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貴族一家と還る墓
虎穴に入らずんば
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一方、ダンジョンの奥地で『クリス・オーダー』の面々は唖然としていた。
「……嘘でしょ……リゼットが……消えた?」
さっきまで追いかけていたはずのリゼットが、忽然と消えた。
音の一つもなく、クリスとカムナ達の視界から、まったくいなくなってしまったのだ。
「ありえないっ! いくら霧が晴れたとはいえ、これだけ狭い空間で姿を消すなど! まさか、噂の階層に行ってしまったのか!?」
流石に動揺を隠せないフレイヤの前で、クリスはぴたりと足を止めた。幸いにも彼は、リゼットを追いかける手段を持っていた。
「マガツ、リゼットの持っていた武器の気配を感知できないかな?」
「クリスのお願いなら、やってみる」
マガツは頷くと、目を閉じ、触手をゆらゆらと揺らし始めた。
じっと見つめるクリス以外は、マガツが何をしているのかさっぱり分からない。第一、マガツにリゼットが探せるかも、カムナからしてみれば疑わしかった。
「そんなことできるの、こいつ?」
「魔獣の鋼を食べるから、匂いや味で違いを判別できるって、前に聞いたんだ。リゼットの武器のナイフは、俺が調整してあるから、他のとはだいぶ違う匂いがするってのも、前に……」
ところが、クリスが説明している途中に、マガツは触手を揺らすのを止めた。
「見つけたよ、クリス」
なんと、彼女はもうリゼットがどこに消えたのかを探し当てたというのだ。
「本当かい!? すごいよ、マガツ!」
「えへへ、もっと褒めて」
頭を撫でられたマガツは、まるで猫のように蕩けた顔を見せた。触手一つで魔獣を捻り殺し、汽車を捻り潰す少女と同一人物とは思えないこの表情は、クリス以外の前では絶対に見られない。
「はいはい、そーゆーのはいいから! さっさと案内しなさい!」
特に、二人の間に割って入るカムナがいれば、なおさらだ。
クリスとの時間を邪魔されたマガツは、いつもよりずっと物騒な顔つきに戻りながら、小部屋の奥を指さした。
「……あそこ。あの穴から、仲間の武器の、鋼の強い匂いがする」
そこにあるのは、床にぽっかりと開いた穴。
生き物の口のように、穴は大きくなり、小さくなるのを繰り返している。
「あんな穴、さっきまではなかったね。だとすれば、あれが死人と会える階層かな」
クリスがそれに近寄ると、穴は少しだけ大きくなった。クリスを歓迎しているかの如く、彼が一歩歩み寄るだけで、たちまち人一人がすり抜ける広さになった。
「よーし、だったら早速突入して……あら?」
ところが、クリスの後ろからカムナが駆け寄ると、穴はたちまち閉じてしまった。首を傾げながら、彼女がクリスの後ろに戻ると、穴はまた同じ大きさに戻る。
しかし、もう一度近寄ると、またも穴は小さくなった。
まるで煽られているように感じて、カムナは地団太を踏んだ。
「なんなのよこれ、超ムカつく! こうなったら、あたしが壁ごとぶち壊して……」
「それはまずいよ! もしも中にリゼットがいたら、怪我どころじゃすまない!」
カムナを止めるクリスの傍で、フレイヤが察した調子で頷いた。
「ふむ、どうやら穴そのものが、入る人間を選別しているようだなっ!」
彼女の言う通り、穴には何かしらの意志があるようだった。
フレイヤやカムナを拒み、クリスだけを通そうとする穴。試してはいないが、きっとマガツも拒まれるに違いない。前者と後者の違いが何であるか、この時点でクリスはおおよそ察していた。
「……噂じゃ、強い意志を持っている人だけを通すんだね。だったら、俺が行くよ」
ここにいない人を追う感情の持ち主は、クリスだけだ。だから彼は、自分一人がリゼットを探しに、穴の中に落ちていくと決めた。
だが、彼の提案に、当然仲間が反対した。
「ダメよ、そんなの! 危険すぎるわよ!」
「私もカムナに同意だなっ! 死人への想いが必要というなら、私が行こうっ!」
