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新本部長と帝都技術士協会
いざゆけクリス・オーダー
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その頃、カムナを待つクリス一行はエクスペディション・ギルド本部の集会所にいた。
集会所は宴会ということもあって、様々な装飾が施されていた。普段依頼が貼られているボードには『朝まで寝るな!』と書かれた看板が貼り付けられ、カウンターには酒瓶がこれでもかと積まれている。
探索者達もたくさんのテーブルを囲み、思い思いに酒を飲み、言葉を交わしていた。ところが、あるテーブルだけが、酒の一滴にもありつけていなかった。
「……いくらなんでも、遅すぎるね」
そのテーブルとは、クリスとリゼットが座るテーブルだ。
飲むのなら、仲間と一緒がいい。クリスはローズマリーにこうお願いして、先に宴会を始めてもらったのだが、日が暮れても、月が昇っても、まだカムナは戻ってこない。
最初は気長に待っていた一同も、次第に違和感を覚え始めていた。
「そうねぇ、もうすっかり宴会騒ぎを始めてるのに、おかしいわねぇ。クリスちゃん、カムナちゃんはどこに行ったか、教えてくれなかったのぉ?」
「はい、なんだか事情があるみたいで……あの時、どこに行くか聞いておけば……」
「クリス様は考えすぎですわ。あのカムナのことですから、どうせひょっこり姿を見せますわよ。大方、どこかで決闘でも挑まれたか、悪戯にでも引っかかったのでしょう」
「それはそれで、心配なんだけど……」
リゼットがクリスを慰めるように、皆は来ないことを不思議がっていたが、彼はカムナの身に何かあったのではないかと思い、どうにも落ち着かないようだった。
もっとも、そんな心配をしているのはクリスだけである。
「わはははは! いやぁ、この酒は格別だなっ! や、いつ飲んでも酒は美味いっ!」
特にフレイヤは、依頼をこなした日はいつも酒を飲み始めるのだ。しかも今日に限って、ジョッキではなく、瓶に口をつけてぐびぐびと胃に流し込んでいる。
「フレイヤはいつもみたいに飲み始めたし……とにかく、いくらカムナでも、ここまで遅いのは何かあったはずだよ。ローズマリー本部長、近くを探してきてもいいですか?」
いずれにせよ、クリスはこのままカムナの帰りを待つ気はなかった。
彼が立ち上がってローズマリーにそう言うと、彼女は笑顔で頷いた。
「そういうことなら、ギルドのスタッフを寄越すわねぇ」
「ありがとうございます。リゼット、君はここでフレイヤの面倒を――」
そうしてクリスが集会所の外に出ようとした、その時だった。
「――た、大変です、クリスさん! 大変ですよ!」
ギルドの受付嬢が扉を開けて、集会所に飛び込んできた。
普段はあまり大きな声を出さない彼女にしては、相当な大声でクリスの名前を呼んだ。しかも、顔は汗びっしょりで、随分とひっ迫しているような顔をしているのだ。
だから、クリスがカムナを探すよりも、彼女に声をかけるのは当然だった。
「受付嬢さん、どうしたんですか?」
近寄ってきた彼に、受付嬢は息を切らしながら、握りしめていた紙を突き出した。
「これが集会所の投函箱に入っていたんです! クリスさん宛で名前が書いてあって、内容がですね、かなり危険なものでして……!」
あまりにおかしな様子を見て、クリスだけでなく、リゼットやローズマリー、他の探索者やギルドのスタッフも彼女とクリスを囲んだ。全員の視線が、掌の汗でややくしゃくしゃになってしまった紙に集中していた。
「……見せてください」
クリスが言うと、受付嬢は手紙を渡した。
彼はゆっくりと手紙を開き、周りの人に聞こえるくらいの声で読み上げた。
『クリスへ
あたし、ラッツと技術士協会の連中にさらわれたの。
馬車に乗せられて、ホープ・タウンから北東側の門を抜けて帝都に向かうつもりみたい。
とっても怖くて、心細いわ……。
お願いクリス王子様、囚われのカムナ姫を白馬に乗って助けに来て!
追伸
イチャイチャしたいから、なるべく一人だと嬉しいわ!
百歩譲ってフレイヤは良いけど、おマヌケ幽霊は来なくていいわよ!
あなたの最愛の武器 カムナオイノカミより』
クリスが手紙を読み終えると、集会所を静寂が包んだ。
フレイヤが酒をぐびぐびと飲み干す音以外、何も聞こえない沈黙を破ったのは、リゼットの呆れた調子の声だった。
「……これ、ツッコミ待ちってことでいいんですわよね?」
乾いた笑いを漏らすリゼットには、これが差し迫った緊急事態にも、仲間のピンチにも思えなかった。むしろ、カムナの悪ふざけ以外の何物でもないと思っていた。
自分の要望を通すほどの余裕がある文面に加え、わざわざ自分に来なくていいとまで言っているのだから、どう考えてもラッツ達が考えた計画ではない。
だから、リゼットにはカムナの真意が透けて見えていた。大方、彼女がドアに挟まっていた手紙で自分を釣った帝都技術士協会の面々をどうにかして、自分の想い通りに動かしているに違いない。
リゼットはあまりに間抜けな計画にため息をついたが、周囲は違った。
「あのカムナが攫われた?」
「しかも、ラッツ達が……!」
誰もがざわつき、カムナの危機を察し、その身を案じているのだ。
「いやいや、ざわつく理由なんてありませんわ。どう見てもカムナの自作自演――」
何を言っているのかと呆れるリゼットだったが、手紙を持っているクリスですら、事を重大に見ているようだった。
そして彼は立ち上がり、ローズマリーの方を見て言った。
「ローズマリー本部長、馬車を一台貸してください! 俺が助けに行きます!」
「クリス様!?」
真摯な瞳でカムナを助けに行くと決意したクリスに、リゼットはずっこけた。
いくら仲間を誰よりも愛する少年と言えど、こんな冗談みたいな手紙の内容を本気で信じるとは思っていなかったのだ(そこもまた、彼の良さであるとも知っていたが)。
おまけにクリスに声をかけられたローズマリーも、いたって真剣な表情だった。それこそ、リゼットが自身の方がおかしいのではないかと錯覚するほどに。
「いいわ、いくらでも貸してあげる。けど貴方、馬車の操縦なんてできたかしら?」
「それなら、あてはあります」
クリスは、夜闇の中を馬車で駆けられそうな人物に心当たりがあった。
「フレイヤ! 聖騎士の君なら、馬車の操縦ができるだろう?」
そう、聖騎士としてかつて剣を振るっていた――今は大鋸の代わりに酒瓶を振るってゲラゲラと笑っているフレイヤならば、とクリスは直感したのだ。
「むむ、どうしたクリス君!」
「カムナを攫った連中を追いかけたいんだ、俺達を乗せて連れて行ってくれ!」
真面目な目で頼み込んでくる彼を、フレイヤはほんの数秒だけ、きょとんとした表情で見つめた。そして、普段の真面目な彼女では見られないほど、歯を見せて笑った。
「――わはははは! 承知した、このフレイヤ・レヴィンズに任せんしゃーいっ!」
酒瓶を掲げて、フレイヤは真っ赤な顔で意気揚々と叫んだ。
そんな彼女を連れて、クリスは歩き出す。こうなれば、渋々だろうが何だろうが、『クリス・オーダー』に属するリゼットが同伴しない理由はなかった。
「……もう、クリス様がその気なら、手伝わないわけにはいきませんの!」
「ありがとう、リゼット。それじゃあローズマリーさん、行ってきます!」
「ええ、行ってらっしゃい。ラッツの野郎をぶちのめしてきなッ!」
小さく頷いたクリスは、修理ツール『焔』を掴み、集会所の外に出て行った。
頼れる仲間と共に、ギルドの人々の期待を背に受けて。
集会所は宴会ということもあって、様々な装飾が施されていた。普段依頼が貼られているボードには『朝まで寝るな!』と書かれた看板が貼り付けられ、カウンターには酒瓶がこれでもかと積まれている。
探索者達もたくさんのテーブルを囲み、思い思いに酒を飲み、言葉を交わしていた。ところが、あるテーブルだけが、酒の一滴にもありつけていなかった。
「……いくらなんでも、遅すぎるね」
そのテーブルとは、クリスとリゼットが座るテーブルだ。
飲むのなら、仲間と一緒がいい。クリスはローズマリーにこうお願いして、先に宴会を始めてもらったのだが、日が暮れても、月が昇っても、まだカムナは戻ってこない。
最初は気長に待っていた一同も、次第に違和感を覚え始めていた。
「そうねぇ、もうすっかり宴会騒ぎを始めてるのに、おかしいわねぇ。クリスちゃん、カムナちゃんはどこに行ったか、教えてくれなかったのぉ?」
「はい、なんだか事情があるみたいで……あの時、どこに行くか聞いておけば……」
「クリス様は考えすぎですわ。あのカムナのことですから、どうせひょっこり姿を見せますわよ。大方、どこかで決闘でも挑まれたか、悪戯にでも引っかかったのでしょう」
「それはそれで、心配なんだけど……」
リゼットがクリスを慰めるように、皆は来ないことを不思議がっていたが、彼はカムナの身に何かあったのではないかと思い、どうにも落ち着かないようだった。
もっとも、そんな心配をしているのはクリスだけである。
「わはははは! いやぁ、この酒は格別だなっ! や、いつ飲んでも酒は美味いっ!」
特にフレイヤは、依頼をこなした日はいつも酒を飲み始めるのだ。しかも今日に限って、ジョッキではなく、瓶に口をつけてぐびぐびと胃に流し込んでいる。
「フレイヤはいつもみたいに飲み始めたし……とにかく、いくらカムナでも、ここまで遅いのは何かあったはずだよ。ローズマリー本部長、近くを探してきてもいいですか?」
いずれにせよ、クリスはこのままカムナの帰りを待つ気はなかった。
彼が立ち上がってローズマリーにそう言うと、彼女は笑顔で頷いた。
「そういうことなら、ギルドのスタッフを寄越すわねぇ」
「ありがとうございます。リゼット、君はここでフレイヤの面倒を――」
そうしてクリスが集会所の外に出ようとした、その時だった。
「――た、大変です、クリスさん! 大変ですよ!」
ギルドの受付嬢が扉を開けて、集会所に飛び込んできた。
普段はあまり大きな声を出さない彼女にしては、相当な大声でクリスの名前を呼んだ。しかも、顔は汗びっしょりで、随分とひっ迫しているような顔をしているのだ。
だから、クリスがカムナを探すよりも、彼女に声をかけるのは当然だった。
「受付嬢さん、どうしたんですか?」
近寄ってきた彼に、受付嬢は息を切らしながら、握りしめていた紙を突き出した。
「これが集会所の投函箱に入っていたんです! クリスさん宛で名前が書いてあって、内容がですね、かなり危険なものでして……!」
あまりにおかしな様子を見て、クリスだけでなく、リゼットやローズマリー、他の探索者やギルドのスタッフも彼女とクリスを囲んだ。全員の視線が、掌の汗でややくしゃくしゃになってしまった紙に集中していた。
「……見せてください」
クリスが言うと、受付嬢は手紙を渡した。
彼はゆっくりと手紙を開き、周りの人に聞こえるくらいの声で読み上げた。
『クリスへ
あたし、ラッツと技術士協会の連中にさらわれたの。
馬車に乗せられて、ホープ・タウンから北東側の門を抜けて帝都に向かうつもりみたい。
とっても怖くて、心細いわ……。
お願いクリス王子様、囚われのカムナ姫を白馬に乗って助けに来て!
追伸
イチャイチャしたいから、なるべく一人だと嬉しいわ!
百歩譲ってフレイヤは良いけど、おマヌケ幽霊は来なくていいわよ!
あなたの最愛の武器 カムナオイノカミより』
クリスが手紙を読み終えると、集会所を静寂が包んだ。
フレイヤが酒をぐびぐびと飲み干す音以外、何も聞こえない沈黙を破ったのは、リゼットの呆れた調子の声だった。
「……これ、ツッコミ待ちってことでいいんですわよね?」
乾いた笑いを漏らすリゼットには、これが差し迫った緊急事態にも、仲間のピンチにも思えなかった。むしろ、カムナの悪ふざけ以外の何物でもないと思っていた。
自分の要望を通すほどの余裕がある文面に加え、わざわざ自分に来なくていいとまで言っているのだから、どう考えてもラッツ達が考えた計画ではない。
だから、リゼットにはカムナの真意が透けて見えていた。大方、彼女がドアに挟まっていた手紙で自分を釣った帝都技術士協会の面々をどうにかして、自分の想い通りに動かしているに違いない。
リゼットはあまりに間抜けな計画にため息をついたが、周囲は違った。
「あのカムナが攫われた?」
「しかも、ラッツ達が……!」
誰もがざわつき、カムナの危機を察し、その身を案じているのだ。
「いやいや、ざわつく理由なんてありませんわ。どう見てもカムナの自作自演――」
何を言っているのかと呆れるリゼットだったが、手紙を持っているクリスですら、事を重大に見ているようだった。
そして彼は立ち上がり、ローズマリーの方を見て言った。
「ローズマリー本部長、馬車を一台貸してください! 俺が助けに行きます!」
「クリス様!?」
真摯な瞳でカムナを助けに行くと決意したクリスに、リゼットはずっこけた。
いくら仲間を誰よりも愛する少年と言えど、こんな冗談みたいな手紙の内容を本気で信じるとは思っていなかったのだ(そこもまた、彼の良さであるとも知っていたが)。
おまけにクリスに声をかけられたローズマリーも、いたって真剣な表情だった。それこそ、リゼットが自身の方がおかしいのではないかと錯覚するほどに。
「いいわ、いくらでも貸してあげる。けど貴方、馬車の操縦なんてできたかしら?」
「それなら、あてはあります」
クリスは、夜闇の中を馬車で駆けられそうな人物に心当たりがあった。
「フレイヤ! 聖騎士の君なら、馬車の操縦ができるだろう?」
そう、聖騎士としてかつて剣を振るっていた――今は大鋸の代わりに酒瓶を振るってゲラゲラと笑っているフレイヤならば、とクリスは直感したのだ。
「むむ、どうしたクリス君!」
「カムナを攫った連中を追いかけたいんだ、俺達を乗せて連れて行ってくれ!」
真面目な目で頼み込んでくる彼を、フレイヤはほんの数秒だけ、きょとんとした表情で見つめた。そして、普段の真面目な彼女では見られないほど、歯を見せて笑った。
「――わはははは! 承知した、このフレイヤ・レヴィンズに任せんしゃーいっ!」
酒瓶を掲げて、フレイヤは真っ赤な顔で意気揚々と叫んだ。
そんな彼女を連れて、クリスは歩き出す。こうなれば、渋々だろうが何だろうが、『クリス・オーダー』に属するリゼットが同伴しない理由はなかった。
「……もう、クリス様がその気なら、手伝わないわけにはいきませんの!」
「ありがとう、リゼット。それじゃあローズマリーさん、行ってきます!」
「ええ、行ってらっしゃい。ラッツの野郎をぶちのめしてきなッ!」
小さく頷いたクリスは、修理ツール『焔』を掴み、集会所の外に出て行った。
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