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ツキヤ
失ったもの
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ヌルヌルとしたヘドロの中を進む気分のまま時間は流れ、気付けば季節は夏から秋へと移りつつあった。
いつものように、ツキヤ、アサヒ、そしてシイナで食事をしている席で、アサヒがふと手を止めた。
「シイナ、もう食べないの?」
眉をひそめたアサヒに尋ねられ、シイナは笑顔を作る。
「あ、うん、ちょっと夕方に食べちゃって……」
「ホントに?」
「ホントだよ」
そう言ってまた笑顔にはなったが、それは笑みから生まれたものではなかった。
その遣り取りの横でツキヤは黙々と切った肉を口に入れ、噛み締める。やけにバサバサしているように感じられるそれを、苦労して飲み込んだ。
もう、どれくらいシイナの笑った顔を見ていないことだろう。
それが失われた理由が自分にあることは、ツキヤも百も承知だった。
ツキヤは、女を悦ばせる手など腐るほど知っている。だが、シイナを笑わせることは、できない。
今の彼には、シイナに微笑みすら浮かべさせることが、できないのだ。
――もしかしたら、この先、ずっと。
アサヒに引き合わされたころのシイナは、ツキヤの前でもよく笑っていた。
声を上げて、というのはなかったけれど、ふわりと花がほころぶようなはにかんだ笑みを、アサヒによく見せていた。
(アサヒと二人きりなら、まだあの笑いを浮かべるのか?)
その場面を想像すると胸が焼け付くようだったが、それでも、笑えないよりは、いい。
「……――ねぇってば!」
強い口調で呼びかけられて、自分の中に閉じこもっていたツキヤは我に返った。
「え?」
「だから、シイナ、ちょっと痩せちゃったよねって」
「え、ああ……」
唇を尖らせながら訴える姉から目を逸らし、ツキヤは頷く。チラリとシイナを見ても彼女は彼と目を合わせようとはせず、皿の料理を箸でつついていた。
彼女の変化には、ツキヤだってとうに気が付いていた。ただ、見たくなかっただけで。
シイナは華奢だがそれは骨が細いせいなのか、触れるとどちらかというとふっくらしていた。今は全体的に肉が薄くなって、儚げですらある。
「確かに、痩せた」
ぼそりと言うと、アサヒが鬼の首を取ったような顔になる。
「ほらぁ。だから、もっと食べなきゃ」
ずいと皿を押しやるアサヒに、シイナは淡く微笑んだ。
「ちょっと、ダイエットしてるんだ」
「いらないじゃん! もう、いいよ。もうちょっと食べやすいもん作ってあげるから」
「え、あの、アサヒ先輩……」
腰を浮かしかけたシイナに、アサヒがぴしゃりと釘を刺す。
「シイナは座ってて。私と暮らし始めて痩せちゃったとか、あり得ないから。シイナのお母さんにも怒られちゃうじゃない」
鶴の一声で彼女はしおしおと椅子に戻り、ジッとテーブルの上に残された皿だけを見つめた。
ツキヤとシイナの間に、沈黙だけが横たわる。
以前は、饒舌に、とは言わないが、アサヒがいなくてもそれなりに会話があった。いや、ツキヤとシイナの方が趣味趣向は合っていたくらいだ。
アサヒは外向的で、飲み会やらカラオケやら大勢の中で楽しくにぎやかにやるのが好きだが、ツキヤとシイナは内向的で、本を読んだりDVDを借りてきて家の中で観たりする方が好きだ。
アサヒとシイナは正反対だからこそ良いのかもしれないが、シイナとツキヤなら、好きな作家についてや観た映画などについて語り合う、落ち着いた時間を過ごせた。
(それが、あの時から壊れちまった)
そして、そうしたのは、ツキヤ自身だ。
今、二人の間にあるのは身体のつながりだけだ。
こうやって向かい合っても、彼女は目も合わせようとしない。
その事実に、ツキヤのみぞおちがキリキリと痛んだ。
(このままじゃ、ダメだ)
身体だけのつながりでもいいと思っていたが――思おうとしていたが、もう、耐えられない。どれだけ身体をつなげようが、今のシイナとツキヤとの間には、地球と月ほどの隔たりがあるのだ。
それを消さない限り、彼女を奪えば奪うほど、ツキヤの中には虚しさが募るばかりだった。
「シイ――」
呼びかけようとした瞬間、シイナの肩がびくりと震える。
