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第七章:叶えられた再会
来襲②
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「しっかし、何かが率いているにしちゃ、作戦ってもんが全然感じられないですよね」
サビエの声が、エディの頭の中をよぎった違和感を代弁した。
そう、魔物たちから感じられるのは、「突き進む」という意志だけなのだ。
ただ、とにかく、数で押しているだけのようにしか思えない。その数が膨大で魔物一体一体も強いから、ここまで攻め込むことができただけのようだ。
エディも戦術やら戦略やらを多少は学ばされているから、魔物の行動に違和感を覚えずにはいられない。
「こいつらは、何を考えてるんだ?」
エディの呟きに、サビエが肩をすくめる。彼にも何か感じるものがあるらしく、微かに眉をひそめていた。
「何にも考えてないように見えますよねぇ」
「取り敢えず、夜には止むことが救いですが」
隣に立ったスクートが、苦笑交じりに言う。二人の言葉に物思いから抜け出して、あちらこちらで上がっている獣の声に耳を澄まし、その距離を測りつつ、エディは頷いた。
「まあな。やっぱり、鳥は鳥目なんだろ」
「そうですね、どの魔物も強くはなっていますが、外見に即した特徴みたいなものは変わらないように思えます」
戦い方もそうだ。
よくよく見ると、道端に転がる魔物たちの死骸には既存の動物たちの名残があった。
猫のような外見をしているモノは、主に爪で。
犬のような外見をしているモノは、主に牙で。
戦い方自体は、大きな変わりはない。
外壁は頑強で、今のところ、それを崩して侵入してくる魔物はいない。皆、空を飛ぶ魔物に運ばれて来るのだが、翼を持つモノは殆どが鳥から変化したものらしく、暗くなるとピタリと活動を止めるのだ。
『既存の動物たちの名残』――確かにそれがある魔物たちの姿を目にして、エディはピシカが言っていた「生き物を変化させる」という邪神の力に身震いをする。
(獣が変わるなら、人間も変わるんじゃないのか?)
今のところ、ヒトの形をした魔物は、ヤンダルムでお目にかかったあの一体だけだ。だが、その一体はすさまじい力を持っていた。
(あんなのがゴロゴロいたら、かなりヤバいよな)
エディの頭にそれらが群れを成して現れる場面が思い浮かび、思わず眉間に皺を寄せた。
ただ爪と牙で攻撃してくるだけの獣型の魔物だけでも、かなり手ごわい。この上、魔法を使うモノが参戦したら、いったいどうなることやら。
「魔物相手はだいぶ慣れてきたのでいいのですが、そのうちマギク兵が参戦してくるようになったらまた厄介なことになるでしょうね」
エディの懸念を感じ取ったようにそう言ったのは、スクートだ。兄に向けてサビエが肩をすくめてみせる。
「マギク兵を魔物みたくポイポイ落としていくわけにはいかないからだろ? 外にはそこそこ集まってるらしいけどな。ほら、壁の上に置かれてる投石器で牽制してるから、魔法で壁を壊されるのは今のとこ防げてるみたいだぜ?」
ヤンたち竜騎兵からは、壁から少し離れた所に数百程度のマギク兵が待機しているのを確認したとの報告を受けている。だが、控えているだけで、明らかな攻撃を仕掛けてはきていない。
いかに頑強な壁とはいえ、一点に集中して魔法で攻撃されたら穴も開くかもしれない。しかし、魔法による攻撃は、多少の溜めが必要だ。それを赦さぬよう、投石器で岩や熱湯を満たした樽を投げつけて牽制しているらしい。
「あとどのくらい残ってんのかな」
――魔物も、未だ敵としては姿を見せていないマギク兵も。
エディがため息混じりにそう呟いた時だった。
ヒュンヒュン、と高い音がして、彼のすぐそばを何かが飛び過ぎる。そして間髪容れず、断末魔の声。
「フギャゥ!」
背後で起こった背筋を逆なでするような不快な鳴き声と共に、先ほどエディが止めを刺した――その筈だった山猫がもんどりうって石畳に倒れ伏した。見れば、四、五本の矢がその身体に深々と突き刺さっている。
「お見事」
「トルベスタの方ですね」
サビエが口笛を吹き、スクートが目を見張る。
エディは矢が飛んできたと思しき方向に目を凝らしたが、そこには何も見いだせなかった。彼と同じように周囲を窺いながら、サビエが言う。
「ホント、彼らは姿隠すの巧いですよねぇ」
感心しきりの彼のその台詞に、エディも頷く。彼らの実際の戦いぶりを目にして、トールが言っていたことが理解できた。彼はよく「こそこそ隠れるのが得意なんだよね」と笑うが、それこそがトルベスタの弓兵の真骨頂なのだろう。弓の腕もそうだが、何より、自らの姿を消すことができるというのが、彼らにとっての一番の利点なのだ。
「俺たちも負けてられないからな。行くぞ」
大きく息をつき、エディは一番間近で轟いた咆哮に振り返る。多分、路地一本か二本、向こうにいるのだろう。
とにかく今は、考えるよりも動かなければ。
双子に先んじてエディが走り出そうとした、その時だった。
「うわ、ウソだろ、あれ」
心の底から愕然としているのが伝わってくる声が、エディの足を止める。振り返れば、サビエが見開いた目を壁の方に向けていた。いつも飄々とふざけた態度を崩さない彼が、呆気に取られている。
滅多に見ることのできないサビエのそんな姿に、エディは眉をひそめた。
「何だ?」
「いや、まさか、とは思うんですけどね? アレ、オレが見ているものがエディ様にもおんなじように見えてますかね?」
「だから、何なんだよ?」
訳の解からないことを言うサビエに眉をしかめながら、彼の隣に行く。と、サビエは腕を上げ、真っ直ぐに一点を指差した。
「アレ、銀髪の女の子に見えませんか?」
「は?」
銀髪の女の子、と言われて真っ先にエディの頭に浮かぶのは一人きりだ。
そんなものがどこにいるのか、と道の先まで目を走らせたが、当然いない。
「何処にいるんだよ、そんなの」
「ほら、壁の所。外階段」
言われて、エディはグッと視点を遠くした。
都をぐるりと取り囲む壁の内側には、その上に登る為の外階段が東西南北に設置されている。サビエが指差しているのは、南に作られている、それだ。
エディたちは比較的壁の近くにいるが、それでも、だいぶ距離はある。しかし、距離はあっても、その階段を登っていく小さな姿は、しっかりと見て取れた。
シュウから贈られた純白の長衣に、風になびく長い銀髪。
あれがルゥナ以外の者だとしたら、いったい、誰だというのか。
「何で、彼女が……」
ルゥナは、兵に守られた安全な救護所に、いる筈なのに。
呆然としたのは一瞬で、即座に我に返ったエディは双子に声を変えるよりも先に走り出していた。
魔物は、南側から攻めてきている。
外壁をよじ登って攻めてくるものはいないとは言え、ルゥナが行こうとしているところが危険な場所であることは、間違いない。
「ああ、くそ、何考えてるんだよ!?」
毒づきながら、エディは地面を蹴る。
おぼつかない足取りの彼女の姿は、もう壁の半ばほどにあった。
サビエの声が、エディの頭の中をよぎった違和感を代弁した。
そう、魔物たちから感じられるのは、「突き進む」という意志だけなのだ。
ただ、とにかく、数で押しているだけのようにしか思えない。その数が膨大で魔物一体一体も強いから、ここまで攻め込むことができただけのようだ。
エディも戦術やら戦略やらを多少は学ばされているから、魔物の行動に違和感を覚えずにはいられない。
「こいつらは、何を考えてるんだ?」
エディの呟きに、サビエが肩をすくめる。彼にも何か感じるものがあるらしく、微かに眉をひそめていた。
「何にも考えてないように見えますよねぇ」
「取り敢えず、夜には止むことが救いですが」
隣に立ったスクートが、苦笑交じりに言う。二人の言葉に物思いから抜け出して、あちらこちらで上がっている獣の声に耳を澄まし、その距離を測りつつ、エディは頷いた。
「まあな。やっぱり、鳥は鳥目なんだろ」
「そうですね、どの魔物も強くはなっていますが、外見に即した特徴みたいなものは変わらないように思えます」
戦い方もそうだ。
よくよく見ると、道端に転がる魔物たちの死骸には既存の動物たちの名残があった。
猫のような外見をしているモノは、主に爪で。
犬のような外見をしているモノは、主に牙で。
戦い方自体は、大きな変わりはない。
外壁は頑強で、今のところ、それを崩して侵入してくる魔物はいない。皆、空を飛ぶ魔物に運ばれて来るのだが、翼を持つモノは殆どが鳥から変化したものらしく、暗くなるとピタリと活動を止めるのだ。
『既存の動物たちの名残』――確かにそれがある魔物たちの姿を目にして、エディはピシカが言っていた「生き物を変化させる」という邪神の力に身震いをする。
(獣が変わるなら、人間も変わるんじゃないのか?)
