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第6章
6-2 ゴーレムを飛ばしたくなったのです 厨二病は正義なのです
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モビュラ退治の報奨金をもらってからから1週間後……ヒロシたち4人はタイバン島横の無人島・チェロナ島でタイバン島観光と時々魚釣りで充実したリゾート生活を送っていた。
ピピピ、ピピピ、ピピピ、ラファエルはいつもどおりに朝6時にアラームでヒロシとミサエさんを起こすのが日課になっていた。
もちろん、ダリナとサブローもラファエルがセットしたアラームに巻き込まれるので朝6時の起床は当たり前になっていた。
「ヒロシさん、今からオウランバータに行きませんか?」
「ラファエル、急にどうしたの?」
「突然ですがゴーレムを飛ばしたくなったのです」
「はぁ~、ゴーレムが空を飛ぶの?」
「ハイ、そのとおりです」
「ヒロシさん、素直にラファエルにゴーレムの改造を任せましょうよ」
「分かったよ。ラファエルにゴーレムの魔改造はおまかせするよ」
「ヒロシさん、任せて下さりありがとうございます」
4人はラファエルの提案でゴーレムを飛行させるために転移門でオウランバータの肉屋の裏口へ瞬間移動したのだった。
「ミサエさん、転移門だと、旅の気分が全く出ないね」
「ヒロシさん、『それを言っちゃあ、おしまいよ』」
「ミサエさんも古いギャグを知ってるね」
「ヒロシさんほどでも無いわ」
「ダリナさん、またヒロシさんとミサエさんがラブラブな雰囲気をしていますよ」
「そうね、何で普通の会話からラブラブに持っていけるのか本当に不思議よね?」
「そうですね、ヒロシさんとミサエさんの姿格好は若者でも僕たちのお父さんお母さん世代の考え方ですから世代間のギャップもあるのでしょうね」
「ふ~ん、サブローいい分析だったわ、私たちも何だかラブラブな雰囲気だね」
「ダリナさん、急に顔を近づけないで下さい」
「ミサエさん、肉屋さんで串焼き肉を買ってきていいですか?」
「いいわよ」
「サブロー、今日は串焼き肉を40本買おうよ」
「ダリナさん、いいですよ」
「おじさん、この白いミミズは何ですか?」
「お嬢ちゃん、これは羊のチンチンさ」
「あっちによく効く焼肉だよ」
「羊のおちんちんも2本焼いてください」
「ダリナさんも、朝から好きですね」
「サブローももちろん食べるでしょ」
「ハイ食べます。何かこの前のジャイアントワームに似ています」
ダリナとサブローは肉屋で銀貨1枚と銅貨8枚払って串焼き肉を42本焼いてもらうことにしたのだった。串焼き肉が焼き上がるまでの暫く時間がかかるので、4人はオウランバータの洋服店で衣装を購入することにしたのだった。
「ミサエさん、この青いエプロンが素敵だね」
「ヒロシさん、ありがとう」
ヒロシとミサエさんはロキシア人が普通に着ている一般服を購入した。
「サブロー、緑の服でお揃いだね」
「ダリナさん、とても似合っていますよ」
ダリナとサブローはエルフが着る緑色の服を選んだのだった。店員がとても褒めてくれたので二人はごきげんだった。
「ミサエさん、何でエルフの服が緑色なの?」
「ヒロシさん、間違っているかも知れないけど妖精を意識して職人さんが作ったのじゃないかしら」
「あ~、なるほど、エルフは森の種族だからね」
「ダリナとサブローはピーターパンについて何か知っているの?」
「ミサエさん、私たち知らないです」
(皆さん、ピーターパンシンドロームとは大人になれない少年の事です。妖精のティンカーベルシンドロームも似たようなものです)
「ラファエル、ダリナとサブローはピーターパンシンドロームなの?」
「そうではありません、この世界で生きていくには厨二病が正義なのです」
「ダリナさん、だからヒロシさんとミサエさんは普段から変わっているのですよ」
「サブロー、そのとおりだね、ヒロシさんとミサエさんも古いことはよく知っているよね」
「ダリナさん、そのとうりです」
ヒロシとミサエさんはダリナとサブローの指摘に何も言い返せなかった。ダリナとサブローは肉屋で串焼き肉を受け取ってきたので、4人はオウランバータの郊外でキャンピングカーに乗り込みウラノカメンスク村まで飛んだ。
「絶対防御3重展開」
「魔導ジェットエンジン異常なし」
「与圧システム異常なし」
「計器類オールグリーン」
「フライトチェック、完了」
「皆さん、フライトチェック完了です。いつでも飛べます」
「ラファエル、ウラノカメンスク村までお願いします」
「サブローさん、了解しました」
「テイクオフ」
サブローは青い離陸ボタンを押した。4人を乗せたキャンピングカーは静かに上昇を開始したのだった。
オウランバータからウラノカメンスク村までは840キロ、1時間40分のフライトだった。
「ダリナさん、うっまー」
「サブロー、白ミミズの串焼きは正解だったでしょ」
「はい、そうでした」
「ヒロシさんとミサエさんには普通の串焼き肉をあげます」
「「サブロー、ダリナ、ありがとう」」
4人は串焼き肉を頬張っていた。
ポーン、ポーン、
「まもなくウラノカメンスク村付近です。着陸態勢に入ります」
キャンピングカーは降下を開始し、ウラノカメンスク村郊外に着陸した。4人は徒歩で村に入ることにしたのだった。
ウラノカメンスク村長老のオトゴンバヤルさんと酒を酌み交わしながら聞いた話によると、飛空石はロキシア国の管理になっているので一般人は誰も山に立ち入る事が出来ないということが分かった。
「ミサエさん、ダリナ、サブロー、終わったよ~」
「ヒロシさん諦めるのはまだ早いわよ」
「ウラノカメンスク村が駄目でも他の山で飛空石が採取出ないかキャンピングカーで空から探索するのよ」
「そうか、その手があったか」
「ミサエさん、ありがとう」
「ラファエル、キャンピングカーで空から飛空石を探すのは可能か?」
「はい、既に飛空石の分析は共有データーに保管されているので可能です」
「ヒロシさん、テオスシステムをフル稼働して調べた結果、ウラノカメンスク村から180キロ離れた無人地域に飛空石が有ります」
「ラファエル、無人地域に向かってくれ」
「テイクオフ」
サブローは青い離陸ボタンを押した。4人を乗せたキャンピングカーは20分後には無人地帯の山に着陸していた。
「ヒロシさん、アランとイワンに周囲を警戒させましょう」
「そうだね」
「サモン・アラン、イワン、周囲を警戒してくれ」
「「サブローさん、了解しました」」
「ヒロシさん、飛空石は洞穴にあるのではないでしょうか?」
「サブロー、よく気が付いたね」
「サブロー、あっちに洞穴っぽい穴があるよ」
「アラン、イワン、洞穴を探索」
「魔物がいたらやっつけてくれ」
「「サブローさん、了解です」」
バサバサバサ、ビッ、ビッ、ビッ、グワーン、ガンガン、グワーン、ガンガン、ビービー、ギャンギャンギャンギャン、ビー、ビー、ビー、ビー、ギャンギャン、ギャンギャン、ビー、ビー、ビー、ビー、ギャンギャン、ギャンギャン、
「ヒロシさん、洞窟の中ででアランとイワンが魔物と戦っています」
「そうだね、俺たちも応援に行こうよ」
「「「はい」」」
「「ライトボール」」
洞窟の入り口には多数のコウモリが重なって死んでいた。奥に進むとコボルトが10体死んでいた。更にその奥にはアランとイワンが大型のロックリザードと戦っていた。
「サブロー、氷弾」
「「アイスバレット」」
バシュ、バシュ、バシュ、バシュ、ギョーワ、グエー、グエッ、グエッ、グエッ、ヒロシとサブローが放った氷弾がロックリザードの喉元に刺さって息絶えた。
「ふう、それにしても大型のロックリザードだったね」
ヒロシは大型のロックリザードを収納にしまった。
「ヒロシさん、壁全体が青い石で光っているよ」
「本当だ、きれいだね」
「皆さん、これが飛空石です」
「バケツに採れるだけ掘って持ち帰りましょう」
ヒロシたち4人はバケツ400杯、大樽10杯分の飛空石を掘ったのだった。
「それではゴーレムの改造にかかります」
「全く、ラファエルも趣味を優先させて呑気なものだよ」
「それは、ヒロシさんも同じだから言わないの」
ヒロシはミサエさんにピシャリと本音を言われて、サブローと一緒に洞穴の横を整地して収納からログハウスを出した。
「ミサエさん、お昼はどうするの?」
「ダリナ、串焼き肉はまだ残っている?」
「は~い、まだ残っていますよ」
「ダリナ、先にキャメルバーガーを焼きましょう」
「は~い」
「サブロー、飛空石でペンダントができないかな?」
「ヒロシさん、ひょっとして女の子が空から降ってくるアニメ映画ですか?」
「それもあるけど、本当は無人島が空を飛ばないかと前々から思っていたんだ」
「えっ、もしかして僕たちがキャンプしていた無人島を飛ばすのですか?」
「そうだよ」
「ヒロシさん、夢がありますね」
「空飛ぶ島でアランとイワンにパトロールしてもらうわけですね」
「そうだよ」
「ラファエルがゴーレムを空を飛べるように魔改造するだろうから、俺たちは島を魔改造して飛ばそうよ」
「わかりました」
「ヒロシさん、サブロー、お昼ができたわよ」
「「は~い」」
ヒロシは島を飛ばす広大な夢が有ったが、実現するには知識が足りずまだ早かった。
(話終わり)
ピピピ、ピピピ、ピピピ、ラファエルはいつもどおりに朝6時にアラームでヒロシとミサエさんを起こすのが日課になっていた。
もちろん、ダリナとサブローもラファエルがセットしたアラームに巻き込まれるので朝6時の起床は当たり前になっていた。
「ヒロシさん、今からオウランバータに行きませんか?」
「ラファエル、急にどうしたの?」
「突然ですがゴーレムを飛ばしたくなったのです」
「はぁ~、ゴーレムが空を飛ぶの?」
「ハイ、そのとおりです」
「ヒロシさん、素直にラファエルにゴーレムの改造を任せましょうよ」
「分かったよ。ラファエルにゴーレムの魔改造はおまかせするよ」
「ヒロシさん、任せて下さりありがとうございます」
4人はラファエルの提案でゴーレムを飛行させるために転移門でオウランバータの肉屋の裏口へ瞬間移動したのだった。
「ミサエさん、転移門だと、旅の気分が全く出ないね」
「ヒロシさん、『それを言っちゃあ、おしまいよ』」
「ミサエさんも古いギャグを知ってるね」
「ヒロシさんほどでも無いわ」
「ダリナさん、またヒロシさんとミサエさんがラブラブな雰囲気をしていますよ」
「そうね、何で普通の会話からラブラブに持っていけるのか本当に不思議よね?」
「そうですね、ヒロシさんとミサエさんの姿格好は若者でも僕たちのお父さんお母さん世代の考え方ですから世代間のギャップもあるのでしょうね」
「ふ~ん、サブローいい分析だったわ、私たちも何だかラブラブな雰囲気だね」
「ダリナさん、急に顔を近づけないで下さい」
「ミサエさん、肉屋さんで串焼き肉を買ってきていいですか?」
「いいわよ」
「サブロー、今日は串焼き肉を40本買おうよ」
「ダリナさん、いいですよ」
「おじさん、この白いミミズは何ですか?」
「お嬢ちゃん、これは羊のチンチンさ」
「あっちによく効く焼肉だよ」
「羊のおちんちんも2本焼いてください」
「ダリナさんも、朝から好きですね」
「サブローももちろん食べるでしょ」
「ハイ食べます。何かこの前のジャイアントワームに似ています」
ダリナとサブローは肉屋で銀貨1枚と銅貨8枚払って串焼き肉を42本焼いてもらうことにしたのだった。串焼き肉が焼き上がるまでの暫く時間がかかるので、4人はオウランバータの洋服店で衣装を購入することにしたのだった。
「ミサエさん、この青いエプロンが素敵だね」
「ヒロシさん、ありがとう」
ヒロシとミサエさんはロキシア人が普通に着ている一般服を購入した。
「サブロー、緑の服でお揃いだね」
「ダリナさん、とても似合っていますよ」
ダリナとサブローはエルフが着る緑色の服を選んだのだった。店員がとても褒めてくれたので二人はごきげんだった。
「ミサエさん、何でエルフの服が緑色なの?」
「ヒロシさん、間違っているかも知れないけど妖精を意識して職人さんが作ったのじゃないかしら」
「あ~、なるほど、エルフは森の種族だからね」
「ダリナとサブローはピーターパンについて何か知っているの?」
「ミサエさん、私たち知らないです」
(皆さん、ピーターパンシンドロームとは大人になれない少年の事です。妖精のティンカーベルシンドロームも似たようなものです)
「ラファエル、ダリナとサブローはピーターパンシンドロームなの?」
「そうではありません、この世界で生きていくには厨二病が正義なのです」
「ダリナさん、だからヒロシさんとミサエさんは普段から変わっているのですよ」
「サブロー、そのとおりだね、ヒロシさんとミサエさんも古いことはよく知っているよね」
「ダリナさん、そのとうりです」
ヒロシとミサエさんはダリナとサブローの指摘に何も言い返せなかった。ダリナとサブローは肉屋で串焼き肉を受け取ってきたので、4人はオウランバータの郊外でキャンピングカーに乗り込みウラノカメンスク村まで飛んだ。
「絶対防御3重展開」
「魔導ジェットエンジン異常なし」
「与圧システム異常なし」
「計器類オールグリーン」
「フライトチェック、完了」
「皆さん、フライトチェック完了です。いつでも飛べます」
「ラファエル、ウラノカメンスク村までお願いします」
「サブローさん、了解しました」
「テイクオフ」
サブローは青い離陸ボタンを押した。4人を乗せたキャンピングカーは静かに上昇を開始したのだった。
オウランバータからウラノカメンスク村までは840キロ、1時間40分のフライトだった。
「ダリナさん、うっまー」
「サブロー、白ミミズの串焼きは正解だったでしょ」
「はい、そうでした」
「ヒロシさんとミサエさんには普通の串焼き肉をあげます」
「「サブロー、ダリナ、ありがとう」」
4人は串焼き肉を頬張っていた。
ポーン、ポーン、
「まもなくウラノカメンスク村付近です。着陸態勢に入ります」
キャンピングカーは降下を開始し、ウラノカメンスク村郊外に着陸した。4人は徒歩で村に入ることにしたのだった。
ウラノカメンスク村長老のオトゴンバヤルさんと酒を酌み交わしながら聞いた話によると、飛空石はロキシア国の管理になっているので一般人は誰も山に立ち入る事が出来ないということが分かった。
「ミサエさん、ダリナ、サブロー、終わったよ~」
「ヒロシさん諦めるのはまだ早いわよ」
「ウラノカメンスク村が駄目でも他の山で飛空石が採取出ないかキャンピングカーで空から探索するのよ」
「そうか、その手があったか」
「ミサエさん、ありがとう」
「ラファエル、キャンピングカーで空から飛空石を探すのは可能か?」
「はい、既に飛空石の分析は共有データーに保管されているので可能です」
「ヒロシさん、テオスシステムをフル稼働して調べた結果、ウラノカメンスク村から180キロ離れた無人地域に飛空石が有ります」
「ラファエル、無人地域に向かってくれ」
「テイクオフ」
サブローは青い離陸ボタンを押した。4人を乗せたキャンピングカーは20分後には無人地帯の山に着陸していた。
「ヒロシさん、アランとイワンに周囲を警戒させましょう」
「そうだね」
「サモン・アラン、イワン、周囲を警戒してくれ」
「「サブローさん、了解しました」」
「ヒロシさん、飛空石は洞穴にあるのではないでしょうか?」
「サブロー、よく気が付いたね」
「サブロー、あっちに洞穴っぽい穴があるよ」
「アラン、イワン、洞穴を探索」
「魔物がいたらやっつけてくれ」
「「サブローさん、了解です」」
バサバサバサ、ビッ、ビッ、ビッ、グワーン、ガンガン、グワーン、ガンガン、ビービー、ギャンギャンギャンギャン、ビー、ビー、ビー、ビー、ギャンギャン、ギャンギャン、ビー、ビー、ビー、ビー、ギャンギャン、ギャンギャン、
「ヒロシさん、洞窟の中ででアランとイワンが魔物と戦っています」
「そうだね、俺たちも応援に行こうよ」
「「「はい」」」
「「ライトボール」」
洞窟の入り口には多数のコウモリが重なって死んでいた。奥に進むとコボルトが10体死んでいた。更にその奥にはアランとイワンが大型のロックリザードと戦っていた。
「サブロー、氷弾」
「「アイスバレット」」
バシュ、バシュ、バシュ、バシュ、ギョーワ、グエー、グエッ、グエッ、グエッ、ヒロシとサブローが放った氷弾がロックリザードの喉元に刺さって息絶えた。
「ふう、それにしても大型のロックリザードだったね」
ヒロシは大型のロックリザードを収納にしまった。
「ヒロシさん、壁全体が青い石で光っているよ」
「本当だ、きれいだね」
「皆さん、これが飛空石です」
「バケツに採れるだけ掘って持ち帰りましょう」
ヒロシたち4人はバケツ400杯、大樽10杯分の飛空石を掘ったのだった。
「それではゴーレムの改造にかかります」
「全く、ラファエルも趣味を優先させて呑気なものだよ」
「それは、ヒロシさんも同じだから言わないの」
ヒロシはミサエさんにピシャリと本音を言われて、サブローと一緒に洞穴の横を整地して収納からログハウスを出した。
「ミサエさん、お昼はどうするの?」
「ダリナ、串焼き肉はまだ残っている?」
「は~い、まだ残っていますよ」
「ダリナ、先にキャメルバーガーを焼きましょう」
「は~い」
「サブロー、飛空石でペンダントができないかな?」
「ヒロシさん、ひょっとして女の子が空から降ってくるアニメ映画ですか?」
「それもあるけど、本当は無人島が空を飛ばないかと前々から思っていたんだ」
「えっ、もしかして僕たちがキャンプしていた無人島を飛ばすのですか?」
「そうだよ」
「ヒロシさん、夢がありますね」
「空飛ぶ島でアランとイワンにパトロールしてもらうわけですね」
「そうだよ」
「ラファエルがゴーレムを空を飛べるように魔改造するだろうから、俺たちは島を魔改造して飛ばそうよ」
「わかりました」
「ヒロシさん、サブロー、お昼ができたわよ」
「「は~い」」
ヒロシは島を飛ばす広大な夢が有ったが、実現するには知識が足りずまだ早かった。
(話終わり)
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