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第6章
6-11 神界に招かれた1
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「ラファエル、ここが理想郷なんだね」
「そうですここがエラーダの人々の理想郷なのです」
ヒロシたち4人が着いた場所はオルメノスというエラーダ国の古い町だった。一見すると、何もない草原にぽつんと遺跡が残された本当に寂れた町だった。
「ミサエさん、何だか寂れた古い町だね」
「ヒロシさん、ここに来るのが目的だったのでしょ」
「うん、神様との約束だったから確かにそうだけど……」
ヒロシは返答に困ってしまった。こんな何も無い場所で旅が終わる訳が無いと思ったのだ。
「ダリナさん、全くお店が無いですね」
「サブロー、もう帰ろうよ」
「そうか、ここから天界に行けるんだ」
「ヒロシさん、ログハウスで天界に行くのですか?」
「サブロー、俺にはそんな高等な知恵はないよ」
「まぁ、そうですが……」
ヒロシは草原にログハウスを着陸させて大理石を材料に具現化でオリンポス神殿のミニチュアを作った。
「へぇ~、ヒロシさん器用に作りましたね」
「ミサエさん、ダリナ、サブロー、これが依り代になるはずだから天界につながるはずだ」
「ヒロシさん、依り代って難しい言葉を知っているのですね」
「サブロー、私たちのお父さんお母さんより長生きしているから当たり前よ」
「ダリナさん、今更ですがそうでしたね」
「プリアーポス様、ボナデア様、レート様、聞こえていますか?」
「おお、どうしたのじゃ」
「今からそちらにお伺いしたいのですが、どうしたらよいのですか?」
「しばし待たれよ、ゼウス様とヘーラー様に聞いてくるのじゃ」
「天界門を作ったのでログハウスと繋げたのじゃ」
「そこの大理石のドアを開けると、オリンポスの神殿前じゃ」
ヒロシは大理石の天界門を開けた。
「「「「うわぁ~~~」」」」
4人は思わず声をあげた。神殿の前は世界の美しい花々が咲き乱れ、小鳥のさえずりも聞こえた。
「ミサエさん、お寺さんでお坊さんが読んでいた阿弥陀経の世界かな」
「ヒロシさん、何でそこで仏教のお経なの?、ここは神様の世界なのよ」
ゴチン、ミサエさんのゲンコツがヒロシの頭を軽く殴った。
「ミサエさん、大きな池があって、小鳥のさえずりが聞こえて俺には極楽浄土の世界に見えるよ」
ゴチン、ゴチン、ミサエさんのゲンコツがヒロシの頭を軽く殴った。
「サブロー、きっと美味しいお菓子がいっぱい出てくるよ」
「ダリナさん、よだれが垂れていますよ」
「サブローありがとう」
サブローはハンカチを出してダリナのよだれを拭いた。
「では、神殿へと案内するのじゃ」
4人はプリアーポス様、ボナデア様、レート様に案内されてオリンポスの神々が座する宮殿の間へと案内された。
◇ ◇ ◇ ◇
オリンポスの宮殿ではゼウスとヘーラが玉座に座っていた。その周りを男神と女神のペアが囲んでいるのだが、どうやら会議をしながら食事をしているようにも見えた。
「ゼウス様、ヘーラ様、皆様にはいつも多大なるご加護を頂き、誠にありがとうございます。ジェネオスアギオスを代表して厚く御礼申し上げます」
4人は玉座の前でひざまずき、丁寧に挨拶をした。
「ヒロシ、ミサエ、ダリナ、サブロー、よくぞ参った。固い挨拶は無用じゃ、こっちに来て神々と一緒に食事をするのじゃ」
最初に出されたのは、元の世界で見たことのある香りの良い蒸留酒だった。
「バッカス様、ブランデーですか?」
「そうじゃ、ようやくナニサカ市で作れる技術が確立したところじゃ」
「ナニサカ市の名物がまた一つ増えるのですね」
「そういうことじゃな」
男神たちはブランデーを飲みながら、世間話で盛り上がっていたが、綺羅びやかな衣装の女神たちはヘーラの手前上、騒ぐ訳にはいかなかったのだ。
「今回、汝らを呼んだのは今後の方針について、ジェネオスとアギオスの意見を聞きたいからじゃ」
「そうそう、汝らが見つけたダラムマサラは周辺諸国で流行っておるのじゃ」
「ダリナとサブローが見つけたタイバンカステラもイポニアで流行の兆しを見せておるのじゃ」
