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新本部長と帝都技術士協会
一枚の手紙
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クリスと帝都技術士協会の揉め事があった日の夕方、ホープ・タウンは不思議なほど静かだった。
正確に言えば、誰もが早々に店の戸を閉めてしまった。そして酒場やカフェ、食堂に街の住人同士で集まって、なるべく一人でいないようにしているのだ。
どうしてこうなっているのかというと、当然協会のスカウトを避ける為である。
クリスが聞いたところでは、この街に住まう人々は、皆何かしら協会に嫌なことをされてきた。
貴族の後ろ盾を持つ相手には、これまで怒鳴りつけはしても、追い出すことはできなかった。技術士の引き抜きや惨い末路も、指をくわえて眺めているだけだったとのことだ。
「帝都から彼らが来ただけで、こんなに街が寂しくなるんだね」
日帰りで往復できるほど近くのダンジョンで、魔獣討伐の依頼を終え、集会所から宿に続く大通りを歩くクリスとカムナ、リゼット。
一同を見ると、誰もがジェスチャーで「早く帰れ」と言ったり、直接「今日は休みな」と告げた。
「聞けば、あの愚か者達は、街で好き放題していたと聞きましたもの。無銭飲食や女性への猥褻は当たり前、反論すれば貴族が黙っていないと脅していたらしいですわ」
「そういえば、ローズマリーから伝言があったわ。今日の夜、集会所で宴会をするらしいわよ。あいつらに近づきたくない奴は誰でも来ていいって」
「そこまで嫌われてるなんてね……」
「ローズマリーが言ってたわ。一人になった時が、帝都技術士協会のねらい目だって。今まで神隠しみたいにいなくなった技術士も、だいたいトイレに行くとか、忘れ物を取りに行くとか行ったっきり、消えたんだって」
「じゃあ、彼らが技術士を攫ったって?」
「らしい、の話よ。でも、近頃帝都はやけに技術士を集めてるって、ローズマリーが文句を言ってたし……あながち、あり得ない話じゃないわよ」
「なら、俺達も宴会に参加しようか。ところで、フレイヤは?」
ここにいないフレイヤの所在をクリスが聞いたのは、彼だけがカムナ達と別行動をとっていたからだ。というのも、依頼の達成報告を彼女に任せたままだったのだ。
その後彼女の所在が知れなかったのだが、リゼットが顔を覗かせて彼の問いに答えた。
「ご安心くださいまし、フレイヤはローズマリー様のところで少し話をしていくと言っていましたわ。今頃集会所で、先にお酒を飲んでいると思いますの」
「大丈夫かなあ、フレイヤの酒癖はあまり良くないんだけど……」
依頼を達成するたびに、十杯、二十杯もビールを浴びるように飲んでいたフレイヤの姿を思い出すクリスが笑う頃には、三人は普段泊まっている宿の階段を上っていた。
「言っとくけど、今度からもう、絶対にお酒は飲ませないわよ。あの図体を酒場から宿まで一度運んだことがあるけど、大変だったんだから……あら?」
自室の前に着き、頬を膨らますカムナがドアに手をかけようとした、その時だった。
彼女は不意に、伸ばした手を止めた。それから、ドアの隙間をじっと見つめた。
「どうしたんだい、カムナ?」
「ドアに何か挟まってる……何かしら、これ」
隙間に手を伸ばしたカムナが掴んだのは、一枚の紙。インクがにじんでいる様子から、折り畳まれた内側に何かが記されているようだ。
「手紙、ですわね? カムナ、心当たりがありまして?」
「ないわよ。どこのどいつかしら、あたしに言いたいことがあるなら直接……」
呆れた調子で、彼女は口を尖らせながら手紙を開き、文面に軽く目を通した。
「――ッ!?」
途端に、カムナが目を見開いて跳び上がった。
あまりにいきなり動いたものだから、廊下の窓にぶつかりそうになったが、カムナはまるで気にも留めなかった。それから目を見開き、食い入るように手紙を凝視した。
ちょうどクリスにも、リゼットにも見えないように手紙を開いていたので、二人は首を傾げた。ただ、表情の変化だけでなく、カムナの頬が急に赤くなったのは分かった。
「か、カムナ!?」
「いきなりなんですの! その手紙に何か、とんでもないことが書いてまして!?」
「……な、なんでもないわよ。ないない、なーんにも書いてなかったわ」
二人がカムナに問いかけたが、彼女は手紙を握り締めると、明後日の方向を見つめてとぼけた顔をした。こんな態度を取っている時点で、何もないはずがないのだが。
「嘘おっしゃい! 貴女が目を泳がせてる時は、隠し事をしてる時ですわ!」
「ちょ……あんた、いつの間に変なところを観察してたのよっ!」
「カムナ、俺にも話せないようなことが書いてあったのかな?」
「うっ、そ、それは……確かに、クリスには特に言えないけど……」
特にクリスには言えないこと、と告げられて、彼が気にしないはずがない。
「俺には言えないって……まさか、脅迫文なのか!?」
「ち、違うわ! そういうのじゃないんだけど、説明できない事情があるの!」
もしかすると、誰かに脅されているのではないかとクリスは思ったが、カムナは絶対に違うと言わんばかりに、またも大げさなほど首を横に振った。
その様子で何もないと言われて、とても信じるわけにもいかないだろう。だが、カムナはクリス達が言及しようとするより先に、踵を返して廊下を駆けだした。
「とにかく、クリスとバカ幽霊は先に集会所に行ってて! あたしも用事を済ませたらすぐに行くから、そんじゃ、あとでねーっ!」
そして、たちまち階段を下りて、二人の視界から消えてしまった。
どたばたと宿の一回が騒ぐ音を聞きながら、残された二人は顔を見合わせた。
「……大丈夫かな? カムナ、様子がおかしかったけど……」
「カムナのことですから大丈夫でしょう。トラブルでもあの乱暴者なら、力任せにどうにかしますわ。というか、またバカ幽霊って呼びましたわね、あいつ!」
「まあ、確かにカムナなら、ちょっとしたトラブルくらいなら解決できそうだね」
歯を見せて怒るリゼットの隣で、クリスは自分を納得させるように頷いた。
「それよりクリス様、勝負でお疲れになったでしょう? 夜の宴会までは時間がありますし、少し横になられた方がいいと思いますわ」
リゼットの言う通り、今日はいろんなことがあった。ダンジョン探索ほど疲れたわけではないが、厄介な相手と話したり、勝負をけしかけられたりというのは、時に魔獣と戦うよりもずっと疲れるものだ。
「そうだね、そうしようか。なら、カムナは……」
「何かありましたら、わたくしが起こしますわ。安心してお休みくださいまし」
「……ありがとう、リゼット」
「クリス様のお願いとあらば、お安い御用ですわ」
ぽん、と音を立ててナイフの中に戻ったリゼットを傍に寄せ、ベッドに横になったクリスは、カムナのことを想いながら静かに目を閉じた。
何か嫌な予感がずっと胸に渦巻いていたが、次第に彼はまどろみ、意識を手放した。
――その嫌な予感は、見事に的中してしまうとも知らずに。
正確に言えば、誰もが早々に店の戸を閉めてしまった。そして酒場やカフェ、食堂に街の住人同士で集まって、なるべく一人でいないようにしているのだ。
どうしてこうなっているのかというと、当然協会のスカウトを避ける為である。
クリスが聞いたところでは、この街に住まう人々は、皆何かしら協会に嫌なことをされてきた。
貴族の後ろ盾を持つ相手には、これまで怒鳴りつけはしても、追い出すことはできなかった。技術士の引き抜きや惨い末路も、指をくわえて眺めているだけだったとのことだ。
「帝都から彼らが来ただけで、こんなに街が寂しくなるんだね」
日帰りで往復できるほど近くのダンジョンで、魔獣討伐の依頼を終え、集会所から宿に続く大通りを歩くクリスとカムナ、リゼット。
一同を見ると、誰もがジェスチャーで「早く帰れ」と言ったり、直接「今日は休みな」と告げた。
「聞けば、あの愚か者達は、街で好き放題していたと聞きましたもの。無銭飲食や女性への猥褻は当たり前、反論すれば貴族が黙っていないと脅していたらしいですわ」
「そういえば、ローズマリーから伝言があったわ。今日の夜、集会所で宴会をするらしいわよ。あいつらに近づきたくない奴は誰でも来ていいって」
「そこまで嫌われてるなんてね……」
「ローズマリーが言ってたわ。一人になった時が、帝都技術士協会のねらい目だって。今まで神隠しみたいにいなくなった技術士も、だいたいトイレに行くとか、忘れ物を取りに行くとか行ったっきり、消えたんだって」
「じゃあ、彼らが技術士を攫ったって?」
「らしい、の話よ。でも、近頃帝都はやけに技術士を集めてるって、ローズマリーが文句を言ってたし……あながち、あり得ない話じゃないわよ」
「なら、俺達も宴会に参加しようか。ところで、フレイヤは?」
ここにいないフレイヤの所在をクリスが聞いたのは、彼だけがカムナ達と別行動をとっていたからだ。というのも、依頼の達成報告を彼女に任せたままだったのだ。
その後彼女の所在が知れなかったのだが、リゼットが顔を覗かせて彼の問いに答えた。
「ご安心くださいまし、フレイヤはローズマリー様のところで少し話をしていくと言っていましたわ。今頃集会所で、先にお酒を飲んでいると思いますの」
「大丈夫かなあ、フレイヤの酒癖はあまり良くないんだけど……」
依頼を達成するたびに、十杯、二十杯もビールを浴びるように飲んでいたフレイヤの姿を思い出すクリスが笑う頃には、三人は普段泊まっている宿の階段を上っていた。
「言っとくけど、今度からもう、絶対にお酒は飲ませないわよ。あの図体を酒場から宿まで一度運んだことがあるけど、大変だったんだから……あら?」
自室の前に着き、頬を膨らますカムナがドアに手をかけようとした、その時だった。
彼女は不意に、伸ばした手を止めた。それから、ドアの隙間をじっと見つめた。
「どうしたんだい、カムナ?」
「ドアに何か挟まってる……何かしら、これ」
隙間に手を伸ばしたカムナが掴んだのは、一枚の紙。インクがにじんでいる様子から、折り畳まれた内側に何かが記されているようだ。
「手紙、ですわね? カムナ、心当たりがありまして?」
「ないわよ。どこのどいつかしら、あたしに言いたいことがあるなら直接……」
呆れた調子で、彼女は口を尖らせながら手紙を開き、文面に軽く目を通した。
「――ッ!?」
途端に、カムナが目を見開いて跳び上がった。
あまりにいきなり動いたものだから、廊下の窓にぶつかりそうになったが、カムナはまるで気にも留めなかった。それから目を見開き、食い入るように手紙を凝視した。
ちょうどクリスにも、リゼットにも見えないように手紙を開いていたので、二人は首を傾げた。ただ、表情の変化だけでなく、カムナの頬が急に赤くなったのは分かった。
「か、カムナ!?」
「いきなりなんですの! その手紙に何か、とんでもないことが書いてまして!?」
「……な、なんでもないわよ。ないない、なーんにも書いてなかったわ」
二人がカムナに問いかけたが、彼女は手紙を握り締めると、明後日の方向を見つめてとぼけた顔をした。こんな態度を取っている時点で、何もないはずがないのだが。
「嘘おっしゃい! 貴女が目を泳がせてる時は、隠し事をしてる時ですわ!」
「ちょ……あんた、いつの間に変なところを観察してたのよっ!」
「カムナ、俺にも話せないようなことが書いてあったのかな?」
「うっ、そ、それは……確かに、クリスには特に言えないけど……」
特にクリスには言えないこと、と告げられて、彼が気にしないはずがない。
「俺には言えないって……まさか、脅迫文なのか!?」
「ち、違うわ! そういうのじゃないんだけど、説明できない事情があるの!」
もしかすると、誰かに脅されているのではないかとクリスは思ったが、カムナは絶対に違うと言わんばかりに、またも大げさなほど首を横に振った。
その様子で何もないと言われて、とても信じるわけにもいかないだろう。だが、カムナはクリス達が言及しようとするより先に、踵を返して廊下を駆けだした。
「とにかく、クリスとバカ幽霊は先に集会所に行ってて! あたしも用事を済ませたらすぐに行くから、そんじゃ、あとでねーっ!」
そして、たちまち階段を下りて、二人の視界から消えてしまった。
どたばたと宿の一回が騒ぐ音を聞きながら、残された二人は顔を見合わせた。
「……大丈夫かな? カムナ、様子がおかしかったけど……」
「カムナのことですから大丈夫でしょう。トラブルでもあの乱暴者なら、力任せにどうにかしますわ。というか、またバカ幽霊って呼びましたわね、あいつ!」
「まあ、確かにカムナなら、ちょっとしたトラブルくらいなら解決できそうだね」
歯を見せて怒るリゼットの隣で、クリスは自分を納得させるように頷いた。
「それよりクリス様、勝負でお疲れになったでしょう? 夜の宴会までは時間がありますし、少し横になられた方がいいと思いますわ」
リゼットの言う通り、今日はいろんなことがあった。ダンジョン探索ほど疲れたわけではないが、厄介な相手と話したり、勝負をけしかけられたりというのは、時に魔獣と戦うよりもずっと疲れるものだ。
「そうだね、そうしようか。なら、カムナは……」
「何かありましたら、わたくしが起こしますわ。安心してお休みくださいまし」
「……ありがとう、リゼット」
「クリス様のお願いとあらば、お安い御用ですわ」
ぽん、と音を立ててナイフの中に戻ったリゼットを傍に寄せ、ベッドに横になったクリスは、カムナのことを想いながら静かに目を閉じた。
何か嫌な予感がずっと胸に渦巻いていたが、次第に彼はまどろみ、意識を手放した。
――その嫌な予感は、見事に的中してしまうとも知らずに。
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