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雪山と大鋸の騎士
フレイヤの過去
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「どうぞ。雪国の紅茶だ、口に合うかは分からないが……」
クリス達が客室に招かれてからしばらくして、フレイヤが再び部屋に入ってきた。
彼女が両手で持った盆の上には、湯気を立ち昇らせた紅茶が入ったカップとポット、ジャムの瓶が置かれていた。
フレイヤはテーブルにそれらを置くと、紅茶にジャムを入れ、三人の前に並べた。
手に取ったのはクリスだけで、彼は静かにそれを口に運ぶと、にこりと微笑んだ。
「……うん。美味しいよ、フレイヤ」
「なら良かった。カムナ君もリゼット君も、飲むといい」
カムナとリゼットも、クリス同様にジャムの入った紅茶をすすった。食事を未知の動力でエネルギーに変換するカムナはともかく、リゼットは本来食事の必要がないのだが、雰囲気づくりには貢献するものだ。
「美味しいわね、これ!」
「生きている頃に、お屋敷で飲んだものと似た風味ですわ。茶葉はどちらのものを?」
リゼットが問いかけたが、フレイヤは呆けたように、焦点の定まらない目で虚空を見つめていた。
「……フレイヤ?」
もう一度リゼットが声をかけて、フレイヤはやっと我に返ったらしい。
「あ、ああ、紅茶を淹れたのはバルディではなく、私だが……」
「……わたくしが聞いたのは、茶葉の産地でしてよ?」
「……そうか。すまない、私は紅茶にはあまり詳しくなくてな……」
決してリゼットが責め立てたつもりではなかったが、結果としてそうなってしまった。
どこかばつの悪そうな顔をする幽霊の向かい側で、幽霊よりもずっと生気のない目つきのフレイヤは、どうしてもいつもの調子ではないようだった。
いつもはつらつとしていたフレイヤ・レヴィンズはどこにもいなかった。そこにいるのはただ、一度突き放した仲間に事情を話すしかない、か弱い女性だ。
「疲れてるようだね。ここで、何があったんだい?」
そんな彼女にクリスが語り掛けると、フレイヤが静かに俯いた。
話すことそのものに億劫になっているようだったが、やがて彼女は顔を上げ、口を開いた。
「……どこから話せばいいやら……いや、この街とレヴィンズ家の成り立ちからだな」
彼女の脳裏に浮かぶのは、幼い頃に読んだ絵本の一ページ。
誰もいない、氷と雪だけの世界に、二人の人間だけがいる世界。ページをめくると、その中央には大きな洞窟と、人間よりもずっと巨大な氷がある。
「そもそもここに、ヴィノーという街はなかった。街のずっと奥にある洞窟に封印されている怪物、『白氷騎』と、奴を見張るレヴィンズ家だけがあったんだ」
そしてさらに奥に鎮座する――白い甲冑の如き、怪物も。
「白氷騎……それは、魔獣なの?」
「分からない。私達が知っているのは、ダンジョンが見つかる何十年も前から存在すること、使い魔を生み出せること、私の先祖が封印したことだけだ」
「フレイヤの家系が、怪物を封印した?」
紅茶にジャムを足すクリスの問いに、フレイヤが答えた。
「そうだ。レヴィンズの血族は代々、『炎の封印』と呼ばれる力を持っていた。トーチでも何でもいい、火を永遠にそこに留めて、邪悪な力を閉じ込める力だ。魔法のようなものだが……魔法よりもずっと劣る」
フレイヤの記憶の中の彼女が、輝く目で絵本をめくり、レヴィンズの記憶をたどる。
暴れまわる白い怪物は、一人の男によって封印された。彼が翳した掌から放たれた炎が、白氷騎と呼ばれた脅威を洞窟の奥へと押しやった。そうしてたちまち、洞窟の周囲の氷が火に従うように、怪物へとまとわりつき、一つの巨大な氷塊となった。
火と氷。相反する二つの力が融合し、一つの強烈なエネルギーとなり、未曽有の怪物を洞窟の奥に、永遠に閉じ込めたのだ。
「じゃあ、フレイヤもその力を?」
カムナがそう聞くと、フレイヤは頷き、掌を翳した。すると、彼女の指先に、ごくごく小さな火が灯った。まさかこんな能力を持っていると思わず、クリス達は驚いた。
ただ、何かを封印できるほど強い力は感じられなかった。これならクリスのツールや、魔法使いが武器で放つ炎の方が、ずっと強いに違いない。
「少しだけだがな。私はレヴィンズ家では、紛れもなく出来損ないだった」
フレイヤも、自分の力の弱さを自覚しているようだった。
己の矮小さを自嘲するように火をかき消して、彼女は話を続けた。
「最初はレヴィンズ家だけがいた場所だが、やがて監視もかねて小さな居住区を作った。そこに協力者が現れ、同じように住み始めて、いつしか街になった。これが、ヴィノーの成り立ちだ」
