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第3章 蒼き海原と氷雪の砦
45話 竜皮症
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ひょんなことから落ちてしまった巨大な洞窟の中でドラゴンほどもあろうというムカデと遭遇した俺は、何とかその毒牙をかいくぐって洞窟の外へとつながる道へたどり着いた。頭上から差す光の色味からして現在はどうやら昼過ぎであり、地上の穴に到着したのが午前中であったことを考えれば、数時間もの間この洞窟の中をさまよっていたことになる。……いや、どちらかといえば数時間で脱出できたことに喜ぶべきか。
身を潜めてムカデの様子をうかがう俺の耳に下層からムカデが移動していく音が届く。単に俺という獲物に飽きたのか、それとも直射日光が当たる場所が嫌いなのかは定かではないが、とりあえずは死の危険は過ぎ去ってくれたということだろう。途端に全身の緊張が弛緩して俺はずるずると壁にもたれかかって座り込んだ。思い出したかのように鱗状に割れた右腕やら鞭のようなものに打たれた背中やらが激痛を訴えてくるが、ここはまだ洞窟の内部なのでちゃんとした治療をやっているような暇はない、というか俺にはそんな治療技術はない。いつかそういうことも勉強しておくかあと未来の自分に丸投げしつつ、俺はマナポーションを呷って立ち上がった。
そんなわけでポルターズでの魔物狩りデビュー戦は散々な目に遭って終了したわけだが、そのことをギルドに報告すると、呆然というか驚愕といったリアクションを返された。なんでも、俺が潜った洞窟は実際のマナーゼンたちの魔物狩りスポットとして利用されている洞窟とは違うもので、本物はさらに道を進んだところに、しかもかなり整備の行き届いた状態で鎮座しているらしいのだ。まあ確かに言われてみればマナーゼンたちの行きつけの狩場の入り口というにはあの縦穴はあまりにも目立たなすぎだし、出口らしき穴も海に臨む断崖絶壁の中腹にあったのでそんな危険まみれのところを狩場にはしないか。
間抜けすぎる事実を言い渡された恥ずかしさに頭をかく俺に、ギルドの役員はご確認くださいと言って一枚の紙を手渡した。見ると件の狩場の洞窟の位置やら内部の構造やら、そして生息している魔物までもが子細に描かれている。なるほど、多くのマナーゼンに利用されているのならばこれほどまでに洞窟が解明されるのは至極当たり前のことだろう。朝にギルドを訪れた時には見落としていたらしい、その紙がカウンター横で配布されているのを発見してぎこちなく笑いながら、俺は役員のお兄さんに礼を言ってギルドを後にした。
次に向かったのは町の治療院。王都フレンテと同様にここポルターズでもマナーゼンのギルドの近所にあるようで、ギルドを出てきょろきょろと辺りを見回しているとすぐにおなじみの真っ白な建物が俺に視界に入った。さすがに時間が経ったので患部から血を垂れ流し続けているわけではないが、依然として背中と右腕のじくじくとした痛みは消えない。フレンテで出会ったトレトさんのような口の悪い治療士にまみえないことを願いつつ、俺は治療院の重厚な扉を左手で開いた。
治療士による診察の結果、俺の右腕の謎の負傷の原因が一応明らかになった。治療士の彼によると、俺の右腕の皮膚を鱗状に引き裂いたのは”竜皮症”なる皮膚病らしい。初めて耳にした病気なので恐らくこちらの世界由来のものなのだろう。”りゅうひしょう”なるワードにどういう文字を当てるのか俺には全く見当もつかなかったが、それが竜の髄液を浴びることに起因するという言葉を聞いた途端に”竜”の”皮”膚のようになる”症”状、すなわち”竜皮症”となるのだと分かったという経緯がある。この病の患者は原因上マナーゼンに多く、魔法などで患部に過剰にマナが集中するとそのマナを吸い取ってその症状を顕現させるらしい。
俺が竜皮症の治療法について尋ねると、治療士から返ってきたのはあまりいい返事とはいえないものだった。曰く竜皮症を治す方法は現在時点で発見されていないらしい、つまりは不治の病らしいのだ。
