23 / 48
Ⅲ:捨てられ王子の綺羅星
ラムバルディアの城下町:複雑な心境
しおりを挟む
妙な含みのある笑顔を残してカロリーナが立ち去り、アレッサンドロはステラと二人きりになった。見下ろして目が合うと、彼女がにこりと笑う。
ああ、これだ。
この笑顔だ。
(ずっと、これが欲しかったんだ)
凍える冬のさ中の焚火のような、温かさ。
向けられるだけで幸せに包まれるその笑顔を目にした瞬間、アレッサンドロは彼女と離れていた八年間の時が一気に巻き戻されたような錯覚に包まれた。
ステラに釣られて危うく口元を緩めそうになり、アレッサンドロはグッと奥歯を食いしばる。
ステラはもうすぐここを去り、ディアスタ村に帰るのだ。だから、彼女とは距離を取らなければならない。こうやってカロリーナと交代したのは、あくまでもステラの安全のため。女性二人で無防備に歩かせるわけにはいかないし、今から城から護衛を呼んだら時間の無駄になる、だから、自分がここに残ったのだ。
前を見据えながら、アレッサンドロは声に出さずに呟いた。
と、そんな言い訳じみた彼の心の声を、屈託のない囀りが追いやる。
「ねえ、アレックス?」
反射的に隣を見下ろせば、茶色の瞳の中でキラキラと緑の星が瞬いていた。
「その髪、染めたの?」
ステラの瞳に見入っていたアレッサンドロは、唐突にそう問われて一瞬何のことかと思ったが、すぐにリナルドに押し付けられた変装道具のことだと悟る。
「……かつらだ」
「そうなんだぁ。似合うね。最初知らない人かと思って、ちょっとびっくりしたよ」
興味津々で覗き込んでくるステラから、アレッサンドロはフイと眼を逸らした。
ディアスタ村で別れた時、ステラは十四歳、アレッサンドロは十歳だった。あの頃もステラのことを他の誰よりも可愛いと思っていたし、彼女といると胸が温かくなった。今もそれは同じだが、それとは別のざわめきも感じるようになっているから、あまりに間近から見つめられると、少し、困る。
(さっさと用を済ませて城に帰ろう)
そうしないと、何かまずいことをやらかしてしまいそうだ。
「で、どこに行くつもりだったんだ?」
むっつりと素っ気ない口調で問うと、ステラの笑顔が翳りを帯びた。が、それを目にしたアレッサンドロの頭の中に悔恨の念がよぎるより早く、彼女が明るい声で答える。
「カロリーナは砂糖菓子のお店に連れていってくれるって行ってたの。アレックス、知ってる?」
どうやら、アレッサンドロの予想が当たっていたらしい。
「この先を少し行ったところに、子ども受けがいいものを売っている」
「じゃあ、そこに行きたいな」
ステラは目を輝かせ、自然に、ごくごく自然に、アレッサンドロに手を差し出した。思わず彼がまじまじとそれを見つめると、彼女は頬を赤らめる。
「あ、ごめんね。なんか、ちょっと昔に戻ったような気がしちゃって」
そんな言葉と共にステラの手が力なく下がっていく。
彼女を、失望させた。
アレッサンドロの胸がきつく絞られたように痛んだ。
それだけは、絶対にしたくなかったのに。
「えと、アレックス?」
戸惑いを含んだ声で名前を呼ばれて初めて、アレッサンドロはステラの小さな手が自分の手の中に納まっていることに気付く。彼女に手を伸ばしたことも、ましてや彼女の手を取ったことも、まったく自覚していなかった。
どうして、そんなことをしてしまったのか。
多分、大事な人に置いて行かれた仔犬の様に、彼女が笑ったからだ。
離すべきだと思ったが、そうすればまた、彼女を傷つけてしまうかもしれない。
束の間の葛藤を経て、アレッサンドロは覚悟を決める。
「人が多いから……行くぞ」
手をつないだままそう告げた彼に、ステラはパッと花が綻ぶような笑顔を浮かべた。さっきとは打って変わって嬉しそうな満面の笑みに、アレッサンドロは半ばやけくそな気分になる。こんな顔をされて、彼女を突き放すことなどどうしてできようか。
こっそりとため息をこぼし、アレッサンドロは歩き出した。
評判だという砂糖菓子の店は、二区画ほど先にある。そこを目指して歩き出した二人を、忙しない人の流れがどんどん追い抜いていく。
「ねぇ、アレックス?」
「何だ?」
アレッサンドロが眼だけをステラに向けると、彼女は首をかしげるようにして見上げてきた。
「もっと速く歩いても大丈夫だよ?」
「…………すぐそこだから、急ぐ必要はない」
「そう?」
彼女は眉を上げ、不意に、フフッと笑った。そしてつないだ手にささやかな力が籠もる。
その感触に、アレッサンドロは胸に何かが詰まったような息苦しさに襲われた。だが、苦しいのに、不快ではない。
「何がおかしい?」
「え? あ、ごめんね。昔も、よくこうやって手をつないで歩いたなぁって思って。あの頃はわたしの手の方が大きかったのにね」
しみじみとした声で感慨深げに言われると、アレッサンドロは微妙に面白くない気分になった。
「俺ももう子どもじゃない」
前を向いたままボソリと言うと、ステラの足がピタリと止まった。見下ろしたアレッサンドロを、彼女が真剣な目で見返してくる。
「子どもだなんて思ってないよ。さっきもね、カロリーナからアレックスが頑張ってるんだってお話をたくさん聞いたよ」
子どもとは思っていないと言いながら、ステラは今にも彼の頭に手を伸ばしそうだ。かつて、『ごほうび』のたびにそうしていたように。
アレッサンドロはステラから視線を外し、また前を向く。再び歩き出しながら、彼女は更に言い募った。
「アレックスが色々送ってくれるから教会はすごく楽になったんだけど、ディアスタ村の人たちもね、前よりも表情が明るくなってるんだよ。ここに来て、アレックスが頑張ってるの見て、その理由が解かった気がするよ」
柔らかな声で伝えられるその言葉に、アレッサンドロの胸にジワリと温もりが満ちてくる。
子ども扱いされたくないと思っていても、彼女に認めてもらえたら、ただそれだけでこんなにも嬉しく思ってしまうのだ。
自分の単純さに、アレッサンドロはほとほと呆れてしまう。
「アレックス?」
立ち止まったアレッサンドロを、ステラが訝しげに見上げてきた。そんなステラを一瞥し、自分のこの複雑な心境は、彼女には決して理解できないのだろうなと内心でため息をこぼす。
「……この店だ」
そう告げて、通りに並ぶ店の中、見るからに彼には似つかわしくない一軒を顎で示した。
ああ、これだ。
この笑顔だ。
(ずっと、これが欲しかったんだ)
凍える冬のさ中の焚火のような、温かさ。
向けられるだけで幸せに包まれるその笑顔を目にした瞬間、アレッサンドロは彼女と離れていた八年間の時が一気に巻き戻されたような錯覚に包まれた。
ステラに釣られて危うく口元を緩めそうになり、アレッサンドロはグッと奥歯を食いしばる。
ステラはもうすぐここを去り、ディアスタ村に帰るのだ。だから、彼女とは距離を取らなければならない。こうやってカロリーナと交代したのは、あくまでもステラの安全のため。女性二人で無防備に歩かせるわけにはいかないし、今から城から護衛を呼んだら時間の無駄になる、だから、自分がここに残ったのだ。
前を見据えながら、アレッサンドロは声に出さずに呟いた。
と、そんな言い訳じみた彼の心の声を、屈託のない囀りが追いやる。
「ねえ、アレックス?」
反射的に隣を見下ろせば、茶色の瞳の中でキラキラと緑の星が瞬いていた。
「その髪、染めたの?」
ステラの瞳に見入っていたアレッサンドロは、唐突にそう問われて一瞬何のことかと思ったが、すぐにリナルドに押し付けられた変装道具のことだと悟る。
「……かつらだ」
「そうなんだぁ。似合うね。最初知らない人かと思って、ちょっとびっくりしたよ」
興味津々で覗き込んでくるステラから、アレッサンドロはフイと眼を逸らした。
ディアスタ村で別れた時、ステラは十四歳、アレッサンドロは十歳だった。あの頃もステラのことを他の誰よりも可愛いと思っていたし、彼女といると胸が温かくなった。今もそれは同じだが、それとは別のざわめきも感じるようになっているから、あまりに間近から見つめられると、少し、困る。
(さっさと用を済ませて城に帰ろう)
そうしないと、何かまずいことをやらかしてしまいそうだ。
「で、どこに行くつもりだったんだ?」
むっつりと素っ気ない口調で問うと、ステラの笑顔が翳りを帯びた。が、それを目にしたアレッサンドロの頭の中に悔恨の念がよぎるより早く、彼女が明るい声で答える。
「カロリーナは砂糖菓子のお店に連れていってくれるって行ってたの。アレックス、知ってる?」
どうやら、アレッサンドロの予想が当たっていたらしい。
「この先を少し行ったところに、子ども受けがいいものを売っている」
「じゃあ、そこに行きたいな」
ステラは目を輝かせ、自然に、ごくごく自然に、アレッサンドロに手を差し出した。思わず彼がまじまじとそれを見つめると、彼女は頬を赤らめる。
「あ、ごめんね。なんか、ちょっと昔に戻ったような気がしちゃって」
そんな言葉と共にステラの手が力なく下がっていく。
彼女を、失望させた。
アレッサンドロの胸がきつく絞られたように痛んだ。
それだけは、絶対にしたくなかったのに。
「えと、アレックス?」
戸惑いを含んだ声で名前を呼ばれて初めて、アレッサンドロはステラの小さな手が自分の手の中に納まっていることに気付く。彼女に手を伸ばしたことも、ましてや彼女の手を取ったことも、まったく自覚していなかった。
どうして、そんなことをしてしまったのか。
多分、大事な人に置いて行かれた仔犬の様に、彼女が笑ったからだ。
離すべきだと思ったが、そうすればまた、彼女を傷つけてしまうかもしれない。
束の間の葛藤を経て、アレッサンドロは覚悟を決める。
「人が多いから……行くぞ」
手をつないだままそう告げた彼に、ステラはパッと花が綻ぶような笑顔を浮かべた。さっきとは打って変わって嬉しそうな満面の笑みに、アレッサンドロは半ばやけくそな気分になる。こんな顔をされて、彼女を突き放すことなどどうしてできようか。
こっそりとため息をこぼし、アレッサンドロは歩き出した。
評判だという砂糖菓子の店は、二区画ほど先にある。そこを目指して歩き出した二人を、忙しない人の流れがどんどん追い抜いていく。
「ねぇ、アレックス?」
「何だ?」
アレッサンドロが眼だけをステラに向けると、彼女は首をかしげるようにして見上げてきた。
「もっと速く歩いても大丈夫だよ?」
「…………すぐそこだから、急ぐ必要はない」
「そう?」
彼女は眉を上げ、不意に、フフッと笑った。そしてつないだ手にささやかな力が籠もる。
その感触に、アレッサンドロは胸に何かが詰まったような息苦しさに襲われた。だが、苦しいのに、不快ではない。
「何がおかしい?」
「え? あ、ごめんね。昔も、よくこうやって手をつないで歩いたなぁって思って。あの頃はわたしの手の方が大きかったのにね」
しみじみとした声で感慨深げに言われると、アレッサンドロは微妙に面白くない気分になった。
「俺ももう子どもじゃない」
前を向いたままボソリと言うと、ステラの足がピタリと止まった。見下ろしたアレッサンドロを、彼女が真剣な目で見返してくる。
「子どもだなんて思ってないよ。さっきもね、カロリーナからアレックスが頑張ってるんだってお話をたくさん聞いたよ」
子どもとは思っていないと言いながら、ステラは今にも彼の頭に手を伸ばしそうだ。かつて、『ごほうび』のたびにそうしていたように。
アレッサンドロはステラから視線を外し、また前を向く。再び歩き出しながら、彼女は更に言い募った。
「アレックスが色々送ってくれるから教会はすごく楽になったんだけど、ディアスタ村の人たちもね、前よりも表情が明るくなってるんだよ。ここに来て、アレックスが頑張ってるの見て、その理由が解かった気がするよ」
柔らかな声で伝えられるその言葉に、アレッサンドロの胸にジワリと温もりが満ちてくる。
子ども扱いされたくないと思っていても、彼女に認めてもらえたら、ただそれだけでこんなにも嬉しく思ってしまうのだ。
自分の単純さに、アレッサンドロはほとほと呆れてしまう。
「アレックス?」
立ち止まったアレッサンドロを、ステラが訝しげに見上げてきた。そんなステラを一瞥し、自分のこの複雑な心境は、彼女には決して理解できないのだろうなと内心でため息をこぼす。
「……この店だ」
そう告げて、通りに並ぶ店の中、見るからに彼には似つかわしくない一軒を顎で示した。
0
お気に入りに追加
28
あなたにおすすめの小説


愛されなかった公爵令嬢のやり直し
ましゅぺちーの
恋愛
オルレリアン王国の公爵令嬢セシリアは、誰からも愛されていなかった。
母は幼い頃に亡くなり、父である公爵には無視され、王宮の使用人達には憐れみの眼差しを向けられる。
婚約者であった王太子と結婚するが夫となった王太子には冷遇されていた。
そんなある日、セシリアは王太子が寵愛する愛妾を害したと疑われてしまう。
どうせ処刑されるならと、セシリアは王宮のバルコニーから身を投げる。
死ぬ寸前のセシリアは思う。
「一度でいいから誰かに愛されたかった。」と。
目が覚めた時、セシリアは12歳の頃に時間が巻き戻っていた。
セシリアは決意する。
「自分の幸せは自分でつかみ取る!」
幸せになるために奔走するセシリア。
だがそれと同時に父である公爵の、婚約者である王太子の、王太子の愛妾であった男爵令嬢の、驚くべき真実が次々と明らかになっていく。
小説家になろう様にも投稿しています。
タイトル変更しました!大幅改稿のため、一部非公開にしております。

口は禍の元・・・後悔する王様は王妃様を口説く
ひとみん
恋愛
王命で王太子アルヴィンとの結婚が決まってしまった美しいフィオナ。
逃走すら許さない周囲の鉄壁の護りに諦めた彼女は、偶然王太子の会話を聞いてしまう。
「跡継ぎができれば離縁してもかまわないだろう」「互いの不貞でも理由にすればいい」
誰がこんな奴とやってけるかっ!と怒り炸裂のフィオナ。子供が出来たら即離婚を胸に王太子に言い放った。
「必要最低限の夫婦生活で済ませたいと思います」
だが一目見てフィオナに惚れてしまったアルヴィン。
妻が初恋で絶対に別れたくない夫と、こんなクズ夫とすぐに別れたい妻とのすれ違いラブストーリー。
ご都合主義満載です!

