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番外編:鮫とリゾートとバカンスと
シャーキー教授は狂人
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クリス達の前で、レインボゥが露骨に不機嫌そうな顔を見せた。クリスに対してではなく、彼の後ろにいるであろう何者かに対する嫌悪だ。
その視線に釣られるように、クリスは振り返った。
彼の目に飛び込んできたのは、白衣を身に纏った一団だ。
「レインボゥさん、いいえ、海の敵には敬語も不要ね」
ひょろりとした外見の男女が七、八名ほど。誰もが眼鏡をかけていて、リゾートとは無縁の印象をもたらしている。
特に真ん中に仁王立ちしてレインボゥをじろりと睨む女性は、このチームのリーダー格なのか、腕を組んで威圧的な態度を醸し出していた。少し前にホープ・タウンにやってきた技術士協会の使者を、クリスは思い出した。
あれと同じような手合いなら、厄介者であること間違いなしだ。
「……あの、この人達は?」
クリスが聞くと、レインボゥは一層眉間にしわを寄せた。
「こいつはシャーキーって言って、有名な気狂いよ。教授を自称して、仲間を率いて海の生物と平和を守るなんて喚き散らしながらリゾート運営を邪魔する、立派な犯罪者ね」
「自称ではないわ! 帝都でも教鞭を振るう、立派な教授よ!」
ヒステリックな声で怒鳴ってから、シャーキーは慌てて乱暴な態度を取り繕う。
「お、おほん……さて、前から言っている通り、今日こそバスティコリゾートを閉鎖してもらいに来たのよ。このリゾートの海水汚染と海の侵略を、これ以上捨て置けないわ」
「そうだ!」
「我々は、海の平和を守る正義の使者だ!」
彼女が率いる研究者らしい面々も、口々に怒鳴り出す。
カムナ達や辺りを歩くリゾート利用者が顔をしかめるのも、お構いなしだ。
「やれやれ、何度言っても聞かないわねぇ」
レインボゥは見せつけるように大きなため息をついて、言った。
「だいたい、他の生き物への対応なら、あなた達よりもずっとしっかりしてるわよぉ? 鮫や鯨は魔獣由来の忌避剤を一定区画ごとに散布してるから浜辺には寄ってこないし、実際被害が出たことも一度もないでしょ」
「その前提がおかしいのよ! 我々人間が、海の生き物の住まう場所を御するなんて!」
シャーキーのヒステリックな声が、ますます甲高くなった。
「いいかしら、鮫や鯨、海に行けるすべての生命は人間や陸の生物よりもずっと古くから生きていて、もっと優れているのよ! 敬意を払い、縛らず自由に生きられるように人間側が務めるのが当たり前じゃないかしら!」
胸を張ってふんぞり返るシャーキーを賞賛するように、研究者仲間達が拍手した。
彼ら、彼女らは自分の世界に浸って満足しているが、第三者からすれば意味が分からないただの異常者集団だ。しかも、本人達が勝手に満足しているならまだしも、シャーキーを含めた面々は人に迷惑までかけているのだから、たちが悪い。
「ねえ、リゼット。こいつが何言ってるのか、あたし、全然理解できないわ」
頭を掻いて口を尖らせるカムナの隣で、リゼットが研究者達を鼻で笑った。
「気にする必要などありませんわ。貴族だった頃にもいましたの。こういう輩はたいてい、海を守っている自分に酔っているだけでしてよ」
「あらぁ~! リゼットちゃん、分かってるわねぇ~!」
レインボゥがぱん、と手を叩いた。
「あーしも同意見よ。ぎゃあぎゃあ喚いて人の邪魔ばっかりする連中より、あーしとリゾート経営に携わってる人の方が、よっぽど海の生き物にとってはありがたいはずよ」
理想を語る面々が文字通り語るだけに終わり、彼らの被害を受ける者達が真面目に世の中に貢献しているというのは、往々にしてよくあるのだ。
ああしろ、こうしろ、と言うだけで何もしないのは、無言で問題に触れないことよりもひどい結果を生み出す。レインボゥも、当然それを知っている。
