泡影の異世界勇者《アウトサイダー》

吉銅ガト

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第1章 はじめての異世界

11話 東の洞窟

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 元の世界に帰る方法を探すために王都に向かうことを決めた俺は、二日後の行商人の来訪に備えて準備をしていた。ノルト村長に頼んでいらなくなった衣服を譲ってもらい旅支度を進めていると、フェルテルが不思議そうな顔をして俺を見ていた。そうだった、フェルテルに何も伝えないまま勝手に話を進めてしまっていた。フェルテルにも返しきれないほどの恩がある。それなのに何も告げず去っていくのは失礼というものだろう。
「ああ、フェルテルには言ってなかったね。実は二日後に行商人に同行させてもらって王都に行こうと思うんだ。長い間泊めてくれてありがとう。いつか必ずこの礼は返すよ」
 俺の言葉を聞いた途端、フェルテルはぽかんとした表情になったが、すぐにいつもの笑顔に戻って言った。
「いえいえ! 私たちもソーマさんが来てから家族が一人増えたみたいでとっても楽しかったです。またこの村にいらしたときは会いに来てくださいね」
「うん、もちろん! 王都の土産を持って伺わせてもらうよ」
 二日後にはフェルテルの輝かんばかりの笑みも見られなくなってしまうと思うと寂しいが、居候の身であり絶賛元の世界に帰還中であるので仕方がない。
「ノルト村長も改めてありがとうございました。ノルト村長やフェルテルがいなければ、俺は間違いなくもう死んでいたと思います。このご恩は必ず返させてください」
ふぉっふぉ、楽しみにしておきますぞ、とサムズアップして笑って見せる村長。こんなナイスガイになろうと俺は心に決めた。

 一通り旅支度を済ませた後、滞在中フェルテルたちと同じくらいお世話になった魔法の師、ライさんの下を訪れた。ライさんの工房まで到着し、コンコココン、という俺の来訪を示すノックをすると、中から入りな、という嗄れ声が響いた。扉をくぐって作業部屋に入ると、いつもと同じようにライさんは机に向かって何かを作っていた。
「こんにちは。実は俺、二日後にこの村を発つことになりまして、今日は挨拶に来ました」
 俺の声を聞いてライさんは振り返る。そして俺の顔をちらりと見た後、ふん、と言ってまた机の方に視線を戻した。え? それだけ? 俺はそんなにもライさんの中では薄い存在だったのか……。
 俺が面食らって固まっていると、やがてライさんは口を開いた。
「あたしがお前さんに教えたこと、忘れるんじゃないよ。いいかい、魔法は心が一番重要だ。どんな状況になろうとも心を乱すんじゃないよ。そうすりゃ大抵、どうにかなるもんさね」
 ”魔法は心”。ライさんに魔法の手ほどきを受けていた時、いつもライさんは俺に語って聞かせた。なんでも魔法の源であるマナというものは同時に心を形作っているものでもあるらしく、心が乱れれば魔法も乱れるということらしい。確かに手ほどきの間、冷静な時の方がうまく扱えていたような気がしたのだからおそらくそれは正しいのだろう。座禅のような精神統一の手段もあることだし、もしかしたら元の世界でも実はマナないし魔法の存在があったのでは? とも思ったが、まあ現実的な議論ではない。
 それはともかく、ライさんのおかげで魔法の(恐らく存在しない)世界に生まれた俺が魔法をほんの少しだが扱えるようになったのだから、ライさんにも多大なる恩義を感じている。
「魔法のご教授ありがとうございました。こんな俺が魔法を使えるなんて思いもしませんでした」
 俺の言葉にライさんはまたもやふん、と笑う。
「案外、資質とか才能なんてものは自分の気がつかないところにあるもんさ。それに気が付ければ儲けものってやつさ。まあ、お前さんに魔法の才能があるのかなんて知ったこっちゃないがね」
「は、はあ……」
 どこまでも我が道を行くという感じの人だ。まあそこがこの人の魅力でもあるのだろうが。

 そんなこんなで再度お礼を述べて部屋を出ようとする背中に、唐突にライさんの声がかかった。
「餞別だ。旅に出るならこのランタンを持っていきな。小ぶりのやつだが性能は十分さ。小さい魔石もおまけしとくよ」
 こちらに向けたライさんの手にはこの部屋を最初に訪れた時に作っていたランタンの小型版といったものが握られていた。
「本当にいいんですか?」
 俺が遠慮がちに尋ねると、ライさんが
「あたしの気が変わらないうちに受け取りな」
とにやりと笑いながら言うので、お礼を言ってありがたくいただくことになった。このランタン、大切に使おう。

