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帝国鉄道と魔獣少女
クリスの後悔
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「……すいません、俺、こんな格好で……」
「気にせんよ。古物の取引をする相手は、もっと汚れた格好をしてるでの」
ラルフがそう言うのと同時に、汽車はペンティマ駅を出発した。
動力石を砕いて出てくる煙が、景色と一緒に流れてしばらくの間、三人は何も話さなかった。正確に言えば、マードック夫妻が、クリスが口を開くのを待っているようだった。
しかし、クリスは少し考えこんだ様子で、何も言おうとしなかった。
そこでラルフが、静かに口を開いた。
「で、汽車も出てしばらく経つことじゃし、話を聞かせてくれんかの。ええと……」
声をかけられて、我に返ったらしいクリスは、慌てて答えた。
「クリス。クリス・オロックリンです」
「オロックリン……どこかで聞いた名前じゃが、ま、ええじゃろ。わしでも妻でも、何か抱えておるなら、話した方が楽になるもんじゃ」
「どうしてもねえ、坊ちゃんがただ泥だらけでそこにいるだけには見えなかったのよ。もしかしたら、怖いことに巻き込まれてるんじゃないかと思ったの」
クリスは少しだけ、自分の事情を話すのをためらった。
とはいえ、こうして乗せてもらったうえで、何も話さないのも悪いと思った。
「……誘拐、されてました。ついさっきまで、近くの洞窟の奥に……」
「なんと!」
「まあ……怖かったでしょうに」
夫妻が息を呑んだ。クリスは、目をそらして話を続けた。
「ここまではどうにか逃げられたんですが、彼女はいつ追ってくるか分かりません。マードックさん達を巻き込むわけにはいきませんし、俺は次の駅で降ります」
クリスの目的は、既にバリアットへの移動ではなくなっていた。マードック夫妻を抱えたまま、ホープ・タウンに戻るわけにはいかないと思っていたからだ。
次の駅か、あるいは通信ができる駅、もしくはギルドの支部がある街の駅で降りて、エクスペディション・ギルド本部に助けを求めるのが一番安全だと、クリスは判断した。少なくとも、この老夫婦を、マガツの標的にするわけにはいかない。
だが、ラルフはクリスの肩を掴み彼に正面を向かせた。
「何を言うとる。子供のかどわかしなぞ、大きな駅に行って聖騎士団に声をかけた方がええ!」
夫婦は、クリスを本気で心配していた。
自分よりずっと真剣な顔つきに、彼は思わず気圧されてしまった。
「あなた、グルーナでこの子と一緒に駐屯所へ行ってあげましょう。都市駅なら、きっと規模の大きい聖騎士団が駐在してるわ」
「それがいい。君も、それでいいかの?」
こうまで提案されると、今のクリスでも、流石に断れない。
それに、グルーナなら通信もできるし、ギルドもある。
「……何から何まで、助かります」
「ひとまずグルーナで助けを求めれば、悪党も手は出せんじゃろうよ」
ラルフがどっかりと座席に座り込むと、汽車が駅に停まった。クリスは降りようとしなかったし、汽車は何事もなかったかのように客を乗せ、もう一度出発した。
実のところ、ペンティマからグルーナ、バリアットの駅はさほど離れていない。確かに徒歩や馬車なら多少遠く感じるし、バリアットから帝都までは随分と時間がかかるが、どちらかと言えば近い距離で、他の駅を挟んでも、三つの駅は行き来できるのだ。
だから、クリスは思っているよりもずっと安全な距離を移動していた。なのに、彼は汽車に乗ってからずっと、浮かない顔をしていた。
さっきまではマガツから逃げるのに必死で考えもしなかったことが、頭の中をずっと渦巻いていた。マードック夫妻じゃない乗客が巻き込まれるのを考慮しない点だとか、そもそも徒歩で逃げればいいだとか、判断の甘さも彼の悩みではあった。
「じゃが、それだけで思い詰めておるわけじゃあないと……わしは、思っておるが?」
ただ、それらの奥にある本当の悩みを、ラルフはあっさりと見抜いた。
さっきまで一人で思案に耽っていたクリスの顔に、やっと感情が戻った。
「……どうして、そう思うんですか?」
「商人としての勘、かの」
「困らせるのはやめなさいな。坊ちゃん、事情は聞けたし、話さなくても……」
シェリーの方は、クリスの置かれた立場を聞けたので十分だったようだ。仮に気になっていたとしても、彼の事情の方は、聞くべき話ではないと思っていた。
クリスもまた、自分が勝手に落ち込んでいるだけだし、深く相談するべきではないと考えていた。とはいえ、ずっとモノクルの奥の瞳が心を覗くのにも耐えられなかった。
周囲の視線を感じなくなった頃、クリスはやっと、言葉を紡いだ。
「……俺はホープ・タウンで探索者をしてます。技術士として、パーティーを組んで活動して……こんな今の俺がいる理由を作ってくれた、大事な人がいます」
彼の心に残った楔。それは、ヴィノーで最後に見た、カムナの表情だった。
悲しみより、怒りより、裏切りの痛みに満ちた顔だった。
「でも、俺は誘拐される直前に、助けようとした彼女に「来るな」と言いました。皆を傷つけたくない一心で言った言葉だけど……きっと、彼女はこう思ったはずです。仲間である自分を頼らず、誘拐犯の方が強いと信じたのか、って」
クリスはただ、フレイヤを、リゼットを、カムナを守りたかった。
結果として仲間は守られ、犠牲は最小限で済んだ。
だが、あの時クリスは、間違いなくカムナ達よりもマガツが強いと確信した。命を懸けてくれる仲間よりも、恐るべき敵を信じてしまった。どれほどましな結果になったとしても、仲間を頼ることを、クリスはまるで考えていなかった。
その結果は、きっとカムナの不信だろう。
そう思えてしまうほど、クリスは深く考えていた。
考えさせるくらい、カムナの絶望した顔が、彼の脳裏に焼き付いていた。
「彼女は俺にとって、武器、いや、武器よりずっと大事な存在です。なのに、彼女を俺は信じられなかったんです。ずっとあると思っていた絆が、俺のせいで、今はそれを感じられなくなって……俺は、カムナの信頼を裏切ったんだって……」
目を強く瞑り、クリスは唇を噛んだ。
自分があれだけ欲していた、真の意味で繋がれる仲間を信用できなかった自分が、憎くて仕方ないと思えるほど、マガツから逃げた彼の心は荒んでいた。
ある意味では余裕ができたというべきだが、こんな余裕なら、クリスは必要ないと言い切るだろう。まだ、マガツから逃げ続けている方がましだと言い張るだろう。
そんな彼の目を見て、ラルフは指を組んで唸った。
「ふうむ、君は技術士と言ったのう。確か、ものを解体して、直す職じゃな」
「……はい」
小さなため息の後、ラルフが言った。
「なら――繋がりを、どうして直そうと思わんのじゃ?」
二つ目の駅を、汽車が通過した。
「気にせんよ。古物の取引をする相手は、もっと汚れた格好をしてるでの」
ラルフがそう言うのと同時に、汽車はペンティマ駅を出発した。
動力石を砕いて出てくる煙が、景色と一緒に流れてしばらくの間、三人は何も話さなかった。正確に言えば、マードック夫妻が、クリスが口を開くのを待っているようだった。
しかし、クリスは少し考えこんだ様子で、何も言おうとしなかった。
そこでラルフが、静かに口を開いた。
「で、汽車も出てしばらく経つことじゃし、話を聞かせてくれんかの。ええと……」
声をかけられて、我に返ったらしいクリスは、慌てて答えた。
「クリス。クリス・オロックリンです」
「オロックリン……どこかで聞いた名前じゃが、ま、ええじゃろ。わしでも妻でも、何か抱えておるなら、話した方が楽になるもんじゃ」
「どうしてもねえ、坊ちゃんがただ泥だらけでそこにいるだけには見えなかったのよ。もしかしたら、怖いことに巻き込まれてるんじゃないかと思ったの」
クリスは少しだけ、自分の事情を話すのをためらった。
とはいえ、こうして乗せてもらったうえで、何も話さないのも悪いと思った。
「……誘拐、されてました。ついさっきまで、近くの洞窟の奥に……」
「なんと!」
「まあ……怖かったでしょうに」
夫妻が息を呑んだ。クリスは、目をそらして話を続けた。
「ここまではどうにか逃げられたんですが、彼女はいつ追ってくるか分かりません。マードックさん達を巻き込むわけにはいきませんし、俺は次の駅で降ります」
クリスの目的は、既にバリアットへの移動ではなくなっていた。マードック夫妻を抱えたまま、ホープ・タウンに戻るわけにはいかないと思っていたからだ。
次の駅か、あるいは通信ができる駅、もしくはギルドの支部がある街の駅で降りて、エクスペディション・ギルド本部に助けを求めるのが一番安全だと、クリスは判断した。少なくとも、この老夫婦を、マガツの標的にするわけにはいかない。
だが、ラルフはクリスの肩を掴み彼に正面を向かせた。
「何を言うとる。子供のかどわかしなぞ、大きな駅に行って聖騎士団に声をかけた方がええ!」
夫婦は、クリスを本気で心配していた。
自分よりずっと真剣な顔つきに、彼は思わず気圧されてしまった。
「あなた、グルーナでこの子と一緒に駐屯所へ行ってあげましょう。都市駅なら、きっと規模の大きい聖騎士団が駐在してるわ」
「それがいい。君も、それでいいかの?」
こうまで提案されると、今のクリスでも、流石に断れない。
それに、グルーナなら通信もできるし、ギルドもある。
「……何から何まで、助かります」
「ひとまずグルーナで助けを求めれば、悪党も手は出せんじゃろうよ」
ラルフがどっかりと座席に座り込むと、汽車が駅に停まった。クリスは降りようとしなかったし、汽車は何事もなかったかのように客を乗せ、もう一度出発した。
実のところ、ペンティマからグルーナ、バリアットの駅はさほど離れていない。確かに徒歩や馬車なら多少遠く感じるし、バリアットから帝都までは随分と時間がかかるが、どちらかと言えば近い距離で、他の駅を挟んでも、三つの駅は行き来できるのだ。
だから、クリスは思っているよりもずっと安全な距離を移動していた。なのに、彼は汽車に乗ってからずっと、浮かない顔をしていた。
さっきまではマガツから逃げるのに必死で考えもしなかったことが、頭の中をずっと渦巻いていた。マードック夫妻じゃない乗客が巻き込まれるのを考慮しない点だとか、そもそも徒歩で逃げればいいだとか、判断の甘さも彼の悩みではあった。
「じゃが、それだけで思い詰めておるわけじゃあないと……わしは、思っておるが?」
ただ、それらの奥にある本当の悩みを、ラルフはあっさりと見抜いた。
さっきまで一人で思案に耽っていたクリスの顔に、やっと感情が戻った。
「……どうして、そう思うんですか?」
「商人としての勘、かの」
「困らせるのはやめなさいな。坊ちゃん、事情は聞けたし、話さなくても……」
シェリーの方は、クリスの置かれた立場を聞けたので十分だったようだ。仮に気になっていたとしても、彼の事情の方は、聞くべき話ではないと思っていた。
クリスもまた、自分が勝手に落ち込んでいるだけだし、深く相談するべきではないと考えていた。とはいえ、ずっとモノクルの奥の瞳が心を覗くのにも耐えられなかった。
周囲の視線を感じなくなった頃、クリスはやっと、言葉を紡いだ。
「……俺はホープ・タウンで探索者をしてます。技術士として、パーティーを組んで活動して……こんな今の俺がいる理由を作ってくれた、大事な人がいます」
彼の心に残った楔。それは、ヴィノーで最後に見た、カムナの表情だった。
悲しみより、怒りより、裏切りの痛みに満ちた顔だった。
「でも、俺は誘拐される直前に、助けようとした彼女に「来るな」と言いました。皆を傷つけたくない一心で言った言葉だけど……きっと、彼女はこう思ったはずです。仲間である自分を頼らず、誘拐犯の方が強いと信じたのか、って」
クリスはただ、フレイヤを、リゼットを、カムナを守りたかった。
結果として仲間は守られ、犠牲は最小限で済んだ。
だが、あの時クリスは、間違いなくカムナ達よりもマガツが強いと確信した。命を懸けてくれる仲間よりも、恐るべき敵を信じてしまった。どれほどましな結果になったとしても、仲間を頼ることを、クリスはまるで考えていなかった。
その結果は、きっとカムナの不信だろう。
そう思えてしまうほど、クリスは深く考えていた。
考えさせるくらい、カムナの絶望した顔が、彼の脳裏に焼き付いていた。
「彼女は俺にとって、武器、いや、武器よりずっと大事な存在です。なのに、彼女を俺は信じられなかったんです。ずっとあると思っていた絆が、俺のせいで、今はそれを感じられなくなって……俺は、カムナの信頼を裏切ったんだって……」
目を強く瞑り、クリスは唇を噛んだ。
自分があれだけ欲していた、真の意味で繋がれる仲間を信用できなかった自分が、憎くて仕方ないと思えるほど、マガツから逃げた彼の心は荒んでいた。
ある意味では余裕ができたというべきだが、こんな余裕なら、クリスは必要ないと言い切るだろう。まだ、マガツから逃げ続けている方がましだと言い張るだろう。
そんな彼の目を見て、ラルフは指を組んで唸った。
「ふうむ、君は技術士と言ったのう。確か、ものを解体して、直す職じゃな」
「……はい」
小さなため息の後、ラルフが言った。
「なら――繋がりを、どうして直そうと思わんのじゃ?」
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