怯えたようなその反応に、ツキヤの決意が萎えそうになった。が、何とか自分を駆り立てる。
「シイナ、ちゃん」
シイナとツキヤだけの時は呼び捨てだが、アサヒがいるところではそう呼ぶ。その呼び方で二人きりではないという安心感が持てたのか、シイナがおずおずと目を上げた。
しっかりと視線が絡むのは、ずいぶんと久しぶりな気がする。
その大きな目の中にあるのは、哀しげな翳だ――ツキヤのせいで生まれた、翳。
朗らかで屈託のなかった、傍で見ているだけでツキヤの胸を温めてくれた彼女は、今はいない。
その厳然たる事実に、彼の舌が委縮する。
「あ……」
何度か唾を呑み込み切り出そうとしたツキヤの前に、ドンと土鍋が置かれた。正確には、シイナの前に。
「ほら、鍋焼きうどん。熱いからゆっくり食べるんだよ? あ、私、バイト先に呼ばれたんでちょっと出てくるから」
「「え!?」」
シイナとツキヤが同時にアサヒを見る。彼女はシイナとツキヤを順々に見遣ってから、唇を尖らせた。
「何よ。そんな驚かなくてもいいじゃない。私だって行きたくて行くわけじゃないわよ。しょうがないでしょ、急にシフトに穴が開いちゃったんだってさ。代わりが来るまでだけでもって……二、三時間で帰るから」
そう言って、彼女は時計に目を走らせる。
「っと、いけない、早くしないと。いい、ツキヤ、ちゃんと見張ってシイナにうどん食べきらせてよね。シイナも、残さず食べなさいよ?」
バタバタと上着を取りに行ったりバッグを取りに行ったりした末、アサヒは慌ただしく出ていった。
二人きりになってしまった部屋の中に流れるのは、気まずい空気だ。
雷の夜より前はアサヒがおらずに二人だけということはなかったし、あれ以来二人きりになるシチュエーションを作ったときには、することと言えばシイナを抱くだけだった。
案の定、シイナの肩がみるみる強張っていく。
(さすがに、この部屋ではもう抱かねぇよ)
内心で自嘲の呟きを漏らしながら、ツキヤは立ち上がる。と、椅子が床をこする音に、また、シイナがびくりと震えた。
「あ……俺、帰るから」
彼女から目を逸らしつつそう言いおいて、玄関へとつま先を向ける。
シイナとは、話をしないといけない。
だが、この状況はそれに適したものではないだろう。もっと、昼間、他に人がいるところでする方がいい。
正直、ツキヤにはシイナを手放す覚悟はまだできていない――一生できるとも思えない。しかし、このままではいけないことも判っている。少なくとも、この状況は、最悪だ。
次善の策、少し距離を置こうと伝えることで、彼女を安心させるとか、そのくらいはできるかもしれない。
――そう思ってツキヤがテーブルに背を向けた、その時。
「あの!」
ガタンと椅子を蹴立ててシイナが立ち上がった。
振り返ったツキヤが見たのは、少し蒼褪めたシイナの顔だ。
彼は黙ってシイナの言葉を待つ。
それは、長くはかからなかった。
彼女はほんの一瞬の逡巡ののち、はっきりと告げた。真っ直ぐにツキヤの目を見て。
「わたし、アサヒ先輩とお別れします」
――と。
いつものように、ツキヤ、アサヒ、そしてシイナで食事をしている席で、アサヒがふと手を止めた。
「シイナ、もう食べないの?」
眉をひそめたアサヒに尋ねられ、シイナは笑顔を作る。
「あ、うん、ちょっと夕方に食べちゃって……」
「ホントに?」
「ホントだよ」
そう言ってまた笑顔にはなったが、それは笑みから生まれたものではなかった。
その遣り取りの横でツキヤは黙々と切った肉を口に入れ、噛み締める。やけにバサバサしているように感じられるそれを、苦労して飲み込んだ。
もう、どれくらいシイナの笑った顔を見ていないことだろう。
それが失われた理由が自分にあることは、ツキヤも百も承知だった。
ツキヤは、女を悦ばせる手など腐るほど知っている。だが、シイナを笑わせることは、できない。
今の彼には、シイナに微笑みすら浮かべさせることが、できないのだ。
――もしかしたら、この先、ずっと。
アサヒに引き合わされたころのシイナは、ツキヤの前でもよく笑っていた。
声を上げて、というのはなかったけれど、ふわりと花がほころぶようなはにかんだ笑みを、アサヒによく見せていた。
(アサヒと二人きりなら、まだあの笑いを浮かべるのか?)
