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第1章
5つの素材→夜の島へ
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「コタロー君、何が必要なの? 教えてくれたら、私、何でも取ってくるよ!」
ジェシカに急かされ、俺は画面を確認する。
ぽんぽんと浮かび上がるのは、どれもこれも、初めて聞く素材の名前だ。
「必要な素材は5つ……『イーブの実』『パブロ草の茎』『ストウナ種』『コンタッキアの焼き葉』……そして、『バファルナの花』だ」
「これまでとは違うタイプの素材ですね。すべて薬草の類ですか?」
「聞いたことないし、どれがどれか、私じゃわかんないよぉ!」
「落ち着けって、ジェシカ。俺が見ればクラフトスキルの画面で判別できるし、分布地も確かめた。全部、このヘルヘイムス島で採取できる」
俺のクラフトスキルで得られる情報は、単に作ったものだけじゃない。
必要な素材の分布地だって分かる――例えば『ストウナ種』は「ヘルヘイムス島南部の青い草の種」というところまで教えてくれる。
もしも昼間、明るいうちに探せたなら、あっという間に素材が集まったはずだ。
「……問題は、今が夜だというところですね」
俺が懸念している点は、まさしくエセルも同じように思っていた。
「自分たちですら、まだ夜のヘルヘイムス島を歩き回ったことはありません。夜行性のモンスターに対してはこちらが不利ですし、もっと危険な敵がいるかも……」
「ごほ、げほ……」
エセルは夜闇に紛れる敵を心配していたが、リタの咳き込む声を聞いて、首を横に振った。
「……ですが、そうも言ってられなさそうですね」
「おう、危険は百も承知だ」
一方で俺は、首を縦に振った。
何がいようとも、俺のやるべきことはひとつ。
薬の素材を集めて、クラフトするだけだ。
「俺とジェシカのふたりで、素材を取ってくる。エセル、お前はとにかくリタの様子を見ながら、体を拭いて、水を飲ませてやってくれ」
ひとり家に残るように、エセルに指示すると、彼女の顔が険しくなった。
きっと、屋根の上で話したことが気にかかってるんだろうな。
「虎太郎さん、自分が薬草を取りに……」
「今ここで一番リタを思いやれるのは、エセル、お前なんだ」
だとしても、適役はエセル以外思い当たらない。
「俺は熱いリタの体に触ってやれない。ジェシカは優しいけど、きっとどこかでパニックになる。優しさと冷静さを持ち合わせてるお前にしか、できないんだよ」
「……自分は……」
それがリタのためになるのだろうか。
この程度の助けにしかなれないのかとうつむくエセルの前に、ジェシカが躍り出た。
「お姉ちゃん! リタのそばにいてあげて!」
ジェシカがエセルの手を握ると、彼女も顔を上げる。
「コタロー君の言う通り、お姉ちゃんがいなかったら、怖くて何もできなかった! 足ががくがくって震えて、泣いてばっかりだったんだ!」
彼女はエセルよりもずっと、自分を評価できていた。
俺とエセルで薬の素材を探しに行ってる間に、リタの容体が酷くなったら、きっとジェシカだけじゃあ恐怖に呑まれて動けなくなるかもしれない。
「でも、お姉ちゃんは違う! リタのために、色んなことをしてあげられるはずだよ!」
そうならないのはただひとり、エセルだけだ。
ジェシカの強い思いが伝わったのか、エセルの顔つきが変わった。
「……分かりました。虎太郎さん、ジェシカ、薬の素材調達はお任せします」
「任された!」
「任せて、お姉ちゃん!」
よし、役割も決まったところで、さっさと準備しないとな。
「聞いておきたいんだが、竜人族はどれくらい夜目が効く? はっきり外が見えるか?」
「う~ん、どうだろう……ぼんやりとは見えるけど……」
「だったら灯りが必要だな。《松明》――クラフト!」
ひとまず家の装飾品を軽く剥がすと、それはたちまち松明へと変わる。
『《松明》:初期レベルからクラフト可能。
冒険や探索に欠かせないが、火をつけるのを忘れずに。』
本当ならライトが欲しいところだが、俺のクラフトレベルと無人島生活じゃあ、ぜいたくは言えないな。
「ジェシカ、火をくれ」
「うん!」
ドラゴンの火を受けた松明が、家の中でゆらゆらと光る。
「それじゃあエセル、リタを……」
俺がエセルに振り返った時、ベッドの中からうめき声が聞こえた。
「……う、う……」
なんとリタが、ゆっくり体を起こそうとしてるんだ。
慌てて駆け寄る俺たちの前で、どうにか力を込めようとしてたリタだけど、あれだけの熱を出してて起き上がれるわけがない。
どさり、と倒れ込んだリタが、ベッドを囲む俺を見て笑う。
「……りた、だいじょうぶ、なのに……しんぱい……おにーちゃん、だっさ……」
「リタ……!」
まだ成人の儀式も受けられない子が、俺たちを気遣って、強がってる。
触れられないほどの高熱を出してるのに、周りに心配をかけまいと強気な態度を取るなんて、どうやったらできるんだ。
やっぱり、エセルもジェシカもだけど、リタも強い子だ。
体の話じゃない、心は俺よりもずっと強靭だ。
だから俺は、布団の上から彼女の体に触れて、言った。
「……エセルが傍にいてくれる。俺とジェシカも、必ず薬の素材を集めて戻ってくる……元気になったら、好きなもんを好きなだけ食わせてやるからな」
手のひらに熱さを感じると、リタがうわごとのように呟いた。
「……けーき……ちょこれーと……」
「ああ、楽しみにしとけ。頑張ってクラフトしてやるさ」
リタが無事なら、気合で砂糖でも生クリームでも何でもクラフトしてやる。
男に二言はないし、俺は絶対に嘘はつかない。
すとん、と気を失うように眠ったリタの髪を撫で、俺はエセルを見つめた。
「エセル、リタを頼んだ。絶対、絶対に、朝を4人で迎えるぞ」
「……はい、必ず!」
エセルもジェシカも、強く頷いた。
そして小さく深呼吸をして、真っ暗闇のヘルヘイムス島へと出て行った。
ジェシカに急かされ、俺は画面を確認する。
ぽんぽんと浮かび上がるのは、どれもこれも、初めて聞く素材の名前だ。
「必要な素材は5つ……『イーブの実』『パブロ草の茎』『ストウナ種』『コンタッキアの焼き葉』……そして、『バファルナの花』だ」
「これまでとは違うタイプの素材ですね。すべて薬草の類ですか?」
「聞いたことないし、どれがどれか、私じゃわかんないよぉ!」
「落ち着けって、ジェシカ。俺が見ればクラフトスキルの画面で判別できるし、分布地も確かめた。全部、このヘルヘイムス島で採取できる」
俺のクラフトスキルで得られる情報は、単に作ったものだけじゃない。
必要な素材の分布地だって分かる――例えば『ストウナ種』は「ヘルヘイムス島南部の青い草の種」というところまで教えてくれる。
もしも昼間、明るいうちに探せたなら、あっという間に素材が集まったはずだ。
「……問題は、今が夜だというところですね」
俺が懸念している点は、まさしくエセルも同じように思っていた。
「自分たちですら、まだ夜のヘルヘイムス島を歩き回ったことはありません。夜行性のモンスターに対してはこちらが不利ですし、もっと危険な敵がいるかも……」
「ごほ、げほ……」
エセルは夜闇に紛れる敵を心配していたが、リタの咳き込む声を聞いて、首を横に振った。
「……ですが、そうも言ってられなさそうですね」
「おう、危険は百も承知だ」
一方で俺は、首を縦に振った。
何がいようとも、俺のやるべきことはひとつ。
薬の素材を集めて、クラフトするだけだ。
「俺とジェシカのふたりで、素材を取ってくる。エセル、お前はとにかくリタの様子を見ながら、体を拭いて、水を飲ませてやってくれ」
ひとり家に残るように、エセルに指示すると、彼女の顔が険しくなった。
きっと、屋根の上で話したことが気にかかってるんだろうな。
「虎太郎さん、自分が薬草を取りに……」
「今ここで一番リタを思いやれるのは、エセル、お前なんだ」
だとしても、適役はエセル以外思い当たらない。
「俺は熱いリタの体に触ってやれない。ジェシカは優しいけど、きっとどこかでパニックになる。優しさと冷静さを持ち合わせてるお前にしか、できないんだよ」
「……自分は……」
それがリタのためになるのだろうか。
この程度の助けにしかなれないのかとうつむくエセルの前に、ジェシカが躍り出た。
「お姉ちゃん! リタのそばにいてあげて!」
ジェシカがエセルの手を握ると、彼女も顔を上げる。
「コタロー君の言う通り、お姉ちゃんがいなかったら、怖くて何もできなかった! 足ががくがくって震えて、泣いてばっかりだったんだ!」
彼女はエセルよりもずっと、自分を評価できていた。
俺とエセルで薬の素材を探しに行ってる間に、リタの容体が酷くなったら、きっとジェシカだけじゃあ恐怖に呑まれて動けなくなるかもしれない。
「でも、お姉ちゃんは違う! リタのために、色んなことをしてあげられるはずだよ!」
そうならないのはただひとり、エセルだけだ。
ジェシカの強い思いが伝わったのか、エセルの顔つきが変わった。
「……分かりました。虎太郎さん、ジェシカ、薬の素材調達はお任せします」
「任された!」
「任せて、お姉ちゃん!」
よし、役割も決まったところで、さっさと準備しないとな。
「聞いておきたいんだが、竜人族はどれくらい夜目が効く? はっきり外が見えるか?」
「う~ん、どうだろう……ぼんやりとは見えるけど……」
「だったら灯りが必要だな。《松明》――クラフト!」
ひとまず家の装飾品を軽く剥がすと、それはたちまち松明へと変わる。
『《松明》:初期レベルからクラフト可能。
冒険や探索に欠かせないが、火をつけるのを忘れずに。』
本当ならライトが欲しいところだが、俺のクラフトレベルと無人島生活じゃあ、ぜいたくは言えないな。
「ジェシカ、火をくれ」
「うん!」
ドラゴンの火を受けた松明が、家の中でゆらゆらと光る。
「それじゃあエセル、リタを……」
俺がエセルに振り返った時、ベッドの中からうめき声が聞こえた。
「……う、う……」
なんとリタが、ゆっくり体を起こそうとしてるんだ。
慌てて駆け寄る俺たちの前で、どうにか力を込めようとしてたリタだけど、あれだけの熱を出してて起き上がれるわけがない。
どさり、と倒れ込んだリタが、ベッドを囲む俺を見て笑う。
「……りた、だいじょうぶ、なのに……しんぱい……おにーちゃん、だっさ……」
「リタ……!」
まだ成人の儀式も受けられない子が、俺たちを気遣って、強がってる。
触れられないほどの高熱を出してるのに、周りに心配をかけまいと強気な態度を取るなんて、どうやったらできるんだ。
やっぱり、エセルもジェシカもだけど、リタも強い子だ。
体の話じゃない、心は俺よりもずっと強靭だ。
だから俺は、布団の上から彼女の体に触れて、言った。
「……エセルが傍にいてくれる。俺とジェシカも、必ず薬の素材を集めて戻ってくる……元気になったら、好きなもんを好きなだけ食わせてやるからな」
手のひらに熱さを感じると、リタがうわごとのように呟いた。
「……けーき……ちょこれーと……」
「ああ、楽しみにしとけ。頑張ってクラフトしてやるさ」
リタが無事なら、気合で砂糖でも生クリームでも何でもクラフトしてやる。
男に二言はないし、俺は絶対に嘘はつかない。
すとん、と気を失うように眠ったリタの髪を撫で、俺はエセルを見つめた。
「エセル、リタを頼んだ。絶対、絶対に、朝を4人で迎えるぞ」
「……はい、必ず!」
エセルもジェシカも、強く頷いた。
そして小さく深呼吸をして、真っ暗闇のヘルヘイムス島へと出て行った。
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