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帝国鉄道と魔獣少女
ギルドへの帰還
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ロンド帝国東部、ホープ・タウン。
ダンジョン探索者の急増に伴い、拠点として造られた街。ダンジョンに関わるアイテムが売買される店と多種多様な宿が立ち並び、街の中央には探索者を取り仕切るエクスペディション・ギルドの総本部が鎮座する。
世間から見れば、少し物騒な街でもある。
ただ、その雰囲気を変えようと邁進する者が、今はこのギルドを取り仕切っていた。
「――できたわぁ~っ!」
ギルド本部を駆け回る、本部長のローズマリーである。
筋骨隆々にして乙女心の持ち主、男でも女でもないが故に両方の長所を持つ彼女――ここでは彼女とする――は、山ほどの花束とレースカーテンを抱えて、無骨なギルドを彩っていた。
もちろん、飾りつけるのは玄関やテーブルだけではない。依頼を受け付けるカウンターにも、探索者をどかして花瓶を置き、たくさんの華を活けた。
「いいわ、いいわぁ! 帝国南部から取り寄せた『七色百合』! Bランクダンジョンの『無限湿原』でしか手に入らない超レアものよ、私が本部長に就任してからずっとギルドに飾りたかったのよぉ~っ!」
探索者達がちょっぴり引いているのも構わず、ローズマリーは満足げだ。
「やっぱり男ばかりのムサいギルドなんて時代遅れ! これからはもっとファビュラスでラグジュアリーなギルドにしていかなくっちゃ、ねぇ?」
少し暑苦しい点はあるが、ギルドで働く面々からの彼女の評価は非常に良かった。融通が利き、常に自分達の味方でいてくれる彼女は、憧れの上司そのものだ。
ところが、今日ばかりは、彼女達もどこか不安げな面持ちだった。
「……あの、ローズマリーさん。いいんですか?」
「いいって、何が?」
「先日、レヴィンズさんから伝書を受け取りましたよね……とんでもないことが書いてありましたし、早くどうにかしてあげないと……」
受付嬢やスタッフが心配しているのは、先日ヴィノーから本部長宛に届いた手紙だ。
書面に記してあったのは、ギルドと街の救世主でもあるクリスの誘拐。しかも犯人は、近頃帝都や探索者を騒がせている、人型の魔獣だというのだ。
クリスの身を案じる面々が、ローズマリーに早急に動くよう頼み込むのは当然だった。
しかしその一方で、彼女はこともなげに、受付嬢達にウインクしてみせた。
「心配には及ばないわよ、カワイ子ちゃん。もう、手は打ってあるわ」
「え?」
百合の花の位置を調整しつつ、ローズマリーは言った。
「私の予想じゃあ、今日にも帰ってくるわね。彼なら確実に、情報を――」
彼女が取り乱さない根拠を告げようとした時、その声はたちまち遮られた。
ギルドの扉を蹴破る、とんでもない騒音によって。
「うわぁ!?」
「な、なんだぁ!?」
もうもうと煙が立ち込め、受付嬢達が悲鳴を上げ、辺りの冒険者達が逃げ出すさなか、ローズマリーはずんずんとこちらに歩いてくる少女に視線を向けた。
乱暴者同然の入場をしてのけたのは、右腕の骨格が露出したカムナだった。
後ろからフレイヤとリゼットが引き留めるのも構わず、ローズマリーが親の仇であると言わんばかりに睨みつける彼女に対し、ギルド本部長はちっとも取り乱さなかった。まるで、こんな態度で戻ってくると知っていたかのようだ。
「……随分と荒れてるわねぇ、カムナちゃん」
「うっさい」
呆れた様子のローズマリーの前まで来たカムナは、彼女の胸倉を掴んで叫んだ。
「フレイヤから伝書は受け取ったんでしょ、クリスについて何か調べてるんでしょ!? 何にも分かってませんなんて言ったら、顔面の形を変えてやるわよ!」
もはやカムナは、精神の均衡を失っていると言っても過言ではなかった。クリスを攫われた彼女の目は、すべてを敵と認識しているかの如く、憎しみで輝いていた。
「よしなさいな、バカムナ!」
「すまない、本部長っ! 事情は知っていると思うが、彼女は今、かなり……」
そんなカムナをどうにかして振りほどこうとする二人の前で、ローズマリーは白い歯を見せて笑った。
「オラァッ!」
そして、カムナの胸倉を掴み返したかと思うと、彼女をあっさり投げ飛ばした。
「なッ……!?」
あまりに唐突な出来事に、カムナ自身も、何が起きたかを理解できないようだった。
気が付けば、彼女はローズマリーの太い腕によって、床に抑えつけられていた。しかも、どうにか起き上がろうとしても、まるで立ち上がれないのだ。
「……マジですの? あのカムナを、一撃でひっくり返すなんて……」
「これくらい苛立ってるガキンチョの相手なんて、腐るほどしてきたわぁ。少なくとも、素っ裸でダンジョンの魔獣を相手した時よりは、この子を大人しくさせる方がずっと簡単ねぇ」
「ぐ、う……」
この場にいる誰もが唖然とする中で、ローズマリーは呻くカムナから手を離した。
彼女は骨だけの右腕で起き上がったが、もう本部長を殴り飛ばそうとはしなかった。
「クリスちゃんを助けたきゃ、人の話くらいは聞きなさい。それが最短の道よ」
頭を打ち付けたから、あるいは反撃されて平静を取り戻したからか、カムナは頭をぼりぼりと掻きはしたが、乱暴な手段には出なかった。
悪態をつきたそうにしている顔はともかく、話を聞く姿勢はとったわけだ。ほっと胸を撫で下ろす仲間達に向かって肩をすくめて、ローズマリーが言った。
「結論から言えば、私達は何も調べてないわ。けど、信頼のおける情報通にお願いしてあるのよ。貴女達も知ってる、なかなかの曲者よ」
彼女が随分と落ち着いているのには、こんな理由があった。
既に本部長は、とある人物に仕事を依頼していたのだ。しかも、カムナやフレイヤ、リゼットが知っている相手というではないか。
とはいえ、三人は首を傾げるばかり。なんせ、情報通の知り合いなど(元々聖騎士団に属していたフレイヤはともかく)、ちっとも思い当たらないのだ。
「わたくし達も知ってる……?」
「皆目見当もつかないなっ! 本部長、その人について教えてくれっ!」
フレイヤがそう言うと、ローズマリーはまたも笑顔で応えた。
「……必要ないわ。だって、もう来てるもの」
ローズマリーの視線は、カムナ達の後ろ、壊れた扉に向いていた。
振り返った三人の視線の先に、彼はいた。
「……あんたは……!」
知らないはずなどない。他の冒険者、受付嬢ですら口をあんぐりと開けているのだから、彼と関わりのあった『クリス・オーダー』が知らないわけがない。
セミロングの黒い髪。痩せこけた、しかし精悍な顔つき。
そして、失われた両足と、魔獣の走行を纏った特殊な車いす。
三人と探索者達が呆然とする中、彼はカムナの元まで車輪を転がし、にやりと笑った。
「――疑問に答えよう。僕はケビン・ジェンキンス……今はただの調査員さ」
ケビン・ジェンキンス。
元エクスペディション・ギルド本部長、その人だった。
ダンジョン探索者の急増に伴い、拠点として造られた街。ダンジョンに関わるアイテムが売買される店と多種多様な宿が立ち並び、街の中央には探索者を取り仕切るエクスペディション・ギルドの総本部が鎮座する。
世間から見れば、少し物騒な街でもある。
ただ、その雰囲気を変えようと邁進する者が、今はこのギルドを取り仕切っていた。
「――できたわぁ~っ!」
ギルド本部を駆け回る、本部長のローズマリーである。
筋骨隆々にして乙女心の持ち主、男でも女でもないが故に両方の長所を持つ彼女――ここでは彼女とする――は、山ほどの花束とレースカーテンを抱えて、無骨なギルドを彩っていた。
もちろん、飾りつけるのは玄関やテーブルだけではない。依頼を受け付けるカウンターにも、探索者をどかして花瓶を置き、たくさんの華を活けた。
「いいわ、いいわぁ! 帝国南部から取り寄せた『七色百合』! Bランクダンジョンの『無限湿原』でしか手に入らない超レアものよ、私が本部長に就任してからずっとギルドに飾りたかったのよぉ~っ!」
探索者達がちょっぴり引いているのも構わず、ローズマリーは満足げだ。
「やっぱり男ばかりのムサいギルドなんて時代遅れ! これからはもっとファビュラスでラグジュアリーなギルドにしていかなくっちゃ、ねぇ?」
少し暑苦しい点はあるが、ギルドで働く面々からの彼女の評価は非常に良かった。融通が利き、常に自分達の味方でいてくれる彼女は、憧れの上司そのものだ。
ところが、今日ばかりは、彼女達もどこか不安げな面持ちだった。
「……あの、ローズマリーさん。いいんですか?」
「いいって、何が?」
「先日、レヴィンズさんから伝書を受け取りましたよね……とんでもないことが書いてありましたし、早くどうにかしてあげないと……」
受付嬢やスタッフが心配しているのは、先日ヴィノーから本部長宛に届いた手紙だ。
書面に記してあったのは、ギルドと街の救世主でもあるクリスの誘拐。しかも犯人は、近頃帝都や探索者を騒がせている、人型の魔獣だというのだ。
クリスの身を案じる面々が、ローズマリーに早急に動くよう頼み込むのは当然だった。
しかしその一方で、彼女はこともなげに、受付嬢達にウインクしてみせた。
「心配には及ばないわよ、カワイ子ちゃん。もう、手は打ってあるわ」
「え?」
百合の花の位置を調整しつつ、ローズマリーは言った。
「私の予想じゃあ、今日にも帰ってくるわね。彼なら確実に、情報を――」
彼女が取り乱さない根拠を告げようとした時、その声はたちまち遮られた。
ギルドの扉を蹴破る、とんでもない騒音によって。
「うわぁ!?」
「な、なんだぁ!?」
もうもうと煙が立ち込め、受付嬢達が悲鳴を上げ、辺りの冒険者達が逃げ出すさなか、ローズマリーはずんずんとこちらに歩いてくる少女に視線を向けた。
乱暴者同然の入場をしてのけたのは、右腕の骨格が露出したカムナだった。
後ろからフレイヤとリゼットが引き留めるのも構わず、ローズマリーが親の仇であると言わんばかりに睨みつける彼女に対し、ギルド本部長はちっとも取り乱さなかった。まるで、こんな態度で戻ってくると知っていたかのようだ。
「……随分と荒れてるわねぇ、カムナちゃん」
「うっさい」
呆れた様子のローズマリーの前まで来たカムナは、彼女の胸倉を掴んで叫んだ。
「フレイヤから伝書は受け取ったんでしょ、クリスについて何か調べてるんでしょ!? 何にも分かってませんなんて言ったら、顔面の形を変えてやるわよ!」
もはやカムナは、精神の均衡を失っていると言っても過言ではなかった。クリスを攫われた彼女の目は、すべてを敵と認識しているかの如く、憎しみで輝いていた。
「よしなさいな、バカムナ!」
「すまない、本部長っ! 事情は知っていると思うが、彼女は今、かなり……」
そんなカムナをどうにかして振りほどこうとする二人の前で、ローズマリーは白い歯を見せて笑った。
「オラァッ!」
そして、カムナの胸倉を掴み返したかと思うと、彼女をあっさり投げ飛ばした。
「なッ……!?」
あまりに唐突な出来事に、カムナ自身も、何が起きたかを理解できないようだった。
気が付けば、彼女はローズマリーの太い腕によって、床に抑えつけられていた。しかも、どうにか起き上がろうとしても、まるで立ち上がれないのだ。
「……マジですの? あのカムナを、一撃でひっくり返すなんて……」
「これくらい苛立ってるガキンチョの相手なんて、腐るほどしてきたわぁ。少なくとも、素っ裸でダンジョンの魔獣を相手した時よりは、この子を大人しくさせる方がずっと簡単ねぇ」
「ぐ、う……」
この場にいる誰もが唖然とする中で、ローズマリーは呻くカムナから手を離した。
彼女は骨だけの右腕で起き上がったが、もう本部長を殴り飛ばそうとはしなかった。
「クリスちゃんを助けたきゃ、人の話くらいは聞きなさい。それが最短の道よ」
頭を打ち付けたから、あるいは反撃されて平静を取り戻したからか、カムナは頭をぼりぼりと掻きはしたが、乱暴な手段には出なかった。
悪態をつきたそうにしている顔はともかく、話を聞く姿勢はとったわけだ。ほっと胸を撫で下ろす仲間達に向かって肩をすくめて、ローズマリーが言った。
「結論から言えば、私達は何も調べてないわ。けど、信頼のおける情報通にお願いしてあるのよ。貴女達も知ってる、なかなかの曲者よ」
彼女が随分と落ち着いているのには、こんな理由があった。
既に本部長は、とある人物に仕事を依頼していたのだ。しかも、カムナやフレイヤ、リゼットが知っている相手というではないか。
とはいえ、三人は首を傾げるばかり。なんせ、情報通の知り合いなど(元々聖騎士団に属していたフレイヤはともかく)、ちっとも思い当たらないのだ。
「わたくし達も知ってる……?」
「皆目見当もつかないなっ! 本部長、その人について教えてくれっ!」
フレイヤがそう言うと、ローズマリーはまたも笑顔で応えた。
「……必要ないわ。だって、もう来てるもの」
ローズマリーの視線は、カムナ達の後ろ、壊れた扉に向いていた。
振り返った三人の視線の先に、彼はいた。
「……あんたは……!」
知らないはずなどない。他の冒険者、受付嬢ですら口をあんぐりと開けているのだから、彼と関わりのあった『クリス・オーダー』が知らないわけがない。
セミロングの黒い髪。痩せこけた、しかし精悍な顔つき。
そして、失われた両足と、魔獣の走行を纏った特殊な車いす。
三人と探索者達が呆然とする中、彼はカムナの元まで車輪を転がし、にやりと笑った。
「――疑問に答えよう。僕はケビン・ジェンキンス……今はただの調査員さ」
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