今のところ、ヒトの形をした魔物は、ヤンダルムでお目にかかったあの一体だけだ。だが、その一体はすさまじい力を持っていた。
(あんなのがゴロゴロいたら、かなりヤバいよな)
エディの頭にそれらが群れを成して現れる場面が思い浮かび、思わず眉間に皺を寄せた。
ただ爪と牙で攻撃してくるだけの獣型の魔物だけでも、かなり手ごわい。この上、魔法を使うモノが参戦したら、いったいどうなることやら。
「魔物相手はだいぶ慣れてきたのでいいのですが、そのうちマギク兵が参戦してくるようになったらまた厄介なことになるでしょうね」
エディの懸念を感じ取ったようにそう言ったのは、スクートだ。兄に向けてサビエが肩をすくめてみせる。
「マギク兵を魔物みたくポイポイ落としていくわけにはいかないからだろ? 外にはそこそこ集まってるらしいけどな。ほら、壁の上に置かれてる投石器で牽制してるから、魔法で壁を壊されるのは今のとこ防げてるみたいだぜ?」
ヤンたち竜騎兵からは、壁から少し離れた所に数百程度のマギク兵が待機しているのを確認したとの報告を受けている。だが、控えているだけで、明らかな攻撃を仕掛けてはきていない。
いかに頑強な壁とはいえ、一点に集中して魔法で攻撃されたら穴も開くかもしれない。しかし、魔法による攻撃は、多少の溜めが必要だ。それを赦さぬよう、投石器で岩や熱湯を満たした樽を投げつけて牽制しているらしい。
「あとどのくらい残ってんのかな」
――魔物も、未だ敵としては姿を見せていないマギク兵も。
エディがため息混じりにそう呟いた時だった。
ヒュンヒュン、と高い音がして、彼のすぐそばを何かが飛び過ぎる。そして間髪容れず、断末魔の声。
「フギャゥ!」
背後で起こった背筋を逆なでするような不快な鳴き声と共に、先ほどエディが止めを刺した――その筈だった山猫がもんどりうって石畳に倒れ伏した。見れば、四、五本の矢がその身体に深々と突き刺さっている。
「お見事」
「トルベスタの方ですね」
サビエが口笛を吹き、スクートが目を見張る。
エディは矢が飛んできたと思しき方向に目を凝らしたが、そこには何も見いだせなかった。彼と同じように周囲を窺いながら、サビエが言う。
「ホント、彼らは姿隠すの巧いですよねぇ」
感心しきりの彼のその台詞に、エディも頷く。彼らの実際の戦いぶりを目にして、トールが言っていたことが理解できた。彼はよく「こそこそ隠れるのが得意なんだよね」と笑うが、それこそがトルベスタの弓兵の真骨頂なのだろう。弓の腕もそうだが、何より、自らの姿を消すことができるというのが、彼らにとっての一番の利点なのだ。
「俺たちも負けてられないからな。行くぞ」
大きく息をつき、エディは一番間近で轟いた咆哮に振り返る。多分、路地一本か二本、向こうにいるのだろう。
とにかく今は、考えるよりも動かなければ。
双子に先んじてエディが走り出そうとした、その時だった。
「うわ、ウソだろ、あれ」
心の底から愕然としているのが伝わってくる声が、エディの足を止める。振り返れば、サビエが見開いた目を壁の方に向けていた。いつも飄々とふざけた態度を崩さない彼が、呆気に取られている。
滅多に見ることのできないサビエのそんな姿に、エディは眉をひそめた。
「何だ?」
「いや、まさか、とは思うんですけどね? アレ、オレが見ているものがエディ様にもおんなじように見えてますかね?」
「だから、何なんだよ?」
訳の解からないことを言うサビエに眉をしかめながら、彼の隣に行く。と、サビエは腕を上げ、真っ直ぐに一点を指差した。
「アレ、銀髪の女の子に見えませんか?」
「は?」
銀髪の女の子、と言われて真っ先にエディの頭に浮かぶのは一人きりだ。
そんなものがどこにいるのか、と道の先まで目を走らせたが、当然いない。
「何処にいるんだよ、そんなの」
「ほら、壁の所。外階段」
言われて、エディはグッと視点を遠くした。
都をぐるりと取り囲む壁の内側には、その上に登る為の外階段が東西南北に設置されている。サビエが指差しているのは、南に作られている、それだ。
エディたちは比較的壁の近くにいるが、それでも、だいぶ距離はある。しかし、距離はあっても、その階段を登っていく小さな姿は、しっかりと見て取れた。
シュウから贈られた純白の長衣に、風になびく長い銀髪。
あれがルゥナ以外の者だとしたら、いったい、誰だというのか。
「何で、彼女が……」
ルゥナは、兵に守られた安全な救護所に、いる筈なのに。
呆然としたのは一瞬で、即座に我に返ったエディは双子に声を変えるよりも先に走り出していた。
魔物は、南側から攻めてきている。
外壁をよじ登って攻めてくるものはいないとは言え、ルゥナが行こうとしているところが危険な場所であることは、間違いない。
「ああ、くそ、何考えてるんだよ!?」
毒づきながら、エディは地面を蹴る。
おぼつかない足取りの彼女の姿は、もう壁の半ばほどにあった。
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