26 / 68
第3章
3-4 再び勇者と聖女に返り咲いた
しおりを挟む
「ハヤトさん、ロボットライフルを構えて洞窟の中を暗視スコープで覗いて見て下さい」
「うわぁ~、サラマンダーだ」
「ハヤトさん、怖がらずに落ち着いて下さい」
「リラックス」
ハヤトは逃げ出しそうになったが、シローに肩を押さえうけられた。サクラもスミレさんに抱きついていたが暫くるするとサラマンダーの恐怖が無くなって二人は落ち着いてきた。
「シローさん、今のは魔法なのか?」
「気分を落ち着かせる『リラックス』です」
「ハヤトさん、よく聞いて下さい。魔導ライフルの弾は命中補正がかかっているのでサラマンダーに絶対に当たりますから、狙いを付けてゆっくりと引き金を引いて下さい」
バシューン、バシューン、ハヤトが放ったライフルの弾はサラマンダーに当たってハヤトに仕留められた。
「ハヤトさん、良かったですね 収納にしまいましょう」
「シローさん、ありがとう」
「サクラ、あんなに苦労したサラマンダーを2発で倒せるなんて、俺たちの苦労は何だったんだ」
「そうね、シローさんとスミレさん、それに武器のおかげよ」
ハヤトとサクラさんは、元の勇者ハヤトと聖女サクラに戻ってたくましく見えたのだった。
「ハヤトさん、安心するのはまだ早いですよ、洞窟内では絶えず赤い点を見て確認をして下さい」
「サクラ、赤い点はまだ映っているか?」
「ハヤト、大丈夫よ」
「洞窟の奥まで進みましょう」
「うおぉ~、サクラ、洞窟全体が虹色に光り輝いているよ」
「ハヤト、本当に素敵ね」
「シローさん、これ全部が魔鉱石なのですか?」
「ええ、そうですよ」
ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、
「サクラ、レベルが上っていないか?」
「ハヤトさん、『ステータスオープン』よ」
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】ハヤト・ミサキ
【種族】人族 転生者
【年齢】22
【称号】勇者
【スキル】
ポセイドン神の加護、アンピトリテ神の加護
創造・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、AIクリスタル脳、思念伝達、魔法付与
【LV】50
【MP】50000
【名前】サクラ・ミサキ
【種族】人族 転生者
【年齢】22
【称号】聖女
【スキル】
ポセイドン神の加護、アンピトリテ神の加護
創薬・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、AIクリスタル脳、思念伝達、魔法付与
【LV】50
【MP】50000
◇ ◇ ◇ ◇
「ハヤト、レベルが一気に50に上がったよ、それと『創薬・具現化』が付いたの、ハヤトも『創造・具現化』が付いているわね」
「本当だ、強い魔物を倒すと一気にレベルが上がるんだな」
「シローさん、『AIクリスタル脳』って何ですか?」
「はい、神様が勇者と聖女の脳をウイルスに侵されないように作り替えたのです。思考加速と並列処理ができますので今までよりも早く解答が見つかりますよ」
「ふ~ん、実感がわかないけどそうなんだな」
「サクラ、俺たちが今までダンジョンに潜って苦労してレベル上げをしていたのは何だっただろうね」
「ハヤト、最高だわ~」
「信心深き者たちよ」
「此度のサラマンダー討伐は大義であった。スキルは我らからの褒美じゃ。汝らは次の討伐に備え、洞窟の魔石を全て回収していくのじゃ 魔石は今後の武器製造に使うので賢者からの指示で作れば良いのじゃ」
「神様、ありがとうございました」
「シローさん、スミレさん、ありがとうございます」
「ハヤトさん、『魔石回収』で収納に回収出来ますよ」
「魔石回収」
ハヤトは魔鉱石を全て収納にしまった。
「ハヤトさん、洞窟の外に戻りましょう」
「ハヤトさん、今から作って欲しいのは転移門です」
賢者は、アニメの青狸が使っている木製のドアを画面に表示した
「なぁ賢者、これって、アニメの青狸が使っている何処にでも行けるドアの事か?」
「はい、そうです」
「具現化とは、作りたいものを頭に思い浮かべて、強く願うことで出来るのです」
「おお、出来たじゃん」
4人の前に木製のドアが現れた。ハヤトのキャンピングカーは収納にしまって、4人は、ドアをくぐってハヤトの家に一瞬で帰ったのだった。
「ハヤトさん、先に冒険者ギルドに行きませんか?」
「そうですね、サラマンダーをどうやって説明するか今から筋書きを決めておきましょう」
「私とスミレがハヤトさんとサクラさんに転移魔法と浮遊魔法、極大魔法を指導した事にしましょう」
「そして、ハヤトさんとサクラさんが転移魔法の練習中に偶然にニギハヤ山に来てしまい、サラマンダーに遭遇したので二人で極大サンダーボルトで仕留めた……という筋書きはどうですか?」
「ハヤト、この筋書きならギルマスも信じるはずよ」
「サクラ、レベルはどうするのだ?」
「簡単よ、スキルは全て隠蔽して勇者と聖女の力が目覚めた事をアピールするのよ」
ハヤト、サクラ夫妻はシロー、スミレたちと一緒に冒険者ギルドに報告に行った。冒険者ギルドの倉庫でサラマンダーを出して大騒ぎになったのだった。
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】ハヤト・ミサキ
【種族】人族 転生者
【年齢】22
【称号】勇者
【スキル】
****
【LV】50
【MP】*****
【名前】サクラ・ミサキ
【種族】人族 転生者
【年齢】22
【称号】聖女
【スキル】
****
【LV】50
【MP】*****
◇ ◇ ◇ ◇
「お前たち、二人だけでこのサラマンダーを倒して来たのか?」
「はい、間違いありません」
「そこの、シロースミレ夫妻に転移魔法と浮遊魔法を習ったのだな」
「はい、間違いありません」
嘘発見の魔導具は青色のままだった。
「シロさん、スミレさん、お二人のレベルを測らせてくれ」
「ええ、いいですよ」ギルド職員にAランク冒険者カードを渡した。
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】シロー・アマダ
【種族】人族
【年齢】22
【称号】錬金術師
【スキル】
****
【LV】99
【MP】*****
【名前】スミレ・アマダ
【種族】人族
【年齢】22
【称号】魔女
【スキル】
****
【LV】99
【MP】*****
◇ ◇ ◇ ◇
「ギルマス、王都のギルド本部に問い合わせしましたが、シローさんとスミレさんのお二人は、王都でCランク冒険者として登録後、先日テイーチ市でAランク冒険者として正式登録されています」
「では、ハヤトとサクラの勇者と聖女は本物なんだな?」
「はい、間違いありません」
「では、Aランク冒険者の誕生だな」
「そうですね、ハヤトさんとサクラさんのAランクカードを用意してきます」
「「「「「「「「「「ウォオ~~~~」」」」」」」」」」
「今夜は宴じゃぁ~~~~」
「野郎ども、俺たちもAランク冒険者の勇者ハヤト、聖女サクラに続こうぜ」
「「「「「「「「「「ウォオ~~~~」」」」」」」」」」
気の早い冒険者たちは宴会の準備を始めた。
「シローさん、スミレさん、本当にありがとうございました」
「今から、俺たちの祝賀会をギルド主催で開いてくれるそうですが、一緒に参加しませんか」
「ハヤトさん、ありがとう、スミレと一緒に少しだけ参加させてもらうよ」
「シローさん、ハカトン市の男はコレっす」
「あっ、焼酎ですね」
「最近、ハカトン市で作られるようになったのです」
「サクラさん、私はスパークリングワインをいただくわ、お酒が余り強くないので」
4人で楽しく飲んで食べたのだった。
「ハヤトさん、サクラさん、今夜はご馳走様でした。少し飲みすぎたようなので俺たちは先にお暇します」
「シローさん、スミレさん、今夜は何処で泊まるのですか」
「ハヤトさん、サクラさん、今夜はニギハヤ山でキャンプをしますね」
「明日は、お昼頃に冒険者ギルドに顔を出しますのでその後で決めましょう」
「シローさん、スミレさん、今日は本当にありがとうございました」
冒険者ギルドの裏庭でシローは転移門を出してニギハヤ山まで瞬間移動した。
シローとスミレさんは、焼酎をストレートで飲んだので酒に酔ってしまい、キャンピングカー爆睡してしまった。
(キュアポイズン、パーフェクトヒール)
(バイタル正常に回復)
二人はミカエルのキュアポイズンとパーフェクトヒールで完全に酔いは醒めていた。ハヤトとサクラ、多くの冒険者たちは夜通し飲んで騒いでいたので二日酔いで冒険者ギルドの食堂で雑魚寝をしていた。
その頃、ハヤトのタブレットは収納の次元空間の中でキャンピングカーの改造を行っていた。大まかな改造は終わったのでキャンピングカーの動力の魔石板の精製はハヤトとサクラの膨大な魔力が必要だった。神界のメガラシステムからバージョンアップの許可が出たので大天使アリエルに更新中だった。
(話終わり)
「うわぁ~、サラマンダーだ」
「ハヤトさん、怖がらずに落ち着いて下さい」
「リラックス」
ハヤトは逃げ出しそうになったが、シローに肩を押さえうけられた。サクラもスミレさんに抱きついていたが暫くるするとサラマンダーの恐怖が無くなって二人は落ち着いてきた。
「シローさん、今のは魔法なのか?」
「気分を落ち着かせる『リラックス』です」
「ハヤトさん、よく聞いて下さい。魔導ライフルの弾は命中補正がかかっているのでサラマンダーに絶対に当たりますから、狙いを付けてゆっくりと引き金を引いて下さい」
バシューン、バシューン、ハヤトが放ったライフルの弾はサラマンダーに当たってハヤトに仕留められた。
「ハヤトさん、良かったですね 収納にしまいましょう」
「シローさん、ありがとう」
「サクラ、あんなに苦労したサラマンダーを2発で倒せるなんて、俺たちの苦労は何だったんだ」
「そうね、シローさんとスミレさん、それに武器のおかげよ」
ハヤトとサクラさんは、元の勇者ハヤトと聖女サクラに戻ってたくましく見えたのだった。
「ハヤトさん、安心するのはまだ早いですよ、洞窟内では絶えず赤い点を見て確認をして下さい」
「サクラ、赤い点はまだ映っているか?」
「ハヤト、大丈夫よ」
「洞窟の奥まで進みましょう」
「うおぉ~、サクラ、洞窟全体が虹色に光り輝いているよ」
「ハヤト、本当に素敵ね」
「シローさん、これ全部が魔鉱石なのですか?」
「ええ、そうですよ」
ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、
「サクラ、レベルが上っていないか?」
「ハヤトさん、『ステータスオープン』よ」
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】ハヤト・ミサキ
【種族】人族 転生者
【年齢】22
【称号】勇者
【スキル】
ポセイドン神の加護、アンピトリテ神の加護
創造・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、AIクリスタル脳、思念伝達、魔法付与
【LV】50
【MP】50000
【名前】サクラ・ミサキ
【種族】人族 転生者
【年齢】22
【称号】聖女
【スキル】
ポセイドン神の加護、アンピトリテ神の加護
創薬・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、AIクリスタル脳、思念伝達、魔法付与
【LV】50
【MP】50000
◇ ◇ ◇ ◇
「ハヤト、レベルが一気に50に上がったよ、それと『創薬・具現化』が付いたの、ハヤトも『創造・具現化』が付いているわね」
「本当だ、強い魔物を倒すと一気にレベルが上がるんだな」
「シローさん、『AIクリスタル脳』って何ですか?」
「はい、神様が勇者と聖女の脳をウイルスに侵されないように作り替えたのです。思考加速と並列処理ができますので今までよりも早く解答が見つかりますよ」
「ふ~ん、実感がわかないけどそうなんだな」
「サクラ、俺たちが今までダンジョンに潜って苦労してレベル上げをしていたのは何だっただろうね」
「ハヤト、最高だわ~」
「信心深き者たちよ」
「此度のサラマンダー討伐は大義であった。スキルは我らからの褒美じゃ。汝らは次の討伐に備え、洞窟の魔石を全て回収していくのじゃ 魔石は今後の武器製造に使うので賢者からの指示で作れば良いのじゃ」
「神様、ありがとうございました」
「シローさん、スミレさん、ありがとうございます」
「ハヤトさん、『魔石回収』で収納に回収出来ますよ」
「魔石回収」
ハヤトは魔鉱石を全て収納にしまった。
「ハヤトさん、洞窟の外に戻りましょう」
「ハヤトさん、今から作って欲しいのは転移門です」
賢者は、アニメの青狸が使っている木製のドアを画面に表示した
「なぁ賢者、これって、アニメの青狸が使っている何処にでも行けるドアの事か?」
「はい、そうです」
「具現化とは、作りたいものを頭に思い浮かべて、強く願うことで出来るのです」
「おお、出来たじゃん」
4人の前に木製のドアが現れた。ハヤトのキャンピングカーは収納にしまって、4人は、ドアをくぐってハヤトの家に一瞬で帰ったのだった。
「ハヤトさん、先に冒険者ギルドに行きませんか?」
「そうですね、サラマンダーをどうやって説明するか今から筋書きを決めておきましょう」
「私とスミレがハヤトさんとサクラさんに転移魔法と浮遊魔法、極大魔法を指導した事にしましょう」
「そして、ハヤトさんとサクラさんが転移魔法の練習中に偶然にニギハヤ山に来てしまい、サラマンダーに遭遇したので二人で極大サンダーボルトで仕留めた……という筋書きはどうですか?」
「ハヤト、この筋書きならギルマスも信じるはずよ」
「サクラ、レベルはどうするのだ?」
「簡単よ、スキルは全て隠蔽して勇者と聖女の力が目覚めた事をアピールするのよ」
ハヤト、サクラ夫妻はシロー、スミレたちと一緒に冒険者ギルドに報告に行った。冒険者ギルドの倉庫でサラマンダーを出して大騒ぎになったのだった。
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】ハヤト・ミサキ
【種族】人族 転生者
【年齢】22
【称号】勇者
【スキル】
****
【LV】50
【MP】*****
【名前】サクラ・ミサキ
【種族】人族 転生者
【年齢】22
【称号】聖女
【スキル】
****
【LV】50
【MP】*****
◇ ◇ ◇ ◇
「お前たち、二人だけでこのサラマンダーを倒して来たのか?」
「はい、間違いありません」
「そこの、シロースミレ夫妻に転移魔法と浮遊魔法を習ったのだな」
「はい、間違いありません」
嘘発見の魔導具は青色のままだった。
「シロさん、スミレさん、お二人のレベルを測らせてくれ」
「ええ、いいですよ」ギルド職員にAランク冒険者カードを渡した。
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】シロー・アマダ
【種族】人族
【年齢】22
【称号】錬金術師
【スキル】
****
【LV】99
【MP】*****
【名前】スミレ・アマダ
【種族】人族
【年齢】22
【称号】魔女
【スキル】
****
【LV】99
【MP】*****
◇ ◇ ◇ ◇
「ギルマス、王都のギルド本部に問い合わせしましたが、シローさんとスミレさんのお二人は、王都でCランク冒険者として登録後、先日テイーチ市でAランク冒険者として正式登録されています」
「では、ハヤトとサクラの勇者と聖女は本物なんだな?」
「はい、間違いありません」
「では、Aランク冒険者の誕生だな」
「そうですね、ハヤトさんとサクラさんのAランクカードを用意してきます」
「「「「「「「「「「ウォオ~~~~」」」」」」」」」」
「今夜は宴じゃぁ~~~~」
「野郎ども、俺たちもAランク冒険者の勇者ハヤト、聖女サクラに続こうぜ」
「「「「「「「「「「ウォオ~~~~」」」」」」」」」」
気の早い冒険者たちは宴会の準備を始めた。
「シローさん、スミレさん、本当にありがとうございました」
「今から、俺たちの祝賀会をギルド主催で開いてくれるそうですが、一緒に参加しませんか」
「ハヤトさん、ありがとう、スミレと一緒に少しだけ参加させてもらうよ」
「シローさん、ハカトン市の男はコレっす」
「あっ、焼酎ですね」
「最近、ハカトン市で作られるようになったのです」
「サクラさん、私はスパークリングワインをいただくわ、お酒が余り強くないので」
4人で楽しく飲んで食べたのだった。
「ハヤトさん、サクラさん、今夜はご馳走様でした。少し飲みすぎたようなので俺たちは先にお暇します」
「シローさん、スミレさん、今夜は何処で泊まるのですか」
「ハヤトさん、サクラさん、今夜はニギハヤ山でキャンプをしますね」
「明日は、お昼頃に冒険者ギルドに顔を出しますのでその後で決めましょう」
「シローさん、スミレさん、今日は本当にありがとうございました」
冒険者ギルドの裏庭でシローは転移門を出してニギハヤ山まで瞬間移動した。
シローとスミレさんは、焼酎をストレートで飲んだので酒に酔ってしまい、キャンピングカー爆睡してしまった。
(キュアポイズン、パーフェクトヒール)
(バイタル正常に回復)
二人はミカエルのキュアポイズンとパーフェクトヒールで完全に酔いは醒めていた。ハヤトとサクラ、多くの冒険者たちは夜通し飲んで騒いでいたので二日酔いで冒険者ギルドの食堂で雑魚寝をしていた。
その頃、ハヤトのタブレットは収納の次元空間の中でキャンピングカーの改造を行っていた。大まかな改造は終わったのでキャンピングカーの動力の魔石板の精製はハヤトとサクラの膨大な魔力が必要だった。神界のメガラシステムからバージョンアップの許可が出たので大天使アリエルに更新中だった。
(話終わり)
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説



もう死んでしまった私へ
ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。
幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか?
今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!!
ゆるゆる設定です。

冤罪をかけられた上に婚約破棄されたので、こんな国出て行ってやります
真理亜
恋愛
「そうですか。では出て行きます」
婚約者である王太子のイーサンから謝罪を要求され、従わないなら国外追放だと脅された公爵令嬢のアイリスは、平然とこう言い放った。
そもそもが冤罪を着せられた上、婚約破棄までされた相手に敬意を表す必要など無いし、そんな王太子が治める国に未練などなかったからだ。
脅しが空振りに終わったイーサンは狼狽えるが、最早後の祭りだった。なんと娘可愛さに公爵自身もまた爵位を返上して国を出ると言い出したのだ。
王国のTOPに位置する公爵家が無くなるなどあってはならないことだ。イーサンは慌てて引き止めるがもう遅かった。

夫の書斎から渡されなかった恋文を見つけた話
束原ミヤコ
恋愛
フリージアはある日、夫であるエルバ公爵クライヴの書斎の机から、渡されなかった恋文を見つけた。
クライヴには想い人がいるという噂があった。
それは、隣国に嫁いだ姫サフィアである。
晩餐会で親し気に話す二人の様子を見たフリージアは、妻でいることが耐えられなくなり離縁してもらうことを決めるが――。

魅了が解けた貴男から私へ
砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。
彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。
そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。
しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。
男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。
元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。
しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。
三話完結です。

調子に乗りすぎて処刑されてしまった悪役貴族のやり直し自制生活 〜ただし自制できるとは言っていない〜
EAT
ファンタジー
「どうしてこうなった?」
優れた血統、高貴な家柄、天賦の才能────生まれときから勝ち組の人生により調子に乗りまくっていた侯爵家嫡男クレイム・ブラッドレイは殺された。
傍から見ればそれは当然の報いであり、殺されて当然な悪逆非道の限りを彼は尽くしてきた。しかし、彼はなぜ自分が殺されなければならないのか理解できなかった。そして、死ぬ間際にてその答えにたどり着く。簡単な話だ………信頼し、友と思っていた人間に騙されていたのである。
そうして誰もにも助けてもらえずに彼は一生を終えた。意識が薄れゆく最中でクレイムは思う。「願うことならば今度の人生は平穏に過ごしたい」と「決して調子に乗らず、謙虚に慎ましく穏やかな自制生活を送ろう」と。
次に目が覚めればまた新しい人生が始まると思っていたクレイムであったが、目覚めてみればそれは10年前の少年時代であった。
最初はどういうことか理解が追いつかなかったが、また同じ未来を繰り返すのかと絶望さえしたが、同時にそれはクレイムにとって悪い話ではなかった。「同じ轍は踏まない。今度は全てを投げ出して平穏なスローライフを送るんだ!」と目標を定め、もう一度人生をやり直すことを決意する。
しかし、運命がそれを許さない。
一度目の人生では考えられないほどの苦難と試練が真人間へと更生したクレイムに次々と降りかかる。果たしてクレイムは本当にのんびり平穏なスローライフを遅れるのだろうか?
※他サイトにも掲載中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる