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王族と公爵と馬鹿一人

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この間はシルビヤやシルクが看病しに行くと大変だったらしい。



しかも僕の悪口に切れた兄さんやパリスが決闘を受けまくり、しまいには兄さんがパリスに自分の師匠になってくれと大騒ぎになり、最終的に僕が承認した。



僕が完全復活してたから王族の来訪があった。



「ユリス体調は大丈夫かの?」



陛下はかなり心配してくれている様子だった。   



「はい。皆に手厚く看病してもらいましたから、」



「そうか、そうか、それはよかった」



「では学校を見学させてくれるかの?」



陛下はかなり楽しみにしているようだった。



この後ご夫婦で学校を見学されシルビア達の入学がすぐに決まった。



その後陛下達と城まで帰った。



するとアニスさんが「私この本場で買い物をしたいわ」と言い出して、母上と護衛がつくことになった。



「すまんな、ユリス」



陛下は本当に申し訳なさそうだった。



「いざ夫婦ケンカになるとアニスのほうが強くてな」



女のほうが強いのはどこも同じらしい



「いえ、家も同じですから、さぁ談話室に付きました。お茶でも飲んでゆっくりしてください」



「ありがとう。そうさせてもらうよ」



陛下と話しているとりりから「ユリス様公爵閣下がお見えになっていますが」と言われ陛下の許可も取り部屋に案内してもらった



「陛下」



跪き礼を取らうとするおじさんを片手で制して話始めた。



しばらくお茶を飲んでいていると当主交代で仕事場にいた父上も混じってきた。



そんな中急な来訪をりりが告げてきた。



「僕は忙しいからまた今度正式な使者を立ててくるように、伝えてくれ」



それでも浮かない顔のりりは「そう申し上げたのですが聞き入れてくれなくて」



「なんという不届き者じゃ!! 代わりにわしが出てやる」



あ~あ陛下切れちゃってるよ



僕はそう思いながらも陛下の後を追った



バーン行きよいよく扉が開かれた



「どこのどいつじゃ!! わしと、ユリスの時間を邪魔するのは」



三人いて二人は



「これは陛下」



と跪きぼちゃん体型のやつはこのばで誰が一番偉いかわからないらしく、平然とタメ口を聞いていた。



「ユリス!! この馬鹿物を牢屋にぶち込んでおけ」



「は!」



「そこの兵士二人組聞いての通り陛下のご命令である。即刻馬鹿を捕縛し牢屋に閉じ込めろ」



「「かしこましりました!!」





親がじゃましようとしてきたが兵士はものともせず任務を遂行していった。



「それでなんのようだ」



「生産協会への懲罰を取り消せ」



「冒険者協会としては受け入れ人数を増やしてほしい」



「回答だが生産協会に対する懲罰を撤回するつもりはない」



「協会に関してやるべきことをしていると聞いているので遠くない将来協会と協議の場を持つことを約束する



「やった!!」



使者はものすごく嬉しそうだったし冒険者受け入れ増加には陛下も嬉しそうだった



「ちょっと待て、なぜ我々が駄目で協会は前向きの返答なんだ?」



「協会はやることをやっているからな。この改革が止まらない限り、前向きの姿勢は変えない」



以上だ。あの馬鹿は暴れたが入場禁止処理をして外に叩き出した。





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