そんなわけで俺はとりあえずの処置として患部のマナを拡散させる作用を持つという、仰々しい模様が描かれたお札を貼られ、竜皮症の進行を抑えることになった。それでもお札の効能には限界があるので極力右腕での魔法の行使を慎むようにときつく言われ、俺はただふるふると頷くことしかできなかった。
港町ポルターズを訪れてから早くも一週間が経過した。背中の傷はもはやおなじみの驚異の回復力によって完治した一方、右腕の鱗状の引き裂き傷はお札の影響でマナが巡らないからのか未だに残り続けていた。
それに伴って俺は戦闘スタイルの変更をも余儀なくされ、従来のような纏いで加速させた斬撃で倒すスタイルから、右手への纏いは使用せずにほかの手足への纏いでバランスを取るという形に変わった。今はまだこの戦い方に慣れていないが、現状元の世界へ帰る方法に関する情報はまだ何も見つかっておらず絶賛捜索中なのだ、慣れるだけの時間はたっぷりあるだろう。
今日も今日とてマナーゼンのギルドに赴きこれから魔物狩りに行くことを伝えると、俺は町を出て西方面へと歩き出した。
たった一週間しか経っていないにもかかわらず気候は一気に冷たく乾いていき、もうすぐ厳しい冬が近づいてきていることを示唆している。ムカデの攻撃で敗れた箇所を自力で補修しややくたびれたポンチョをしっかり体に巻き付けて俺は抜けるような青空の下、西の洞窟を目指して歩いていった。
そして数十分の時が流れようやく俺は西の洞窟の入り口に到着した。……もちろん本当の狩場である方の洞窟だ。王都の南にあった深い森と異なり、洞窟の入口はマナーゼンたちのためにかなり整備されており、さらには魔物狩りに必要なポーションやらを売る露店さえも並んで毎日のように賑わいを見せている。俺の泊るくじら庵の店主といい、こんな場所で商いをする商人といい、ここの町の商人はなかなかに商売に魂を捧げているような人が多いようだ。
入口の露店で必要な物を買いそろえてから魔石灯に事前に光を灯しておくと、俺はマップ片手に洞窟の内部へ足を踏み入れた。直射日光が差さなくなった途端に凍えるような冷気が足元から這い上って来て吐く息も白くなる。俺は寒さを払いのけようと手を擦り合わせながら魔物を求めて洞窟のさらなる深淵に向かって行った。
「これで良し……っと」
洞窟での魔物狩りを始めておよそ二時間が経過し、俺は洞窟の深層で大きなヒルの魔物──マップに書かれた情報によるとブリークという名前らしい─を二匹狩って魔石を回収していた。最初の洞窟脱出作戦では脱出に必死で心中にあるのは焦りや恐怖だけだったが、マッピングが施された洞窟の探索は目的は狩りという血生臭いものであれど、遠足のようなワクワク感がある気がする。こんな危険な遠足があってたまるかという意見は聞こえるような気もするが気にしないでおこう。
魔石をポーチに入れてから手についた灰を落とそうと足元の水溜まりで洗い流そうとしたところで、不意に俺の耳に遠くから金属音が届いた。恐らくマナーゼンがどこかで魔物を狩っているのだろう。狩場では他のマナーゼンが魔物と戦っている場面に出くわすことも珍しくないので別段不思議なことというわけではない。しかし、響いてきた音に俺はごく小さな違和感を覚えていた。自身の経験から導き出された違和感ゆえにはっきりと言語化するのは難しいが、あえて言葉にするならば聞こえてくる音があまりにも不規則すぎるといったところか。いや、実際の戦闘ではもちろん音楽的なリズムに乗って攻撃するわけはないのでそういった意味では規則的にはなりえないが、それでも攻撃とその次の攻撃につなげるための動きが繰り返されるのでテンポが生まれるのだ。そういった規則性が見えないということはマナーゼンが未熟なのか、それとも戦っている魔物が極めて強力なのか──。