 こうしてお礼を言いに来たのにプレゼントをもらうという不思議な状況だが、これでお世話になった人に一通りあいさつを済ませることが出来た。一週間もの間暮らして知り合いがこれだけなのは異邦人だからということで許してほしい。

 そして時間は過ぎて就寝時間となったが、俺はなかなか寝つけず、夜風を浴びようとこっそりと玄関の扉を開けて外に出た。元の世界の夜と違って、この村の夜は村を囲む柵に点々と差された松明しか明かりがないので、驚くほどの数の星が見える。
 家のそばの草地に腰を下ろしてしばらくぼーっと星々を眺めていると、玄関の扉が開く音が聞こえた。誰かと思って振り返るとフェルテルだ。そしてこちらのほうまで歩いてくると、そのまま俺の隣に座りこんだ。
「ソーマさんも眠れないんですか? ……えへへ、なら一緒ですね、私もなんだか眠れなくて……。最近は夜も暑くなってきたからですかね?」
「そうかもしれないな。……それにしても明後日にはこの村を離れるのか。たった一週間しかこの村で暮らしていないのに、なんだか生まれ育った故郷を離れるみたいな気分だよ」
 俺の感慨にフェルテルは顔を輝かせる。
「そんな風にこの村のことを思ってくれるなんて、私もなんだか嬉しくなっちゃいます、えへへ。あと二日ですけど楽しく過ごしてくださいね」
「ああ、何卒よろしくお願いするよ」
 そんな他愛のない会話をしばらくした後、フェルテルは小さく欠伸を一つ、おやすみなさいと声をかけて家の中に戻っていった。別れ際のフェルテルの笑顔を見て少し泣きそうになったのは内緒にしておこう。

 翌日。
 いつものように畑仕事の手伝いをしていると、一人の壮年の男がノルト村長を訪ねてきた。なんでも、行商人の馬車が明日やってくるので、村までの経路のそばにある洞窟の魔物を封じておきたいらしい。本格的に活動ができるのも今日だけだったのでせめて村の恩返しになればと、俺は男たちに協力を申し出た。

「そしたら行くとするか」
 村の警備を担当しているグアルドさんという男の低い声が小屋の中に響く。はい! と威勢よく返事をして俺は荷物を持って立ち上がった。
「うむ、ちょっとひょろっちいが、まあ悪くないな」
 検分するようにげじげじ眉毛の下の目が俺の恰好を見て頷く。現在の俺は服の上からなめし皮をつないで作られた簡素な鎧をまとい、背中にやや小ぶりな剣を背負っている。小ぶりと言いつつも剣というものはやはり金属の塊なわけなので、それなりの重量を肩や背中に感じる。そして手荷物として、洞窟を封じるための大小様々な道具を袋に入れて持っていた。現代日本では考えられないような奇妙極まりない見てくれだが、彼自身も似たり寄ったりな格好だし、現地人であるグアルドさんが悪くないというのなら、この違和感も文化として甘んじて受け入れるとしよう。
「てなわけでもう一度確認するぞ。今から俺たちは東の洞窟に行って、中の魔物をぶっ転がす。そんで今お前の持ってる袋の中に入っているライばあさん特製魔法陣を設置して完了だ。……やることは分かったか?まあ、分からんでも構わず連れていくがな、ガハハ!」
 豪快に笑うグアルドさん。ジョークがきついがタスクは理解できたので大丈夫だ。俺より頭一つ背の高いガタイのいい男を見上げてサムズアップして見せる。
「大丈夫です! 今日はよろしくお願いします、グアルドさん」
 俺の言葉を聞いて頷いたグアルドさんだったが、直後う~んと唸り出した。何か俺の発言が気に障ったのだろうか。不安に思いながら反応を待っていると、グアルドさんは逆立った髪の毛を乱暴に掻きながら言った。
「あー、あった時から思ってたんだが、その、敬語はやめてくれ、体がムズムズしちまう。俺はそんなに大層な奴じゃねえからな。”さん”なんてのも取っ払ってくれ」
 なるほど、俺の敬語がむずかゆく感じていたのか。それは申し訳ないことをした。こんな大男相手にため口で話すのは気後れしそうだが、本人がいいというのなら従おう。
「分かったよ。改めてよろしく、グアルド」
「おう! よろしくな、ソーマ!」
 満足といった表情で、グアルドさん、いや、グアルドは屈託なく笑った。

