言葉を鵜呑みにするのではなく、その死を確認する為に必死に動いたはずだと。
そんな思いが、由佳子の中に渦巻いていた。
苦しそうに表情を歪める由佳子を、司は真っ直ぐに見つめ返した。そして、一度だけ墓に目を向けると再び由佳子へと視線を戻す。
「謝る必要なんてない」
そうきっぱりと司が言った。
「親父だって、謝って欲しいなんて思わないはずだ」
由佳子は身を強張らせる。その様子に、司はどう言えばいいのか分からなくなった。言葉の意味を誤解しているのだと分かっていても、説明出来なかったのだ。
二人の様子を見て全てを察した理修は、仕方なく口を開いた。
「また誤解するんですか?」
「え……」
理修は、由佳子へと語りかける。
「伯母さまは知っているのでしょう?要さんがどんな人だったか。なら、こうして誤解していた事を謝りに来たら、何て返してくれるんです?」
「……要さんなら……」
そう呟いて、由佳子は墓を振り向く。そして、当時を思い出すように、もう一度それを口にする。だが、答えを口にしたのは司だった。
「俺なら許す」
「っ……要っ……さんならっ……っ許してくれるわっ……っ」
由佳子は、その場で泣き崩れる。
「要さんっ……要さんっ……」
そのまましばらく、誰も動く事は出来なかった。
ゆったりとした足取りで山を下る。
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そう固い声で、充花は先頭を歩く理修を呼んだ。それにゆっくりと振り向いた理修を見て、反射的に身を強張らせる。そして、意を決したように力を入れて告げた。
「今度、お父さんのお墓に連れて行って欲しいのっ」
「……」
充花は、自身の父親の墓の場所を知らない。今まで、知りたいと思わなかったのだ。そうして無関心を装い、憎む事で自分を保っていた。それを分かっていたから、理修も教えなかったのだ。
「……っ謝りたいの……お礼も言いたい……私を……お母さんを、護ってくれたこと……」
それこそ、今更だ。充花の言葉を静かに振り向いて聞いていた理修の表情も変わらない。そして、理修は前方へ顔を戻しながら呟いた。
「……勝手ですね……」
「っ……」
その言葉から、充花は理修の感情を読み取る事が出来なかった。冷たく突き放された事に涙を滲ませる。そんな充花の様子に、構わず理修は言葉を続けた。
「あちらへ誰かを連れて行くのは大変なんです。一般人を転移させるのには許可もいるし、術式もそれに合わせて弄らないと……」
「……それって……」
そこで理修がもう一度充花を振り返る。
「なんです?お墓参りでしょう?あちらにあるんで、仕方ないんです」
「……っ、そう……あっちにあるのね……」
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そんな理修の呟きに反応したのは義久だった。
「っ……それがあった……」
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「っふ、ふふっ」
「うぅ……充花さんまでっ……」
「決定事項だから」
「っ理修ちゃんっ」
「「泣くなよ……」
そんな会話で、理修と充花はようやく本当の意味で家族になれたように思えたのだった。
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