「じゃあ、街の皆もその怪物と、フレイヤの家族の力を知ってるの?」
「もちろんだ。常に怪物を見張り、不埒な侵入者を排除し続けてきた。聖騎士団の力を借りずとも、街は怪物が永遠に目覚めないようにできるはずだった」
彼女の話す通りにことが運べば、ここに集まる必要はなかっただろう。
しかし、現実はあまりにも急に、フレイヤを否応なくここへと呼び戻した。
「……だが、君達も見た通り、封印術の使い手である父、バーンズは病に侵されている。ここ数か月ほどで急に容体が悪化し、今や剣を振るうどころか、歩くことすらままならない」
やはり、バーンズは病魔に体を侵されていた。医者でもないクリス、そもそも人間でもないカムナですら、フレイヤの父親が異常な容態であると察せたのだから。
実の父があそこまで衰弱するさまは、娘のフレイヤにはどう映ったのだろうか。
「そして父上の力の弱まりは……封印にも影響した。白氷騎は次第に覚醒し始め、使い魔を生み出し、使役するほどに力を取り戻しつつある」
「使い魔を迎撃する力は、街の皆様にはありませんでしたのね」
「数と攻撃の頻度が違いすぎた。屋敷は父上がいると知っていて攻撃を加えなかったようだが、街はあの有様だ。皆の命を優先して、一昨日に山を下りてもらったよ」
クリス達ですら苦戦するような敵を相手取るとなれば、いかに住民達が多少なり鍛えられているとしても、とても対処しきれないはずだ。
しかも、フレイヤの言う通りなら、恐らくすさまじい数の敵が押し寄せたのだろう。それならば、街の荒廃ぶりにも納得できる。
とはいえ、カムナには納得できないこともあった。
これだけの敵が来ておきながら、いかに封印した張本人を警戒しているとはいえ、屋敷をまったく攻撃しないのはおかしい。何か別の目的があると思ってもいいはずだ。
そこも疑問ではあるが、彼女にとって最大の疑問は、別のところにあった。
「父親一人じゃ、とても守り切れないでしょ。他の家族は? 帝国にはいないの?」
フレイヤには、兄弟姉妹がいないのか。母親がいないのか。
もしいるならば、ここに帰ってこず、彼女一人にレヴィンズ家を託すなど薄情ではないか。
カムナは本気でそう思って疑問をぶつけたが、クリスとリゼットは、薄々ここにフレイヤしかいない理由を悟っていた。だからこそ、口にしなかった。
そんな問いかけを声に出したカムナを、二人が制そうとするのは遅かった。
目を閉じたフレイヤは、過去を思い返しながら答えた。
「……死んだ。幼い私を庇ってな」
己を何度殺したいかと憎んだ、忌むべきあの日が、瞼の裏に蘇った。
クリス達が客室に招かれてからしばらくして、フレイヤが再び部屋に入ってきた。
彼女が両手で持った盆の上には、湯気を立ち昇らせた紅茶が入ったカップとポット、ジャムの瓶が置かれていた。
フレイヤはテーブルにそれらを置くと、紅茶にジャムを入れ、三人の前に並べた。
手に取ったのはクリスだけで、彼は静かにそれを口に運ぶと、にこりと微笑んだ。
「……うん。美味しいよ、フレイヤ」
「なら良かった。カムナ君もリゼット君も、飲むといい」
カムナとリゼットも、クリス同様にジャムの入った紅茶をすすった。食事を未知の動力でエネルギーに変換するカムナはともかく、リゼットは本来食事の必要がないのだが、雰囲気づくりには貢献するものだ。
「美味しいわね、これ!」
「生きている頃に、お屋敷で飲んだものと似た風味ですわ。茶葉はどちらのものを?」
リゼットが問いかけたが、フレイヤは呆けたように、焦点の定まらない目で虚空を見つめていた。
「……フレイヤ?」
もう一度リゼットが声をかけて、フレイヤはやっと我に返ったらしい。
「あ、ああ、紅茶を淹れたのはバルディではなく、私だが……」
「……わたくしが聞いたのは、茶葉の産地でしてよ?」
「……そうか。すまない、私は紅茶にはあまり詳しくなくてな……」
決してリゼットが責め立てたつもりではなかったが、結果としてそうなってしまった。
どこかばつの悪そうな顔をする幽霊の向かい側で、幽霊よりもずっと生気のない目つきのフレイヤは、どうしてもいつもの調子ではないようだった。
いつもはつらつとしていたフレイヤ・レヴィンズはどこにもいなかった。そこにいるのはただ、一度突き放した仲間に事情を話すしかない、か弱い女性だ。
「疲れてるようだね。ここで、何があったんだい?」
そんな彼女にクリスが語り掛けると、フレイヤが静かに俯いた。
話すことそのものに億劫になっているようだったが、やがて彼女は顔を上げ、口を開いた。
「……どこから話せばいいやら……いや、この街とレヴィンズ家の成り立ちからだな」
彼女の脳裏に浮かぶのは、幼い頃に読んだ絵本の一ページ。
誰もいない、氷と雪だけの世界に、二人の人間だけがいる世界。ページをめくると、その中央には大きな洞窟と、人間よりもずっと巨大な氷がある。
「そもそもここに、ヴィノーという街はなかった。街のずっと奥にある洞窟に封印されている怪物、『白氷騎』と、奴を見張るレヴィンズ家だけがあったんだ」
そしてさらに奥に鎮座する――白い甲冑の如き、怪物も。
「白氷騎……それは、魔獣なの?」
「分からない。私達が知っているのは、ダンジョンが見つかる何十年も前から存在すること、使い魔を生み出せること、私の先祖が封印したことだけだ」
「フレイヤの家系が、怪物を封印した?」
紅茶にジャムを足すクリスの問いに、フレイヤが答えた。
「そうだ。レヴィンズの血族は代々、『炎の封印』と呼ばれる力を持っていた。トーチでも何でもいい、火を永遠にそこに留めて、邪悪な力を閉じ込める力だ。魔法のようなものだが……魔法よりもずっと劣る」
フレイヤの記憶の中の彼女が、輝く目で絵本をめくり、レヴィンズの記憶をたどる。
暴れまわる白い怪物は、一人の男によって封印された。彼が翳した掌から放たれた炎が、白氷騎と呼ばれた脅威を洞窟の奥へと押しやった。そうしてたちまち、洞窟の周囲の氷が火に従うように、怪物へとまとわりつき、一つの巨大な氷塊となった。
火と氷。相反する二つの力が融合し、一つの強烈なエネルギーとなり、未曽有の怪物を洞窟の奥に、永遠に閉じ込めたのだ。
「じゃあ、フレイヤもその力を?」
カムナがそう聞くと、フレイヤは頷き、掌を翳した。すると、彼女の指先に、ごくごく小さな火が灯った。まさかこんな能力を持っていると思わず、クリス達は驚いた。
ただ、何かを封印できるほど強い力は感じられなかった。これならクリスのツールや、魔法使いが武器で放つ炎の方が、ずっと強いに違いない。
「少しだけだがな。私はレヴィンズ家では、紛れもなく出来損ないだった」
フレイヤも、自分の力の弱さを自覚しているようだった。
己の矮小さを自嘲するように火をかき消して、彼女は話を続けた。
「最初はレヴィンズ家だけがいた場所だが、やがて監視もかねて小さな居住区を作った。そこに協力者が現れ、同じように住み始めて、いつしか街になった。これが、ヴィノーの成り立ちだ」
「じゃあ、街の皆もその怪物と、フレイヤの家族の力を知ってるの?」
「もちろんだ。常に怪物を見張り、不埒な侵入者を排除し続けてきた。聖騎士団の力を借りずとも、街は怪物が永遠に目覚めないようにできるはずだった」
彼女の話す通りにことが運べば、ここに集まる必要はなかっただろう。
しかし、現実はあまりにも急に、フレイヤを否応なくここへと呼び戻した。
「……だが、君達も見た通り、封印術の使い手である父、バーンズは病に侵されている。ここ数か月ほどで急に容体が悪化し、今や剣を振るうどころか、歩くことすらままならない」
やはり、バーンズは病魔に体を侵されていた。医者でもないクリス、そもそも人間でもないカムナですら、フレイヤの父親が異常な容態であると察せたのだから。
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「そして父上の力の弱まりは……封印にも影響した。白氷騎は次第に覚醒し始め、使い魔を生み出し、使役するほどに力を取り戻しつつある」
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クリス達ですら苦戦するような敵を相手取るとなれば、いかに住民達が多少なり鍛えられているとしても、とても対処しきれないはずだ。
しかも、フレイヤの言う通りなら、恐らくすさまじい数の敵が押し寄せたのだろう。それならば、街の荒廃ぶりにも納得できる。
とはいえ、カムナには納得できないこともあった。
これだけの敵が来ておきながら、いかに封印した張本人を警戒しているとはいえ、屋敷をまったく攻撃しないのはおかしい。何か別の目的があると思ってもいいはずだ。
そこも疑問ではあるが、彼女にとって最大の疑問は、別のところにあった。
「父親一人じゃ、とても守り切れないでしょ。他の家族は? 帝国にはいないの?」
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もしいるならば、ここに帰ってこず、彼女一人にレヴィンズ家を託すなど薄情ではないか。
カムナは本気でそう思って疑問をぶつけたが、クリスとリゼットは、薄々ここにフレイヤしかいない理由を悟っていた。だからこそ、口にしなかった。
そんな問いかけを声に出したカムナを、二人が制そうとするのは遅かった。
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