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第3章 蒼き海原と氷雪の砦
50話 足跡
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洞窟の奥で出会った、というか死に物狂いで助け出した少年を治療院に連れて行った俺だったが、数分目を離した隙に彼に窓から脱走されてしまった。身を切るような冷気の満ちる初冬の夜に、未だ怪我の治りきっていない少年が一人で出ていくことに不安が募るが、すでに彼の姿は人ごみに消えてしまっているので探し出して連れ戻すことは不可能と言っていいだろう。
参ったなあ……と居合わせた治療士の男と互いに顔を見合わせる。もしかすると先ほどまで部屋の外で俺が治療士の彼にシロカミなる存在について尋ねていたのを聞かれていたのかもしれない。今日一日で色々と配慮に欠ける行動をし続けてしまっていることに自分のことながら呆れ返るが、過ぎ去ったことを後悔したとてその事実が書き換わることはない。二度とこんな失態をしないように心に誓うと、俺と去って行った少年の二人分の治療費を払って俺は治療院を後にした。
マナーゼンたちを助けられなかった一件の翌日、すっかり自信を失ってしまった俺はすぐに再びあの洞窟で狩りをする気にもなれず、一日狩りを休んで町をぶらつくことにした。思えばここポルターズに来て早々にグミャと名乗るカエル忍者にお金を奪われ、休む間もなくマナーゼンとしての仕事を余儀なくされたのでほとんどこの町を散策できていない。ポルターズには異世界人の調査兼羽休めとしてやって来ていたはずなので本来はそちらのほうが正しい過ごし方なのだろうが、いやはやどうやっても俺はマナーゼンという仕事からは当分抜け出せそうもない。
そんなわけでどこからか楽しげな弦楽器の曲が聞こえてくる午前中の港町を当てもなく歩いていたのだが、ふと、先ほどから町行く人の中に何やら奇妙な服装の者が混じっていることに気がついた。いや、王都フレンテに比べればここは異文化が入り混じっているので様々な衣服の人を見かけるが、なんというか、妙に統一感があるというか、ある一つの目的のために皆その服装を身に纏っているようなのだ。俺がここに到着した当時にそんな服装の人は見なかったので冬用の服だろうか。
その服とは丈の短い白のケープと鮮やかな水色のマフラーが合体したようなもの。皆一様にケープ両端から伸びるマフラー部分を首に巻き付けて方から後ろに垂らすというスタイルであり、垂れ下がる端の独特な形と相まってあたかも妖精の羽のような印象を受ける。それを老若男女が身に着けているので俺の目にはなかなか奇妙に映るのだが、他の町民たちは誰もそんな目線を向けていないのでこれが冬のポルターズの日常風景なのだろう。
立ち寄った魚の串焼き的な何かの屋台で店主に件のケープについて尋ねてみると、返ってきたのは意外な答えだった。
「ああ、兄ちゃん旅人かい。あれはメトシシュラット教の信者たちだ。なんでもやつらの崇めてる神様ってのが、あんな感じで白くて青い羽が生えた魔法を司る神様なんだとよ。んで、あれは冬になるとやつらがその神様を真似して着る防寒具ってわけだ。変な格好だが見慣れちまえば普通って感じだな」
豊かな顎髭を撫でながらそう語る店主の男の口ぶりからして、彼はそのメトシシュラット教なる舌を噛みそうな宗教の信者ではないのだろう。魔法を司るということは信仰しているのは魔法使いなのだろうか。考えてみれば俺がこの世界に来てから、グレン村の自然信仰的な思想を除けばここまで目に見える形で宗教の様相を見るのは初めてだ。魔法やら魔物やら、元の世界とはかなり異なった面のあるこの世界でもやはり人間とは何かにすがりたい生き物なのだろう。
「メトシシュラット教の他にも宗教があったりするんですか?」
「ん~、どうだろうな。あんまりそういう話は聞かねえな。……まあしいて言うなら、大昔の宗教の名残でこの世界を作った神様みてえのがいるってのはみんな信じてるんじゃねえのかな」
「なるほど……。教えていただいてありがとうございます」
「いいってことよ! じゃあまた寄ってくれよな兄ちゃん!」
