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帝国鉄道と魔獣少女
スサノヲ→クリス
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「ちょ、あんたっ!?」
カムナが驚くのも構わず、マガツはクリスに頬ずりまでしてのけた。
ぼろきれ一枚ではなく、ローズマリーが仕立てたらしい藍色のワンピースを纏うマガツは、触手がないのもあって、傍から見ればただの美少女だ。
そんな相手に抱き着かれたのだから、クリスがどぎまぎしない理由がない。
しかも、いかに無表情と言っても、嬉しさは確かに伝わってくるのだ。
「嬉しい……マガツを、スサノヲが助けてくれた……!」
「ろ、ローズマリー本部長!? マガツは……!?」
戸惑うクリスを見て、ローズマリーもやっと機嫌をよくしたようだ。
「ケヴの計らいよぉ。この子は本来なら帝都に引き渡さなきゃいけないんだけどぉ、事件の加害者がいたんじゃあ、こっちの分が悪くなるものぉ」
ケビンとローズマリーの顔は、明らかに悪いアイデアを思い付いたようだった。
「そこで、こうしたんだ。『少女は操られていただけで、本体が別にいる。それは逃げきってしまい、記憶を失った彼女だけが残った』という筋書きにしておいたのさ。こうしておけば、責任の所在が少しは分散されるからね」
「記憶を……?」
「クリスちゃんが潰した部品、どうやらマガツちゃんの記憶に干渉するところがあったみたい。あなた達が言っていたもう一人のマガツ、でいた頃の記憶と、誰かの命令を受けていたらしい記憶が、ほとんど失われているみたいね。ただ、見ての通り、助けてくれた瞬間や、クリスちゃんといた頃の会話は覚えてるらしいわぁ」
あの時はかなり怪しい賭けだと思っていたが、どうやらクリスの一撃は、無事に彼女を部品から解放したようだった。
「フン、都合のいい記憶喪失ね」
カムナが苛立った調子で鼻を鳴らすも、クリスはどこか納得していた。
今のマガツからは、恐ろしい気配も、彼女を支配していた別の人格も感じられない。きっと、これまで自分が見てきたマガツは、恐怖によって抑圧されたものだったのだろう。今、ここにいるマガツこそが、彼女の本質だ。
そう思って嬉しくなるクリスを見て、ケビンが頷いた。
「とにかく、しばらくは『クリス・オーダー』で面倒を見てくれると助かるよ。帝都の視察がある場所に置き続けると、どこから情報が漏れだすか分からないからね」
「探索者として抱えているリスクも、同じような気がしますわ」
リゼットの言い分が正しいとしても、本部長と元本部長は、意見を変えないはずだ。
「君達なら大丈夫だよ。僕の経験を、信じさせてもらうさ」
「というわけで、あとは任せたわよぉ」
ケビンはどこか楽しそうに、ローズマリーはこれから待ち受けるトラブルにうんざりしたように、それぞれカウンターの奥へと引っ込んでしまった。
危険な騒動が終わったと思い、周りにも人気が戻ってくる。
残されたクリスと仲間達は、まだ彼にしがみつくマガツを除いて、茫然としていた。
「ま、任せたって……行ってしまわれましたわ……」
「これはどうやら、我々が保護するほかないようだなっ!」
リゼットやフレイヤはやぶさかではないようだが、カムナはどうやらご立腹のようだ。
「保護って、こいつはクリスを傷つけたのよ? あたしはまったく信用してないし、何なら今すぐにでも半殺しにして、帝都に突き出してやりたい気分だわ」
「そう言わないで、カムナ。マガツも、やりたくてやったわけじゃないんだ」
カムナを宥めながら、クリスはマガツを優しく自分から剥がして、言った。
「マガツ、君はもう自由だ。神の言うことも聞かなくていい。誰を傷つける必要もない……君の思うままに生きていいんだよ」
きょとんとするマガツだが、無表情の中には溢れる喜びが確かに感じられた。
「……いいの? マガツ、スサノヲにひどいことしたよ?」
「気にしちゃいないよ。前のパーティーにいた頃の方が、もっとひどかったさ」
にっこりと笑うクリスの前で、マガツは少しだけ考えた。
うんうんと首を傾げた彼女は、クリスをじっと見つめて答えた。
