7 / 133
第一章:戦乙女の召還
誘い②
しおりを挟む
「母さんって、おじさんにはあたしのことを何て言ってた?」
フリージアの問いに、再び老将軍はグッと唇を引き結ぶ。その応えに、彼女は苦笑した。どうも、フリージアが言うことは全て彼を困らせてしまうらしい。
少し視線をさまよわせた後、彼は歯切れ悪く、言う。
「その……ゲルダ殿は、貴女の存在をまったく匂わせておられなかったのだ。亡くなる直前、そこのオルディンにつなぎを付けるようにと、おっしゃられ……そこで初めて、『娘がいる』と。最期の最期まで、秘そうとされておられたのだ」
「ふうん」
フリージアの気のない相槌に、ビグヴィルの声に熱がこもる。
「目の色こそ違っておりますが、貴女のお顔立ちとその髪の色、ゲルダ殿と瓜二つです。間違えようがない」
フリージアの出自を疑う気持ちはないのだと、彼は言いたいのだろうか。だが、正直言って、彼女にはそんなことはどうでもいい。彼が信じていようが、疑っていようが、どうでもいいことだった。
熱く語るビグヴィルとは裏腹の冷めた気持ちで、フリージアは彼の言葉を耳に入れる。
「思えば、父君を早くに亡くし、あの方が将軍の地位に就いたのは今の貴女とそう変わらぬ年の頃であった。お飾りに過ぎないと思われたのだが、いや、我々の予想は真逆に裏切られたものだよ」
ビグヴィルはそこで一度口を閉じると、まじまじとフリージアを見つめた。
「貴女とこうして相対してみて、何故、ゲルダ殿が貴女を手放されたのかが解かった。その目の色……確かに、都には置いておけなかっただろう」
「目?」
フリージアはその鮮やかな新緑の目を瞬かせる。確かに、茶系の目や髪の色が殆どなこの国において、彼女の赤毛や緑の目は珍しい。加えて、オルディンも黒髪黒目で決してグランゲルドによくいる色の組み合わせだとは言えなかったから、てっきり、二人揃って他の国から流れてきたのだと思っていたのだ。だが、ビグヴィルの様子を見る限り、彼はこの目の色に思い当たる節があるらしい。
首をかしげた彼女を通り越して、その先にあるものを見る眼差しとなったビグヴィルは、どこか上の空で続けた。
「……もしかしたら、貴女をお連れしない方が良いのかもしれない」
ぽつりとこぼした彼は、次の瞬間、ハッと我に返ったように口をつぐむ。
ビグヴィルが口を閉ざし、フリージアも言葉が見つからず、その場には沈黙が下りた。
と、それまで静観していたオルディンがつまらなそうな声音で割って入る。
「なぁ、そいつには母親を餌にしても無駄だぜ? もっと、納得できるようなことを出さねぇと動きはしないさ。こいつが必要な理由は、後継ぎがいないからってだけのことじゃないだろ?」
ぞんざいなオルディンの言い方に、ビグヴィルは一瞬眉を険しくしたが、彼の物言いに目くじらを立てている場合ではないことを思い出したのか、小さく咳払いをした。そして、気を取り直したように声を改めて続ける。
「ロウグ家は第一位の将軍家だが、確かに、後継者がいないのも平素であれば大きな問題ではない。他の将軍家で子どもが生まれれば、その子を養子として継がせればいい」
「じゃあ、別にあたしなんかいらないじゃん」
このグランゲルドは平和そのものの国だ。そもそも、軍隊自体がいらないのではないかと思われるくらいに。見つめてくるフリージアを前に、ビグヴィルは数呼吸分置いた後、渋面で重々しく告げた。
「宣戦布告を、されたのだ」
「宣戦布告?」
瞬きしながらフリージアがおうむ返しをすると、ビグヴィルは深く頷いた。
「ニダベリルはご存じだろう?」
「北にある国だよね」
「その通り。北で我がグランゲルドと接する強大な国で、その武力で次々と周辺の小国や部族を呑み込んでいっておる。以前より、我が国のことも虎視眈々と狙っていたのだが、ついにその牙を我らに対して剥く気になったようだ」
「そこに、何であたしが絡んでくるの? 『将軍』なら、おじさんがいるじゃないか」
こんな小娘引っ張り出さなくても、と言わんばかりのフリージアの口調に、彼はかぶりを振る。
「ゲルダ殿は、別格だったのだ。ただ、家名だけの問題ではない。あの方は、その存在そのものが重要なのだ。桁違いの力を持つ軍事大国と戦うには、欠くことのできない、旗印なのだよ」
「……おじさん、言ってて情けなくならない?」
「娘ほどの年ごろの女性にすがって、か? そんな卑小な自尊心などどうでもよくなるほどの方だったのだ、ゲルダ殿は」
そうして彼は再びひざまずく。
