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雪山と大鋸の騎士
決別、絶縁
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フレイヤ・レヴィンズには父のほかに、母と兄がいた。
母、ソレイユ・レヴィンズは、今のフレイヤにそっくりだった。厳格な父とは真逆の穏やかな人なのに、戦いとなれば苛烈な一面を見せる母親の後ろ姿を見て、彼女はずっと、いつかこの人のようになりたいと思っていた。
兄、ヘリオス・レヴィンズは、フレイヤより七つも年上の、精悍な男性だった。聖騎士団にもスカウトされた経歴があるのに、自らの責務を果たすべく街に残る彼の気高さに、彼女はずっと憧れていた。
バーンズ、ソレイユ、ヘリオス。そして幼くあどけない、フレイヤ。
家族のことを思い出すときには、いつもこの四人と一緒にいた記憶が流れてゆくのだ。
「十数年前に一度だけ、封印が唐突に破れかけた時があった」
そして、その終焉も。
街が震撼した恐るべき事件とともに、フレイヤの家族と、未来は崩れ去った。
「理由も分からず、使い魔が暴れ出し、それらの根源である白氷騎すら目覚めかけた。両親は召使いと私の兄を引き連れ、奴の封印に向かった……こっそり私がついて行ったのに、誰も気づいていなかった」
一同が準備した大量の武器の中に、フレイヤは紛れ込んでいた。父は彼女に何度もついてこないよう言いつけ、母は何度もなだめたというのに、彼女は言うことを聞かなかった。
そして、事件を起こした白氷騎――当時の彼女には、白い靄を纏った巨大な怪物にしか見えなかった――が暴れ出し、武器を破壊すると、遂にフレイヤが飛び出してしまった。
「私は愚かだった。二人が何をしようとしているのかも知らず、ただ力になりたいだけでついて行った。そしてあの怪物を見た時、私は動けなくなった……恐怖で足がすくんだ」
フレイヤは恐怖した。
自分が見に行こうと思った相手が、あわよくば封印に協力できればと思っていた相手が、己の想像を遥かに超える、正真正銘の怪物であると、やっと理解できたのだ。
呼吸が小刻みになり、体が雪の中に縛られたように動かなくなる。
怪物の手が伸びた瞬間、フレイヤが絶叫する間際――白い景色を、血が染めた。
「母上と兄上は……そんな私を突き飛ばし……奴の手に……!」
フレイヤを庇い、母と兄は斃れた。
己の過ちで愛する家族を失った彼女は、どうやって父が怪物を封印させたかを覚えていない。雪山での記憶は、家族の死を以て途絶えてしまったのだ。
だから、フレイヤは口を噤んだ。噤むしか、なかった。
「……ごめんなさい」
「ごめん、フレイヤ。つらいことを、思い出させたね」
カムナと、彼女の主のクリスが申し訳なさそうに謝ると、フレイヤは首を横に振った。
「……いや、いい。この話は、私を語る上では避けられない事実だ」
再び記憶を振り返る彼女の脳裏に浮かぶのは、フレイヤ・レヴィンズにこれ以上ないほど失望し、強く憎むようになった父の姿だった。
「幸いにも、怪物は父上が再び封印した。だが、父上は私を許さなかった……当然だ、最愛の人と、レヴィンズ家を継ぐ者、二人を何の才もない小娘が殺したのだからな」
バーンズは彼女を憎んだ。
母親の面影がある彼女に暴力こそ振るわなかったが、距離を置き始めた。
「父上は私との縁を切った。私は幼いながらに放浪の旅をはじめ、帝都で師匠に拾われ、剣の腕を見初められて聖騎士団に入団した」
フレイヤがヴィノーの街を追われたのは、事件から三年後だった。
街の誰もが引き留めようとしていたが、バーンズが目を光らせている以上、彼女に優しい声をかけられる者は誰もいなかった。
こうしてフレイヤは、奇妙な縁と共に聖騎士団に加わったのだった。
「後からバルディに聞いたが、父上は自分の後継者を探していたようだ。やり方こそ知らないが、封印の力は受け継げるものでもあるらしいからな」
