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失せ物捜し◇サイドC
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寝室の扉を開けて、真っ先に目に飛び込んできた光景に、思わず一瞬絶句した。
「何をしているんだい?」
一度息を呑んで、ようやくそう口にする。
すると、僕のベッドの前で額が触れ合わんばかりに顔を寄せてしゃがみ込んでいた二人が、同時にこちらを見た。異口同音で僕を呼ぶ。
「旦那さま」「旦那様」
「エイミー、デニスも……いったい何を?」
メイドのエイミーとヴァレットのデニス。
二人はしょっちゅう顔を合わせているだろうが、どちらも浮ついたところが皆無だから、個人的に言葉を交わすことはそう多くない。
だが、今の彼らの様子は、なんだ?
やけに親密そうだったし、エイミーが笑っていたように見えたのは、僕の気の所為なのか?
まあ、僕の下で働く彼らの仲が良いのは歓迎すべきことなのだが……
何となく複雑な心境の僕の前でスカートをはたきながら立ち上がると、エイミーは言った。
「デニスさんがカフスボタンを探して欲しい、と」
「カフスボタン?」
おうむ返しにした僕に、今度はデニスが頷く。至極真面目くさった顔で。いや、デニスは実際真面目だ。堅物と言ってもいい。
――そういうところは、エイミーとよく似ている。
ぼんやりとそんなふうに思っていた僕は、続く彼の台詞を耳から耳へと聞き流していた。
「はい、サファイアのカフスボタンがあったでしょう? 今日のお召し物にはあれを合わせようと思ったのですが、見当たりません」
他のことを考えていて、一瞬反応が遅れてしまった。そして、うかつにも答えてしまう。いつもなら、それがない理由にすぐに思い当って適当にごまかせていたのに。
「サファイアの? ――ああ、あれか」
そう答えた瞬間、しまった、と思った。
「お心当たりが?」
デニスに問い返され、返事に詰まる。
心当たりは大いにあるが、できればエイミーの前では言いたくない。気まずい思いでちらりとエイミーに目を走らせると、勘違いしたらしい彼女はふるふると頭を振った。
「わたしは存じません」
「あ、いや……そうだな。君は知らないと思う」
当たり前だ、エイミーが知る筈がない。知っていたら、困る。
「その、あれは……一昨日ブライアンやエリックと出かけただろう? あの時、ビリヤードをしたんだよ」
確かに友人である彼らとビリヤードをした。それは事実だ。
だが、夜は長く、ビリヤードごときでは潰れない。夜の大半を費やしたことの方については、黙して語らず、だ。
しかし。
「ビリヤードでボタンを外すんですか?」
デニスが余計なことを訊いてくる。
確かにこの間の夜は連れて行かなかったが、ヴァレットである彼は、僕の普段の行動を良く知っているはずだ。長い夜の時間、僕が何をして過ごすことが多いのかを。
もしかして、気付いていながらとぼけているのだろうかという疑念が頭をよぎったが、彼に限ってそんなことはしないだろう。カルロ辺りなら別だが。
まったく、僕のヴァレットだというのに、何故こうも世慣れてこないのか。
有能なのだが――まるで、二人のエイミーを相手にしているような気がしてくる。
無垢な子ども相手に、してはいけない話をしているような……
咳払いを一つして、何とか苦しい言い訳を考える。
「まあ……そうだね、ちょっと白熱してね。袖をまくったんだよ」
「そうですか」
「そうなんだよ。とにかく、あのボタンについてはブライアン達に訊いておくから、今日のところは他の物にしておいてくれ」
「承知いたしました」
殆ど追い払うように命じると、デニスはいつもと変わらぬ無表情で一礼して部屋を出て行った。彼を見送ってまた向き直ると、エイミーはもうベッドに向かっている。
華奢な背中に、世の貴婦人方が羨むだろう、コルセットなど使わなくても僕の両手でつかみきれそうな細い腰。そんな身体なのに、僕に向けて気だるげに手を伸ばす有閑夫人たちの数倍の速さで、エイミーはきびきびと動く。
そんな彼女に数歩近付いてから、名前を呼んだ。
「エイミー?」
「はい?」
スカートを膨らませてクルリと振り返り、エイミーは小首をかしげて僕を見上げてくる。その様子は梢にとまる小鳥のようだ。
彼女に何か説明のような――説明という名の言い訳じみたことを言わなければと思ったのに、適した言葉が出てこない。
「どうかなさいましたか?」
栗色の目が、真っ直ぐに僕に向けられている。
そんなふうに男を見るものではないと、誰か彼女に教えなかったのだろうか。
ほんの少しも逸らされることなく僕の目を見つめてくるその眼差しは、流し目とか、上目遣いとか、そういうものよりもよほど――
丸い頬は柔らかそうで、肌は白粉を塗っているわけでもないのにシミ一つなく、頬紅をはたいたわけでもないのにほんのりと薔薇色を帯びている。
それは見るからに触り心地が良さそうで、触れてごらんと誘いかけてくるようで。
僕は手を上げ、それを伸ばし――寸でのところで止まった。いや、指先はかすってしまったかもしれない。慌てて手を身体の脇に下ろしても、そこに微かな疼きを覚えていた。
小さな少女だった頃とは違うのだ。そんなに簡単に触れていいものではない。
心の中で己の頬を殴りつけつつ拳を握り込んだ僕の前で、エイミーは無造作に手の甲で頬を拭う。僕が触れた辺りを。
その仕草は幼くて、色っぽさの欠片もない。慣れた女性なら、僕の手を取り、頬に触れた指先にキスの一つもしてくるだろうに。
何だか微笑ましくて思わず笑ってしまった僕を、エイミーがキョトンと見上げてくる。何故笑われているのか、さっぱり判らないというふうに。
そんな彼女の頭を子どもの頃のようにクシャクシャと撫でてやりたくなるのを堪えて、言う。
「邪魔をしてすまなかったね。続けてくれ」
「はい」
コクリと頷くその様に、もう一度、今度は確かにその温もりを感じたくなったが、笑みでごまかした。
寝室を出ると、何となく吐息が漏れる。
まったく。
あの子を見ていると、無性に手の中に包み込みたくなってしまうのだ。ふわふわな仔猫や仔兎か何かを前にした時のように。
――ご婦人方に触れたくなるのは男の性というものだが、あれとはどこか違う。
もっと、胸が苦しくなるような、奇妙な心持ちだ。
何故だろう。エイミーの幼さゆえだろうか。
きっと、そうに違いない。
そんなところで自分の考えを落ち着かせ、書斎へと向かった。
*
数日後。
デニスにネクタイを結ばせていたところに居合わせたエイミーが、ふと僕を見て言った。
「カフスボタン、見つかったのですね」
彼女の目が向けられているのは、袖口で輝く青い石だ。
「ああ……」
適当に言い訳を探そうとしたが、デニスに先手を取られた――制止する暇もなく。
「先日、メイヒュー夫人の使いの方が持ってきてくださった」
美貌の未亡人の名を、有能なヴァレットはポロリと口にする。彼に決して悪意はない。ただ、事実を述べたにすぎないのだが――
案の定、エイミーは何やら考え込んでいる。と、突っ込んで欲しくないところを、突っ込んできた。
「この間は、ラザフォード様方とビリヤードをなさっている時に失くしたとおっしゃっていませんでしたか?」
あんなたわいもない台詞、覚えていなくても良かったのだが。
僕は笑顔を作り、さりげない口調で彼女の疑問に答える。
「あの時に落としたものを、メイヒュー夫人が拾ってくれていたのだよ」
落とした場所は夫人の寝室だったが、エイミーの前でそんなことは口が裂けても言えない。
「そうですか」
「そうなんだ」
押し付けるように強調した僕の弁明に、エイミーは頷いた。
いつも通りの生真面目な顔は、今一つその胸中を読み取らせない。が、どうやら疑いは潜んでいないようだ。
やれやれと胸を撫で下ろしつつ顔を正面に戻すと、そこにいたジェシーと目が合った。彼は何やら呆れたようなため息を一つこぼす。
彼の言いたいことは解かっている。
だが、花の香りが漂えば嗅ぎたくなるのと同じように、美しい女性がこちらに視線を送ってくるなら手を伸ばしたくなるのは当然のことだろう。
男として、至極自然なことだ。
――とは言え。
しばらくの間は少々控えようと、僕はこっそり心に決めた。
「何をしているんだい?」
一度息を呑んで、ようやくそう口にする。
すると、僕のベッドの前で額が触れ合わんばかりに顔を寄せてしゃがみ込んでいた二人が、同時にこちらを見た。異口同音で僕を呼ぶ。
「旦那さま」「旦那様」
「エイミー、デニスも……いったい何を?」
メイドのエイミーとヴァレットのデニス。
二人はしょっちゅう顔を合わせているだろうが、どちらも浮ついたところが皆無だから、個人的に言葉を交わすことはそう多くない。
だが、今の彼らの様子は、なんだ?
やけに親密そうだったし、エイミーが笑っていたように見えたのは、僕の気の所為なのか?
まあ、僕の下で働く彼らの仲が良いのは歓迎すべきことなのだが……
何となく複雑な心境の僕の前でスカートをはたきながら立ち上がると、エイミーは言った。
「デニスさんがカフスボタンを探して欲しい、と」
「カフスボタン?」
おうむ返しにした僕に、今度はデニスが頷く。至極真面目くさった顔で。いや、デニスは実際真面目だ。堅物と言ってもいい。
――そういうところは、エイミーとよく似ている。
ぼんやりとそんなふうに思っていた僕は、続く彼の台詞を耳から耳へと聞き流していた。
「はい、サファイアのカフスボタンがあったでしょう? 今日のお召し物にはあれを合わせようと思ったのですが、見当たりません」
他のことを考えていて、一瞬反応が遅れてしまった。そして、うかつにも答えてしまう。いつもなら、それがない理由にすぐに思い当って適当にごまかせていたのに。
「サファイアの? ――ああ、あれか」
そう答えた瞬間、しまった、と思った。
「お心当たりが?」
デニスに問い返され、返事に詰まる。
心当たりは大いにあるが、できればエイミーの前では言いたくない。気まずい思いでちらりとエイミーに目を走らせると、勘違いしたらしい彼女はふるふると頭を振った。
「わたしは存じません」
「あ、いや……そうだな。君は知らないと思う」
当たり前だ、エイミーが知る筈がない。知っていたら、困る。
「その、あれは……一昨日ブライアンやエリックと出かけただろう? あの時、ビリヤードをしたんだよ」
確かに友人である彼らとビリヤードをした。それは事実だ。
だが、夜は長く、ビリヤードごときでは潰れない。夜の大半を費やしたことの方については、黙して語らず、だ。
しかし。
「ビリヤードでボタンを外すんですか?」
デニスが余計なことを訊いてくる。
確かにこの間の夜は連れて行かなかったが、ヴァレットである彼は、僕の普段の行動を良く知っているはずだ。長い夜の時間、僕が何をして過ごすことが多いのかを。
もしかして、気付いていながらとぼけているのだろうかという疑念が頭をよぎったが、彼に限ってそんなことはしないだろう。カルロ辺りなら別だが。
まったく、僕のヴァレットだというのに、何故こうも世慣れてこないのか。
有能なのだが――まるで、二人のエイミーを相手にしているような気がしてくる。
無垢な子ども相手に、してはいけない話をしているような……
咳払いを一つして、何とか苦しい言い訳を考える。
「まあ……そうだね、ちょっと白熱してね。袖をまくったんだよ」
「そうですか」
「そうなんだよ。とにかく、あのボタンについてはブライアン達に訊いておくから、今日のところは他の物にしておいてくれ」
「承知いたしました」
殆ど追い払うように命じると、デニスはいつもと変わらぬ無表情で一礼して部屋を出て行った。彼を見送ってまた向き直ると、エイミーはもうベッドに向かっている。
華奢な背中に、世の貴婦人方が羨むだろう、コルセットなど使わなくても僕の両手でつかみきれそうな細い腰。そんな身体なのに、僕に向けて気だるげに手を伸ばす有閑夫人たちの数倍の速さで、エイミーはきびきびと動く。
そんな彼女に数歩近付いてから、名前を呼んだ。
「エイミー?」
「はい?」
スカートを膨らませてクルリと振り返り、エイミーは小首をかしげて僕を見上げてくる。その様子は梢にとまる小鳥のようだ。
彼女に何か説明のような――説明という名の言い訳じみたことを言わなければと思ったのに、適した言葉が出てこない。
「どうかなさいましたか?」
栗色の目が、真っ直ぐに僕に向けられている。
そんなふうに男を見るものではないと、誰か彼女に教えなかったのだろうか。
ほんの少しも逸らされることなく僕の目を見つめてくるその眼差しは、流し目とか、上目遣いとか、そういうものよりもよほど――
丸い頬は柔らかそうで、肌は白粉を塗っているわけでもないのにシミ一つなく、頬紅をはたいたわけでもないのにほんのりと薔薇色を帯びている。
それは見るからに触り心地が良さそうで、触れてごらんと誘いかけてくるようで。
僕は手を上げ、それを伸ばし――寸でのところで止まった。いや、指先はかすってしまったかもしれない。慌てて手を身体の脇に下ろしても、そこに微かな疼きを覚えていた。
小さな少女だった頃とは違うのだ。そんなに簡単に触れていいものではない。
心の中で己の頬を殴りつけつつ拳を握り込んだ僕の前で、エイミーは無造作に手の甲で頬を拭う。僕が触れた辺りを。
その仕草は幼くて、色っぽさの欠片もない。慣れた女性なら、僕の手を取り、頬に触れた指先にキスの一つもしてくるだろうに。
何だか微笑ましくて思わず笑ってしまった僕を、エイミーがキョトンと見上げてくる。何故笑われているのか、さっぱり判らないというふうに。
そんな彼女の頭を子どもの頃のようにクシャクシャと撫でてやりたくなるのを堪えて、言う。
「邪魔をしてすまなかったね。続けてくれ」
「はい」
コクリと頷くその様に、もう一度、今度は確かにその温もりを感じたくなったが、笑みでごまかした。
寝室を出ると、何となく吐息が漏れる。
まったく。
あの子を見ていると、無性に手の中に包み込みたくなってしまうのだ。ふわふわな仔猫や仔兎か何かを前にした時のように。
――ご婦人方に触れたくなるのは男の性というものだが、あれとはどこか違う。
もっと、胸が苦しくなるような、奇妙な心持ちだ。
何故だろう。エイミーの幼さゆえだろうか。
きっと、そうに違いない。
そんなところで自分の考えを落ち着かせ、書斎へと向かった。
*
数日後。
デニスにネクタイを結ばせていたところに居合わせたエイミーが、ふと僕を見て言った。
「カフスボタン、見つかったのですね」
彼女の目が向けられているのは、袖口で輝く青い石だ。
「ああ……」
適当に言い訳を探そうとしたが、デニスに先手を取られた――制止する暇もなく。
「先日、メイヒュー夫人の使いの方が持ってきてくださった」
美貌の未亡人の名を、有能なヴァレットはポロリと口にする。彼に決して悪意はない。ただ、事実を述べたにすぎないのだが――
案の定、エイミーは何やら考え込んでいる。と、突っ込んで欲しくないところを、突っ込んできた。
「この間は、ラザフォード様方とビリヤードをなさっている時に失くしたとおっしゃっていませんでしたか?」
あんなたわいもない台詞、覚えていなくても良かったのだが。
僕は笑顔を作り、さりげない口調で彼女の疑問に答える。
「あの時に落としたものを、メイヒュー夫人が拾ってくれていたのだよ」
落とした場所は夫人の寝室だったが、エイミーの前でそんなことは口が裂けても言えない。
「そうですか」
「そうなんだ」
押し付けるように強調した僕の弁明に、エイミーは頷いた。
いつも通りの生真面目な顔は、今一つその胸中を読み取らせない。が、どうやら疑いは潜んでいないようだ。
やれやれと胸を撫で下ろしつつ顔を正面に戻すと、そこにいたジェシーと目が合った。彼は何やら呆れたようなため息を一つこぼす。
彼の言いたいことは解かっている。
だが、花の香りが漂えば嗅ぎたくなるのと同じように、美しい女性がこちらに視線を送ってくるなら手を伸ばしたくなるのは当然のことだろう。
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