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第一部『地上に舞い降りた天使は護り手など必要としない。』
天使に貢物は通じない③
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(細い)
去っていこうとするアンジェリカの手首を思わず捉えてしまったが、そのあまりの繊細さに軽く握っただけでも砕いてしまいそうな気がして、ブライアンは慌てて手を開いた。そんな彼を、肩越しに振り返ったアンジェリカが何事かと見下ろしている。
「ごめん……失礼だったね」
ヘラッと笑ってそう付け足したが、彼女は生真面目な顔で見返してくるだけだ。いきなり触れられたことを不快に思っていたとしても、その表情からは全く読めない。
「えっと……すまない」
中途半端な笑みを消して再びブライアンが謝罪を口にすると、アンジェリカはもう一度彼に向き直ってくれた。
「何か追加の注文が?」
「え、いや、そうじゃなくて――」
口ごもりながらそう言って、ブライアンはポケットを探った。
もっと格好をつけて渡すはずだったのに、呼び止めてしまった以上、今さら何でもないとは言えない。
取り出した小箱を、ブライアンはテーブルの上に置いた。それをアンジェリカの方に滑らせる。
アンジェリカの菫色の目が、それに移った――が、それだけだ。
彼女は小箱を見つめているが、手を伸ばそうとはしない。
仕方なくブライアンは再びそれを手に取り、蓋を開けた。中にあるのは、親指の頭ほどの大きさの紫水晶の周りに六枚の花弁をかたどって小粒のダイアモンドをちりばめた首飾りだ。水晶はアンジェリカの目の色と完全に同じものを見つけ出した。
いや、完全に同じものをと思っていたが、こうして並べて見てみると、アンジェリカの瞳の方が、美しい。色はほとんど同じだというのに、何かが違う。多分、彼女のそれに勝る宝石など存在しないのだろう。
「これ、あなたに似合うと思って」
にっこり笑ってアンジェリカに差し出したけれども、彼女はやっぱり動かない。
「あの、アンジェリカ、これをあなたに、と思ったんだけど……」
そこまで言うと、ようやく彼女が睫毛をはためかせた。
アンジェリカはブライアンを見つめ、彼の手のひらの上で煌く宝石を見つめ、またブライアンの顔に戻ってきた。
そうして、ようやくその薄紅色をした小さな唇を開く。
どんな喜びの声、感激の言葉をくれるのだろう。
ブライアンは微笑みながら、それを待つ。それが与えられることを、彼は信じて疑わなかった。
果たして、彼女の口からこぼれたのは。
「私に?」
――感激の響きは欠片もない、心の底から訝しんでいる疑問の一言だった。
(どうして喜ばないんだ?)
ブライアンは予想外の彼女の反応に困惑する。
普通、ここは飛び上がってブライアンに抱き着かんばかりに大喜びするところではないのだろうか。
束の間言葉を失った彼だったが、すぐに気を取り直して頷く。
「そう、あなたの為にこの紫水晶を選んで、大急ぎで首飾りにしてもらったんだ」
アンジェリカは、また、首飾りに目を落とした。
彼女はしばしそれを見つめていたけれど、やがて、その静謐な眼差しをブライアンに向ける。
「私にそれを与えようと思う理由は?」
「え?」
ブライアンは目をしばたたかせた。
甘い言葉に高価な贈り物は、女性を落とすための必需品だ。裏を返せば、その二つがあれば、どんなときでも女性は笑顔になる。少なくとも、今までの彼の経験上は、そうだった。
だが、アンジェリカの顔には微かな笑みの気配すらない。
もしかして、下心があるとでも思われたのだろうか。
戸惑いながら、ブライアンは笑顔を作った。
「理由なんて――ただ、あなたに贈りたいと思っただけだよ」
彼のその台詞にも、しかし、アンジェリカの表情は動かない。
おかしい。
あまりにも、予想もしくは期待していた流れと違い過ぎる。
ブライアンは、今、困惑の極致にあった。
そんな彼の前で、おもむろにアンジェリカが口を開く。
「あなたは、私に贈り物をすることに理由がないと言う。けれど、私には、あなたからの贈り物を受け取る理由がない」
淡々と、彼女が告げた。
「受け取る、理由?」
ブライアンがそれをアンジェリカに贈る理由ならまだしも、アンジェリカがそれを受け取る理由なんて。
そんなものを問われようとは、彼は夢にも思わなかった。
「それに理由が、必要なの?」
訳が解からず呆然と呟いたブライアンに、アンジェリカがこくりと頷く。
そこには、彼女のことを安く見るなと憤慨する色も、贈り物で懐柔しようとする彼を蔑む色もない。
ただ、事実だけを告げている、それだけしか伝わってこなかった。
「僕は、ただ、あなたの喜ぶ顔が見たくて――」
「なら、無意味だ。それを受け取っても、私は別に喜ばない。用件がそれなら、私はもう行っても構わないか?」
全然構わなくないが、これ以上彼女を引き留めておける言葉はない。
軽く首をかしげて問うてきたアンジェリカに、ブライアンは頷かざるを得なかった。
「え、あ、ああ……」
こくこくと頭を上下させた彼を少し不思議そうに見遣って、アンジェリカはあっさりと離れて行ってしまった。
取り残されたブライアンは、手の中に残った首飾りを見つめる。
宝石商が得意げに披露した時、ブライアンも、絶対にこれは彼女の心を鷲摑みにしてくれるはずだと思った。
だが、アンジェリカにとっては、これを気に入る気に入らない以前の話だったのだ。
そもそも受け取るという選択肢そのものが存在していなかったとは。
(だったら、彼女に笑ってもらうにはどうしたらいいんだ?)
さっぱり判らない。
はあ、と内臓を吐き出さんばかりのため息をブライアンがこぼした時。
クスリと、忍び笑いが耳に届いた。
首を巡らせると、隣のテーブルにいた男があいさつ代わりに手にしたグラスをヒョイと持ち上げる。年はブライアンよりもいくつか上だろうか。黒髪黒目で、整ってはいるがあまり特徴を感じさせない顔立ちをしていた。
「彼女には、そういうの無駄みたいですよ。かれこれ一ヶ月ほどチョコチョコここに来てますが、彼女が男性からの贈り物を受け取るところを見たことがないですから。あなたは、花を受け取ってもらえていただけ、まだマシですよ、きっと」
爽やかな笑顔で、ブライアンの傷口に塩を塗った。その花ですら、微妙に迷惑だったのではないかという疑惑があるのだ。
がくりと肩を落とした彼に、また男が笑う。思わず、ブライアンはムッと彼を見た。
「ああ、失礼。私はウォーレス・シェフィールドと言います」
言いながら、ウォーレスと名乗った男は片手を差し出した。ブライアンはそれを取りながら、応える。
「僕はブライアン・ラザフォードです」
「ラザフォード家の方とこんなところでお会いできるとは、思ってもいませんでした」
「失礼ですが、どこかで――?」
ウォーレスはブライアンのことを知っているようだが、彼の方には全く覚えがない。首を傾げたブライアンに、ウォーレスは微笑んだ。
「ああ、申し遅れましたが、私は貿易商を営んでいるんですよ。美しいものや珍しいものをね、色々売ったり買ったりしています。ラザフォード家のご領地の方とも、いくつか取引をさせていただいておりまして」
「それは申し訳ない。領地の経営はそれぞれの監督官に任せっきりなもので」
「いえいえ、こちらこそ。いつも儲けさせてもらっていますよ」
にこやかに言われても、ブライアンにはどうもピンとこない。それよりも、もっと有用な話題を振る。
「ここにはよく来るのですか?」
「え? ああ、そうですね。美しいものを眺めながら美味しい料理を味わえますから」
ウォーレスはアンジェリカを横目で眺めながら、そう言った。
彼がそうする様を見ていると、ブライアンは何故か不快感を覚える。小さく咳払いをして、ウォーレスの注意を引いた。
目論見通りブライアンに目を戻したウォーレスに、彼の方がアンジェリカを見ていた時間は長いのだからとものは試しで訊ねてみる。
「アンジェリカが喜びそうなものって、何でしょう」
「さあ……少なくとも、『物』でないことは確かですかね」
さっくりと、そう返された。
「……そうなんですね……」
今までのように贈り物をすれば感謝と好意を手に入れられると安易に考えていた自分が、何だかとても小さく感じられた。
だが、これまでのブライアンの経験が役に立たないのであるならば、いったい、何をどうしたら彼女の笑顔を目にすることができるのだろう。
無力感と忸怩たる思いを胸に溢れさせ、真白な蝶のように優雅に店内を舞っているアンジェリカを目で追いかけながら、ブライアンはまた深々とため息をこぼした。
去っていこうとするアンジェリカの手首を思わず捉えてしまったが、そのあまりの繊細さに軽く握っただけでも砕いてしまいそうな気がして、ブライアンは慌てて手を開いた。そんな彼を、肩越しに振り返ったアンジェリカが何事かと見下ろしている。
「ごめん……失礼だったね」
ヘラッと笑ってそう付け足したが、彼女は生真面目な顔で見返してくるだけだ。いきなり触れられたことを不快に思っていたとしても、その表情からは全く読めない。
「えっと……すまない」
中途半端な笑みを消して再びブライアンが謝罪を口にすると、アンジェリカはもう一度彼に向き直ってくれた。
「何か追加の注文が?」
「え、いや、そうじゃなくて――」
口ごもりながらそう言って、ブライアンはポケットを探った。
もっと格好をつけて渡すはずだったのに、呼び止めてしまった以上、今さら何でもないとは言えない。
取り出した小箱を、ブライアンはテーブルの上に置いた。それをアンジェリカの方に滑らせる。
アンジェリカの菫色の目が、それに移った――が、それだけだ。
彼女は小箱を見つめているが、手を伸ばそうとはしない。
仕方なくブライアンは再びそれを手に取り、蓋を開けた。中にあるのは、親指の頭ほどの大きさの紫水晶の周りに六枚の花弁をかたどって小粒のダイアモンドをちりばめた首飾りだ。水晶はアンジェリカの目の色と完全に同じものを見つけ出した。
いや、完全に同じものをと思っていたが、こうして並べて見てみると、アンジェリカの瞳の方が、美しい。色はほとんど同じだというのに、何かが違う。多分、彼女のそれに勝る宝石など存在しないのだろう。
「これ、あなたに似合うと思って」
にっこり笑ってアンジェリカに差し出したけれども、彼女はやっぱり動かない。
「あの、アンジェリカ、これをあなたに、と思ったんだけど……」
そこまで言うと、ようやく彼女が睫毛をはためかせた。
アンジェリカはブライアンを見つめ、彼の手のひらの上で煌く宝石を見つめ、またブライアンの顔に戻ってきた。
そうして、ようやくその薄紅色をした小さな唇を開く。
どんな喜びの声、感激の言葉をくれるのだろう。
ブライアンは微笑みながら、それを待つ。それが与えられることを、彼は信じて疑わなかった。
果たして、彼女の口からこぼれたのは。
「私に?」
――感激の響きは欠片もない、心の底から訝しんでいる疑問の一言だった。
(どうして喜ばないんだ?)
ブライアンは予想外の彼女の反応に困惑する。
普通、ここは飛び上がってブライアンに抱き着かんばかりに大喜びするところではないのだろうか。
束の間言葉を失った彼だったが、すぐに気を取り直して頷く。
「そう、あなたの為にこの紫水晶を選んで、大急ぎで首飾りにしてもらったんだ」
アンジェリカは、また、首飾りに目を落とした。
彼女はしばしそれを見つめていたけれど、やがて、その静謐な眼差しをブライアンに向ける。
「私にそれを与えようと思う理由は?」
「え?」
ブライアンは目をしばたたかせた。
甘い言葉に高価な贈り物は、女性を落とすための必需品だ。裏を返せば、その二つがあれば、どんなときでも女性は笑顔になる。少なくとも、今までの彼の経験上は、そうだった。
だが、アンジェリカの顔には微かな笑みの気配すらない。
もしかして、下心があるとでも思われたのだろうか。
戸惑いながら、ブライアンは笑顔を作った。
「理由なんて――ただ、あなたに贈りたいと思っただけだよ」
彼のその台詞にも、しかし、アンジェリカの表情は動かない。
おかしい。
あまりにも、予想もしくは期待していた流れと違い過ぎる。
ブライアンは、今、困惑の極致にあった。
そんな彼の前で、おもむろにアンジェリカが口を開く。
「あなたは、私に贈り物をすることに理由がないと言う。けれど、私には、あなたからの贈り物を受け取る理由がない」
淡々と、彼女が告げた。
「受け取る、理由?」
ブライアンがそれをアンジェリカに贈る理由ならまだしも、アンジェリカがそれを受け取る理由なんて。
そんなものを問われようとは、彼は夢にも思わなかった。
「それに理由が、必要なの?」
訳が解からず呆然と呟いたブライアンに、アンジェリカがこくりと頷く。
そこには、彼女のことを安く見るなと憤慨する色も、贈り物で懐柔しようとする彼を蔑む色もない。
ただ、事実だけを告げている、それだけしか伝わってこなかった。
「僕は、ただ、あなたの喜ぶ顔が見たくて――」
「なら、無意味だ。それを受け取っても、私は別に喜ばない。用件がそれなら、私はもう行っても構わないか?」
全然構わなくないが、これ以上彼女を引き留めておける言葉はない。
軽く首をかしげて問うてきたアンジェリカに、ブライアンは頷かざるを得なかった。
「え、あ、ああ……」
こくこくと頭を上下させた彼を少し不思議そうに見遣って、アンジェリカはあっさりと離れて行ってしまった。
取り残されたブライアンは、手の中に残った首飾りを見つめる。
宝石商が得意げに披露した時、ブライアンも、絶対にこれは彼女の心を鷲摑みにしてくれるはずだと思った。
だが、アンジェリカにとっては、これを気に入る気に入らない以前の話だったのだ。
そもそも受け取るという選択肢そのものが存在していなかったとは。
(だったら、彼女に笑ってもらうにはどうしたらいいんだ?)
さっぱり判らない。
はあ、と内臓を吐き出さんばかりのため息をブライアンがこぼした時。
クスリと、忍び笑いが耳に届いた。
首を巡らせると、隣のテーブルにいた男があいさつ代わりに手にしたグラスをヒョイと持ち上げる。年はブライアンよりもいくつか上だろうか。黒髪黒目で、整ってはいるがあまり特徴を感じさせない顔立ちをしていた。
「彼女には、そういうの無駄みたいですよ。かれこれ一ヶ月ほどチョコチョコここに来てますが、彼女が男性からの贈り物を受け取るところを見たことがないですから。あなたは、花を受け取ってもらえていただけ、まだマシですよ、きっと」
爽やかな笑顔で、ブライアンの傷口に塩を塗った。その花ですら、微妙に迷惑だったのではないかという疑惑があるのだ。
がくりと肩を落とした彼に、また男が笑う。思わず、ブライアンはムッと彼を見た。
「ああ、失礼。私はウォーレス・シェフィールドと言います」
言いながら、ウォーレスと名乗った男は片手を差し出した。ブライアンはそれを取りながら、応える。
「僕はブライアン・ラザフォードです」
「ラザフォード家の方とこんなところでお会いできるとは、思ってもいませんでした」
「失礼ですが、どこかで――?」
ウォーレスはブライアンのことを知っているようだが、彼の方には全く覚えがない。首を傾げたブライアンに、ウォーレスは微笑んだ。
「ああ、申し遅れましたが、私は貿易商を営んでいるんですよ。美しいものや珍しいものをね、色々売ったり買ったりしています。ラザフォード家のご領地の方とも、いくつか取引をさせていただいておりまして」
「それは申し訳ない。領地の経営はそれぞれの監督官に任せっきりなもので」
「いえいえ、こちらこそ。いつも儲けさせてもらっていますよ」
にこやかに言われても、ブライアンにはどうもピンとこない。それよりも、もっと有用な話題を振る。
「ここにはよく来るのですか?」
「え? ああ、そうですね。美しいものを眺めながら美味しい料理を味わえますから」
ウォーレスはアンジェリカを横目で眺めながら、そう言った。
彼がそうする様を見ていると、ブライアンは何故か不快感を覚える。小さく咳払いをして、ウォーレスの注意を引いた。
目論見通りブライアンに目を戻したウォーレスに、彼の方がアンジェリカを見ていた時間は長いのだからとものは試しで訊ねてみる。
「アンジェリカが喜びそうなものって、何でしょう」
「さあ……少なくとも、『物』でないことは確かですかね」
さっくりと、そう返された。
「……そうなんですね……」
今までのように贈り物をすれば感謝と好意を手に入れられると安易に考えていた自分が、何だかとても小さく感じられた。
だが、これまでのブライアンの経験が役に立たないのであるならば、いったい、何をどうしたら彼女の笑顔を目にすることができるのだろう。
無力感と忸怩たる思いを胸に溢れさせ、真白な蝶のように優雅に店内を舞っているアンジェリカを目で追いかけながら、ブライアンはまた深々とため息をこぼした。
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2024年12月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
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