「でも、見つからなかった。そして今、フレイヤのお父さんは……」
「そう、だな……父上の命は、もう永くない。唐突な発病と進行速度は、上位のダンジョンでのみ採取できる秘薬ですら、どうにか生き永らえさせるくらいの効果しかない。このままだと奴の封印が解かれ、山を下りる……そうなる前に、私が呼び戻された」
フレイヤの記憶が、現在へと戻ってくる。
何もできることのない、無力な自分へと戻ってくる。
「これが、ここまでが、フレイヤ・レヴィンズの昔ばなしだ」
そうして、彼女の過去はすべて語られた。
静寂と重い空気が、部屋中を包んだ。
カムナはとても茶化せなかったし、フレイヤは慰めの言葉をかけられなかった。
「……探索者の俺達が言えたことじゃないけど、ダンジョンの外にそんな危険な生物がいるなんて、信じられないよ。しかも百年以上前から封印されているんだろう?」
クリスがどうにか口を開くと、やっとカムナ達も追従できた。
「近くにダンジョンがあって、そこから出てきた魔獣、とかじゃないの?」
「あり得ない話ではないね。Aランクパーティーの実が探索を許されるダンジョンじゃあ、一匹の魔獣にのみ従う、群れを成す魔獣もいるらしいんだ。もしかすると……」
「レヴィンズ家は何度も近辺を調査したが、ダンジョンらしい入り口はなかった。そもそも、魔獣はごく一部の例外を除いて、外には出てこないものだ」
彼らの言うところの希望的観測を、フレイヤは一蹴した。
加えて、彼女はもう、自分が何をすべきかを知っているようだった。
「奴が何者であるかは、この際どうでもいい。大事なのは、あの白氷騎がいつ目覚めるか分からない現状だ……だからこそ、明日、私は奴のもとに出向く」
顔を上げたフレイヤの目は、さっきよりずっと澱んでいた。だが、澱みの中に、確かな漆黒の遺志があった。
「出向くって、フレイヤ、さっき自分の封印の力は弱いって……!」
「ああ、弱い。だがそれは、私が生きているからだ」
生きているからこそ弱い。その意味が分からないほど、カムナ達も間抜けではない。
フレイヤが何をしようとしているか。理屈はともかく、何の為に雪山に向かうのか。
「……まさか」
クリスと目が合ったフレイヤは、抑揚のない調子で言った。
「私はそこで死ぬ。そして、自らの生命力で――奴を永遠に封印する」
自分の死で――すべてを終わらせるのだと。
「あんた、本気で言ってんの!?」
「愚か者! 死ぬなどと、平然と口にするものではありませんわ!」
カムナとリゼットが立ち上がり、同時に怒るのも当然だった。
仲間を大事にするカムナはもちろん、リゼットは一度死んだ身だからこそ、命の重みを誰よりも知っていた。それを投げうるなど、彼女からすれば愚行の極みだ。
「……最初に言っておくべきだったな。君達にできることは、何もないと」
しかし、フレイヤの意志は揺るがなかった。
まるで最初から、こうなるのが予定調和であったかのような口ぶりだった。
「封印の力は、確かに体が弱まれば力も弱まっていくが、死の間際だけ強くなる。あの時、父上が奴を封印できたのも、母上と兄上の死があったからだ。私の先祖、バーナーも死の力で炎を強めて、奴をあれだけの間、封印できた」
幼いフレイヤが涙を溜めた目で見たのは、バーンズが放つ強大な炎だ。それが家族の死によって燃え盛ったというのも、バルディから聞いていた。
無論、元があまり強くないフレイヤの火が、どれほどの効力をもたらすのかは未知数だ。だとしても、今の彼女には、こうするほかの手段が思いつかなかった。
カムナがどれほど怒っても、リゼットがどれほど喚いても、意志を曲げる気はなかった。
「だから、私が命を賭して白氷騎に近づき、力を注ぎ込んで死ねば、あるいは――」
ところが、ただ一人だけ激昂しなかった男がいた。
「――他の選択肢もあるよ、フレイヤ」
その男、クリス・オロックリンは、フレイヤを静かに見つめた。
紅茶を最期の一滴まで飲み干し、カップを置いた彼は、勇気に溢れた顔で言った。
「俺達で――その白氷騎を、倒すんだ」
白氷騎を倒す。
そう聞いた途端、濁っていたフレイヤの目に、驚愕と失望の光が差した。
母、ソレイユ・レヴィンズは、今のフレイヤにそっくりだった。厳格な父とは真逆の穏やかな人なのに、戦いとなれば苛烈な一面を見せる母親の後ろ姿を見て、彼女はずっと、いつかこの人のようになりたいと思っていた。
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バーンズ、ソレイユ、ヘリオス。そして幼くあどけない、フレイヤ。
家族のことを思い出すときには、いつもこの四人と一緒にいた記憶が流れてゆくのだ。
「十数年前に一度だけ、封印が唐突に破れかけた時があった」
そして、その終焉も。
街が震撼した恐るべき事件とともに、フレイヤの家族と、未来は崩れ去った。
「理由も分からず、使い魔が暴れ出し、それらの根源である白氷騎すら目覚めかけた。両親は召使いと私の兄を引き連れ、奴の封印に向かった……こっそり私がついて行ったのに、誰も気づいていなかった」
一同が準備した大量の武器の中に、フレイヤは紛れ込んでいた。父は彼女に何度もついてこないよう言いつけ、母は何度もなだめたというのに、彼女は言うことを聞かなかった。
そして、事件を起こした白氷騎――当時の彼女には、白い靄を纏った巨大な怪物にしか見えなかった――が暴れ出し、武器を破壊すると、遂にフレイヤが飛び出してしまった。
「私は愚かだった。二人が何をしようとしているのかも知らず、ただ力になりたいだけでついて行った。そしてあの怪物を見た時、私は動けなくなった……恐怖で足がすくんだ」
フレイヤは恐怖した。
自分が見に行こうと思った相手が、あわよくば封印に協力できればと思っていた相手が、己の想像を遥かに超える、正真正銘の怪物であると、やっと理解できたのだ。
呼吸が小刻みになり、体が雪の中に縛られたように動かなくなる。
怪物の手が伸びた瞬間、フレイヤが絶叫する間際――白い景色を、血が染めた。
「母上と兄上は……そんな私を突き飛ばし……奴の手に……!」
フレイヤを庇い、母と兄は斃れた。
己の過ちで愛する家族を失った彼女は、どうやって父が怪物を封印させたかを覚えていない。雪山での記憶は、家族の死を以て途絶えてしまったのだ。
だから、フレイヤは口を噤んだ。噤むしか、なかった。
「……ごめんなさい」
「ごめん、フレイヤ。つらいことを、思い出させたね」
カムナと、彼女の主のクリスが申し訳なさそうに謝ると、フレイヤは首を横に振った。
「……いや、いい。この話は、私を語る上では避けられない事実だ」
再び記憶を振り返る彼女の脳裏に浮かぶのは、フレイヤ・レヴィンズにこれ以上ないほど失望し、強く憎むようになった父の姿だった。
「幸いにも、怪物は父上が再び封印した。だが、父上は私を許さなかった……当然だ、最愛の人と、レヴィンズ家を継ぐ者、二人を何の才もない小娘が殺したのだからな」
バーンズは彼女を憎んだ。
母親の面影がある彼女に暴力こそ振るわなかったが、距離を置き始めた。
「父上は私との縁を切った。私は幼いながらに放浪の旅をはじめ、帝都で師匠に拾われ、剣の腕を見初められて聖騎士団に入団した」
フレイヤがヴィノーの街を追われたのは、事件から三年後だった。
街の誰もが引き留めようとしていたが、バーンズが目を光らせている以上、彼女に優しい声をかけられる者は誰もいなかった。
こうしてフレイヤは、奇妙な縁と共に聖騎士団に加わったのだった。
「後からバルディに聞いたが、父上は自分の後継者を探していたようだ。やり方こそ知らないが、封印の力は受け継げるものでもあるらしいからな」
「でも、見つからなかった。そして今、フレイヤのお父さんは……」
「そう、だな……父上の命は、もう永くない。唐突な発病と進行速度は、上位のダンジョンでのみ採取できる秘薬ですら、どうにか生き永らえさせるくらいの効果しかない。このままだと奴の封印が解かれ、山を下りる……そうなる前に、私が呼び戻された」
フレイヤの記憶が、現在へと戻ってくる。
何もできることのない、無力な自分へと戻ってくる。
「これが、ここまでが、フレイヤ・レヴィンズの昔ばなしだ」
そうして、彼女の過去はすべて語られた。
静寂と重い空気が、部屋中を包んだ。
カムナはとても茶化せなかったし、フレイヤは慰めの言葉をかけられなかった。
「……探索者の俺達が言えたことじゃないけど、ダンジョンの外にそんな危険な生物がいるなんて、信じられないよ。しかも百年以上前から封印されているんだろう?」
クリスがどうにか口を開くと、やっとカムナ達も追従できた。
「近くにダンジョンがあって、そこから出てきた魔獣、とかじゃないの?」
「あり得ない話ではないね。Aランクパーティーの実が探索を許されるダンジョンじゃあ、一匹の魔獣にのみ従う、群れを成す魔獣もいるらしいんだ。もしかすると……」
「レヴィンズ家は何度も近辺を調査したが、ダンジョンらしい入り口はなかった。そもそも、魔獣はごく一部の例外を除いて、外には出てこないものだ」
彼らの言うところの希望的観測を、フレイヤは一蹴した。
加えて、彼女はもう、自分が何をすべきかを知っているようだった。
「奴が何者であるかは、この際どうでもいい。大事なのは、あの白氷騎がいつ目覚めるか分からない現状だ……だからこそ、明日、私は奴のもとに出向く」
顔を上げたフレイヤの目は、さっきよりずっと澱んでいた。だが、澱みの中に、確かな漆黒の遺志があった。
「出向くって、フレイヤ、さっき自分の封印の力は弱いって……!」
「ああ、弱い。だがそれは、私が生きているからだ」
生きているからこそ弱い。その意味が分からないほど、カムナ達も間抜けではない。
フレイヤが何をしようとしているか。理屈はともかく、何の為に雪山に向かうのか。
「……まさか」
クリスと目が合ったフレイヤは、抑揚のない調子で言った。
「私はそこで死ぬ。そして、自らの生命力で――奴を永遠に封印する」
自分の死で――すべてを終わらせるのだと。
「あんた、本気で言ってんの!?」
「愚か者! 死ぬなどと、平然と口にするものではありませんわ!」
カムナとリゼットが立ち上がり、同時に怒るのも当然だった。
仲間を大事にするカムナはもちろん、リゼットは一度死んだ身だからこそ、命の重みを誰よりも知っていた。それを投げうるなど、彼女からすれば愚行の極みだ。
「……最初に言っておくべきだったな。君達にできることは、何もないと」
しかし、フレイヤの意志は揺るがなかった。
まるで最初から、こうなるのが予定調和であったかのような口ぶりだった。
「封印の力は、確かに体が弱まれば力も弱まっていくが、死の間際だけ強くなる。あの時、父上が奴を封印できたのも、母上と兄上の死があったからだ。私の先祖、バーナーも死の力で炎を強めて、奴をあれだけの間、封印できた」
幼いフレイヤが涙を溜めた目で見たのは、バーンズが放つ強大な炎だ。それが家族の死によって燃え盛ったというのも、バルディから聞いていた。
無論、元があまり強くないフレイヤの火が、どれほどの効力をもたらすのかは未知数だ。だとしても、今の彼女には、こうするほかの手段が思いつかなかった。
カムナがどれほど怒っても、リゼットがどれほど喚いても、意志を曲げる気はなかった。
「だから、私が命を賭して白氷騎に近づき、力を注ぎ込んで死ねば、あるいは――」
ところが、ただ一人だけ激昂しなかった男がいた。
「――他の選択肢もあるよ、フレイヤ」
その男、クリス・オロックリンは、フレイヤを静かに見つめた。
紅茶を最期の一滴まで飲み干し、カップを置いた彼は、勇気に溢れた顔で言った。
「俺達で――その白氷騎を、倒すんだ」
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そう聞いた途端、濁っていたフレイヤの目に、驚愕と失望の光が差した。
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