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第1章
1-7 キャンピングカーとタブレットを構想するのじゃ
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ヒロシとミサエさんがソタイン村に転生してきて既に10日余りが経っていた……
二人はソタイン村の生活に慣れはしたが他の町や村に行くには乗合馬車に乗るしか交通手段がなかったのだった。
◇ ◇ ◇ ◇
夜になって……いつものように夫婦の営みを終えて寝ようとしたところで、寝室全体が光り輝いた。
「信心深き者たちよ」
「汝らはこの世界で創意工夫をしレベルを上げたが、今後更なる向上のため『世界辞書』を付与するのじゃ」
「これは神界からの神託であるが、速やかな移動手段と旅先での安全な宿泊を考え、キャンピングカーを早期に完成させるのじゃ」
「それともう一つは、今後は神界と通信出来るようにタブレットを構想するのじゃ」
プリアーポス様とボナデア様はヒロシとミサエさんに神託を二つ言われると消えていかれた。
「ミサエさん、神様は『世界辞書』を下さるってって言っていたね」
「ヒロシさん、神様が言っていたキャンピングカーとタブレットの神託はどうするの?」
「ミサエさん、頭の中に膨大な知識が流れ込んできたよ」
「ヒロシさん、私も同じよ」
「ミサエさん、グルグル目が回って気持ち悪い」
「船酔いしたみたいだ」
「私もよ」
「ミサエさん、冷たいお水をどうぞ」
「ヒロシさん、ありがとう」
ヒロシはコップに冷たい水を出したので二人で飲んだのだった。
「ふぅ、ようやく落ち着いたね」
「そうね、グルグル目が回って本当に気持ち悪かったわ」
「先にノートと鉛筆を具現化で作るね」
ヒロシはスケッチブックと鉛筆、消しゴムを具現化で作った。
「ミサエさん、スケッチブックに絵を描いた方が神様と情報が共有できるから便利だと思うんだ」
「そうね、神様はいつも私たちを見ていらっしゃるものね」
「ミサエさん、タブレットの形はこんな感じだね」
ヒロシは世界辞書のインストールのおかげでいつも使っていた10インチのタブレットを思い出してスケッチブックに描いた。
「そうよ、間違いないわ、いつもヒロシさんが使っているタブレットよ」
「私が使っていたのは7インチの画面サイズでもう少し小さかったわ」
「タブレットの電池をどうするのか分からないけど、この世界には電池の概念が無いから『魔石から供給する』と書いておくね」
「俺たちが欲しい機能は『検索』、『魔物探知』、『薬草採取』の3つを書いておくね」
「そうね、タブレットで『検索』と『魔物探知』に『薬草採取』が使えるようになれば、今までよりも冒険者活動がかなり便利になると思うわ」
「そうだ、ミサエさん、忘れていたよ」
「ナビ機能だよ」
「今まで使っていたタブレットは質問に音声で答えてくれていたよ」
「そうね、ヒロシさんはよくお店の場所を聞いていたわね」
「ミサエさん、『ナビ機能』を加えておくね」
「それから、当たり前だけど『時計とアラーム』だね」
「そうね、描いていた方がいいと思うわ」
ヒロシはスケッチブックに『ナビ機能』と『時計機能』の二つを書き加えた。ヒロシとミサエさんが使っていたタブレットは革ケースで保護していたので革のケースも追加でスケッチブックに描いた。
「ミサエさん、キャンピングカーだけど、キャブコンと呼ばれる車幅1.7メートルくらい、全長約4.6メートルの小型トラックに住居スペースを載せた感じだよ」
「ヒロシさん、キャンピングカーは軽トラのサイズじゃないの?」
「うん、二人で寝るので少し大きめのサイズにしたよ」
「ヒロシさん、キャンピングカーの燃料はどうするの?」
「この世界にガソリンスタンドは絶対に無いよ」
「そうだね……」
ヒロシはスケッチブックを見ながらしばく考えてキャンピングカーの矛盾点を洗い出した。
「動力はタブレットと同じように『魔石から動力を供給する』と書いておくね」
ヒロシはキャブコンと呼ばれる2トン車ベースのキャンピングカーを考えたのだった。欠点は、舗装された道ならばタイヤで走行可能かも知れないが、この世界では舗装されていない道が大半なので『走行は地面から少し浮上して走行する』と付け足した。他にも一般の人にはキャンピングカーが見えないように『車体を隠蔽する』と付け足した。他にも『エンジンの始動はスイッチで行う』と今までの車と同じようにスマートキーにしたのだった。
「ミサエさん、これで何処にでも行けるはずだよ」
「ヒロシさん、キャンピングカーが浮上するって凄いよね」
「うん、道のない場所を走るから絶対に必要だと思うの」
「そうなのね」
「プリアーボス様、ボナディア様、聞こえますか?」
「おお、ヒロシとミサエか、どうしたのじゃ」
「汝らが描いた絵は神界から見えておるので具現化は直ぐに可能じゃ」
「ゼウス様とヘーラ様に許可を頂くので明日まで待つのじゃ」
「ヒロシさん、それよりも武器は考えたの?」
「ミサエさん、ボウガンはこんな形だよ」
ヒロシは世界辞書の情報から、スケッチブックにボウガンの絵を描いた。ボウガンはクロスボウと言われる簡単な構造なので、ヒロシは直ぐに具現化出来ると思った。
「ヒロシさん、凄いね」
「うん、これなら魔物からミサエさんを絶対に守れるよ」
「ヒロシさん、ボウガンの矢はどうするの?」
「矢はこれだよ」
ヒロシは具現化でボウガンと短い矢を何本か作った
「ミサエさん、明日はこの前行った獣人族の村へ行く森に行ってみようよ」
「そうね、今度はゴブリンに襲われても怖くないわね」
「うん、絶対にミサエさんを守ってみせるよ」
「任せるわ」
「眠くなってきたし、おやすみなさい」
二人は再び眠りについたのだった。
◇ ◇ ◇ ◇
翌朝早く、二人はソタイン村の家から歩いて2時間後に、ローレルの葉を採取した獣人族の村へ行く森に入ってきた。時刻は午前の鐘がなった頃だと思った。
「ヒロシさん、『鑑定』で赤い実はウルフベリーと出ているわ」
「じゃぁ、ウルフベリーを全部摂っていこうよ」
ヒロシとミサエさんは夢中でウルフベリーを摘んでいたが、甘い匂いに誘われてゴブリンが3体出てきたのだった。
ギギ、ギギ、ギギ、クギャ、クギャ、クギャ、3体のゴブリンはヒロシたちに威嚇しながら近づいてきた。
「ヒロシさん、ゴブリンよ」
ヒロシは直ぐにボウガンを構えて狙いを定めた。ギギィー、ギギィー、バシュッ、ギギィー、ギギィー、バシュッ、ギギィー、ギギィー、バシュッ、ゴブリンは矢が刺さって次々と絶命していった。
「ミサエさん、ゴブリンは全てやっつけたよ」
「ヒロシさん、完璧ね、これならもう怖く無いわ」
ヒロシは狩猟ナイフでゴブリンの耳を削ぎ落として収納にしまった。ウルフベリーの実は籐籠に2杯ほどになったのだった。
「ミサエさん、ソタイン村のギルドでウルフベリーを買ってもらえるか聞いてみようよ」
「そうしましょう」
ヒロシとミサエさんは2時間かけてソタイン村の魔女の家に戻った。商業ギルドでゴブリン耳3体とウルフベリーの実籠2杯を買い取ってもらい、ウルフベリーは1キロが銀貨1枚だったので籠2杯10キロで金貨1枚になった。
「ミサエさん、以外に儲かったね」
「そうね、薬草採取は元手がかからないから儲かるね」
「魔物に襲われなければ、薬草採取はいい商売だと思うよ」
「でもゴブリンに襲われて怖いのは絶対に嫌よ」
「そうだね、安全第一で頑張ります」
「期待しているわ」
ピコーン、ピコーン、ピコーン、
「ミサエさん、レベルが上がったよ」
「「ステータス・オープン」」
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】ヒロシ・ミラタ
【種族】人族
【年齢】20
【称号】帝王
【スキル】
プリアーポス神の加護
具現化 転移 世界辞書
【LV】16
【MP】30000
【名前】ミサエ・ミラタ
【種族】人族
【年齢】18
【称号】聖女
【スキル】
ボナデア神の加護
製薬 回復 世界辞書
【LV】16
【MP】30000
◇ ◇ ◇ ◇
「信心深き者たちよ」
「汝らは創意工夫し、レベルを上げたことは大儀であった」
「明日から更にレベルを上げるために獣人族の村へ続く道を進み、洞窟で魔鉱石を採取してくるのじゃ」
プリアーポス様とボナデア様はそう言われると消えていかれた。
(話終わり)
二人はソタイン村の生活に慣れはしたが他の町や村に行くには乗合馬車に乗るしか交通手段がなかったのだった。
◇ ◇ ◇ ◇
夜になって……いつものように夫婦の営みを終えて寝ようとしたところで、寝室全体が光り輝いた。
「信心深き者たちよ」
「汝らはこの世界で創意工夫をしレベルを上げたが、今後更なる向上のため『世界辞書』を付与するのじゃ」
「これは神界からの神託であるが、速やかな移動手段と旅先での安全な宿泊を考え、キャンピングカーを早期に完成させるのじゃ」
「それともう一つは、今後は神界と通信出来るようにタブレットを構想するのじゃ」
プリアーポス様とボナデア様はヒロシとミサエさんに神託を二つ言われると消えていかれた。
「ミサエさん、神様は『世界辞書』を下さるってって言っていたね」
「ヒロシさん、神様が言っていたキャンピングカーとタブレットの神託はどうするの?」
「ミサエさん、頭の中に膨大な知識が流れ込んできたよ」
「ヒロシさん、私も同じよ」
「ミサエさん、グルグル目が回って気持ち悪い」
「船酔いしたみたいだ」
「私もよ」
「ミサエさん、冷たいお水をどうぞ」
「ヒロシさん、ありがとう」
ヒロシはコップに冷たい水を出したので二人で飲んだのだった。
「ふぅ、ようやく落ち着いたね」
「そうね、グルグル目が回って本当に気持ち悪かったわ」
「先にノートと鉛筆を具現化で作るね」
ヒロシはスケッチブックと鉛筆、消しゴムを具現化で作った。
「ミサエさん、スケッチブックに絵を描いた方が神様と情報が共有できるから便利だと思うんだ」
「そうね、神様はいつも私たちを見ていらっしゃるものね」
「ミサエさん、タブレットの形はこんな感じだね」
ヒロシは世界辞書のインストールのおかげでいつも使っていた10インチのタブレットを思い出してスケッチブックに描いた。
「そうよ、間違いないわ、いつもヒロシさんが使っているタブレットよ」
「私が使っていたのは7インチの画面サイズでもう少し小さかったわ」
「タブレットの電池をどうするのか分からないけど、この世界には電池の概念が無いから『魔石から供給する』と書いておくね」
「俺たちが欲しい機能は『検索』、『魔物探知』、『薬草採取』の3つを書いておくね」
「そうね、タブレットで『検索』と『魔物探知』に『薬草採取』が使えるようになれば、今までよりも冒険者活動がかなり便利になると思うわ」
「そうだ、ミサエさん、忘れていたよ」
「ナビ機能だよ」
「今まで使っていたタブレットは質問に音声で答えてくれていたよ」
「そうね、ヒロシさんはよくお店の場所を聞いていたわね」
「ミサエさん、『ナビ機能』を加えておくね」
「それから、当たり前だけど『時計とアラーム』だね」
「そうね、描いていた方がいいと思うわ」
ヒロシはスケッチブックに『ナビ機能』と『時計機能』の二つを書き加えた。ヒロシとミサエさんが使っていたタブレットは革ケースで保護していたので革のケースも追加でスケッチブックに描いた。
「ミサエさん、キャンピングカーだけど、キャブコンと呼ばれる車幅1.7メートルくらい、全長約4.6メートルの小型トラックに住居スペースを載せた感じだよ」
「ヒロシさん、キャンピングカーは軽トラのサイズじゃないの?」
「うん、二人で寝るので少し大きめのサイズにしたよ」
「ヒロシさん、キャンピングカーの燃料はどうするの?」
「この世界にガソリンスタンドは絶対に無いよ」
「そうだね……」
ヒロシはスケッチブックを見ながらしばく考えてキャンピングカーの矛盾点を洗い出した。
「動力はタブレットと同じように『魔石から動力を供給する』と書いておくね」
ヒロシはキャブコンと呼ばれる2トン車ベースのキャンピングカーを考えたのだった。欠点は、舗装された道ならばタイヤで走行可能かも知れないが、この世界では舗装されていない道が大半なので『走行は地面から少し浮上して走行する』と付け足した。他にも一般の人にはキャンピングカーが見えないように『車体を隠蔽する』と付け足した。他にも『エンジンの始動はスイッチで行う』と今までの車と同じようにスマートキーにしたのだった。
「ミサエさん、これで何処にでも行けるはずだよ」
「ヒロシさん、キャンピングカーが浮上するって凄いよね」
「うん、道のない場所を走るから絶対に必要だと思うの」
「そうなのね」
「プリアーボス様、ボナディア様、聞こえますか?」
「おお、ヒロシとミサエか、どうしたのじゃ」
「汝らが描いた絵は神界から見えておるので具現化は直ぐに可能じゃ」
「ゼウス様とヘーラ様に許可を頂くので明日まで待つのじゃ」
「ヒロシさん、それよりも武器は考えたの?」
「ミサエさん、ボウガンはこんな形だよ」
ヒロシは世界辞書の情報から、スケッチブックにボウガンの絵を描いた。ボウガンはクロスボウと言われる簡単な構造なので、ヒロシは直ぐに具現化出来ると思った。
「ヒロシさん、凄いね」
「うん、これなら魔物からミサエさんを絶対に守れるよ」
「ヒロシさん、ボウガンの矢はどうするの?」
「矢はこれだよ」
ヒロシは具現化でボウガンと短い矢を何本か作った
「ミサエさん、明日はこの前行った獣人族の村へ行く森に行ってみようよ」
「そうね、今度はゴブリンに襲われても怖くないわね」
「うん、絶対にミサエさんを守ってみせるよ」
「任せるわ」
「眠くなってきたし、おやすみなさい」
二人は再び眠りについたのだった。
◇ ◇ ◇ ◇
翌朝早く、二人はソタイン村の家から歩いて2時間後に、ローレルの葉を採取した獣人族の村へ行く森に入ってきた。時刻は午前の鐘がなった頃だと思った。
「ヒロシさん、『鑑定』で赤い実はウルフベリーと出ているわ」
「じゃぁ、ウルフベリーを全部摂っていこうよ」
ヒロシとミサエさんは夢中でウルフベリーを摘んでいたが、甘い匂いに誘われてゴブリンが3体出てきたのだった。
ギギ、ギギ、ギギ、クギャ、クギャ、クギャ、3体のゴブリンはヒロシたちに威嚇しながら近づいてきた。
「ヒロシさん、ゴブリンよ」
ヒロシは直ぐにボウガンを構えて狙いを定めた。ギギィー、ギギィー、バシュッ、ギギィー、ギギィー、バシュッ、ギギィー、ギギィー、バシュッ、ゴブリンは矢が刺さって次々と絶命していった。
「ミサエさん、ゴブリンは全てやっつけたよ」
「ヒロシさん、完璧ね、これならもう怖く無いわ」
ヒロシは狩猟ナイフでゴブリンの耳を削ぎ落として収納にしまった。ウルフベリーの実は籐籠に2杯ほどになったのだった。
「ミサエさん、ソタイン村のギルドでウルフベリーを買ってもらえるか聞いてみようよ」
「そうしましょう」
ヒロシとミサエさんは2時間かけてソタイン村の魔女の家に戻った。商業ギルドでゴブリン耳3体とウルフベリーの実籠2杯を買い取ってもらい、ウルフベリーは1キロが銀貨1枚だったので籠2杯10キロで金貨1枚になった。
「ミサエさん、以外に儲かったね」
「そうね、薬草採取は元手がかからないから儲かるね」
「魔物に襲われなければ、薬草採取はいい商売だと思うよ」
「でもゴブリンに襲われて怖いのは絶対に嫌よ」
「そうだね、安全第一で頑張ります」
「期待しているわ」
ピコーン、ピコーン、ピコーン、
「ミサエさん、レベルが上がったよ」
「「ステータス・オープン」」
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】ヒロシ・ミラタ
【種族】人族
【年齢】20
【称号】帝王
【スキル】
プリアーポス神の加護
具現化 転移 世界辞書
【LV】16
【MP】30000
【名前】ミサエ・ミラタ
【種族】人族
【年齢】18
【称号】聖女
【スキル】
ボナデア神の加護
製薬 回復 世界辞書
【LV】16
【MP】30000
◇ ◇ ◇ ◇
「信心深き者たちよ」
「汝らは創意工夫し、レベルを上げたことは大儀であった」
「明日から更にレベルを上げるために獣人族の村へ続く道を進み、洞窟で魔鉱石を採取してくるのじゃ」
プリアーポス様とボナデア様はそう言われると消えていかれた。
(話終わり)
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