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雪山と大鋸の騎士
バーンズ・レヴィンズ
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少しの間を開けてから、重い扉が開いた。
小さな家のリビングほどもある広い玄関に立っていたのは、燕尾服を纏う初老の男性だった。口元を隠す髭と、鷹のような目が、フレイヤとクリス達を捉えていた。
「お帰りなさいませ、フレイヤ様。巡回は……おや、そちらの方々は?」
「私の友人だ。皆、彼はレヴィンズ家の付き人のバルディだ」
彼女が手を翳した先にいる三人は、ぺこりと頭を下げた。
「初めまして、フレイヤが所属しているパーティーのリーダー、クリス・オロックリンです」
「カムナオイノカミよ、カムナって呼んでちょうだい」
「お初にお目にかかります、帝国貴族ラウンドローグ家の次女、リゼット・ベルフィ・ラウンドローグと申します」
三人はバルディを見たことがなかったが、バルディの方はというと、彼らがフレイヤとどういった関係にあるのかを知っているようだった。
「……では、あなた方が、ホープ・タウンでフレイヤ様と……」
クリスが頷いた。
「はい、探索者として活動していました。フレイヤが生まれ故郷に戻ると聞いて、ここまで来たんです。そして、彼女から聞きました……ここに何がいるのかを」
「それはそれは、さぞ旦那様がお怒りになるでしょう」
どうやらフレイヤの父親というのは、なかなかに厳格な人のようだ。彼女も親に叱られると考えただけで、ややげんなりした調子の顔を見せた。
とはいえ、一度ここまで連れてきた仲間に、今から下山しろとはとても言えない。
「バルディ、父上には後で私から説明しておく。三人を客室に――」
ひとまず父親にばれる前に、フレイヤが三人を屋敷の中に案内しようとした時だった。
「その必要はない」
刃のように冷たい声が、空気を裂いた。
一点を見つめるクリスの視線に気づいたフレイヤが振り向くと、そこには今最も会いたくない男が立っていた。つまり、フレイヤの父親だ。
厳めしい顔つきと、フレイヤそっくりの鋭い瞳と赤い髪。老け方からして、歳は五十代前半くらいかと思うが、体つきはがっしりとしていて、鍛えられているのがよくわかる。
ただ、どこか体を悪くしているのか、肌はリゼットよりも青白く染まっていた。しかも杖をついていて、目の奥は暗く澱んでいる。これで病気でないというのなら、クリスには到底信じられなかった。
「父上……」
幽鬼の如き男から目を逸らすフレイヤの隣で、バルディが男に頭を下げた。
「お部屋を出られてはいけません、旦那様。お体に障ります」
「構わん。どのみち永くない体だ、少し歩いた程度で寿命が変わるわけでもあるまい」
氷よりも冷たく、重い声を発しつつ、彼はフレイヤを睨んだ。
「フレイヤ、まだ屋敷にいたのか。バルディが貴様を勝手に連れてきただけだ。失せろ」
「……父上、私は……」
「私を父上と呼ぶな。封印術も使えない貴様を、わが子と思ったことはない」
「ですが……」
「黙れ。貴様から私に話しかけるのは許さん」
とても、家族の会話とは思えなかった。
まるでその男にとって、フレイヤは憎むべき敵であるかのようですらあった。
彼はゆっくりとクリスの前までくると、吐き捨てるように言った。
「……フレイヤの客人、クリスとか言ったな。お前がフレイヤから何を聞いたか知らんが、これはレヴィンズ家が解決する問題だ。奴らに食われる前に、早々に立ち去れ」
「何言ってんのよ、おっさん! わざわざ悩み事を解決したげるってのに!」
当然、カムナが間に割って入って反論したが、バルディとリゼットが彼女を止めた。
「カムナ様、こちらのお方はレヴィンズ家第十五代目当主、バーンズ・レヴィンズ様でございます。無礼なお言葉は慎んでいただくよう」