なんとなくではあるがこの世界、あるいはこの国の宗教観のようなものが今の会話で判明したわけだ。どうやらほとんどの人は特定の宗教を信仰するのではなく、漠然と創造神の存在を認めているらしい。元の世界での中世あたりの生活水準にしては宗教の影響力が弱い気もするが、魔法のような超自然的現象が溢れかえっているこの世界ならばそれも無理はないか。ならばいかにしてそんな宗教が民草の生活に割りいる空間が生まれたのだろうか……。
頭の中でそんな宗教の足跡に考察を巡らしつつ、俺は代金を支払うと見たことない色の焼き魚を受け取って屋台を後にした。
やたらと山椒のような匂いを漂わせる焼き魚の串を平らげた俺は、かねてより見てみたかった大灯台に足を運ぶことにした。以前訪れた時には憎たらしいカエル忍者に金貨入りの袋をかすめ取られたのでまともに観光が出来なかったのだ。今日こそはちゃんと見て回ろうと、俺は金の入ったポーチがしっかりと締まっていることを確認して遠くに見える巨大な白い塔に向けて歩き始めた。
「でか……!」
思わず驚愕の言葉が口から零れる。久方ぶりに訪れた大灯台の目前までたどり着いた俺は、その巨大さ、そして迫力に気圧されていた。すっかり寒くなった冬でも未だに大勢の観光客や旅人で賑わう大灯台は大まかに見れば巨大な円柱であり、その直径は十メートル以上、高さは五十メートルを優に超えているだろう。昼の陽光を滑らかに反射する灯台の壁面はどうやらそこらにある普通の石とは異なる材質であるようだ。
そんな大灯台に隣接する広場は、灯台の日陰になって居住区には向かない土地を丸ごと広場として利用しているようなので東北東方面にやたらと細長い楕円形だ。王都フレンテの始まりの剣広場よろしく色とりどりの出店が並び、喧騒と温かさを振り撒いている。
観光客たちでにぎわう屋台の行列を眺めながら俺は大灯台に向けて歩いていく。西の洞窟での狩りは生息する魔物の耳を欺くためにその静けさの中を極限まで音を殺して行動しているので、久しぶりに聞いたこのにぎやかさはとんでもない爆音に聞こえて少し委縮してしまう。マナーゼンのせいでコミュ障までこじらせてどうする、と己に心の中で檄を飛ばして喧騒を突っ切ると、ようやく人ごみの切れ目から大灯台の根元が俺の視界に飛び込んできた。
当然と言えば当然だが、白き塔の根本もやはり途方もなく太さを以って頑丈そうな石垣に突き刺さっている。そして奇妙なことに人々はその灯台の壁面に張り付くように何かをしているのだ。好奇心に突き動かされて人ごみをかき分けながら灯台に近づいていくとその正体が分かった。彼らは皆、灯台の壁に何かを書きつけているのだ。元の世界でも幾度か見かけた記憶のある、観光名所に自分の名前やら言葉やらといったいわゆる自分の足跡を残したいというあれだろう。ここまで大々的に行われているのは初めて見たが、観光客たちを止める人が見当たらないということは灯台の管理者側もこの風習を容認しているということなのだろう。あちこちで上がる楽しげな声に誘われて俺も何か書いてみようかなと思い立って、もはや白いとは呼べないほど文字に染まった壁に近寄った。
「……”フレンテより、レヴァルト”。”ニャクド様参上!”。はは、やっぱり想像通りだな。うーん……、これは読めないな」
近くに寄ってみたことで想像以上の密度で様々な人がコメントを書きつけたのが分かる。見たところどうやら灯台の下になぜか転がる小さな炭で壁に書きなぐっているようだ。風雨にさらされて文字が消え去り、その上からさらに書きこみが繰り返され、その壁は地肌が純白だったことを忘れているようにくすんだ灰色をしていた。そして見ていくと馴染みのあるフレントーラ文字の他にも何やら解読できない文字列が書かれていることを発見したので、やはり海の向こうにはフレントーラ王国とは異なる国が存在するのだろう。
そんな具合に過去の足跡たちを解読しつつ己のスペースを探して壁を伝っていると、不意に俺に目に気になるものが映り込んだ。多種多様な異世界の文字たちの中に書かれた一つの文字列。強烈な既視感をもたらすそれは、まさしく俺にとってなじみのある──。
「……これ、ひらがなじゃないのか……?」
乱暴な筆跡で”うみのむこうへ”とだけ書かれたその文字列に俺は釘付けになる。恐らく、いや、絶対にこの世界の人々にひらがな、もとい日本語を記述できる者はいない。そして無論俺が書き残したはずもないので、結論として導き出されるこの言葉の主は──。
「異世界人、なのか……? しかも最近までここにいた?」
雨風に取り払われることなくその存在を維持するそれは、つい最近までこの場所に俺と故郷を同じくする人物がいたことの証拠なのではないか。急速に跳ねる鼓動の音がやかましく響く俺の耳には、それと同時に錆び付いた重々しい歯車がついにゆっくりと回転を始める音も届いていた。
参ったなあ……と居合わせた治療士の男と互いに顔を見合わせる。もしかすると先ほどまで部屋の外で俺が治療士の彼にシロカミなる存在について尋ねていたのを聞かれていたのかもしれない。今日一日で色々と配慮に欠ける行動をし続けてしまっていることに自分のことながら呆れ返るが、過ぎ去ったことを後悔したとてその事実が書き換わることはない。二度とこんな失態をしないように心に誓うと、俺と去って行った少年の二人分の治療費を払って俺は治療院を後にした。
マナーゼンたちを助けられなかった一件の翌日、すっかり自信を失ってしまった俺はすぐに再びあの洞窟で狩りをする気にもなれず、一日狩りを休んで町をぶらつくことにした。思えばここポルターズに来て早々にグミャと名乗るカエル忍者にお金を奪われ、休む間もなくマナーゼンとしての仕事を余儀なくされたのでほとんどこの町を散策できていない。ポルターズには異世界人の調査兼羽休めとしてやって来ていたはずなので本来はそちらのほうが正しい過ごし方なのだろうが、いやはやどうやっても俺はマナーゼンという仕事からは当分抜け出せそうもない。
そんなわけでどこからか楽しげな弦楽器の曲が聞こえてくる午前中の港町を当てもなく歩いていたのだが、ふと、先ほどから町行く人の中に何やら奇妙な服装の者が混じっていることに気がついた。いや、王都フレンテに比べればここは異文化が入り混じっているので様々な衣服の人を見かけるが、なんというか、妙に統一感があるというか、ある一つの目的のために皆その服装を身に纏っているようなのだ。俺がここに到着した当時にそんな服装の人は見なかったので冬用の服だろうか。
その服とは丈の短い白のケープと鮮やかな水色のマフラーが合体したようなもの。皆一様にケープ両端から伸びるマフラー部分を首に巻き付けて方から後ろに垂らすというスタイルであり、垂れ下がる端の独特な形と相まってあたかも妖精の羽のような印象を受ける。それを老若男女が身に着けているので俺の目にはなかなか奇妙に映るのだが、他の町民たちは誰もそんな目線を向けていないのでこれが冬のポルターズの日常風景なのだろう。
立ち寄った魚の串焼き的な何かの屋台で店主に件のケープについて尋ねてみると、返ってきたのは意外な答えだった。
「ああ、兄ちゃん旅人かい。あれはメトシシュラット教の信者たちだ。なんでもやつらの崇めてる神様ってのが、あんな感じで白くて青い羽が生えた魔法を司る神様なんだとよ。んで、あれは冬になるとやつらがその神様を真似して着る防寒具ってわけだ。変な格好だが見慣れちまえば普通って感じだな」
豊かな顎髭を撫でながらそう語る店主の男の口ぶりからして、彼はそのメトシシュラット教なる舌を噛みそうな宗教の信者ではないのだろう。魔法を司るということは信仰しているのは魔法使いなのだろうか。考えてみれば俺がこの世界に来てから、グレン村の自然信仰的な思想を除けばここまで目に見える形で宗教の様相を見るのは初めてだ。魔法やら魔物やら、元の世界とはかなり異なった面のあるこの世界でもやはり人間とは何かにすがりたい生き物なのだろう。
「メトシシュラット教の他にも宗教があったりするんですか?」
「ん~、どうだろうな。あんまりそういう話は聞かねえな。……まあしいて言うなら、大昔の宗教の名残でこの世界を作った神様みてえのがいるってのはみんな信じてるんじゃねえのかな」
「なるほど……。教えていただいてありがとうございます」
「いいってことよ! じゃあまた寄ってくれよな兄ちゃん!」
なんとなくではあるがこの世界、あるいはこの国の宗教観のようなものが今の会話で判明したわけだ。どうやらほとんどの人は特定の宗教を信仰するのではなく、漠然と創造神の存在を認めているらしい。元の世界での中世あたりの生活水準にしては宗教の影響力が弱い気もするが、魔法のような超自然的現象が溢れかえっているこの世界ならばそれも無理はないか。ならばいかにしてそんな宗教が民草の生活に割りいる空間が生まれたのだろうか……。
頭の中でそんな宗教の足跡に考察を巡らしつつ、俺は代金を支払うと見たことない色の焼き魚を受け取って屋台を後にした。
やたらと山椒のような匂いを漂わせる焼き魚の串を平らげた俺は、かねてより見てみたかった大灯台に足を運ぶことにした。以前訪れた時には憎たらしいカエル忍者に金貨入りの袋をかすめ取られたのでまともに観光が出来なかったのだ。今日こそはちゃんと見て回ろうと、俺は金の入ったポーチがしっかりと締まっていることを確認して遠くに見える巨大な白い塔に向けて歩き始めた。
「でか……!」
思わず驚愕の言葉が口から零れる。久方ぶりに訪れた大灯台の目前までたどり着いた俺は、その巨大さ、そして迫力に気圧されていた。すっかり寒くなった冬でも未だに大勢の観光客や旅人で賑わう大灯台は大まかに見れば巨大な円柱であり、その直径は十メートル以上、高さは五十メートルを優に超えているだろう。昼の陽光を滑らかに反射する灯台の壁面はどうやらそこらにある普通の石とは異なる材質であるようだ。
そんな大灯台に隣接する広場は、灯台の日陰になって居住区には向かない土地を丸ごと広場として利用しているようなので東北東方面にやたらと細長い楕円形だ。王都フレンテの始まりの剣広場よろしく色とりどりの出店が並び、喧騒と温かさを振り撒いている。
観光客たちでにぎわう屋台の行列を眺めながら俺は大灯台に向けて歩いていく。西の洞窟での狩りは生息する魔物の耳を欺くためにその静けさの中を極限まで音を殺して行動しているので、久しぶりに聞いたこのにぎやかさはとんでもない爆音に聞こえて少し委縮してしまう。マナーゼンのせいでコミュ障までこじらせてどうする、と己に心の中で檄を飛ばして喧騒を突っ切ると、ようやく人ごみの切れ目から大灯台の根元が俺の視界に飛び込んできた。
当然と言えば当然だが、白き塔の根本もやはり途方もなく太さを以って頑丈そうな石垣に突き刺さっている。そして奇妙なことに人々はその灯台の壁面に張り付くように何かをしているのだ。好奇心に突き動かされて人ごみをかき分けながら灯台に近づいていくとその正体が分かった。彼らは皆、灯台の壁に何かを書きつけているのだ。元の世界でも幾度か見かけた記憶のある、観光名所に自分の名前やら言葉やらといったいわゆる自分の足跡を残したいというあれだろう。ここまで大々的に行われているのは初めて見たが、観光客たちを止める人が見当たらないということは灯台の管理者側もこの風習を容認しているということなのだろう。あちこちで上がる楽しげな声に誘われて俺も何か書いてみようかなと思い立って、もはや白いとは呼べないほど文字に染まった壁に近寄った。
「……”フレンテより、レヴァルト”。”ニャクド様参上!”。はは、やっぱり想像通りだな。うーん……、これは読めないな」
近くに寄ってみたことで想像以上の密度で様々な人がコメントを書きつけたのが分かる。見たところどうやら灯台の下になぜか転がる小さな炭で壁に書きなぐっているようだ。風雨にさらされて文字が消え去り、その上からさらに書きこみが繰り返され、その壁は地肌が純白だったことを忘れているようにくすんだ灰色をしていた。そして見ていくと馴染みのあるフレントーラ文字の他にも何やら解読できない文字列が書かれていることを発見したので、やはり海の向こうにはフレントーラ王国とは異なる国が存在するのだろう。
そんな具合に過去の足跡たちを解読しつつ己のスペースを探して壁を伝っていると、不意に俺に目に気になるものが映り込んだ。多種多様な異世界の文字たちの中に書かれた一つの文字列。強烈な既視感をもたらすそれは、まさしく俺にとってなじみのある──。
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乱暴な筆跡で”うみのむこうへ”とだけ書かれたその文字列に俺は釘付けになる。恐らく、いや、絶対にこの世界の人々にひらがな、もとい日本語を記述できる者はいない。そして無論俺が書き残したはずもないので、結論として導き出されるこの言葉の主は──。
「異世界人、なのか……? しかも最近までここにいた?」
雨風に取り払われることなくその存在を維持するそれは、つい最近までこの場所に俺と故郷を同じくする人物がいたことの証拠なのではないか。急速に跳ねる鼓動の音がやかましく響く俺の耳には、それと同時に錆び付いた重々しい歯車がついにゆっくりと回転を始める音も届いていた。
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