「というか、ゴミはちゃんと回収してるし、ダンジョンで発見された技術でリサイクルもばっちりよ……テメェらみたいは地上のゴミこそ、どっか行きやがれってんだ!」
だから、彼女がドスの利いた声で威圧するのは当然であった。
シャーキー達の言い分に押し負ければ、リゾートに務める人達の仕事も失われる。経営者として、他の誰が屈そうと、自分だけは屈してはいけないと彼女は覚悟しているのだ。
もちろん、背負っているものが違う研究者連中は、びくりと体を震わせるばかりだ。
「うぅっ……」
「シャーキー教授、ここは……」
ただ、シャーキーだけはリーダーとして強硬手段に出るつもりでいたようだ。
彼女は手にした鞄を開き、中身を引き抜こうとした。
「ひ、退いたらまたナメられるわ! 今日は強引にでも、我らの意見を――」
「はい、そこまで」
ところが、何かを掴んだ彼女の右手は、急に軽くなった。
「え?」
本当ならずっと重い、状況を変える必殺のアイテムが出てくるはずなのに。
どういうわけか、とシャーキーが辺りをきょろきょろと見回すと、彼女の後ろにはクリスがいた。さっきまでぼんやりと話を聞いていただけの、昼行燈らしい男が、だ。
もっとも、ぼんやりした男と言う評価はすぐにひっくり返された。
彼の手には、大型の銃型武器――シャーキーが鞄に仕込んで、いざとなればレインボゥを倒す必殺の武器が握られていたのだ。
「研究家、を名乗るにしては物騒すぎるよ、この武器は。迂闊に撃てば人間なんて簡単に殺してしまう……そう分かっていて、これを俺達に向けようと?」
静かに呟きながら、クリスは武器に指をなぞらせた。すると、複雑な機構のはずの武器は、たちまち個別のパーツとなって砂浜の上に落ちた。
クリスの解体術なら、この程度の銃を二度と修復できないように壊すのは容易い。
「悪いけど、二度と使い物にならないと思う。もしももう一度同じものをカムナやレインボゥさんに向けようっていうなら……」
それと同じくらい、クリスにとって壊すのが簡単なものがある。
武器をバラバラにするよりも手早くて、他者に恐怖を与える手段だ。
「次は、武器を持つ手を解体すよ」
つまり、人間を壊す方だ。
彼の冷たい目は、ぞっとするような鋭さでシャーキーを捉えていた。
その視線に釣られるように、クリスは振り返った。
彼の目に飛び込んできたのは、白衣を身に纏った一団だ。
「レインボゥさん、いいえ、海の敵には敬語も不要ね」
ひょろりとした外見の男女が七、八名ほど。誰もが眼鏡をかけていて、リゾートとは無縁の印象をもたらしている。
特に真ん中に仁王立ちしてレインボゥをじろりと睨む女性は、このチームのリーダー格なのか、腕を組んで威圧的な態度を醸し出していた。少し前にホープ・タウンにやってきた技術士協会の使者を、クリスは思い出した。
あれと同じような手合いなら、厄介者であること間違いなしだ。
「……あの、この人達は?」
クリスが聞くと、レインボゥは一層眉間にしわを寄せた。
「こいつはシャーキーって言って、有名な気狂いよ。教授を自称して、仲間を率いて海の生物と平和を守るなんて喚き散らしながらリゾート運営を邪魔する、立派な犯罪者ね」
「自称ではないわ! 帝都でも教鞭を振るう、立派な教授よ!」
ヒステリックな声で怒鳴ってから、シャーキーは慌てて乱暴な態度を取り繕う。
「お、おほん……さて、前から言っている通り、今日こそバスティコリゾートを閉鎖してもらいに来たのよ。このリゾートの海水汚染と海の侵略を、これ以上捨て置けないわ」
「そうだ!」
「我々は、海の平和を守る正義の使者だ!」
彼女が率いる研究者らしい面々も、口々に怒鳴り出す。
カムナ達や辺りを歩くリゾート利用者が顔をしかめるのも、お構いなしだ。
「やれやれ、何度言っても聞かないわねぇ」
レインボゥは見せつけるように大きなため息をついて、言った。
「だいたい、他の生き物への対応なら、あなた達よりもずっとしっかりしてるわよぉ? 鮫や鯨は魔獣由来の忌避剤を一定区画ごとに散布してるから浜辺には寄ってこないし、実際被害が出たことも一度もないでしょ」