音が気になってしばらく耳を澄ましていると、やがて不規則な音が途切れて叫び声が聞こえてきた。グレン村やフレンテの襲撃を思い出させるような声に俺の心がドキリと跳ねる。まずい、やはり良くない状況だったか。通例、他のマナーゼンが戦っているところには割り込まないという暗黙の了解が存在するが、今はそんな悠長なことを言っている場合ではない。俺はマップに目を走らせて音が聞こえてきた方向に続く道を探すと、地面の水を蹴り上げて走り出した。頼む、どうか死なないでくれ──。俺は奥歯を噛みしめながら地面を蹴って奥へと続く暗闇を目指して駆け出した。
身を潜めてムカデの様子をうかがう俺の耳に下層からムカデが移動していく音が届く。単に俺という獲物に飽きたのか、それとも直射日光が当たる場所が嫌いなのかは定かではないが、とりあえずは死の危険は過ぎ去ってくれたということだろう。途端に全身の緊張が弛緩して俺はずるずると壁にもたれかかって座り込んだ。思い出したかのように鱗状に割れた右腕やら鞭のようなものに打たれた背中やらが激痛を訴えてくるが、ここはまだ洞窟の内部なのでちゃんとした治療をやっているような暇はない、というか俺にはそんな治療技術はない。いつかそういうことも勉強しておくかあと未来の自分に丸投げしつつ、俺はマナポーションを呷って立ち上がった。
そんなわけでポルターズでの魔物狩りデビュー戦は散々な目に遭って終了したわけだが、そのことをギルドに報告すると、呆然というか驚愕といったリアクションを返された。なんでも、俺が潜った洞窟は実際のマナーゼンたちの魔物狩りスポットとして利用されている洞窟とは違うもので、本物はさらに道を進んだところに、しかもかなり整備の行き届いた状態で鎮座しているらしいのだ。まあ確かに言われてみればマナーゼンたちの行きつけの狩場の入り口というにはあの縦穴はあまりにも目立たなすぎだし、出口らしき穴も海に臨む断崖絶壁の中腹にあったのでそんな危険まみれのところを狩場にはしないか。
間抜けすぎる事実を言い渡された恥ずかしさに頭をかく俺に、ギルドの役員はご確認くださいと言って一枚の紙を手渡した。見ると件の狩場の洞窟の位置やら内部の構造やら、そして生息している魔物までもが子細に描かれている。なるほど、多くのマナーゼンに利用されているのならばこれほどまでに洞窟が解明されるのは至極当たり前のことだろう。朝にギルドを訪れた時には見落としていたらしい、その紙がカウンター横で配布されているのを発見してぎこちなく笑いながら、俺は役員のお兄さんに礼を言ってギルドを後にした。
次に向かったのは町の治療院。王都フレンテと同様にここポルターズでもマナーゼンのギルドの近所にあるようで、ギルドを出てきょろきょろと辺りを見回しているとすぐにおなじみの真っ白な建物が俺に視界に入った。さすがに時間が経ったので患部から血を垂れ流し続けているわけではないが、依然として背中と右腕のじくじくとした痛みは消えない。フレンテで出会ったトレトさんのような口の悪い治療士にまみえないことを願いつつ、俺は治療院の重厚な扉を左手で開いた。
治療士による診察の結果、俺の右腕の謎の負傷の原因が一応明らかになった。治療士の彼によると、俺の右腕の皮膚を鱗状に引き裂いたのは”竜皮症”なる皮膚病らしい。初めて耳にした病気なので恐らくこちらの世界由来のものなのだろう。”りゅうひしょう”なるワードにどういう文字を当てるのか俺には全く見当もつかなかったが、それが竜の髄液を浴びることに起因するという言葉を聞いた途端に”竜”の”皮”膚のようになる”症”状、すなわち”竜皮症”となるのだと分かったという経緯がある。この病の患者は原因上マナーゼンに多く、魔法などで患部に過剰にマナが集中するとそのマナを吸い取ってその症状を顕現させるらしい。
俺が竜皮症の治療法について尋ねると、治療士から返ってきたのはあまりいい返事とはいえないものだった。曰く竜皮症を治す方法は現在時点で発見されていないらしい、つまりは不治の病らしいのだ。
そんなわけで俺はとりあえずの処置として患部のマナを拡散させる作用を持つという、仰々しい模様が描かれたお札を貼られ、竜皮症の進行を抑えることになった。それでもお札の効能には限界があるので極力右腕での魔法の行使を慎むようにときつく言われ、俺はただふるふると頷くことしかできなかった。