「色は違えど、貴女のその目に宿る光はゲルダ殿とまるで同じ。指揮をしろとは申しませぬ。ただ、皆の前に立ち、その笑みで彼らを鼓舞していただきたいのだ」
フリージアの手を両手で捧げ持ち、ジッと彼女の目を見上げてくる。
「ゲルダ殿の死で、兵たちは浮足立っておる。士気が落ちれば、ただでさえ厳しい戦いが、更に不利になってしまうのだ。ニダベリルは容赦のない国。隷属することになれば、我らは人として扱われまい」
頭の上から見下ろされるのよりも、こうやって、すがる眼差しで見上げられる方が、嫌だった。
フリージアは彼の手の中から自分の手を引き抜くと、無意識のうちに一歩後ずさる。その開いた距離が、何よりも彼女の胸中を表わしている。
彼女のそんな反応に、ビグヴィルは苦い笑いを浮かべると立ち上がった。
「急に何もかも聞かされ、混乱されておられるだろう。今日のところは引き揚げて、明日、返事を伺いに参るとしよう」
そう宣言し、ビグヴィルは目を細めてフリージアをジッと見つめる。
今まで誰にも向けられたことのないその眼差しは、妙に居心地が悪いものだった。彼は一歩も動いていないのに、何だか追い詰められているような気持ちになる。
――まだ、何か言うのだろうか。
身構えるフリージアにふと口元を緩ませると、ビグヴィルは納屋の扉に手をかけ、マントの裾を翻して去って行った。
老将軍が姿を消しても、フリージアは身じろぎもせずに立ち尽くしたままだ。オルディンはそんな彼女にチラリと目を走らせると、声一つかけることもせずに、ビグヴィルの訪問で中断されていた荷造りを再開する。
元々、明日にはここを出発するつもりだったのだ。行き先がどこになるにしろ、荷物はまとめておかねばならない。
そうは思ったが、フリージアの胸の中にはムラムラと怒りが湧いてくる。
フリージアは、つかつかと彼女に背を向けて身を屈めているオルディンに歩み寄った。そして、片足を上げてその背を蹴る――思い切り。
「いてッ!」
つんのめったオルディンが肩越しに振り返って睨み付けてきたが、フリージアはもう一度蹴り飛ばしてから、ドサッと彼の背中にのしかかった。
「あたしに黙ってること、他にはもうないよね?」
「……多分な。俺が知っていることは、それほど多くない」
「なら、いいけどさ」
それきり黙り込んだフリージアを、オルディンはズルリと引きずりおろす。そうして彼女を前に立たせると、自分は膝を床についたままで問いかける。
「で、どうするんだ? 行くのか?」
あんなやり取りの後だというのに、オルディンの口調は全くいつもと変わらない。次は北と南、どちらに行くのかと訊いているだけのようだ。
そんな彼に、フリージアもまた、いつものように即答する。
「逃げよう」
オルディンの片眉が微かに持ち上がったのを見て、フリージアは唇を尖らせた。
「だってさ、あたしが『将軍』だとか、変だろ? 有り得ないよ」
「まあ、そりゃそうだがな」
「でしょ? だから、さっさと逃げよう。あのおじさんの様子じゃ、そう簡単には諦めてくれそうもないし」
言うなりオルディンの手から袋を取って、荷物をさっさと詰めていく。
「夜中に出発しちゃおうよ。だいたい、こんな素人にあんな話持ってくる方がおかしいんだって」
ブツブツとこぼすフリージアは、自分の背を追うオルディンの視線には気付いていなかった。
フリージアの問いに、再び老将軍はグッと唇を引き結ぶ。その応えに、彼女は苦笑した。どうも、フリージアが言うことは全て彼を困らせてしまうらしい。
少し視線をさまよわせた後、彼は歯切れ悪く、言う。
「その……ゲルダ殿は、貴女の存在をまったく匂わせておられなかったのだ。亡くなる直前、そこのオルディンにつなぎを付けるようにと、おっしゃられ……そこで初めて、『娘がいる』と。最期の最期まで、秘そうとされておられたのだ」
「ふうん」
フリージアの気のない相槌に、ビグヴィルの声に熱がこもる。
「目の色こそ違っておりますが、貴女のお顔立ちとその髪の色、ゲルダ殿と瓜二つです。間違えようがない」
フリージアの出自を疑う気持ちはないのだと、彼は言いたいのだろうか。だが、正直言って、彼女にはそんなことはどうでもいい。彼が信じていようが、疑っていようが、どうでもいいことだった。
熱く語るビグヴィルとは裏腹の冷めた気持ちで、フリージアは彼の言葉を耳に入れる。
「思えば、父君を早くに亡くし、あの方が将軍の地位に就いたのは今の貴女とそう変わらぬ年の頃であった。お飾りに過ぎないと思われたのだが、いや、我々の予想は真逆に裏切られたものだよ」