その場面を想像すると胸が焼け付くようだったが、それでも、笑えないよりは、いい。
「……――ねぇってば!」
強い口調で呼びかけられて、自分の中に閉じこもっていたツキヤは我に返った。
「え?」
「だから、シイナ、ちょっと痩せちゃったよねって」
「え、ああ……」
唇を尖らせながら訴える姉から目を逸らし、ツキヤは頷く。チラリとシイナを見ても彼女は彼と目を合わせようとはせず、皿の料理を箸でつついていた。
彼女の変化には、ツキヤだってとうに気が付いていた。ただ、見たくなかっただけで。
シイナは華奢だがそれは骨が細いせいなのか、触れるとどちらかというとふっくらしていた。今は全体的に肉が薄くなって、儚げですらある。
「確かに、痩せた」
ぼそりと言うと、アサヒが鬼の首を取ったような顔になる。
「ほらぁ。だから、もっと食べなきゃ」
ずいと皿を押しやるアサヒに、シイナは淡く微笑んだ。
「ちょっと、ダイエットしてるんだ」
「いらないじゃん! もう、いいよ。もうちょっと食べやすいもん作ってあげるから」
「え、あの、アサヒ先輩……」
腰を浮かしかけたシイナに、アサヒがぴしゃりと釘を刺す。
「シイナは座ってて。私と暮らし始めて痩せちゃったとか、あり得ないから。シイナのお母さんにも怒られちゃうじゃない」
鶴の一声で彼女はしおしおと椅子に戻り、ジッとテーブルの上に残された皿だけを見つめた。
ツキヤとシイナの間に、沈黙だけが横たわる。
以前は、饒舌に、とは言わないが、アサヒがいなくてもそれなりに会話があった。いや、ツキヤとシイナの方が趣味趣向は合っていたくらいだ。
アサヒは外向的で、飲み会やらカラオケやら大勢の中で楽しくにぎやかにやるのが好きだが、ツキヤとシイナは内向的で、本を読んだりDVDを借りてきて家の中で観たりする方が好きだ。
アサヒとシイナは正反対だからこそ良いのかもしれないが、シイナとツキヤなら、好きな作家についてや観た映画などについて語り合う、落ち着いた時間を過ごせた。
(それが、あの時から壊れちまった)
そして、そうしたのは、ツキヤ自身だ。
今、二人の間にあるのは身体のつながりだけだ。
こうやって向かい合っても、彼女は目も合わせようとしない。
その事実に、ツキヤのみぞおちがキリキリと痛んだ。
(このままじゃ、ダメだ)
身体だけのつながりでもいいと思っていたが――思おうとしていたが、もう、耐えられない。どれだけ身体をつなげようが、今のシイナとツキヤとの間には、地球と月ほどの隔たりがあるのだ。
それを消さない限り、彼女を奪えば奪うほど、ツキヤの中には虚しさが募るばかりだった。
「シイ――」
呼びかけようとした瞬間、シイナの肩がびくりと震える。
怯えたようなその反応に、ツキヤの決意が萎えそうになった。が、何とか自分を駆り立てる。
「シイナ、ちゃん」
シイナとツキヤだけの時は呼び捨てだが、アサヒがいるところではそう呼ぶ。その呼び方で二人きりではないという安心感が持てたのか、シイナがおずおずと目を上げた。
しっかりと視線が絡むのは、ずいぶんと久しぶりな気がする。
その大きな目の中にあるのは、哀しげな翳だ――ツキヤのせいで生まれた、翳。
朗らかで屈託のなかった、傍で見ているだけでツキヤの胸を温めてくれた彼女は、今はいない。
その厳然たる事実に、彼の舌が委縮する。
「あ……」
何度か唾を呑み込み切り出そうとしたツキヤの前に、ドンと土鍋が置かれた。正確には、シイナの前に。
「ほら、鍋焼きうどん。熱いからゆっくり食べるんだよ? あ、私、バイト先に呼ばれたんでちょっと出てくるから」
「「え!?」」
シイナとツキヤが同時にアサヒを見る。彼女はシイナとツキヤを順々に見遣ってから、唇を尖らせた。
「何よ。そんな驚かなくてもいいじゃない。私だって行きたくて行くわけじゃないわよ。しょうがないでしょ、急にシフトに穴が開いちゃったんだってさ。代わりが来るまでだけでもって……二、三時間で帰るから」
そう言って、彼女は時計に目を走らせる。
「っと、いけない、早くしないと。いい、ツキヤ、ちゃんと見張ってシイナにうどん食べきらせてよね。シイナも、残さず食べなさいよ?」
バタバタと上着を取りに行ったりバッグを取りに行ったりした末、アサヒは慌ただしく出ていった。
二人きりになってしまった部屋の中に流れるのは、気まずい空気だ。
雷の夜より前はアサヒがおらずに二人だけということはなかったし、あれ以来二人きりになるシチュエーションを作ったときには、することと言えばシイナを抱くだけだった。
案の定、シイナの肩がみるみる強張っていく。
(さすがに、この部屋ではもう抱かねぇよ)
内心で自嘲の呟きを漏らしながら、ツキヤは立ち上がる。と、椅子が床をこする音に、また、シイナがびくりと震えた。
「あ……俺、帰るから」
彼女から目を逸らしつつそう言いおいて、玄関へとつま先を向ける。
シイナとは、話をしないといけない。
だが、この状況はそれに適したものではないだろう。もっと、昼間、他に人がいるところでする方がいい。
正直、ツキヤにはシイナを手放す覚悟はまだできていない――一生できるとも思えない。しかし、このままではいけないことも判っている。少なくとも、この状況は、最悪だ。
次善の策、少し距離を置こうと伝えることで、彼女を安心させるとか、そのくらいはできるかもしれない。
――そう思ってツキヤがテーブルに背を向けた、その時。
「あの!」
ガタンと椅子を蹴立ててシイナが立ち上がった。
振り返ったツキヤが見たのは、少し蒼褪めたシイナの顔だ。
彼は黙ってシイナの言葉を待つ。
それは、長くはかからなかった。
彼女はほんの一瞬の逡巡ののち、はっきりと告げた。真っ直ぐにツキヤの目を見て。
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――と。
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