「じゃあ……スサノヲと、一緒にいたい。マガツ、スサノヲと一緒に、楽しいことがしたい。いっぱい、いっぱい、仲良ししたい。マガツの気持ちも、伝えたい」
「ははは、俺は大歓迎だよ。でも、ここではクリス、って呼んでくれた方が嬉しいかな」
クリスがそう言うと、マガツの目が輝いた。
憮然としたカムナや、他の仲間などまるで視界に入っていないようで、彼女は何かを強く決心したようだった。
「……じゃあ、クリス。今、マガツのしたいこと、するね」
すっと近寄ってきたマガツのやりたいこと。
よほどとんでもないことでない限り、クリスは受け入れるつもりだった。
「うん、どんなことでも――」
ただし、あまりにも想定外すぎる事態は、どうするか考えていなかった。
だから彼は、目を開けているのに、自分が何をされたのかを理解できなかった。
「――へ?」
唇に触れたのは、自分のものよりもずっと柔らかい感触。
すぐ近く、鼻がぶつかるほどに近いマガツの顔。
いや、もっと大事なのは、唇と唇が触れ合っていること。
つまり――マガツと、クリスが、キスしていることだ。
「これが、マガツの気持ち。好き、の気持ちだよ」
唇を離したマガツは、初めて微笑んだ。
「クリス。マガツ、今、とってもしあわせ♪」
そして、大胆な勝利宣言の後――ギルド中が揺れた。
「――ぶっ殺すッ!」
猛禽類の如く目を見開いたカムナが、直したばかりの両腕でマガツに殴りかかったからだ。しかも、窓が割れかねないほどの絶叫と共に。
一方のマガツも、ワンピースの背を破いて触手を生成し、応戦しようとする。
カムナをフレイヤが止めなければ、ギルドが吹き飛ぶほどの大戦争が起きていたはずだ。
「よせ、落ち着くんだカムナ!」
「きーっ! カムナ、今回ばかりは加勢しますわーっ!」
「リゼットもやめないか! 誰か、二人を止めてくれーっ!」
しかも、リゼットまで鎖付きナイフを振り回して参戦する始末だ。
たちまち人々が逃げ出す戦場と化した現状を止められるはずのクリスは、今だけは頼りにならなかった。ファースト・キスを奪われた衝撃で、唖然としているからだ。
「あ、あれ、あれれ……?」
どうリアクションしていいのか分からず、彼はただ、ふらふらと揺らめいていた。
結局、騒動を聞きつけたローズマリーによって『クリス・オーダー』の全員がギルド本部の外に放り出されるまで、色恋大殺界は開かれ続けたままだった。
エクスペディション・ギルドは今日も平和。
『クリス・オーダー』は今日も仲良し。
――クリスを巡る、人知超越の恋愛戦争を除いては、だが。
カムナが驚くのも構わず、マガツはクリスに頬ずりまでしてのけた。
ぼろきれ一枚ではなく、ローズマリーが仕立てたらしい藍色のワンピースを纏うマガツは、触手がないのもあって、傍から見ればただの美少女だ。
そんな相手に抱き着かれたのだから、クリスがどぎまぎしない理由がない。
しかも、いかに無表情と言っても、嬉しさは確かに伝わってくるのだ。
「嬉しい……マガツを、スサノヲが助けてくれた……!」
「ろ、ローズマリー本部長!? マガツは……!?」
戸惑うクリスを見て、ローズマリーもやっと機嫌をよくしたようだ。
「ケヴの計らいよぉ。この子は本来なら帝都に引き渡さなきゃいけないんだけどぉ、事件の加害者がいたんじゃあ、こっちの分が悪くなるものぉ」
ケビンとローズマリーの顔は、明らかに悪いアイデアを思い付いたようだった。
「そこで、こうしたんだ。『少女は操られていただけで、本体が別にいる。それは逃げきってしまい、記憶を失った彼女だけが残った』という筋書きにしておいたのさ。こうしておけば、責任の所在が少しは分散されるからね」
「記憶を……?」
「クリスちゃんが潰した部品、どうやらマガツちゃんの記憶に干渉するところがあったみたい。あなた達が言っていたもう一人のマガツ、でいた頃の記憶と、誰かの命令を受けていたらしい記憶が、ほとんど失われているみたいね。ただ、見ての通り、助けてくれた瞬間や、クリスちゃんといた頃の会話は覚えてるらしいわぁ」
あの時はかなり怪しい賭けだと思っていたが、どうやらクリスの一撃は、無事に彼女を部品から解放したようだった。
「フン、都合のいい記憶喪失ね」
カムナが苛立った調子で鼻を鳴らすも、クリスはどこか納得していた。