「そうすると、次の旅からは世界中のB級グルメと地元スイーツ探しですか?」
「ヒロシ、そのとおりじゃ、妾はスイーツには目がないのじゃ」
「ヘーラー様、私たちが、各地のスイーツを調べ詳細に報告いたします」
「ミサエ、ダリナ、頼んだのじゃ」
「「はっ、仰せのままに」」
「どうじゃ、AIクリスタル脳は調子が良いじゃろう」
「はい、思考加速と並列処理のお陰で問題解決が早くなったように感じます」
「そうじゃろう、あれはミーミルとソフィアの傑作なのじゃ」
「そうなんですね、本当にありがとうございます」
この後、ヒロシたち4人は神々の会議にオブザーバーとして参加することになった。
「まずは、ハカトンの ポセイドン アンピトリテはご足労であった」
「アラゴトのオケアノス、テティスもご足労であった」
「キビピーチのイアペトス、クリュメネもご足労であった」
「マツイヨのヘパイストス、アフロディテもご足労であった」
「では、巨大スクリーンを見るのじゃ」
各地の担当神と勇者と聖女の育成状況が映し出された。
◇ ◇ 各地のジェネオスとアギオス ◇ ◇
※印はタブレット及びキャンピングカーを下賜した勇者と聖女
☆印は亜神になったジェネオスとアギオス
北のサツポル市「アポロン ダプネー」(ハチロー コマコ)
※現在はナトホカで洋菓子店を経営
世界全体 「プリアーボス ボナディア」 (☆ヒロシ ミサエ)
(☆サブロー ダリナ)
ロキシア国 「バッカス アリアドネ」 (※マリオ リカコ)
(※ヒカル ミチル)
アンギリア国「プリアーボス ボナディア」 (☆モトヤ ヒナノ)
(※ヨウスケ ユカ)
イポニア全体 「ゼウス ヘーラ」 (※シロー スミレ)
ハカトン市 「ポセイドン アンピトリテ」 (※ハヤト サクラ)
マツイヨ市 「ヘパイストス アフロディテ」(※コーへー チハール)
キビピーチ市 「イアペトス クリュメネ」 (※サキヒコ カナエ)
今後の予定
モリタイラ市 「コイオス ポイベ」 (□□□ □□□)
※テイーチ市のヨーヘーとアッコはウイルス感染により快楽の星に強制転移させられた
◇ ◇ ◇ ◇
「まずは世界の情勢からじゃ」
「プリアーボス、概要を発表するのじゃ」
「はっ」
「ヒロシ、ミサエ夫婦、サブロー、ダリナたちの4人はロキシア国のイルクスカではレッサードラゴンを倒し、被害にあった獣人族の村人たちを全員回復しております」
「その後、モンゴリア国ではジャイアントワームを倒し、この国に平和をもたらしました」
また、タイバン国では悪党の集団を全て捕まえたので、国王により関与していた大臣が粛清されタイバン国には平和がもたらされました」
「次はロキシア国の情勢じゃ」
「バッカス、概要を発表するのじゃ」
「はっ」
「ナニサカ市からロキシア国に渡ったマリオ、リカコ夫婦はロキシア国で転移門を改良して情報を公開したので冒険者ギルド間での物流に大いに貢献しロキシア全体が豊かになりました」
「また、ウラスノカメンスク村でグリーンドラゴンを倒し、飛空石の採取が可能となり、飛空船の発展に貢献しました」
「次は儂じゃ、アンギリア国の情勢じゃ」
「チアフィーロ市に転生さたモトヤ、ヒナノ夫婦は最初から地元冒険者とトラブルになっておったのは周知のとおりじゃ」
「この頃、イポニアの勇者と聖女が10000組に増えて我々の育成計画も一旦は頓挫することになったのじゃった。アンギリア国に渡る前にガリア国とロキシア国でズメイ2体を倒し、この地域に平和がもたらされたのじゃ」
ガリア国に滞在中にジェネオスとアギオスは飛空石を見つけて飛空船の価格が一気に下がったのは周知のとおりじゃ」
「他にも、ジェネオスは弟子のヨウスケと組んでゴーレムを発展させておるのじゃ」
「ただ、召喚魔法の授業中に聖獣を呼び出し王族との縁を深めたことは誤算であったのじゃ」
「ゼウス様、聖獣は我々の管轄外でした」
「そうじゃ、まさか700年の時を逆行してマサキとユーミーがアンギリア国に飛ばされておるとは儂も迂闊であったのじゃ」
「では、今後とも観察を続けるのですね」
「そうじゃ、きな臭い輩も出てきておるので今後も要観察じゃ」
ここで神々は一旦休憩に入り、女神たちがスムージーを配っていた。一緒に添えられたタイバンカステラは女神たちに好評であり、ミサエさんとダリナはヘーラから褒められたのだった。
(話終わり)
「そうですここがエラーダの人々の理想郷なのです」
ヒロシたち4人が着いた場所はオルメノスというエラーダ国の古い町だった。一見すると、何もない草原にぽつんと遺跡が残された本当に寂れた町だった。
「ミサエさん、何だか寂れた古い町だね」
「ヒロシさん、ここに来るのが目的だったのでしょ」
「うん、神様との約束だったから確かにそうだけど……」
ヒロシは返答に困ってしまった。こんな何も無い場所で旅が終わる訳が無いと思ったのだ。
「ダリナさん、全くお店が無いですね」
「サブロー、もう帰ろうよ」
「そうか、ここから天界に行けるんだ」
「ヒロシさん、ログハウスで天界に行くのですか?」
「サブロー、俺にはそんな高等な知恵はないよ」
「まぁ、そうですが……」
ヒロシは草原にログハウスを着陸させて大理石を材料に具現化でオリンポス神殿のミニチュアを作った。
「へぇ~、ヒロシさん器用に作りましたね」
「ミサエさん、ダリナ、サブロー、これが依り代になるはずだから天界につながるはずだ」
「ヒロシさん、依り代って難しい言葉を知っているのですね」
「サブロー、私たちのお父さんお母さんより長生きしているから当たり前よ」
「ダリナさん、今更ですがそうでしたね」
「プリアーポス様、ボナデア様、レート様、聞こえていますか?」
「おお、どうしたのじゃ」
「今からそちらにお伺いしたいのですが、どうしたらよいのですか?」
「しばし待たれよ、ゼウス様とヘーラー様に聞いてくるのじゃ」
「天界門を作ったのでログハウスと繋げたのじゃ」
「そこの大理石のドアを開けると、オリンポスの神殿前じゃ」
ヒロシは大理石の天界門を開けた。
「「「「うわぁ~~~」」」」
4人は思わず声をあげた。神殿の前は世界の美しい花々が咲き乱れ、小鳥のさえずりも聞こえた。
「ミサエさん、お寺さんでお坊さんが読んでいた阿弥陀経の世界かな」
「ヒロシさん、何でそこで仏教のお経なの?、ここは神様の世界なのよ」
ゴチン、ミサエさんのゲンコツがヒロシの頭を軽く殴った。
「ミサエさん、大きな池があって、小鳥のさえずりが聞こえて俺には極楽浄土の世界に見えるよ」
ゴチン、ゴチン、ミサエさんのゲンコツがヒロシの頭を軽く殴った。
「サブロー、きっと美味しいお菓子がいっぱい出てくるよ」
「ダリナさん、よだれが垂れていますよ」
「サブローありがとう」
サブローはハンカチを出してダリナのよだれを拭いた。
「では、神殿へと案内するのじゃ」
4人はプリアーポス様、ボナデア様、レート様に案内されてオリンポスの神々が座する宮殿の間へと案内された。
◇ ◇ ◇ ◇
オリンポスの宮殿ではゼウスとヘーラが玉座に座っていた。その周りを男神と女神のペアが囲んでいるのだが、どうやら会議をしながら食事をしているようにも見えた。
「ゼウス様、ヘーラ様、皆様にはいつも多大なるご加護を頂き、誠にありがとうございます。ジェネオスアギオスを代表して厚く御礼申し上げます」
4人は玉座の前でひざまずき、丁寧に挨拶をした。
「ヒロシ、ミサエ、ダリナ、サブロー、よくぞ参った。固い挨拶は無用じゃ、こっちに来て神々と一緒に食事をするのじゃ」
最初に出されたのは、元の世界で見たことのある香りの良い蒸留酒だった。
「バッカス様、ブランデーですか?」
「そうじゃ、ようやくナニサカ市で作れる技術が確立したところじゃ」
「ナニサカ市の名物がまた一つ増えるのですね」
「そういうことじゃな」
男神たちはブランデーを飲みながら、世間話で盛り上がっていたが、綺羅びやかな衣装の女神たちはヘーラの手前上、騒ぐ訳にはいかなかったのだ。
「今回、汝らを呼んだのは今後の方針について、ジェネオスとアギオスの意見を聞きたいからじゃ」
「そうそう、汝らが見つけたダラムマサラは周辺諸国で流行っておるのじゃ」
「ダリナとサブローが見つけたタイバンカステラもイポニアで流行の兆しを見せておるのじゃ」
「そうすると、次の旅からは世界中のB級グルメと地元スイーツ探しですか?」
「ヒロシ、そのとおりじゃ、妾はスイーツには目がないのじゃ」
「ヘーラー様、私たちが、各地のスイーツを調べ詳細に報告いたします」
「ミサエ、ダリナ、頼んだのじゃ」
「「はっ、仰せのままに」」
「どうじゃ、AIクリスタル脳は調子が良いじゃろう」
「はい、思考加速と並列処理のお陰で問題解決が早くなったように感じます」
「そうじゃろう、あれはミーミルとソフィアの傑作なのじゃ」
「そうなんですね、本当にありがとうございます」
この後、ヒロシたち4人は神々の会議にオブザーバーとして参加することになった。
「まずは、ハカトンの ポセイドン アンピトリテはご足労であった」
「アラゴトのオケアノス、テティスもご足労であった」
「キビピーチのイアペトス、クリュメネもご足労であった」
「マツイヨのヘパイストス、アフロディテもご足労であった」
「では、巨大スクリーンを見るのじゃ」
各地の担当神と勇者と聖女の育成状況が映し出された。
◇ ◇ 各地のジェネオスとアギオス ◇ ◇
※印はタブレット及びキャンピングカーを下賜した勇者と聖女
☆印は亜神になったジェネオスとアギオス
北のサツポル市「アポロン ダプネー」(ハチロー コマコ)
※現在はナトホカで洋菓子店を経営
世界全体 「プリアーボス ボナディア」 (☆ヒロシ ミサエ)
(☆サブロー ダリナ)
ロキシア国 「バッカス アリアドネ」 (※マリオ リカコ)
(※ヒカル ミチル)
アンギリア国「プリアーボス ボナディア」 (☆モトヤ ヒナノ)
(※ヨウスケ ユカ)
イポニア全体 「ゼウス ヘーラ」 (※シロー スミレ)
ハカトン市 「ポセイドン アンピトリテ」 (※ハヤト サクラ)
マツイヨ市 「ヘパイストス アフロディテ」(※コーへー チハール)
キビピーチ市 「イアペトス クリュメネ」 (※サキヒコ カナエ)
今後の予定
モリタイラ市 「コイオス ポイベ」 (□□□ □□□)
※テイーチ市のヨーヘーとアッコはウイルス感染により快楽の星に強制転移させられた
◇ ◇ ◇ ◇
「まずは世界の情勢からじゃ」
「プリアーボス、概要を発表するのじゃ」
「はっ」
「ヒロシ、ミサエ夫婦、サブロー、ダリナたちの4人はロキシア国のイルクスカではレッサードラゴンを倒し、被害にあった獣人族の村人たちを全員回復しております」
「その後、モンゴリア国ではジャイアントワームを倒し、この国に平和をもたらしました」
また、タイバン国では悪党の集団を全て捕まえたので、国王により関与していた大臣が粛清されタイバン国には平和がもたらされました」
「次はロキシア国の情勢じゃ」
「バッカス、概要を発表するのじゃ」
「はっ」
「ナニサカ市からロキシア国に渡ったマリオ、リカコ夫婦はロキシア国で転移門を改良して情報を公開したので冒険者ギルド間での物流に大いに貢献しロキシア全体が豊かになりました」
「また、ウラスノカメンスク村でグリーンドラゴンを倒し、飛空石の採取が可能となり、飛空船の発展に貢献しました」
「次は儂じゃ、アンギリア国の情勢じゃ」
「チアフィーロ市に転生さたモトヤ、ヒナノ夫婦は最初から地元冒険者とトラブルになっておったのは周知のとおりじゃ」
「この頃、イポニアの勇者と聖女が10000組に増えて我々の育成計画も一旦は頓挫することになったのじゃった。アンギリア国に渡る前にガリア国とロキシア国でズメイ2体を倒し、この地域に平和がもたらされたのじゃ」
ガリア国に滞在中にジェネオスとアギオスは飛空石を見つけて飛空船の価格が一気に下がったのは周知のとおりじゃ」
「他にも、ジェネオスは弟子のヨウスケと組んでゴーレムを発展させておるのじゃ」
「ただ、召喚魔法の授業中に聖獣を呼び出し王族との縁を深めたことは誤算であったのじゃ」
「ゼウス様、聖獣は我々の管轄外でした」
「そうじゃ、まさか700年の時を逆行してマサキとユーミーがアンギリア国に飛ばされておるとは儂も迂闊であったのじゃ」
「では、今後とも観察を続けるのですね」
「そうじゃ、きな臭い輩も出てきておるので今後も要観察じゃ」
ここで神々は一旦休憩に入り、女神たちがスムージーを配っていた。一緒に添えられたタイバンカステラは女神たちに好評であり、ミサエさんとダリナはヘーラから褒められたのだった。
(話終わり)
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