港町ポルターズを訪れてから早くも一週間が経過した。背中の傷はもはやおなじみの驚異の回復力によって完治した一方、右腕の鱗状の引き裂き傷はお札の影響でマナが巡らないからのか未だに残り続けていた。
それに伴って俺は戦闘スタイルの変更をも余儀なくされ、従来のような纏いで加速させた斬撃で倒すスタイルから、右手への纏いは使用せずにほかの手足への纏いでバランスを取るという形に変わった。今はまだこの戦い方に慣れていないが、現状元の世界へ帰る方法に関する情報はまだ何も見つかっておらず絶賛捜索中なのだ、慣れるだけの時間はたっぷりあるだろう。
今日も今日とてマナーゼンのギルドに赴きこれから魔物狩りに行くことを伝えると、俺は町を出て西方面へと歩き出した。
たった一週間しか経っていないにもかかわらず気候は一気に冷たく乾いていき、もうすぐ厳しい冬が近づいてきていることを示唆している。ムカデの攻撃で敗れた箇所を自力で補修しややくたびれたポンチョをしっかり体に巻き付けて俺は抜けるような青空の下、西の洞窟を目指して歩いていった。
そして数十分の時が流れようやく俺は西の洞窟の入り口に到着した。……もちろん本当の狩場である方の洞窟だ。王都の南にあった深い森と異なり、洞窟の入口はマナーゼンたちのためにかなり整備されており、さらには魔物狩りに必要なポーションやらを売る露店さえも並んで毎日のように賑わいを見せている。俺の泊るくじら庵の店主といい、こんな場所で商いをする商人といい、ここの町の商人はなかなかに商売に魂を捧げているような人が多いようだ。
入口の露店で必要な物を買いそろえてから魔石灯に事前に光を灯しておくと、俺はマップ片手に洞窟の内部へ足を踏み入れた。直射日光が差さなくなった途端に凍えるような冷気が足元から這い上って来て吐く息も白くなる。俺は寒さを払いのけようと手を擦り合わせながら魔物を求めて洞窟のさらなる深淵に向かって行った。
「これで良し……っと」
洞窟での魔物狩りを始めておよそ二時間が経過し、俺は洞窟の深層で大きなヒルの魔物──マップに書かれた情報によるとブリークという名前らしい─を二匹狩って魔石を回収していた。最初の洞窟脱出作戦では脱出に必死で心中にあるのは焦りや恐怖だけだったが、マッピングが施された洞窟の探索は目的は狩りという血生臭いものであれど、遠足のようなワクワク感がある気がする。こんな危険な遠足があってたまるかという意見は聞こえるような気もするが気にしないでおこう。
魔石をポーチに入れてから手についた灰を落とそうと足元の水溜まりで洗い流そうとしたところで、不意に俺の耳に遠くから金属音が届いた。恐らくマナーゼンがどこかで魔物を狩っているのだろう。狩場では他のマナーゼンが魔物と戦っている場面に出くわすことも珍しくないので別段不思議なことというわけではない。しかし、響いてきた音に俺はごく小さな違和感を覚えていた。自身の経験から導き出された違和感ゆえにはっきりと言語化するのは難しいが、あえて言葉にするならば聞こえてくる音があまりにも不規則すぎるといったところか。いや、実際の戦闘ではもちろん音楽的なリズムに乗って攻撃するわけはないのでそういった意味では規則的にはなりえないが、それでも攻撃とその次の攻撃につなげるための動きが繰り返されるのでテンポが生まれるのだ。そういった規則性が見えないということはマナーゼンが未熟なのか、それとも戦っている魔物が極めて強力なのか──。
音が気になってしばらく耳を澄ましていると、やがて不規則な音が途切れて叫び声が聞こえてきた。グレン村やフレンテの襲撃を思い出させるような声に俺の心がドキリと跳ねる。まずい、やはり良くない状況だったか。通例、他のマナーゼンが戦っているところには割り込まないという暗黙の了解が存在するが、今はそんな悠長なことを言っている場合ではない。俺はマップに目を走らせて音が聞こえてきた方向に続く道を探すと、地面の水を蹴り上げて走り出した。頼む、どうか死なないでくれ──。俺は奥歯を噛みしめながら地面を蹴って奥へと続く暗闇を目指して駆け出した。
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