「いや、きっとこのメンツじゃあ俺しか入れないはずだ。カムナとマガツはともかく、フレイヤはもう家族との離別に踏ん切りがついてる。その証拠に、君が近づいても穴は開かない。穴が俺以外を、認めていないんだ」
とはいえ、クリスの言う通り、彼にしかリゼットは追えない。
フレイヤは幼い頃に家族を喪い、少し前にも父と死別した。そんな過去を背負っていながら、穴が反応しないのは、フレイヤの心に整理がついていて、危険に対する感覚が鋭く反応すると分かっているからだ。
そういう人間が厄介で、餌になりえないと、穴は知っている。
つまり、この穴が判別しているのは強い意志だけではない。
「俺はまだ、姉さんを追ってる。死人かを問わず、屈しない意志に反応してるんだ」
何を犠牲にしてでも一つのものを追う――執着心だ。
そんな心の持ち主を狙うのなら、中にいる怪物はどれほど狡猾だというのか。
戻ってこられないリスクを悟ったクリスは、振り返り、仲間に言った。
「皆はひとまず、部屋の外で待機していてくれ。もしも俺が丸一日経っても戻ってこなかったら、ギルドに報告して、ここを完全に破壊してほしい」
「そんなことしたら、クリスが……!」
「破壊しなきゃいけない時には、俺はきっと死んでるか、もっとひどい目に遭ってるさ。どちらにしても、被害はこれ以上出せないからね」
「……分かったわ。無茶しないでよね」
「無茶はしないよ」
小さく笑う彼の服の裾を、マガツが握った。
「……帰ってきてね、クリス」
クリスは少しだけ屈み、マガツの頭をくしゃりと撫でた。
確かに危険ではあるが、帰ってこないつもりはまったくない。彼はリゼットを取り返し、穴の謎を解いて、潜む邪悪を完全に撃破することしか考えていない。
カムナ達を置いて行くのは、あくまで保険だ。
そう知っているから、他の仲間達の顔には、不安よりも信じる気持ちが強く浮かんでいた。クリスなら、必ずリゼットを連れ帰ってくるだろうと。
「帰ってくるよ、マガツ。じゃあ、行ってくるね」
軽く手を振り、クリスは穴の中へと落ちていった。
ふわりと宙を漂う感覚は、すぐに地面の冷たさに取って代わられた。
「……嘘でしょ……リゼットが……消えた?」
さっきまで追いかけていたはずのリゼットが、忽然と消えた。
音の一つもなく、クリスとカムナ達の視界から、まったくいなくなってしまったのだ。
「ありえないっ! いくら霧が晴れたとはいえ、これだけ狭い空間で姿を消すなど! まさか、噂の階層に行ってしまったのか!?」
流石に動揺を隠せないフレイヤの前で、クリスはぴたりと足を止めた。幸いにも彼は、リゼットを追いかける手段を持っていた。
「マガツ、リゼットの持っていた武器の気配を感知できないかな?」
「クリスのお願いなら、やってみる」
マガツは頷くと、目を閉じ、触手をゆらゆらと揺らし始めた。
じっと見つめるクリス以外は、マガツが何をしているのかさっぱり分からない。第一、マガツにリゼットが探せるかも、カムナからしてみれば疑わしかった。
「そんなことできるの、こいつ?」
「魔獣の鋼を食べるから、匂いや味で違いを判別できるって、前に聞いたんだ。リゼットの武器のナイフは、俺が調整してあるから、他のとはだいぶ違う匂いがするってのも、前に……」
ところが、クリスが説明している途中に、マガツは触手を揺らすのを止めた。
「見つけたよ、クリス」
なんと、彼女はもうリゼットがどこに消えたのかを探し当てたというのだ。
「本当かい!? すごいよ、マガツ!」
「えへへ、もっと褒めて」
頭を撫でられたマガツは、まるで猫のように蕩けた顔を見せた。触手一つで魔獣を捻り殺し、汽車を捻り潰す少女と同一人物とは思えないこの表情は、クリス以外の前では絶対に見られない。
「はいはい、そーゆーのはいいから! さっさと案内しなさい!」
特に、二人の間に割って入るカムナがいれば、なおさらだ。
クリスとの時間を邪魔されたマガツは、いつもよりずっと物騒な顔つきに戻りながら、小部屋の奥を指さした。
「……あそこ。あの穴から、仲間の武器の、鋼の強い匂いがする」
そこにあるのは、床にぽっかりと開いた穴。
生き物の口のように、穴は大きくなり、小さくなるのを繰り返している。
「あんな穴、さっきまではなかったね。だとすれば、あれが死人と会える階層かな」
クリスがそれに近寄ると、穴は少しだけ大きくなった。クリスを歓迎しているかの如く、彼が一歩歩み寄るだけで、たちまち人一人がすり抜ける広さになった。
「よーし、だったら早速突入して……あら?」
ところが、クリスの後ろからカムナが駆け寄ると、穴はたちまち閉じてしまった。首を傾げながら、彼女がクリスの後ろに戻ると、穴はまた同じ大きさに戻る。
しかし、もう一度近寄ると、またも穴は小さくなった。
まるで煽られているように感じて、カムナは地団太を踏んだ。
「なんなのよこれ、超ムカつく! こうなったら、あたしが壁ごとぶち壊して……」
「それはまずいよ! もしも中にリゼットがいたら、怪我どころじゃすまない!」
カムナを止めるクリスの傍で、フレイヤが察した調子で頷いた。
「ふむ、どうやら穴そのものが、入る人間を選別しているようだなっ!」
彼女の言う通り、穴には何かしらの意志があるようだった。
フレイヤやカムナを拒み、クリスだけを通そうとする穴。試してはいないが、きっとマガツも拒まれるに違いない。前者と後者の違いが何であるか、この時点でクリスはおおよそ察していた。
「……噂じゃ、強い意志を持っている人だけを通すんだね。だったら、俺が行くよ」
ここにいない人を追う感情の持ち主は、クリスだけだ。だから彼は、自分一人がリゼットを探しに、穴の中に落ちていくと決めた。
だが、彼の提案に、当然仲間が反対した。
「ダメよ、そんなの! 危険すぎるわよ!」
「私もカムナに同意だなっ! 死人への想いが必要というなら、私が行こうっ!」
「いや、きっとこのメンツじゃあ俺しか入れないはずだ。カムナとマガツはともかく、フレイヤはもう家族との離別に踏ん切りがついてる。その証拠に、君が近づいても穴は開かない。穴が俺以外を、認めていないんだ」
とはいえ、クリスの言う通り、彼にしかリゼットは追えない。
フレイヤは幼い頃に家族を喪い、少し前にも父と死別した。そんな過去を背負っていながら、穴が反応しないのは、フレイヤの心に整理がついていて、危険に対する感覚が鋭く反応すると分かっているからだ。
そういう人間が厄介で、餌になりえないと、穴は知っている。
つまり、この穴が判別しているのは強い意志だけではない。
「俺はまだ、姉さんを追ってる。死人かを問わず、屈しない意志に反応してるんだ」
何を犠牲にしてでも一つのものを追う――執着心だ。
そんな心の持ち主を狙うのなら、中にいる怪物はどれほど狡猾だというのか。
戻ってこられないリスクを悟ったクリスは、振り返り、仲間に言った。
「皆はひとまず、部屋の外で待機していてくれ。もしも俺が丸一日経っても戻ってこなかったら、ギルドに報告して、ここを完全に破壊してほしい」
「そんなことしたら、クリスが……!」
「破壊しなきゃいけない時には、俺はきっと死んでるか、もっとひどい目に遭ってるさ。どちらにしても、被害はこれ以上出せないからね」
「……分かったわ。無茶しないでよね」
「無茶はしないよ」
小さく笑う彼の服の裾を、マガツが握った。
「……帰ってきてね、クリス」
クリスは少しだけ屈み、マガツの頭をくしゃりと撫でた。
確かに危険ではあるが、帰ってこないつもりはまったくない。彼はリゼットを取り返し、穴の謎を解いて、潜む邪悪を完全に撃破することしか考えていない。
カムナ達を置いて行くのは、あくまで保険だ。
そう知っているから、他の仲間達の顔には、不安よりも信じる気持ちが強く浮かんでいた。クリスなら、必ずリゼットを連れ帰ってくるだろうと。
「帰ってくるよ、マガツ。じゃあ、行ってくるね」
軽く手を振り、クリスは穴の中へと落ちていった。
ふわりと宙を漂う感覚は、すぐに地面の冷たさに取って代わられた。
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