 フレウト村から歩くこと約三十分、俺たちは目的地の洞窟にたどり着いた。たった三十分といえど、今日も今日とて夏らしい快晴なので、鎧に剣、道具袋という軽装とは言えない装いで歩けばたちまちじっとりと汗をかいてしまった。
「さあ着いたぞ、ここが東の洞窟だ。そんで向こうを見てみろ、今まで通ってきた道がずっと向こうまで続いてるだろ。これが王都まで続いてるんだぜ」
「へえ~……。果てしなく長いな……」
 緩やかな稜線を臨む平原を分割するようにそこだけ草の生えていない細道がはるか彼方まで伸びている。明日にはこの道を通って王都に向け出発するのだから、なんだか不思議な気分だ。
 ひとしきり眺めを堪能したところで、俺たちは洞窟封じの準備を開始した。グアルドの話によると、この洞窟には森で遭遇したペウルスのような大型の魔物は出ないものの、元の世界でも聞きなじみのあるゴブリンや、聞いたことのない、足の裏ほどもあるヒルのような魔物ブリークといった、集団で行動する魔物が住み着いているらしく、今回は主にゴブリンの駆除をするそうだ。
 背中に背負った剣を抜いて軽く振ってみる。いくら小ぶりの剣とはいえ、剣術などとは縁遠い俺にとってはかなりの重量を感じる。それに一度ペウルスを仕留めた経験はあるものの、改めて生き物を殺すという行為に向き合うとなると、途端に罪悪感や後ろめたさがこみ上げてくるのが分かった。そんな逡巡を察してか、グアルドは俺の肩をバンバンと叩いて言った。
「安心しろ! 危ないことになったら俺が助けに入ってやる! だからそんなに気負いするなよ。さあ、行くぞ」
「あ、ああ、すまないな。行こう」
 心なしか軽くなったように感じる剣を鞘に納めて、俺はグアルドの頼りがいのある背中を追って洞窟に入っていった。

 俺たち二人は洞窟の奥に進んでいく。横幅は車一台が通れるほどの余裕はあるが、奥に行くにつれて明度が下がっていくので圧迫感を感じる。ひんやりとした洞窟内の空気が俺の不安を煽る。所々に弱い光を発している苔が生えているが、完全に見通せるのに十分な明かりは確保できていない。松明に火を灯して奥を照らしながらしばらく歩いていくと、突然聞いたことのない鳴き声が聞こえた。グアルドのジェスチャーで立ち止まって剣を構えて敵襲に備えると、やがてがさがさと何か複数のものがこちらにやってくる音が聞こえた。グアルドがさっきからは想像できないようなささやき声で指示を出す。
「……松明の火を消せ。ゴブリンだ。やつらは背丈は人間の子供くらいだが、力はそれなりに強いし動きも早い。頭の骨は堅いから首を狙え、いいな。やつらがこちらに来た瞬間行って、反撃される前に全滅させるぞ……」
「……ああ、分かった」
小さな声で指令に応じ、岩陰に隠れてその時を静かに待つ。剣を握る手は汗で湿り、心臓は飛び出さんとばかりに跳ねている。今にも叫び出しそうなのを必死で抑えて目を闇に慣らしていると、次第に洞窟内が見えるようになってきた。洞窟の奥は壁になっており、その壁にある人が通れるほどの亀裂の向こうにさらに空間が続いているようだ。ゴブリンたちは向こうの空間からこちらにやって来ようとしていた。