ビグヴィルはそこで一度口を閉じると、まじまじとフリージアを見つめた。
「貴女とこうして相対してみて、何故、ゲルダ殿が貴女を手放されたのかが解かった。その目の色……確かに、都には置いておけなかっただろう」
「目?」
フリージアはその鮮やかな新緑の目を瞬かせる。確かに、茶系の目や髪の色が殆どなこの国において、彼女の赤毛や緑の目は珍しい。加えて、オルディンも黒髪黒目で決してグランゲルドによくいる色の組み合わせだとは言えなかったから、てっきり、二人揃って他の国から流れてきたのだと思っていたのだ。だが、ビグヴィルの様子を見る限り、彼はこの目の色に思い当たる節があるらしい。
首をかしげた彼女を通り越して、その先にあるものを見る眼差しとなったビグヴィルは、どこか上の空で続けた。
「……もしかしたら、貴女をお連れしない方が良いのかもしれない」
ぽつりとこぼした彼は、次の瞬間、ハッと我に返ったように口をつぐむ。
ビグヴィルが口を閉ざし、フリージアも言葉が見つからず、その場には沈黙が下りた。
と、それまで静観していたオルディンがつまらなそうな声音で割って入る。
「なぁ、そいつには母親を餌にしても無駄だぜ? もっと、納得できるようなことを出さねぇと動きはしないさ。こいつが必要な理由は、後継ぎがいないからってだけのことじゃないだろ?」
ぞんざいなオルディンの言い方に、ビグヴィルは一瞬眉を険しくしたが、彼の物言いに目くじらを立てている場合ではないことを思い出したのか、小さく咳払いをした。そして、気を取り直したように声を改めて続ける。
「ロウグ家は第一位の将軍家だが、確かに、後継者がいないのも平素であれば大きな問題ではない。他の将軍家で子どもが生まれれば、その子を養子として継がせればいい」
「じゃあ、別にあたしなんかいらないじゃん」
このグランゲルドは平和そのものの国だ。そもそも、軍隊自体がいらないのではないかと思われるくらいに。見つめてくるフリージアを前に、ビグヴィルは数呼吸分置いた後、渋面で重々しく告げた。
「宣戦布告を、されたのだ」
「宣戦布告?」
瞬きしながらフリージアがおうむ返しをすると、ビグヴィルは深く頷いた。
「ニダベリルはご存じだろう?」
「北にある国だよね」
「その通り。北で我がグランゲルドと接する強大な国で、その武力で次々と周辺の小国や部族を呑み込んでいっておる。以前より、我が国のことも虎視眈々と狙っていたのだが、ついにその牙を我らに対して剥く気になったようだ」
「そこに、何であたしが絡んでくるの? 『将軍』なら、おじさんがいるじゃないか」
こんな小娘引っ張り出さなくても、と言わんばかりのフリージアの口調に、彼はかぶりを振る。
「ゲルダ殿は、別格だったのだ。ただ、家名だけの問題ではない。あの方は、その存在そのものが重要なのだ。桁違いの力を持つ軍事大国と戦うには、欠くことのできない、旗印なのだよ」
「……おじさん、言ってて情けなくならない?」
「娘ほどの年ごろの女性にすがって、か? そんな卑小な自尊心などどうでもよくなるほどの方だったのだ、ゲルダ殿は」
そうして彼は再びひざまずく。
「色は違えど、貴女のその目に宿る光はゲルダ殿とまるで同じ。指揮をしろとは申しませぬ。ただ、皆の前に立ち、その笑みで彼らを鼓舞していただきたいのだ」
フリージアの手を両手で捧げ持ち、ジッと彼女の目を見上げてくる。
「ゲルダ殿の死で、兵たちは浮足立っておる。士気が落ちれば、ただでさえ厳しい戦いが、更に不利になってしまうのだ。ニダベリルは容赦のない国。隷属することになれば、我らは人として扱われまい」
頭の上から見下ろされるのよりも、こうやって、すがる眼差しで見上げられる方が、嫌だった。
フリージアは彼の手の中から自分の手を引き抜くと、無意識のうちに一歩後ずさる。その開いた距離が、何よりも彼女の胸中を表わしている。
彼女のそんな反応に、ビグヴィルは苦い笑いを浮かべると立ち上がった。
「急に何もかも聞かされ、混乱されておられるだろう。今日のところは引き揚げて、明日、返事を伺いに参るとしよう」
そう宣言し、ビグヴィルは目を細めてフリージアをジッと見つめる。
今まで誰にも向けられたことのないその眼差しは、妙に居心地が悪いものだった。彼は一歩も動いていないのに、何だか追い詰められているような気持ちになる。
――まだ、何か言うのだろうか。
身構えるフリージアにふと口元を緩ませると、ビグヴィルは納屋の扉に手をかけ、マントの裾を翻して去って行った。
老将軍が姿を消しても、フリージアは身じろぎもせずに立ち尽くしたままだ。オルディンはそんな彼女にチラリと目を走らせると、声一つかけることもせずに、ビグヴィルの訪問で中断されていた荷造りを再開する。
元々、明日にはここを出発するつもりだったのだ。行き先がどこになるにしろ、荷物はまとめておかねばならない。
そうは思ったが、フリージアの胸の中にはムラムラと怒りが湧いてくる。
フリージアは、つかつかと彼女に背を向けて身を屈めているオルディンに歩み寄った。そして、片足を上げてその背を蹴る――思い切り。
「いてッ!」
つんのめったオルディンが肩越しに振り返って睨み付けてきたが、フリージアはもう一度蹴り飛ばしてから、ドサッと彼の背中にのしかかった。
「あたしに黙ってること、他にはもうないよね?」
「……多分な。俺が知っていることは、それほど多くない」
「なら、いいけどさ」
それきり黙り込んだフリージアを、オルディンはズルリと引きずりおろす。そうして彼女を前に立たせると、自分は膝を床についたままで問いかける。
「で、どうするんだ? 行くのか?」
あんなやり取りの後だというのに、オルディンの口調は全くいつもと変わらない。次は北と南、どちらに行くのかと訊いているだけのようだ。
そんな彼に、フリージアもまた、いつものように即答する。
「逃げよう」
オルディンの片眉が微かに持ち上がったのを見て、フリージアは唇を尖らせた。
「だってさ、あたしが『将軍』だとか、変だろ? 有り得ないよ」
「まあ、そりゃそうだがな」
「でしょ? だから、さっさと逃げよう。あのおじさんの様子じゃ、そう簡単には諦めてくれそうもないし」
言うなりオルディンの手から袋を取って、荷物をさっさと詰めていく。
「夜中に出発しちゃおうよ。だいたい、こんな素人にあんな話持ってくる方がおかしいんだって」
ブツブツとこぼすフリージアは、自分の背を追うオルディンの視線には気付いていなかった。
0
お気に入りに追加
30
あなたにおすすめの小説
『あなたの幸せを願っています』と言った妹と夫が愛し合っていたとは知らなくて
奏千歌
恋愛
[ディエム家の双子姉妹]
ディエム侯爵家には双子の姉妹がいた。
一人が私のことで、もう一人は私と全く似ていない妹のことだ。
両親は私が良いところを全部持って生まれて来たと言って妹を笑っていたから、そんな事はないと、私が妹をいつも庇ってあげていた。
だからあの時も、私が代わりに伯爵家に嫁いで、妹がやりたいことを応援したつもりでいた。
それが間違いだったと気付いたのは、夫に全く相手にされずに白い結婚のまま二年が過ぎた頃、戦場で妹が戦死したとの知らせを聞いた時だった。
妹の遺体に縋って泣く夫の姿を見て、それから騎士から教えられたことで、自分が今まで何をやってきたのか、どんな存在だったのか、どれだけ妹を見下していたのか思い知った。
【完結】私はいてもいなくても同じなのですね ~三人姉妹の中でハズレの私~
紺青
恋愛
マルティナはスコールズ伯爵家の三姉妹の中でハズレの存在だ。才媛で美人な姉と愛嬌があり可愛い妹に挟まれた地味で不器用な次女として、家族の世話やフォローに振り回される生活を送っている。そんな自分を諦めて受け入れているマルティナの前に、マルティナの思い込みや常識を覆す存在が現れて―――家族にめぐまれなかったマルティナが、強引だけど優しいブラッドリーと出会って、少しずつ成長し、別離を経て、再生していく物語。
※三章まで上げて落とされる鬱展開続きます。
※因果応報はありますが、痛快爽快なざまぁはありません。
※なろうにも掲載しています。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
アルバートの屈辱
プラネットプラント
恋愛
妻の姉に恋をして妻を蔑ろにするアルバートとそんな夫を愛するのを諦めてしまった妻の話。
『詰んでる不憫系悪役令嬢はチャラ男騎士として生活しています』の10年ほど前の話ですが、ほぼ無関係なので単体で読めます。
旦那様、前世の記憶を取り戻したので離縁させて頂きます
結城芙由奈
恋愛
【前世の記憶が戻ったので、貴方はもう用済みです】
ある日突然私は前世の記憶を取り戻し、今自分が置かれている結婚生活がとても理不尽な事に気が付いた。こんな夫ならもういらない。前世の知識を活用すれば、この世界でもきっと女1人で生きていけるはず。そして私はクズ夫に離婚届を突きつけた―。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる