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第6章
6-8 空飛ぶ筏が完成した
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ミサエさんとダリナの許しが出たのでヒロシたちは空飛ぶ筏の実現に向けて、筏の材料になる木材を周辺の森から調達してきた。ラファエルの構造計算では針葉樹の巨木を100本伐採する予定だった。ヒロシとサブロはー風刀で針葉樹を伐採して収納にしまっていった。
「ヒロシさん、では空飛ぶ筏の枠組みを具現化します。ミサエさんとダリナさんにも手伝ってもらい魔力を最大限に循環させましょう」
ミサエさ~ん、ダリナ、お願いします」
「「は~い」」
4人は円陣を組んで声をかけた「「「「いっせーのー」」」」ドドン、大きな太鼓の音が鳴って長さ20メートル幅20メートルの筏が地面に横たわっていた。
「ヒロシさん、採取した飛空石とゴーレムの核はいつ入れるのですか?」
「ラファエル、ひょっとして既に加工してしてくれたの?」
「はい、魔力が膨大でしたから並列処理で飛空石の抽出とゴーレムの核の加工と魔法陣の構築、アダマンタイトを使った木材の強化とすべて済んでいます」
「では、ログハウスを改造してコクピットを取り付けます」
ラファエルがそう言い終わると、ログハウスは空中に浮かんで筏の上に不時着して固定されていた。
「ヒロシさん、凄いですね。ログハウスが空に浮かんでいますよ」
「サブロー、凄いな」
「ミサエさん、すご~いです。お家が浮いていますよ!」ダリナが喜びながら走ってきた。
「これで空飛ぶ島への一歩が踏み出せたね。」ヒロシが歓喜の笑みを浮かべていた。
「ヒロシさん、パスタマシーンを作るのを忘れていない?」
「サブロー、忘れてた。パスタマシーンを具現化だ」
サブローはタブレットの画面に製麺機の画面を出した。
「ヒロシさん、これですよ」
「サブロー、作製は任せた」
「ミサエさん、ダリナさん、パスタマシーンが出来ました」
「「サブロー、ありがとう」」
「ミサエさん、このヌードルメーカーは全自動の最新型ですよ」
「ダリナ、貴女使い方が分かるの?」
「はい、元の世界で家にいた頃に使っていました」
「ミサエさん、うどんのアタッチメントは2.5ミリをセットして小麦粉と塩を先に入れてから水を少しづつ入れるだけです。こね時間の目安は7分ですよ」
ニュルニュルル、ニュルニュルル、ニュルニュルル、こね上がったうどんが出てきた。
「ミサエさん、付属のヘラで麺を切って皿に取るのです」
「ダリナ、うどん作りは任せたわ」
「サブロー、鍋にお湯を沸かして」
「はーい」
「ミサエさん、お汁を作ってください」
「ヒロシさん、ナトホカで買った出汁昆布を収納からだして」
「サブロー、タラバ蟹を茹でてカニうどんにしようよ」
「そうですね」
お昼はタラバ蟹の贅沢うどんでお腹いっぱいになったのでした。
「皆さん、コクピットが完成しましたのでロフトに上がってきてください」
「ヒロシさん、ナニコレ、360度スクリーンだよ」
「ミサエさん、宇宙船みたいだね」
「ラファエル、テスト飛行は可能なの?」
「はい、すべて自動操縦なのでお任せください」
「では、目的地もお任せするよ」
「了解しました」
「絶対防御5重展開」
「圧力隔壁異常無し」
「飛空システム異常なし」
「オートバランサー作動」
「オートジャイロ作動」
「計器類オールグリーン」
「フライトチェック、完了」
「V1、VR、V2」
「離陸します。テイクオフ」
「ヒロシさん、ラファエルが段々と旅客機のパイロットになっていくような気がします」
「サブロー、いつものことだから気にするな」
「でも、滑走路もないのにV1、VR、V2はいくら何でもやりすぎですよ」
「サブロー、言わなくてもいいけど、こういうのは気分の問題だと思うよ」
ポーン、 まもなく高度12000ftです。水平飛行に移行します
「ヒロシさん、キャンピングカーより天井が高いので圧迫感が無いですね」
「そうだね、それにしても気密性とかどうしたのだろうね」
「ラファエルの考える事ですから筏全体を圧力隔壁で囲っていると思いますよ」
「そうだね」
「皆さん、目的地はエラーダ国に決定しました」
360度スクリーンにエラーダ国が写っていた。フライト時間は13時間と出ていた。
「ヒロシさん、リビングに移動しましょう」
「そうだね、サブロー、ダリナ、リビングに降りようよ」
ミサエさんは、おやつとしてスイカのスムージを出してくれた。
「ヒロシさん、それしてもログハウスが全く揺れませんね」
「ラファエルはオートバランサーとオートジャイロって言っていたから、前後、左右の風の揺れを感知して自動で打ち消していると思うんだ」
「じゃぁ、ラジコンヘリコプターとかドローンの仕組みですか?」
「多分それでゴーレムの核が機体の制御に必要だったのだろうと思うよ」
「アダマンタイトは筏の補強に使っていたし、魔鉱石はログハウスの電力システムとして使っているはずだ」
「じゃぁ、動力は蓄電池システムな訳ですか?」
「うん、多分ね」
「空飛ぶ筏は俺たちが初めて作ったのだから、神様たちは色々と飛行データーを取って共有化すると思うよ」
ヒロシはリビングでくつろぎながらサブローたちに説明した。
「ダリナ、夕食はフィッシュバーガーにしてみない」
「ミサエさん、タルタルソースを作りましょう」
「ヒロシさん、マヨネーズのハンドミキサーを具現化で出して
「サブロー、タブレットをお願い」
「ヒロシさん、こちらです」
「ミサエさん、電動のハンドミキサーを作ったよ」
「ありがとう」
「ヒロシさん、では空飛ぶ筏の枠組みを具現化します。ミサエさんとダリナさんにも手伝ってもらい魔力を最大限に循環させましょう」
ミサエさ~ん、ダリナ、お願いします」
「「は~い」」
4人は円陣を組んで声をかけた「「「「いっせーのー」」」」ドドン、大きな太鼓の音が鳴って長さ20メートル幅20メートルの筏が地面に横たわっていた。
「ヒロシさん、採取した飛空石とゴーレムの核はいつ入れるのですか?」
「ラファエル、ひょっとして既に加工してしてくれたの?」
「はい、魔力が膨大でしたから並列処理で飛空石の抽出とゴーレムの核の加工と魔法陣の構築、アダマンタイトを使った木材の強化とすべて済んでいます」
「では、ログハウスを改造してコクピットを取り付けます」
ラファエルがそう言い終わると、ログハウスは空中に浮かんで筏の上に不時着して固定されていた。
「ヒロシさん、凄いですね。ログハウスが空に浮かんでいますよ」
「サブロー、凄いな」
「ミサエさん、すご~いです。お家が浮いていますよ!」ダリナが喜びながら走ってきた。
「これで空飛ぶ島への一歩が踏み出せたね。」ヒロシが歓喜の笑みを浮かべていた。
「ヒロシさん、パスタマシーンを作るのを忘れていない?」
「サブロー、忘れてた。パスタマシーンを具現化だ」
サブローはタブレットの画面に製麺機の画面を出した。
「ヒロシさん、これですよ」
「サブロー、作製は任せた」
「ミサエさん、ダリナさん、パスタマシーンが出来ました」
「「サブロー、ありがとう」」
「ミサエさん、このヌードルメーカーは全自動の最新型ですよ」
「ダリナ、貴女使い方が分かるの?」
「はい、元の世界で家にいた頃に使っていました」
「ミサエさん、うどんのアタッチメントは2.5ミリをセットして小麦粉と塩を先に入れてから水を少しづつ入れるだけです。こね時間の目安は7分ですよ」
ニュルニュルル、ニュルニュルル、ニュルニュルル、こね上がったうどんが出てきた。
「ミサエさん、付属のヘラで麺を切って皿に取るのです」
「ダリナ、うどん作りは任せたわ」
「サブロー、鍋にお湯を沸かして」
「はーい」
「ミサエさん、お汁を作ってください」
「ヒロシさん、ナトホカで買った出汁昆布を収納からだして」
「サブロー、タラバ蟹を茹でてカニうどんにしようよ」
「そうですね」
お昼はタラバ蟹の贅沢うどんでお腹いっぱいになったのでした。
「皆さん、コクピットが完成しましたのでロフトに上がってきてください」
「ヒロシさん、ナニコレ、360度スクリーンだよ」
「ミサエさん、宇宙船みたいだね」
「ラファエル、テスト飛行は可能なの?」
「はい、すべて自動操縦なのでお任せください」
「では、目的地もお任せするよ」
「了解しました」
「絶対防御5重展開」
「圧力隔壁異常無し」
「飛空システム異常なし」
「オートバランサー作動」
「オートジャイロ作動」
「計器類オールグリーン」
「フライトチェック、完了」
「V1、VR、V2」
「離陸します。テイクオフ」
「ヒロシさん、ラファエルが段々と旅客機のパイロットになっていくような気がします」
「サブロー、いつものことだから気にするな」
「でも、滑走路もないのにV1、VR、V2はいくら何でもやりすぎですよ」
「サブロー、言わなくてもいいけど、こういうのは気分の問題だと思うよ」
ポーン、 まもなく高度12000ftです。水平飛行に移行します
「ヒロシさん、キャンピングカーより天井が高いので圧迫感が無いですね」
「そうだね、それにしても気密性とかどうしたのだろうね」
「ラファエルの考える事ですから筏全体を圧力隔壁で囲っていると思いますよ」
「そうだね」
「皆さん、目的地はエラーダ国に決定しました」
360度スクリーンにエラーダ国が写っていた。フライト時間は13時間と出ていた。
「ヒロシさん、リビングに移動しましょう」
「そうだね、サブロー、ダリナ、リビングに降りようよ」
ミサエさんは、おやつとしてスイカのスムージを出してくれた。
「ヒロシさん、それしてもログハウスが全く揺れませんね」
「ラファエルはオートバランサーとオートジャイロって言っていたから、前後、左右の風の揺れを感知して自動で打ち消していると思うんだ」
「じゃぁ、ラジコンヘリコプターとかドローンの仕組みですか?」
「多分それでゴーレムの核が機体の制御に必要だったのだろうと思うよ」
「アダマンタイトは筏の補強に使っていたし、魔鉱石はログハウスの電力システムとして使っているはずだ」
「じゃぁ、動力は蓄電池システムな訳ですか?」
「うん、多分ね」
「空飛ぶ筏は俺たちが初めて作ったのだから、神様たちは色々と飛行データーを取って共有化すると思うよ」
ヒロシはリビングでくつろぎながらサブローたちに説明した。
「ダリナ、夕食はフィッシュバーガーにしてみない」
「ミサエさん、タルタルソースを作りましょう」
「ヒロシさん、マヨネーズのハンドミキサーを具現化で出して
「サブロー、タブレットをお願い」
「ヒロシさん、こちらです」
「ミサエさん、電動のハンドミキサーを作ったよ」
「ありがとう」
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