「その前提がおかしいのよ! 我々人間が、海の生き物の住まう場所を御するなんて!」
シャーキーのヒステリックな声が、ますます甲高くなった。
「いいかしら、鮫や鯨、海に行けるすべての生命は人間や陸の生物よりもずっと古くから生きていて、もっと優れているのよ! 敬意を払い、縛らず自由に生きられるように人間側が務めるのが当たり前じゃないかしら!」
胸を張ってふんぞり返るシャーキーを賞賛するように、研究者仲間達が拍手した。
彼ら、彼女らは自分の世界に浸って満足しているが、第三者からすれば意味が分からないただの異常者集団だ。しかも、本人達が勝手に満足しているならまだしも、シャーキーを含めた面々は人に迷惑までかけているのだから、たちが悪い。
「ねえ、リゼット。こいつが何言ってるのか、あたし、全然理解できないわ」
頭を掻いて口を尖らせるカムナの隣で、リゼットが研究者達を鼻で笑った。
「気にする必要などありませんわ。貴族だった頃にもいましたの。こういう輩はたいてい、海を守っている自分に酔っているだけでしてよ」
「あらぁ~! リゼットちゃん、分かってるわねぇ~!」
レインボゥがぱん、と手を叩いた。
「あーしも同意見よ。ぎゃあぎゃあ喚いて人の邪魔ばっかりする連中より、あーしとリゾート経営に携わってる人の方が、よっぽど海の生き物にとってはありがたいはずよ」
理想を語る面々が文字通り語るだけに終わり、彼らの被害を受ける者達が真面目に世の中に貢献しているというのは、往々にしてよくあるのだ。
ああしろ、こうしろ、と言うだけで何もしないのは、無言で問題に触れないことよりもひどい結果を生み出す。レインボゥも、当然それを知っている。
「というか、ゴミはちゃんと回収してるし、ダンジョンで発見された技術でリサイクルもばっちりよ……テメェらみたいは地上のゴミこそ、どっか行きやがれってんだ!」
だから、彼女がドスの利いた声で威圧するのは当然であった。
シャーキー達の言い分に押し負ければ、リゾートに務める人達の仕事も失われる。経営者として、他の誰が屈そうと、自分だけは屈してはいけないと彼女は覚悟しているのだ。
もちろん、背負っているものが違う研究者連中は、びくりと体を震わせるばかりだ。
「うぅっ……」
「シャーキー教授、ここは……」
ただ、シャーキーだけはリーダーとして強硬手段に出るつもりでいたようだ。
彼女は手にした鞄を開き、中身を引き抜こうとした。
「ひ、退いたらまたナメられるわ! 今日は強引にでも、我らの意見を――」
「はい、そこまで」
ところが、何かを掴んだ彼女の右手は、急に軽くなった。
「え?」
本当ならずっと重い、状況を変える必殺のアイテムが出てくるはずなのに。
どういうわけか、とシャーキーが辺りをきょろきょろと見回すと、彼女の後ろにはクリスがいた。さっきまでぼんやりと話を聞いていただけの、昼行燈らしい男が、だ。
もっとも、ぼんやりした男と言う評価はすぐにひっくり返された。
彼の手には、大型の銃型武器――シャーキーが鞄に仕込んで、いざとなればレインボゥを倒す必殺の武器が握られていたのだ。
「研究家、を名乗るにしては物騒すぎるよ、この武器は。迂闊に撃てば人間なんて簡単に殺してしまう……そう分かっていて、これを俺達に向けようと?」
静かに呟きながら、クリスは武器に指をなぞらせた。すると、複雑な機構のはずの武器は、たちまち個別のパーツとなって砂浜の上に落ちた。
クリスの解体術なら、この程度の銃を二度と修復できないように壊すのは容易い。
「悪いけど、二度と使い物にならないと思う。もしももう一度同じものをカムナやレインボゥさんに向けようっていうなら……」
それと同じくらい、クリスにとって壊すのが簡単なものがある。
武器をバラバラにするよりも手早くて、他者に恐怖を与える手段だ。
「次は、武器を持つ手を解体すよ」
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