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帰着
異変
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――無理してんなぁ。
それが、本日の未明の第一印象である。
頬杖を突いた康平の前で朝食を摂る未明は、いつもの三倍は喋っている。まるで、ほんの一瞬の沈黙をも恐れているかのようだ。
昨日の海底探索では、良くも悪くも成果なしだったと康平は未明から聞かされていた。いや、『亀裂』の分を入れたら『悪い』方に少しばかり天秤が傾くか。
しかし、未明は大したものじゃないと言っていたから、それが彼女の気を病ませているわけではないと思われる。
そこで康平は、彼女に胡乱げな眼差しを向けた。
(まあ、こいつの言葉をまるまる信じれば、だけどな)
彼がそんなふうに考えてしまうのは、去り際にアレイスが置いていった台詞のせいだ。
昨日未明の帰還後、アレイス・カーレンとキンベル・ゲダスの襲撃もあったことから、早々にホテルに戻り彼女の回復に努めた。つまり、食って、寝て、だ。
その合間に互いの情報を交換し合ったが、アレイスに言われたことを、康平はまだ未明に訊ねていない。昨日は何となく訊きそびれ、今朝目覚めた時、今日は訊いてみるぞと心に決めてはいたのだが、未明の妙な態度でまた問いを出しそびれてしまった。
(けど、何があったってんだ?)
邪魔者二人の襲撃は、今更彼女にとって取るに足りないことだろう。
昨日の探索では『ユヌバール』とやらの影も形も見つからなかったようだから、ちょっとばかし落ち込んでいるのかもしれない。
(でも、まだ一回しか探しに行ってないだろ?)
何度も潜ってダメでした、なら解かるが、たった一回でそんなに落ち込むものだろうか――未明は、そんなやわな神経は持ち合わせてないはずだ。
だったらやっぱり、『亀裂』とやらのせいなのか。
剣の代わりに三体目の『旧き神々』、『水に棲まうもの』とやらを見つけてしまったと戻ってきた未明が言ったとき、彼女は総毛立っていた。
だが、そんなにマズい状況なのかと尋ねた康平に、未明はかぶりを振った。岩手の時よりもささやかなくらいだったと言って。見るからにゾッとした様子なのは、単に『水に棲まうもの』とやらの見てくれが苦手なだけなのだと。
(確かに、あの時点では割と普通な感じだったよな)
康平の腕の中で目を開けた時、未明はホッとしたように微笑んだ。その後の昼食や夕食も、普段と何ら変わらなかったと思う。
となると、他に何か気に掛かる事があるということになるが――
(寝て起きてから、か?)
康平は苛立ちめいたものをごまかすためにトントンと指先で軽くテーブルを叩く。
昨夜の未明は寝苦しそうに輾転反側することもなく、家より広いベッドの上で小さく丸まりぐっすり眠っていた――ように見えた。先日うなされているのを見た時から何となく気になって夜中に一、二度様子を窺うようにしているが、寝言一つ聞かれなかった。
いつになくよく眠れているようだったから、安堵していたのだが。
ちらりとも彼に目をくれることなくしゃべり倒している未明を、康平はすがめた眼で見遣る。
(ったく、何をごまかしてるんやら)
そこはかなり気になるところだが、彼はひとまず未明にのってやることにする。
「おい」
「それでね、そこの世界ではね……」
「未明」
「女の人が男の人を……え?」
これまで巡ってきた世界のことを滔々と語っていた未明が、ようやくキョトンと康平を見た。
「いいから、さっさと食っちまえって」
「あ……うん」
康平に言われた未明は束の間キョトンと目を見開き、口を閉じて、今度は黙々と食べ始める。
(やれやれ)
内心で溜息をつきつつ、康平は提案する。
「今日はさ、ちょっと海底トンネルを歩いてみようぜ」
「え? でも……」
「別に、満月までまだあと三日あるんだし、そんなに焦らなくてもいいだろ? 一日中、幽体離脱しているわけにもいかないんだし。少しぐらいは気晴らししたほうが、効率上がるんじゃねぇの?」
康平の『焦らなくてもいい』という台詞に、一瞬未明の視線が揺らいだのが見て取れたが、結局彼女は少し迷った後に頷いた。
「そうだね。うん、行ってみようか」
そう答えて、ニコリと笑う。三割くらいは作ったものだが、それでも『笑顔』だった。先ほどまでの、口だけで何かしゃべっている状態よりかは、遥かにマシだ。
「じゃあ、食い終わったら行くからな」
そう言い置いて、康平は自分のコーヒーを注ぎに行った。
*
朝食を終えた二人は、早速、関門人道トンネルに向かった。その入り口は、壇ノ浦古戦場のすぐ向かいにある。
駐車場で車を降りると、人道トンネルの入り口がある建物に向かった。取り敢えず、地下五〇メートル程まではエレベーターで降りるらしい。一五階弱の建物の高さ程度だろうか。対岸までは八〇〇メートル程だが、渡りきる必要はないので、県境で折り返してくることにした。
数十秒かけてエレベーターが止まり、ホールに出ると、そこから細い通路が続いていた。未明は微妙におっかなびっくりそこを覗き込む。
「凄いねぇ、ここ、海の底なんだぁ。やっぱり、科学って凄い……」
通路は海の中をイメージしているためか青色ベースだ。所々に魚や何かが描かれている。あまり広くはない上に普通に生活路としてもつかわれているのか、行き交う人は結構多い。閉所恐怖症には向かない道だ。
そんな中をテクテクと歩きながら、未明は感心しきりの眼差しでグルリと見渡す。足元がおろそかになってふらついた彼女を、康平は片手で支えた。と、そんな彼を、未明は目を輝かせて見上げてくる。
「ふふ、面白いねぇ」
自然とこぼれた台詞なのだろう。そう言った未明の笑顔は、柔らかい。康平には狭苦しいコンクリートの壁のどこが面白いのか判らなかったが、取り敢えず無駄にはならなかったようだと、胸を撫で下ろした。
未明に合わせたかなりゆっくりした足取りで十五分程歩いた頃だろうか。通路に描かれた県境の印が見えてくる。
「ここが境目なんだね。何だか、不思議」
通路に引かれた線の上に立ち、未明が呟く。ふと、彼女は西の方へ目を遣った。手を伸ばして、その壁に触れる。
「どうした?」
「あ、うん……。あっちに、『亀裂』があったから……」
「気になるのか? でも、小さいヤツだったんだろ?」
「うん。そうなんだけど――」
答えながら未明が康平を見上げようとした時だった。
ゴ、ゴゴゴ……
地震とは異なる、何かがのたうったかのような地響きだった。どこか、近くて遠いところで、何か巨大なものが胎動したような、奇妙な感覚。
それは外側の感覚のはずなのに、何故か身体の内面をざらついた手で撫でられたような不快さもあった。
そのなんとも言えない気色の悪さに眉をしかめながら、よろけた未明に手を伸ばして彼女を支え、康平は周囲を見回した。だが、通路を往来している他の人たちに、変わった様子はない。海底トンネルにいる最中で地震など起きれば慌てふためきそうなものだが、まったくそんな気配なく、皆、平然と歩いている。
確かに揺れたと思ったが、錯覚だったのだろうか。
「気付いてないのか……?」
呟いた康平に、片腕で支えていた未明がブルリと身体を震わせる。見下ろすと、彼女は強張った顔で壁を――その先の海中を睨みつけている。そこはちょうど、さっき未明が手を触れていたあたりだ。
「どうした?」
「次元が、ズレた」
短い応え。
「え?」
「私、ちょっと見てくる。身体をお願い。古戦場跡で待ってて」
「おい!?」
康平が制止する暇もなく、未明は端的にそれだけ言う。一瞬後には、その身体は力を失っていた。
「まったく、もうちょい説明しろっての」
ボヤきつつ、康平はぐったりとした未明の身体を肩口に抱き上げる。そして、来た時の倍の速さで出口を目指した。
それが、本日の未明の第一印象である。
頬杖を突いた康平の前で朝食を摂る未明は、いつもの三倍は喋っている。まるで、ほんの一瞬の沈黙をも恐れているかのようだ。
昨日の海底探索では、良くも悪くも成果なしだったと康平は未明から聞かされていた。いや、『亀裂』の分を入れたら『悪い』方に少しばかり天秤が傾くか。
しかし、未明は大したものじゃないと言っていたから、それが彼女の気を病ませているわけではないと思われる。
そこで康平は、彼女に胡乱げな眼差しを向けた。
(まあ、こいつの言葉をまるまる信じれば、だけどな)
彼がそんなふうに考えてしまうのは、去り際にアレイスが置いていった台詞のせいだ。
昨日未明の帰還後、アレイス・カーレンとキンベル・ゲダスの襲撃もあったことから、早々にホテルに戻り彼女の回復に努めた。つまり、食って、寝て、だ。
その合間に互いの情報を交換し合ったが、アレイスに言われたことを、康平はまだ未明に訊ねていない。昨日は何となく訊きそびれ、今朝目覚めた時、今日は訊いてみるぞと心に決めてはいたのだが、未明の妙な態度でまた問いを出しそびれてしまった。
(けど、何があったってんだ?)
邪魔者二人の襲撃は、今更彼女にとって取るに足りないことだろう。
昨日の探索では『ユヌバール』とやらの影も形も見つからなかったようだから、ちょっとばかし落ち込んでいるのかもしれない。
(でも、まだ一回しか探しに行ってないだろ?)
何度も潜ってダメでした、なら解かるが、たった一回でそんなに落ち込むものだろうか――未明は、そんなやわな神経は持ち合わせてないはずだ。
だったらやっぱり、『亀裂』とやらのせいなのか。
剣の代わりに三体目の『旧き神々』、『水に棲まうもの』とやらを見つけてしまったと戻ってきた未明が言ったとき、彼女は総毛立っていた。
だが、そんなにマズい状況なのかと尋ねた康平に、未明はかぶりを振った。岩手の時よりもささやかなくらいだったと言って。見るからにゾッとした様子なのは、単に『水に棲まうもの』とやらの見てくれが苦手なだけなのだと。
(確かに、あの時点では割と普通な感じだったよな)
康平の腕の中で目を開けた時、未明はホッとしたように微笑んだ。その後の昼食や夕食も、普段と何ら変わらなかったと思う。
となると、他に何か気に掛かる事があるということになるが――
(寝て起きてから、か?)
康平は苛立ちめいたものをごまかすためにトントンと指先で軽くテーブルを叩く。
昨夜の未明は寝苦しそうに輾転反側することもなく、家より広いベッドの上で小さく丸まりぐっすり眠っていた――ように見えた。先日うなされているのを見た時から何となく気になって夜中に一、二度様子を窺うようにしているが、寝言一つ聞かれなかった。
いつになくよく眠れているようだったから、安堵していたのだが。
ちらりとも彼に目をくれることなくしゃべり倒している未明を、康平はすがめた眼で見遣る。
(ったく、何をごまかしてるんやら)
そこはかなり気になるところだが、彼はひとまず未明にのってやることにする。
「おい」
「それでね、そこの世界ではね……」
「未明」
「女の人が男の人を……え?」
これまで巡ってきた世界のことを滔々と語っていた未明が、ようやくキョトンと康平を見た。
「いいから、さっさと食っちまえって」
「あ……うん」
康平に言われた未明は束の間キョトンと目を見開き、口を閉じて、今度は黙々と食べ始める。
(やれやれ)
内心で溜息をつきつつ、康平は提案する。
「今日はさ、ちょっと海底トンネルを歩いてみようぜ」
「え? でも……」
「別に、満月までまだあと三日あるんだし、そんなに焦らなくてもいいだろ? 一日中、幽体離脱しているわけにもいかないんだし。少しぐらいは気晴らししたほうが、効率上がるんじゃねぇの?」
康平の『焦らなくてもいい』という台詞に、一瞬未明の視線が揺らいだのが見て取れたが、結局彼女は少し迷った後に頷いた。
「そうだね。うん、行ってみようか」
そう答えて、ニコリと笑う。三割くらいは作ったものだが、それでも『笑顔』だった。先ほどまでの、口だけで何かしゃべっている状態よりかは、遥かにマシだ。
「じゃあ、食い終わったら行くからな」
そう言い置いて、康平は自分のコーヒーを注ぎに行った。
*
朝食を終えた二人は、早速、関門人道トンネルに向かった。その入り口は、壇ノ浦古戦場のすぐ向かいにある。
駐車場で車を降りると、人道トンネルの入り口がある建物に向かった。取り敢えず、地下五〇メートル程まではエレベーターで降りるらしい。一五階弱の建物の高さ程度だろうか。対岸までは八〇〇メートル程だが、渡りきる必要はないので、県境で折り返してくることにした。
数十秒かけてエレベーターが止まり、ホールに出ると、そこから細い通路が続いていた。未明は微妙におっかなびっくりそこを覗き込む。
「凄いねぇ、ここ、海の底なんだぁ。やっぱり、科学って凄い……」
通路は海の中をイメージしているためか青色ベースだ。所々に魚や何かが描かれている。あまり広くはない上に普通に生活路としてもつかわれているのか、行き交う人は結構多い。閉所恐怖症には向かない道だ。
そんな中をテクテクと歩きながら、未明は感心しきりの眼差しでグルリと見渡す。足元がおろそかになってふらついた彼女を、康平は片手で支えた。と、そんな彼を、未明は目を輝かせて見上げてくる。
「ふふ、面白いねぇ」
自然とこぼれた台詞なのだろう。そう言った未明の笑顔は、柔らかい。康平には狭苦しいコンクリートの壁のどこが面白いのか判らなかったが、取り敢えず無駄にはならなかったようだと、胸を撫で下ろした。
未明に合わせたかなりゆっくりした足取りで十五分程歩いた頃だろうか。通路に描かれた県境の印が見えてくる。
「ここが境目なんだね。何だか、不思議」
通路に引かれた線の上に立ち、未明が呟く。ふと、彼女は西の方へ目を遣った。手を伸ばして、その壁に触れる。
「どうした?」
「あ、うん……。あっちに、『亀裂』があったから……」
「気になるのか? でも、小さいヤツだったんだろ?」
「うん。そうなんだけど――」
答えながら未明が康平を見上げようとした時だった。
ゴ、ゴゴゴ……
地震とは異なる、何かがのたうったかのような地響きだった。どこか、近くて遠いところで、何か巨大なものが胎動したような、奇妙な感覚。
それは外側の感覚のはずなのに、何故か身体の内面をざらついた手で撫でられたような不快さもあった。
そのなんとも言えない気色の悪さに眉をしかめながら、よろけた未明に手を伸ばして彼女を支え、康平は周囲を見回した。だが、通路を往来している他の人たちに、変わった様子はない。海底トンネルにいる最中で地震など起きれば慌てふためきそうなものだが、まったくそんな気配なく、皆、平然と歩いている。
確かに揺れたと思ったが、錯覚だったのだろうか。
「気付いてないのか……?」
呟いた康平に、片腕で支えていた未明がブルリと身体を震わせる。見下ろすと、彼女は強張った顔で壁を――その先の海中を睨みつけている。そこはちょうど、さっき未明が手を触れていたあたりだ。
「どうした?」
「次元が、ズレた」
短い応え。
「え?」
「私、ちょっと見てくる。身体をお願い。古戦場跡で待ってて」
「おい!?」
康平が制止する暇もなく、未明は端的にそれだけ言う。一瞬後には、その身体は力を失っていた。
「まったく、もうちょい説明しろっての」
ボヤきつつ、康平はぐったりとした未明の身体を肩口に抱き上げる。そして、来た時の倍の速さで出口を目指した。
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