今のマガツからは、恐ろしい気配も、彼女を支配していた別の人格も感じられない。きっと、これまで自分が見てきたマガツは、恐怖によって抑圧されたものだったのだろう。今、ここにいるマガツこそが、彼女の本質だ。
そう思って嬉しくなるクリスを見て、ケビンが頷いた。
「とにかく、しばらくは『クリス・オーダー』で面倒を見てくれると助かるよ。帝都の視察がある場所に置き続けると、どこから情報が漏れだすか分からないからね」
「探索者として抱えているリスクも、同じような気がしますわ」
リゼットの言い分が正しいとしても、本部長と元本部長は、意見を変えないはずだ。
「君達なら大丈夫だよ。僕の経験を、信じさせてもらうさ」
「というわけで、あとは任せたわよぉ」
ケビンはどこか楽しそうに、ローズマリーはこれから待ち受けるトラブルにうんざりしたように、それぞれカウンターの奥へと引っ込んでしまった。
危険な騒動が終わったと思い、周りにも人気が戻ってくる。
残されたクリスと仲間達は、まだ彼にしがみつくマガツを除いて、茫然としていた。
「ま、任せたって……行ってしまわれましたわ……」
「これはどうやら、我々が保護するほかないようだなっ!」
リゼットやフレイヤはやぶさかではないようだが、カムナはどうやらご立腹のようだ。
「保護って、こいつはクリスを傷つけたのよ? あたしはまったく信用してないし、何なら今すぐにでも半殺しにして、帝都に突き出してやりたい気分だわ」
「そう言わないで、カムナ。マガツも、やりたくてやったわけじゃないんだ」
カムナを宥めながら、クリスはマガツを優しく自分から剥がして、言った。
「マガツ、君はもう自由だ。神の言うことも聞かなくていい。誰を傷つける必要もない……君の思うままに生きていいんだよ」
きょとんとするマガツだが、無表情の中には溢れる喜びが確かに感じられた。
「……いいの? マガツ、スサノヲにひどいことしたよ?」
「気にしちゃいないよ。前のパーティーにいた頃の方が、もっとひどかったさ」
にっこりと笑うクリスの前で、マガツは少しだけ考えた。
うんうんと首を傾げた彼女は、クリスをじっと見つめて答えた。
「じゃあ……スサノヲと、一緒にいたい。マガツ、スサノヲと一緒に、楽しいことがしたい。いっぱい、いっぱい、仲良ししたい。マガツの気持ちも、伝えたい」
「ははは、俺は大歓迎だよ。でも、ここではクリス、って呼んでくれた方が嬉しいかな」
クリスがそう言うと、マガツの目が輝いた。
憮然としたカムナや、他の仲間などまるで視界に入っていないようで、彼女は何かを強く決心したようだった。
「……じゃあ、クリス。今、マガツのしたいこと、するね」
すっと近寄ってきたマガツのやりたいこと。
よほどとんでもないことでない限り、クリスは受け入れるつもりだった。
「うん、どんなことでも――」
ただし、あまりにも想定外すぎる事態は、どうするか考えていなかった。
だから彼は、目を開けているのに、自分が何をされたのかを理解できなかった。
「――へ?」
唇に触れたのは、自分のものよりもずっと柔らかい感触。
すぐ近く、鼻がぶつかるほどに近いマガツの顔。
いや、もっと大事なのは、唇と唇が触れ合っていること。
つまり――マガツと、クリスが、キスしていることだ。
「これが、マガツの気持ち。好き、の気持ちだよ」
唇を離したマガツは、初めて微笑んだ。
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一方のマガツも、ワンピースの背を破いて触手を生成し、応戦しようとする。
カムナをフレイヤが止めなければ、ギルドが吹き飛ぶほどの大戦争が起きていたはずだ。
「よせ、落ち着くんだカムナ!」
「きーっ! カムナ、今回ばかりは加勢しますわーっ!」
「リゼットもやめないか! 誰か、二人を止めてくれーっ!」
しかも、リゼットまで鎖付きナイフを振り回して参戦する始末だ。
たちまち人々が逃げ出す戦場と化した現状を止められるはずのクリスは、今だけは頼りにならなかった。ファースト・キスを奪われた衝撃で、唖然としているからだ。
「あ、あれ、あれれ……?」
どうリアクションしていいのか分からず、彼はただ、ふらふらと揺らめいていた。
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