「バルディ様の言う通りですわ、カムナ。喧嘩腰はおやめなさいな」
バーンズという人間がどれほど偉いか、カムナにはちっとも見当がつかなかった。これまで通り、彼女はクリスに仇成すものを叩きのめすだけだった。
しかし、クリスにまで肩に手をかけられれば、流石にそうするわけにはいかない。
「ぐっ……分かったわよ」
しぶしぶ後ろに下がったカムナに代わり、クリスが前に出た。彼の紫色の瞳を、バーンズはどうにも気に食わないと言いたげな顔で睨んだ。
「バーンズさん、俺はフレイヤを連れ戻すわけでも、あなたを説得するわけでもありません。ただ、彼女の力になりたいと思って、ここに来たんです」
「力だと? レヴィンズ家の人間以外が、あれを抑えられると!?」
クリスがここに来た経緯を話そうとした途端、バーンズの形相が変わった。
杖で敷石を叩き、憤怒する様は、ともすれば情緒不安定にも見えた。
いや、実際のところ精神が不安定なところにあるのだろう。たった一言で呼吸が荒くなり、額に血筋が浮かび上がるほど怒り狂うさまは、流石のクリスでも異様に見えた。
「お前はこの小僧共に何を吹き込んだんだ、この愚図が! 『炎の封印』を使おうともしなかったお前が帰ってきたかと思えば、厄介者まで連れ込んでくるとは!」
「落ち着いてください、旦那様」
「あれを倒せるのは、再び封印できるのは俺だけだ! 俺は『白氷騎』を……ぐっ!?」
バルディの制止も構わずに喚いていたバーンズだが、不意に蹲ってしまった。荒い呼吸が小刻みになっている様子を見ると、心だけでなく、体にも何かしらの深い傷を負っているのだと、今度はカムナ達にも分かった。
「父上!」
フレイヤもバーンズを介抱しようとしたが、彼女の手は、父親が払いのけた。
どこか寂しそうな顔つきの彼女を、バーンズはぎろりと睨んでいた。まるで、彼女が肉親の仇か何かであるように。
「旦那様、こちらへ……フレイヤ様、旦那様を部屋へお連れします」
バーンズを支えるバルディに対して、フレイヤは静かに頷くほかなかった。
「……分かった。クリス君、皆、こっちが客室だ。来てくれ」
バルディが当主を連れて行くのは逆の方、屋敷の左側に続く廊下に、フレイヤは仲間達を案内した。扉が閉まる音と共に、屋内は一層暗くなった。
とても言い出せないが、クリスにはここがどうにも好きになれなかった。まるでいつまでも、死の苦しみや病の重みが、家そのものにまとわりついている気がしてならなかったのだ。
「なんだか、空気が重苦しいですの。フレイヤ、換気はしませんの?」
リゼットも同じことを思っていたようだが、フレイヤはこちらに振り向きもしなかった。
「しているとも。だが、屋敷はいつもこんな様子だよ」
「明るくはしませんの?」
「父上が嫌がるんだ」
屋敷についても、父親についても、彼女はあまり話したがらなかった。
ただ、隠すつもりもないようだった。
「……さっき、すべてを話せるかはわからないと言ったが、訂正しよう。君達には、ここで何が起きているのかを話す必要がありそうだ」
もはや彼女にとって、クリス達は傍観者ではなかった。あるいは最初からこうなると知っていたのか――どちらにせよ、最初からこうなるさだめではあったのだ。
まっすぐ廊下を進んだ先で、フレイヤは足を止めた。
「ここが客室だ」
装飾の施された扉を開くと、中は随分と豪華な部屋だった。テーブルも、椅子も、カーテンも、カーペットも、何もかも帝都の一等地を思わせるほど煌びやかだった。
もっとも、やはりどこも薄暗かった。バルディが掃除しているのか、部屋に埃は積もっていなかったが、喉を絞めるような息苦しさはそのまま残っていた。
「中で待っていてくれ。紅茶でも淹れてこよう」
三人を部屋に招き入れたフレイヤは、扉を閉めて廊下を歩き去った。
「フレイヤの実家、かなりイヤーな事情がありそうね」
カムナがどうにも納得いかない調子の顔で、ふかふかの椅子にどっかりと座って呟いた。
「……親子関係は、何かと難しいからね」
自分も思うところがあるからこそ、クリスは濁すようにそう言った。
外の晴れやかな天気は、次第に夜闇に染まっていった。
小さな家のリビングほどもある広い玄関に立っていたのは、燕尾服を纏う初老の男性だった。口元を隠す髭と、鷹のような目が、フレイヤとクリス達を捉えていた。
「お帰りなさいませ、フレイヤ様。巡回は……おや、そちらの方々は?」
「私の友人だ。皆、彼はレヴィンズ家の付き人のバルディだ」
彼女が手を翳した先にいる三人は、ぺこりと頭を下げた。
「初めまして、フレイヤが所属しているパーティーのリーダー、クリス・オロックリンです」
「カムナオイノカミよ、カムナって呼んでちょうだい」
「お初にお目にかかります、帝国貴族ラウンドローグ家の次女、リゼット・ベルフィ・ラウンドローグと申します」
三人はバルディを見たことがなかったが、バルディの方はというと、彼らがフレイヤとどういった関係にあるのかを知っているようだった。
「……では、あなた方が、ホープ・タウンでフレイヤ様と……」
クリスが頷いた。
「はい、探索者として活動していました。フレイヤが生まれ故郷に戻ると聞いて、ここまで来たんです。そして、彼女から聞きました……ここに何がいるのかを」
「それはそれは、さぞ旦那様がお怒りになるでしょう」
どうやらフレイヤの父親というのは、なかなかに厳格な人のようだ。彼女も親に叱られると考えただけで、ややげんなりした調子の顔を見せた。
とはいえ、一度ここまで連れてきた仲間に、今から下山しろとはとても言えない。
「バルディ、父上には後で私から説明しておく。三人を客室に――」
ひとまず父親にばれる前に、フレイヤが三人を屋敷の中に案内しようとした時だった。
「その必要はない」
刃のように冷たい声が、空気を裂いた。
一点を見つめるクリスの視線に気づいたフレイヤが振り向くと、そこには今最も会いたくない男が立っていた。つまり、フレイヤの父親だ。
厳めしい顔つきと、フレイヤそっくりの鋭い瞳と赤い髪。老け方からして、歳は五十代前半くらいかと思うが、体つきはがっしりとしていて、鍛えられているのがよくわかる。
ただ、どこか体を悪くしているのか、肌はリゼットよりも青白く染まっていた。しかも杖をついていて、目の奥は暗く澱んでいる。これで病気でないというのなら、クリスには到底信じられなかった。
「父上……」
幽鬼の如き男から目を逸らすフレイヤの隣で、バルディが男に頭を下げた。
「お部屋を出られてはいけません、旦那様。お体に障ります」
「構わん。どのみち永くない体だ、少し歩いた程度で寿命が変わるわけでもあるまい」
氷よりも冷たく、重い声を発しつつ、彼はフレイヤを睨んだ。
「フレイヤ、まだ屋敷にいたのか。バルディが貴様を勝手に連れてきただけだ。失せろ」
「……父上、私は……」
「私を父上と呼ぶな。封印術も使えない貴様を、わが子と思ったことはない」
「ですが……」
「黙れ。貴様から私に話しかけるのは許さん」
とても、家族の会話とは思えなかった。
まるでその男にとって、フレイヤは憎むべき敵であるかのようですらあった。
彼はゆっくりとクリスの前までくると、吐き捨てるように言った。
「……フレイヤの客人、クリスとか言ったな。お前がフレイヤから何を聞いたか知らんが、これはレヴィンズ家が解決する問題だ。奴らに食われる前に、早々に立ち去れ」
「何言ってんのよ、おっさん! わざわざ悩み事を解決したげるってのに!」
当然、カムナが間に割って入って反論したが、バルディとリゼットが彼女を止めた。
「カムナ様、こちらのお方はレヴィンズ家第十五代目当主、バーンズ・レヴィンズ様でございます。無礼なお言葉は慎んでいただくよう」
「バルディ様の言う通りですわ、カムナ。喧嘩腰はおやめなさいな」
バーンズという人間がどれほど偉いか、カムナにはちっとも見当がつかなかった。これまで通り、彼女はクリスに仇成すものを叩きのめすだけだった。
しかし、クリスにまで肩に手をかけられれば、流石にそうするわけにはいかない。
「ぐっ……分かったわよ」
しぶしぶ後ろに下がったカムナに代わり、クリスが前に出た。彼の紫色の瞳を、バーンズはどうにも気に食わないと言いたげな顔で睨んだ。
「バーンズさん、俺はフレイヤを連れ戻すわけでも、あなたを説得するわけでもありません。ただ、彼女の力になりたいと思って、ここに来たんです」
「力だと? レヴィンズ家の人間以外が、あれを抑えられると!?」
クリスがここに来た経緯を話そうとした途端、バーンズの形相が変わった。
杖で敷石を叩き、憤怒する様は、ともすれば情緒不安定にも見えた。
いや、実際のところ精神が不安定なところにあるのだろう。たった一言で呼吸が荒くなり、額に血筋が浮かび上がるほど怒り狂うさまは、流石のクリスでも異様に見えた。
「お前はこの小僧共に何を吹き込んだんだ、この愚図が! 『炎の封印』を使おうともしなかったお前が帰ってきたかと思えば、厄介者まで連れ込んでくるとは!」
「落ち着いてください、旦那様」
「あれを倒せるのは、再び封印できるのは俺だけだ! 俺は『白氷騎』を……ぐっ!?」
バルディの制止も構わずに喚いていたバーンズだが、不意に蹲ってしまった。荒い呼吸が小刻みになっている様子を見ると、心だけでなく、体にも何かしらの深い傷を負っているのだと、今度はカムナ達にも分かった。
「父上!」
フレイヤもバーンズを介抱しようとしたが、彼女の手は、父親が払いのけた。
どこか寂しそうな顔つきの彼女を、バーンズはぎろりと睨んでいた。まるで、彼女が肉親の仇か何かであるように。
「旦那様、こちらへ……フレイヤ様、旦那様を部屋へお連れします」
バーンズを支えるバルディに対して、フレイヤは静かに頷くほかなかった。
「……分かった。クリス君、皆、こっちが客室だ。来てくれ」
バルディが当主を連れて行くのは逆の方、屋敷の左側に続く廊下に、フレイヤは仲間達を案内した。扉が閉まる音と共に、屋内は一層暗くなった。
とても言い出せないが、クリスにはここがどうにも好きになれなかった。まるでいつまでも、死の苦しみや病の重みが、家そのものにまとわりついている気がしてならなかったのだ。
「なんだか、空気が重苦しいですの。フレイヤ、換気はしませんの?」
リゼットも同じことを思っていたようだが、フレイヤはこちらに振り向きもしなかった。
「しているとも。だが、屋敷はいつもこんな様子だよ」
「明るくはしませんの?」
「父上が嫌がるんだ」
屋敷についても、父親についても、彼女はあまり話したがらなかった。
ただ、隠すつもりもないようだった。
「……さっき、すべてを話せるかはわからないと言ったが、訂正しよう。君達には、ここで何が起きているのかを話す必要がありそうだ」
もはや彼女にとって、クリス達は傍観者ではなかった。あるいは最初からこうなると知っていたのか――どちらにせよ、最初からこうなるさだめではあったのだ。
まっすぐ廊下を進んだ先で、フレイヤは足を止めた。
「ここが客室だ」
装飾の施された扉を開くと、中は随分と豪華な部屋だった。テーブルも、椅子も、カーテンも、カーペットも、何もかも帝都の一等地を思わせるほど煌びやかだった。
もっとも、やはりどこも薄暗かった。バルディが掃除しているのか、部屋に埃は積もっていなかったが、喉を絞めるような息苦しさはそのまま残っていた。
「中で待っていてくれ。紅茶でも淹れてこよう」
三人を部屋に招き入れたフレイヤは、扉を閉めて廊下を歩き去った。
「フレイヤの実家、かなりイヤーな事情がありそうね」
カムナがどうにも納得いかない調子の顔で、ふかふかの椅子にどっかりと座って呟いた。
「……親子関係は、何かと難しいからね」
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