 その時はついにやって来た。ゴブリンたち──恐らく四体は亀裂の向こうからこちらに侵入してきた。くきゃきゃ、と奇妙な声で仲間と交信しながら入口方面に歩いていく。
 ……今だ!! 俺は覚悟を決めて岩陰から歩いていくゴブリン一体の前に躍り出た。同時にグアルドもゴブリンの下に飛び込む。突然の敵襲に、ゴブリンたちは面食らったように一瞬動きを止めた。
「いまだ! 横に薙いで首を飛ばせ!」
 グアルドの肉食獣のような咆哮が轟き、一瞬の風切り音の後、一体のゴブリンの首が瞬く間に体から離れた。何か液体が飛び散る音と重いものが地面にぶつかる音が洞窟内に鈍く響く。恐怖で硬直しそうになる体を気合で無理やりに突き動かして、俺も目の前のゴブリンの首辺りをめがけて思い切り剣を振り抜いた。しかし俺の刃は下方にずれ、肉と骨を断つおぞましい感覚を俺に与えながらゴブリンの左腕を根元から切り飛ばしてそのまま空を薙いだ。くきゃあくきゃあ! と耳に障るやかましい声でゴブリンが鳴き喚き、残りのゴブリンも戦闘態勢に入る。しくじった。落ち着け、ここで焦ったら余計危険だ。理性ではそう警告するものの、俺の生存本能は心臓を早鐘のように打ち、思考を赤熱させる。
 左腕を失ったゴブリンを俺たちから庇うようにして二体のゴブリンが相対する。先ほどよりもはるかに緊張の糸が張り詰めた状況に冷や汗が流れる。そのまま一瞬互いににらみ合った直後、二体のゴブリンは分かれて俺たち二人に飛びかかった。一メートルもないような体がゴムまりのように跳ねて上半身目がけて迫ってくる。
「くお……ッ!」
 寸前で剣を横に倒して剣の腹でゴブリンの鋭い爪を受け止める。ガキンッ! と金属同士がぶつかったかのような音が響き、衝撃で腕が、腰が、膝がぎしりと軋む。ここでこいつに押し倒されれば、まず間違いなく俺は死ぬ。死の気配を背中に感じながら、俺は全霊の膂力を以って剣を前に振り払った。俺に振り払われたゴブリンは器用に地面に直地するとすぐさま攻撃の予備動作に入る。恐怖を必死に抑え込んで俺は剣を右下後方に引いた。右半身を軽く引き、姿勢を低くしてゴブリンを待つ。焦るな、焦るな……、……来るッ!
「おおおォ!!」
 気合の咆哮を迸らせながら、俺は飛び込んでくるゴブリンの首を狙って突き気味に剣を左上に切り上げた。スローモーションのように鈍化した視界の中で、俺の剣が吸い込まれるようにまたもや狙い外れてゴブリンの左わき腹に到達し、バキバキとあばら骨やらを強引に破壊しながら首目がけ切り裂き進んでいくのが見えた。しかし突然刃が停止する。ゴブリンの背骨にぶち当たったのだ。それと同時に、ゴブリンの右手の爪が俺の左肩にめり込んだ。そしてそのまま軽々と革鎧を引き裂き、上から下に肩の肉を抉っていく。激痛が体を駆け上るが、ここで剣を止めるわけにはいかない。もう一度剣を握る手に力をこめると、俺の肩に刺さったままのゴブリンの右腕を握りつぶさんばかりに掴む。そしてそのまま右腕を強く引いて剣を右の肩から通過させた。そこでようやくゴブリンは絶命したようで、上半身を地面に落下させてぐらりと脱力した。俺も握りしめた両手の力を抜く。左肩からゴブリンの爪が抜け落ちてだらりと生暖かい液体が滴った。

 冷静さを取り戻してグアルドの方を見ると、すでに飛びかかったゴブリンを屠り終えて、残った隻腕のゴブリンの首を飛ばし終えたところだった。グアルドも俺の方を振り返ると、俺の傷を見て慌てて駆け寄ってきた。
「爪にやられたか、大丈夫か? とりあえず松明をつけよう」
 俺たちは再び岩陰に戻って松明を灯す。グアルドが傷を見せろというので切り裂かれた鎧をずらして慎重に肩を見ると、醜悪な三本の深い傷跡が縦に走っていた。今もどくどくと血を流し続けている。
「うわあ、こりゃあ手ひどくやられちまったなあ。今包帯を巻いてやるからじっとしてろ」
 グアルドは俺の傷を見るなり顔をしかめて、持ってきていた袋の中から包帯と薬瓶を取り出すと手際よく俺の肩に薬を塗り包帯を巻いた。こんな大きな傷、縫わなくても治るのかと聞いたが、グアルドは傷の治りが早くなる薬を塗ったし、そもそも俺縫い物できねえからな、と笑いながら答えた。
「その、すまなかった……。俺のせいで当初の予定が崩れてグアルドにも迷惑をかけてしまった……」
 申し訳なさからそんなことを口にすると、グアルドはガハハ! と豪快に笑う。
「いいってことよ! むしろほとんど戦いの経験がないのにあんなに立ち回れるなんて、お前剣の才能があるのかもな」
怒られることはあっても褒められるとは露ほども思っていなかったので、俺はしばらく思考が止まってしまった。
「いいか、ソーマ。戦いっていうもんはよ、最後に立ってたやつが勝ちなのさ。どんだけかっこつけて戦ったって、勇敢に立ち向かったって、結局生き残らなきゃ意味なんざねえんだ。お前はこの戦いで生き残ったんだから、それをまずは誇れ、反省は後でもできる」
 説得力のあるグアルドの言葉に、俺は黙って頷くことしかできなかった。

「さて、結局洞窟の手前にはこいつら以外何にもいなかったな。こんな事めったにねえが、まあ丸儲けってやつだ。……おい、どうした?」
 ぱんぱんと土塊を払いながら、座り込んだままの俺にグアルドが問いかける。
「……ああ、大丈夫だ……」
 口では無理やり大丈夫だと伝えるが、頭と体が猛烈に非常事態を告げている。……もう我慢できない。
 割れるような頭の痛みを感じながら、俺は情けなくもその場で嘔吐した。
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