【完結】溺愛婚約者の裏の顔 ~そろそろ婚約破棄してくれませんか~
瀬里
恋愛
(なろうの異世界恋愛ジャンルで日刊7位頂きました)
ニナには、幼い頃からの婚約者がいる。
3歳年下のティーノ様だ。
本人に「お前が行き遅れになった頃に終わりだ」と宣言されるような、典型的な「婚約破棄前提の格差婚約」だ。
行き遅れになる前に何とか婚約破棄できないかと頑張ってはみるが、うまくいかず、最近ではもうそれもいいか、と半ばあきらめている。
なぜなら、現在16歳のティーノ様は、匂いたつような色香と初々しさとを併せ持つ、美青年へと成長してしまったのだ。おまけに人前では、誰もがうらやむような溺愛ぶりだ。それが偽物だったとしても、こんな風に夢を見させてもらえる体験なんて、そうそうできやしない。
もちろん人前でだけで、裏ではひどいものだけど。
そんな中、第三王女殿下が、ティーノ様をお気に召したらしいという噂が飛び込んできて、あきらめかけていた婚約破棄がかなうかもしれないと、ニナは行動を起こすことにするのだが――。
全7話の短編です 完結確約です。
望まれない結婚〜相手は前妻を忘れられない初恋の人でした
結城芙由奈@2/28コミカライズ発売
恋愛
【忘れるな、憎い君と結婚するのは亡き妻の遺言だということを】
男爵家令嬢、ジェニファーは薄幸な少女だった。両親を早くに亡くし、意地悪な叔母と叔父に育てられた彼女には忘れられない初恋があった。それは少女時代、病弱な従姉妹の話し相手として滞在した避暑地で偶然出会った少年。年が近かった2人は頻繁に会っては楽しい日々を過ごしているうちに、ジェニファーは少年に好意を抱くようになっていった。
少年に恋したジェニファーは今の生活が長く続くことを祈った。
けれど従姉妹の体調が悪化し、遠くの病院に入院することになり、ジェニファーの役目は終わった。
少年に別れを告げる事もできずに、元の生活に戻ることになってしまったのだ。
それから十数年の時が流れ、音信不通になっていた従姉妹が自分の初恋の男性と結婚したことを知る。その事実にショックを受けたものの、ジェニファーは2人の結婚を心から祝うことにした。
その2年後、従姉妹は病で亡くなってしまう。それから1年の歳月が流れ、突然彼から求婚状が届けられた。ずっと彼のことが忘れられなかったジェニファーは、喜んで後妻に入ることにしたのだが……。
そこには残酷な現実が待っていた――
*他サイトでも投稿中

婚約破棄のその後に
ゆーぞー
恋愛
「ライラ、婚約は破棄させてもらおう」
来月結婚するはずだった婚約者のレナード・アイザックス様に王宮の夜会で言われてしまった。しかもレナード様の隣には侯爵家のご令嬢メリア・リオンヌ様。
「あなた程度の人が彼と結婚できると本気で考えていたの?」
一方的に言われ混乱している最中、王妃様が現れて。
見たことも聞いたこともない人と結婚することになってしまった。
婚約破棄すると言われたので、これ幸いとダッシュで逃げました。殿下、すみませんが追いかけてこないでください。
桜乃
恋愛
ハイネシック王国王太子、セルビオ・エドイン・ハイネシックが舞踏会で高らかに言い放つ。
「ミュリア・メリッジ、お前とは婚約を破棄する!」
「はい、喜んで!」
……えっ? 喜んじゃうの?
※約8000文字程度の短編です。6/17に完結いたします。
※1ページの文字数は少な目です。
☆番外編「出会って10秒でひっぱたかれた王太子のお話」
セルビオとミュリアの出会いの物語。
※10/1から連載し、10/7に完結します。
※1日おきの更新です。
※1ページの文字数は少な目です。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年12月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
こちらの作品は完結しておりますが、番外編を追加投稿する際に、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。
※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。

わたしを捨てた騎士様の末路
夜桜
恋愛
令嬢エレナは、騎士フレンと婚約を交わしていた。
ある日、フレンはエレナに婚約破棄を言い渡す。その意外な理由にエレナは冷静に対処した。フレンの行動は全て筒抜けだったのだ。
※連載
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる