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第2章
2-11 ドーラー峠の巨大蜘蛛
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ヨーヘーとアッコが突然消えて……その日は慌ただしく過ぎていったが、シローとスミレは快適なログハウスを完成させていた。二人はヨーヘーとアッコが突然消えても別に悲しくも何ともなかった。シローとスミレも元はお爺ちゃんとお婆ちゃんだったが、彼らのような老人性のワガママを人前では出さなかった。
「スミレさん、ヨーヘーさんとアッコさんが消えたのは老人特有のワガママなのかな?」
「そう、『老人性うつ』を発症していたと思うわ」
「それじゃぁ、心の病気だったの?」
「それもあるけど、原因は別にあると思うわ」
スミレさんは看護師の経験からヨーヘーとアッコの病名を色々と推測していた。
「それより、シローさん、立派なログハウスが建ったね」
「そうでしょ、頑張ったよね」
「それに、寝室が2つだよ」
「そうだよ、防音効果が付いているから大きな声を上げても絶対に漏れないからね」
「もう、シローさんのエッチ」
スミレさんは何か勘違いしているようだがあえてシローは指摘しなかった。
「それよりも、このキッチンよ、今までのキッチンより広いし、食洗機が付いているのには驚いたわ」
「そうです、ミカエルが頑張ってくれました」
「それにお風呂も豪華になったし、トイレも最新式のシャワー付きだし、もう至れり尽くせりだわ」
「スミレさん、ご満足いただけたようでありがとうございます」
「シローさん、前に使っていたログハウスはどうなったの?」
「多分、解体されて今のログハウスの材料になったと思います」
翌朝……
ピピピ、ピピピ、ピピピ、ミカエルは朝6時の定刻にアラームでシローとスミレさんを起こしてきた。
「スミレさん、おはよう」
「シローさん、おはよう」
「シローさん、スミレさん、おはようございます。昨夜の内にシローさんとスミレさんの脳はAIクリスタル脳に移植されました」
「ヨーヘーさんとアッコさんの異常な性欲行動の原因は脳のウイルス感染が原因だったのです」
「ですから、ジェネオスとアギオスの脳はウイルスに感染しない神の脳に近いAIクリスタル脳が移植されたのです」
「ヨーヘーさんとアッコさんはワクチンを打ってなかったから感染したんだね」
「多分、そうだと思うわ」
「こちらがシローさんとスミレさんの現在のステータスです」
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】シロー・アマダ
【種族】人族
【年齢】22
【称号】大錬金術師《ジェネオス・神の御使い》
【スキル】
ゼウス神の加護、ヘーラー神の加護
創造・創薬・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、AIクリスタル脳、思念伝達、魔法付与、不老不死
【LV】416
【MP】416000
【名前】スミレ・アマダ
【種族】人族
【年齢】22
【称号】大魔女《アギオス・神の御使い》
【スキル】
ゼウス神の加護、ヘーラー神の加護
創造・創薬・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、AIクリスタル脳、思念伝達、魔法付与、不老不死
【LV】416
【MP】416000
◇ ◇ ◇ ◇
「スミレさん、そう言えば、キチロス山でアンデッドを倒してきたね」
「そうだったわね、ヨーヘーさんとアッコさんに振り回されていたからすっかり忘れていたわ」
「レベルが416に上ったのはその恩恵だね」
「そのようね」
「ミカエル、『神の御使い』って何なの?」
「はい、特に決まりは無いのですが、一般には使徒様と呼ばれています」
「スミレさん、ややこしい称号が一つ増えたね」
「そうね、シローさん、冒険者カードは隠蔽で隠すから大丈夫なのでしょ」
「うん、大丈夫だと思うよ」
「ミカエル、次の目的地が決まるまで、ここでのんびりするよ」
「ところで、キャンピングカーみたいにログハウスを飛ばす事は出来ないの?」
「可能です、但し、大きなログハウスを飛ばすにはゴーレムの核石と飛空石が大量に必要になります」
飛空石はガリア国とロキシア国周辺しか産出しない貴重な鉱石なので一般人は入手できません。イポニア国内ではキビピーチ市のドーラー峠で赤の魔女と青の魔導師が少量を採取しています」
「じゃあ、そのドーラー峠に飛空石を採りに行こうよ」
「そうですね……」
「スミレさん、キビピーチ市に今から飛ぼうか?」
「シローさんの悪い癖ね、キビピーチ市で美味しいものを食べましょう」
「そうだね」
シローはログハウスを収納にしまい、二人はキャンピングカーに乗り込んだ。ダブレットをくぼみにセットするとフライト前チェックが始まった。
「魔導ジェットエンジン異常なし」
「与圧システム異常なし」
「機内、電力供給システム異常なし」
「計器類オールグリーン」
「フライト前チェック、完了」
「ミカエル、毎回フライト前チェックは行うの?」
「そうです、安全のためですから」
「ミカエル、キビピーチ市のドーラー峠にお願いします」
「了解しました、フライトは1時間18分です」
「テイクオフ」
シローは青いボタンを押した。キャンピングカーは静かに上昇を続け、規定高度に達すると水平飛行に移行した。
「シローさん、大きな湖だよ」
「本当だね」
ポーン、「下に見えている湖はカプロス湖です」
ミカエルは機内アナウンスも慣れたらしい。
キャンピングカーは山岳地帯を抜けてアラゴト市の郊外を飛行していた。ヤマトシ、サイカワシの上空を飛んで海の上に出た。1時間18分後にキビピーチ市のドーラー峠に着陸をしたのだった。
「ミカエル、飛空石の探索をお願い」
「了解しました。飛空石は峠の頂上に露出しています」
「本当だな、スミレさん、魔物探索お願いね」
シローは飛空石を片っ端から集めだした。
「ミカエル、どれくらい必要だ」
「バケツ400杯です」
「はぁ??」
「スミレさん、手伝って」
「ええ、いいわよ」
二人は一生懸命飛空石を探したが、露出していた飛空石は全て採取してもバケツ3杯だった。
シローさん、お昼にしましょうよ、あまり根を詰めると疲れが残るわよ」
「そうだね」
スミレさんは鶏肉のソテーを焼いてくれた。ところが鶏肉の匂いが換気扇からキャンピングカーの外に漏れ出して、大蜘蛛10体に囲まれてしまったのだ。
シローさん、スミレさん、大蜘蛛たちに囲まれました。
「ファイア、アロー」
「アイス、バレット」
バシューン、バシュ、
「スミレさん、効いているね」
ええ」
「ファイア、アロー✕10」
「アイス、バレット✕10」
バシューン、バシュ、バシューン、バシュ、バシューン、バシュ、バシューン、バシュ、バシューン、バシュ、バシューン、バシュ、バシューン、バシュ、バシューン、バシュ、バシューン、バシュ、バシューン、バシュ、
「スミレさん、大蜘蛛は全部倒したよ」
「シローさん、大蜘蛛のお腹から石が出てきたよ」
「こいつら、飛空石を食べていたのか」
シローとスミレさんは蜘蛛のお腹を短剣で切り開いて飛空石を回収したのだった。蜘蛛の腹を捌くのは気持ち悪かったがシローはAIクリスタルの知識でリラックスをスミレさんにかけた。
「ミカエル、大蜘蛛の飛空石は大粒だな」
「そうですね、規定量のバケツ400杯は既にクリアしています」
「シローさん、お昼の続きね」
「そうだね」
スミレさんは、鶏肉のソテーを温め直して二人で美味しく食べた。帰りはキタロー市に寄り道して新鮮な梨を籠に5杯買った。それと、大きな蟹を1杯買ったのだった。
「スミレさん、帰ろうか?」
「ええ、そうしましょう」
シローは転移門を使って一瞬でメガロイメラ山のログハウスに戻ってきた。
「シローさん、半分は焼き蟹よ。残り半分は茹で蟹ね」
「スミレさん、これくらい大きいと食べごたえがあるね」
シローは両手で大きな円を作った。
「シローさん、この蟹、銀貨5枚だったよ」
「じゃぁ、一杯が5万円の蟹なの?」
「そうよ」
「そりゃ美味しいはずだね」
「そうよね」
スミレさんはキタロー市で一緒に買った梨ワインを飲んでいた。シローも一口もらったが、かなり甘いワインなので控えておいた。
こうしてメガロイメラ山の夜は静かに更けていった。
(話終わり)
「スミレさん、ヨーヘーさんとアッコさんが消えたのは老人特有のワガママなのかな?」
「そう、『老人性うつ』を発症していたと思うわ」
「それじゃぁ、心の病気だったの?」
「それもあるけど、原因は別にあると思うわ」
スミレさんは看護師の経験からヨーヘーとアッコの病名を色々と推測していた。
「それより、シローさん、立派なログハウスが建ったね」
「そうでしょ、頑張ったよね」
「それに、寝室が2つだよ」
「そうだよ、防音効果が付いているから大きな声を上げても絶対に漏れないからね」
「もう、シローさんのエッチ」
スミレさんは何か勘違いしているようだがあえてシローは指摘しなかった。
「それよりも、このキッチンよ、今までのキッチンより広いし、食洗機が付いているのには驚いたわ」
「そうです、ミカエルが頑張ってくれました」
「それにお風呂も豪華になったし、トイレも最新式のシャワー付きだし、もう至れり尽くせりだわ」
「スミレさん、ご満足いただけたようでありがとうございます」
「シローさん、前に使っていたログハウスはどうなったの?」
「多分、解体されて今のログハウスの材料になったと思います」
翌朝……
ピピピ、ピピピ、ピピピ、ミカエルは朝6時の定刻にアラームでシローとスミレさんを起こしてきた。
「スミレさん、おはよう」
「シローさん、おはよう」
「シローさん、スミレさん、おはようございます。昨夜の内にシローさんとスミレさんの脳はAIクリスタル脳に移植されました」
「ヨーヘーさんとアッコさんの異常な性欲行動の原因は脳のウイルス感染が原因だったのです」
「ですから、ジェネオスとアギオスの脳はウイルスに感染しない神の脳に近いAIクリスタル脳が移植されたのです」
「ヨーヘーさんとアッコさんはワクチンを打ってなかったから感染したんだね」
「多分、そうだと思うわ」
「こちらがシローさんとスミレさんの現在のステータスです」
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】シロー・アマダ
【種族】人族
【年齢】22
【称号】大錬金術師《ジェネオス・神の御使い》
【スキル】
ゼウス神の加護、ヘーラー神の加護
創造・創薬・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、AIクリスタル脳、思念伝達、魔法付与、不老不死
【LV】416
【MP】416000
【名前】スミレ・アマダ
【種族】人族
【年齢】22
【称号】大魔女《アギオス・神の御使い》
【スキル】
ゼウス神の加護、ヘーラー神の加護
創造・創薬・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、AIクリスタル脳、思念伝達、魔法付与、不老不死
【LV】416
【MP】416000
◇ ◇ ◇ ◇
「スミレさん、そう言えば、キチロス山でアンデッドを倒してきたね」
「そうだったわね、ヨーヘーさんとアッコさんに振り回されていたからすっかり忘れていたわ」
「レベルが416に上ったのはその恩恵だね」
「そのようね」
「ミカエル、『神の御使い』って何なの?」
「はい、特に決まりは無いのですが、一般には使徒様と呼ばれています」
「スミレさん、ややこしい称号が一つ増えたね」
「そうね、シローさん、冒険者カードは隠蔽で隠すから大丈夫なのでしょ」
「うん、大丈夫だと思うよ」
「ミカエル、次の目的地が決まるまで、ここでのんびりするよ」
「ところで、キャンピングカーみたいにログハウスを飛ばす事は出来ないの?」
「可能です、但し、大きなログハウスを飛ばすにはゴーレムの核石と飛空石が大量に必要になります」
飛空石はガリア国とロキシア国周辺しか産出しない貴重な鉱石なので一般人は入手できません。イポニア国内ではキビピーチ市のドーラー峠で赤の魔女と青の魔導師が少量を採取しています」
「じゃあ、そのドーラー峠に飛空石を採りに行こうよ」
「そうですね……」
「スミレさん、キビピーチ市に今から飛ぼうか?」
「シローさんの悪い癖ね、キビピーチ市で美味しいものを食べましょう」
「そうだね」
シローはログハウスを収納にしまい、二人はキャンピングカーに乗り込んだ。ダブレットをくぼみにセットするとフライト前チェックが始まった。
「魔導ジェットエンジン異常なし」
「与圧システム異常なし」
「機内、電力供給システム異常なし」
「計器類オールグリーン」
「フライト前チェック、完了」
「ミカエル、毎回フライト前チェックは行うの?」
「そうです、安全のためですから」
「ミカエル、キビピーチ市のドーラー峠にお願いします」
「了解しました、フライトは1時間18分です」
「テイクオフ」
シローは青いボタンを押した。キャンピングカーは静かに上昇を続け、規定高度に達すると水平飛行に移行した。
「シローさん、大きな湖だよ」
「本当だね」
ポーン、「下に見えている湖はカプロス湖です」
ミカエルは機内アナウンスも慣れたらしい。
キャンピングカーは山岳地帯を抜けてアラゴト市の郊外を飛行していた。ヤマトシ、サイカワシの上空を飛んで海の上に出た。1時間18分後にキビピーチ市のドーラー峠に着陸をしたのだった。
「ミカエル、飛空石の探索をお願い」
「了解しました。飛空石は峠の頂上に露出しています」
「本当だな、スミレさん、魔物探索お願いね」
シローは飛空石を片っ端から集めだした。
「ミカエル、どれくらい必要だ」
「バケツ400杯です」
「はぁ??」
「スミレさん、手伝って」
「ええ、いいわよ」
二人は一生懸命飛空石を探したが、露出していた飛空石は全て採取してもバケツ3杯だった。
シローさん、お昼にしましょうよ、あまり根を詰めると疲れが残るわよ」
「そうだね」
スミレさんは鶏肉のソテーを焼いてくれた。ところが鶏肉の匂いが換気扇からキャンピングカーの外に漏れ出して、大蜘蛛10体に囲まれてしまったのだ。
シローさん、スミレさん、大蜘蛛たちに囲まれました。
「ファイア、アロー」
「アイス、バレット」
バシューン、バシュ、
「スミレさん、効いているね」
ええ」
「ファイア、アロー✕10」
「アイス、バレット✕10」
バシューン、バシュ、バシューン、バシュ、バシューン、バシュ、バシューン、バシュ、バシューン、バシュ、バシューン、バシュ、バシューン、バシュ、バシューン、バシュ、バシューン、バシュ、バシューン、バシュ、
「スミレさん、大蜘蛛は全部倒したよ」
「シローさん、大蜘蛛のお腹から石が出てきたよ」
「こいつら、飛空石を食べていたのか」
シローとスミレさんは蜘蛛のお腹を短剣で切り開いて飛空石を回収したのだった。蜘蛛の腹を捌くのは気持ち悪かったがシローはAIクリスタルの知識でリラックスをスミレさんにかけた。
「ミカエル、大蜘蛛の飛空石は大粒だな」
「そうですね、規定量のバケツ400杯は既にクリアしています」
「シローさん、お昼の続きね」
「そうだね」
スミレさんは、鶏肉のソテーを温め直して二人で美味しく食べた。帰りはキタロー市に寄り道して新鮮な梨を籠に5杯買った。それと、大きな蟹を1杯買ったのだった。
「スミレさん、帰ろうか?」
「ええ、そうしましょう」
シローは転移門を使って一瞬でメガロイメラ山のログハウスに戻ってきた。
「シローさん、半分は焼き蟹よ。残り半分は茹で蟹ね」
「スミレさん、これくらい大きいと食べごたえがあるね」
シローは両手で大きな円を作った。
「シローさん、この蟹、銀貨5枚だったよ」
「じゃぁ、一杯が5万円の蟹なの?」
「そうよ」
「そりゃ美味しいはずだね」
「そうよね」
スミレさんはキタロー市で一緒に買った梨ワインを飲んでいた。シローも一口もらったが、かなり甘いワインなので控えておいた。
こうしてメガロイメラ山の夜は静かに更けていった。
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