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第2章
2-8 ゴブリンの巣を殲滅した
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翌日、ヒロシとミサエさん、ダリナとサブローの4人はソタイン村の商業ギルドに歩いてやってきた。
「ヒロシさん、ミサエさん、おはよう」
「おや、その男の子は新しいお弟子さんかい?」
「はい、オカロダ町で保護した獣人族の少年です。両親が獣人族の里で狩人をしていたと聞いたのですが」
「ギルマス、ゾウベクさんとズラタさんに子どもがいたのですか?」
「ああ、確か5年前に一度3人で訪れた事が有ったな」
「エミリーさん、獣人族の里へはどれくらいかかるのですか?」
「そうね、歩いて半日くらいね」
「ミサエさん、約15キロくらいだよね」
「そうだと思うわ」
「分かりました、今から行ってきます」
「ヒロシさん、ミサエさん、ゴブリンには充分気をつけて」
4人はサブローが獣人族のゾウベクさんとズラタさんの息子だと確信したので家に戻ってきた。
「ヒロシさん、サブローの武器を作って」
「ミサエさん、分かってますよ、俺と同じ短剣型魔導銃を作ろう」
ヒロシは自分が使っている短剣型魔導銃を具現化した。賢者はダリナと同じように魔鉱石で魔導ブースターを作ってくれたのでサブローは首にかけた。
「サブロー、この武器は短剣型魔導銃と言って引き金を引くと雷魔法が出る武器だよ」
ヒロシは裏庭に出て岩に向かって引き金を引いた。ビッ、ビッ、短い電撃が岩に当たった。
「ヒロシさん、悪党をやっつけた時の短剣ですね」
サブローはヒロシが悪党を倒した時に使っていた短剣型魔導銃の事を覚えていた。
「そうだよ、短剣に見えるけど魔導銃なんだ」
「へぇ~、ヒロシさんは錬金術師なのですか?」
「ミサエさん、俺たち職業は薬師だったよね」
「そうよ、ヒロシさんが最初に薬師見習いで登録したのよ」
「サブロー、私は魔女になったのよ」
ダリナはドヤ顔してサブローに言った。
「ダリナさん、すごいっす」
「僕の職業は何故か?狩人見習いですね」
サブローは少ししょんぼりしていた。
ヒロシは裏庭でキャンピングカーを収納から出した。
「ダリナ、サブロー、キャンピングカーに乗るんだ」
「賢者、獣人族の里まで行ってくれ」
「了解です、約20分で到着しますが、途中、サブローさんとダリナさんの特訓をしてレベルを上げていきましょう」
「賢者、任せるよ」
キャンピングカーは魔女の家から10分ほど走って森の近くで停車した。
「ヒロシさん、赤い点がかなり光っているわ」
「賢者、魔物は何だ?」
「ゴブリンが森に巣を作って増えたのです。このまま増え続けると大きな村になって大変危険です」
「皆さんでゴブリンを退治して下さい」
「分かった、全員でゴブリン退治だ」
「ダリナ、サブロー、まずは腕試しだ」
「「はい」」
「絶対防御三重展開」
「ミサエさん、これでいいだろう」
「サブロー、行くわよ」
「はい」
2人は元気よくゴブリンの前に飛び出して短剣型魔導銃型を打ちまくった。
ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ダリナとサブローは2人で協力して5体のゴブリンを倒した。
「ダリナ、サブロー、その調子だ」
「「はい」」
「ミサエさん、俺たちも手伝おう」
「ええ、任せて」
ヒロシとミサエさんもゴブリンを端から効率よく短剣型魔導銃型で倒していった。
ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ヒロシとミサエさんは10体のゴブリンを難なく倒した。
ギギー、ギギー、ギギー、残りのゴブリンは4人に追い詰められていた。
「サブロー、コツは掴んだね」
「はい!!」
「一気に攻めるわよ」
ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、
ダリナとサブローは2人で10体のゴブリンを難なく倒していた。
ビッ、ビッ、ビッ、ギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギィ、ヒロシとミサエさんは残り10体のゴブリンを倒した。
「ミサエさん、ゴブリンは全部で35体だったね」
「そうね、かなり多かったわね」
ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、
「ミサエさん、気持ち悪いです」
「ヒロシさん、俺、吐きそうです」
オェー、オェー、
「サブロー大丈夫?」
「ダリナさん、まだ気持ち悪いです」
「私もよ」
オェー、オェー、 オェー、オェー、
ダリナとサブローは魔力酔いを起こして草むらで吐いていた。
「ミサエさん、俺たちも魔力酔いが襲ってきたね」
「とりあえず、ポーションを飲んでから回復魔法だ」
ヒロシとミサエさんは直ぐにマンドゴラポーションを飲んだ。
「ヒロシさん、大丈夫?」
「俺は平気だよ」
「ミサエさんも、大丈夫?」
「ええ、ポーションが効いたようよ」
「ダリナも早くポーションを飲んで」
「はい」
「サブロー、ポーションよ」
「ダリナさん、もう治ったのですか?」
「そうよ、お薬のおかげよ、サブロー、早く飲みなさいよ」
「はい」
「ヒロシさん、ゴブリンの耳は削ぎ落とせるの?」
「ミサエさん、これくらい大丈夫だよ。残り10体だ」
ヒロシは魔法で大きな穴を掘って、ゴブリンの死体を全部穴に埋めたのだった。
「ミサエさん、これで大丈夫だ」
「賢者、全員のステータスを開示してくれ」
「はい、皆さんの現在のステータスです」
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】ヒロシ・ミラタ
【種族】人族
【年齢】21
【称号】薬師(錬金術師)
【スキル】
プリアーポス神の加護、ボナデア神の加護
創造・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、世界辞書、思念伝達、魔法付与
【LV】70
【MP】70000
【名前】ミサエ・ミラタ
【種族】人族
【年齢】21
【称号】薬師(大魔女)
【スキル】
プリアーポス神の加護、ボナデア神の加護
創薬・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、世界辞書、思念伝達、魔法付与
【LV】70
【MP】70000
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】ダリナ
【種族】獣人族
【年齢】16
【称号】魔女
【スキル】
レート神の加護
創造・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、思念伝達、魔法付与
【LV】51
【MP】60000
【名前】サブロー
【種族】獣人族
【年齢】15
【称号】狩人
【スキル】
レート神の加護
創造・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、思念伝達、魔法付与
【LV】45
【MP】45000
◇ ◇ ◇ ◇
「ミサエさん、私、レベルが51になりました」
「ヒロシさん、僕もレベルが45に上がりました」
「二人とも魔力酔いは大丈夫か?」
「はい、ポーションで治りました」
「信心深き者たちよ」
タブレットが金色に光って、3柱の神様が現れた。
「我はイワト市を統べるレート神なり」
「ダリナ、サブロー、そなたたちは短期間でレベルを上げたことは大儀であった」
「よって、今より二人には神の加護を授け、このタブレットを下賜するのじゃ」
「タブレットの使い方はヒロシ、ミサエ夫婦から詳しく指導を受けるのじゃ」
「「ありがたき幸せ、大切に使います」」
サブローとダリナはタブレットを受け取った。
「信心深き者たちよ」
「ヒロシ、ミサエ夫婦は知恵を絞り、早期に弟子一組を一人前に育てた事は大義であった」
「今後はキャンピングカーを改造して空を飛べるようにして世界に出る旅に備えるのじゃ」
「ヒロシさん、ミサエさん、神様は『世界に出る旅に備えるのじゃ』とおっしゃっていましたが、ここでお二人とお別れじゃ無いですよね」
「ダリナ、サブロー、俺たちは昨日出会ったばかりだし、二人を置いて世界の旅に出る事は絶対に無いよ」
「それならいいです」
「僕たちも旅について行けるのですね」
「そうだよ」
「ミサエさん、4人ともレベルが凄い事になっているから、賢者に頼んでギルドでは隠蔽しておいた方が良さそうだな」
「そうね、変に目立ってしまうとこの前みたいに悪党に絡まれるわ」
「そうだね」
「ダリナ、サブロー、タブレットのスイッチを入れてごらん、スイッチは横にあるボタンを押すと起動するよ」
「「はい」」
「ダリナさん、サブローさん、こんにちは、私はタブレットの賢者です。これからお二人のお手伝いをさせていただきます」
(話終わり)
--------------------------------------
レベルアップに伴う魔力酔い
魔力酔いは例えると車酔いと同じだそうで、強い魔物を倒した後に少し遅れてやってくる急激なレベルアップに体がついて行かなくなり魔力酔いを起こすと言われています。大抵は安静にしていれば1日で治ります。
※レベルアップに伴う魔力酔いは全作品をとおして同じとします
「ヒロシさん、ミサエさん、おはよう」
「おや、その男の子は新しいお弟子さんかい?」
「はい、オカロダ町で保護した獣人族の少年です。両親が獣人族の里で狩人をしていたと聞いたのですが」
「ギルマス、ゾウベクさんとズラタさんに子どもがいたのですか?」
「ああ、確か5年前に一度3人で訪れた事が有ったな」
「エミリーさん、獣人族の里へはどれくらいかかるのですか?」
「そうね、歩いて半日くらいね」
「ミサエさん、約15キロくらいだよね」
「そうだと思うわ」
「分かりました、今から行ってきます」
「ヒロシさん、ミサエさん、ゴブリンには充分気をつけて」
4人はサブローが獣人族のゾウベクさんとズラタさんの息子だと確信したので家に戻ってきた。
「ヒロシさん、サブローの武器を作って」
「ミサエさん、分かってますよ、俺と同じ短剣型魔導銃を作ろう」
ヒロシは自分が使っている短剣型魔導銃を具現化した。賢者はダリナと同じように魔鉱石で魔導ブースターを作ってくれたのでサブローは首にかけた。
「サブロー、この武器は短剣型魔導銃と言って引き金を引くと雷魔法が出る武器だよ」
ヒロシは裏庭に出て岩に向かって引き金を引いた。ビッ、ビッ、短い電撃が岩に当たった。
「ヒロシさん、悪党をやっつけた時の短剣ですね」
サブローはヒロシが悪党を倒した時に使っていた短剣型魔導銃の事を覚えていた。
「そうだよ、短剣に見えるけど魔導銃なんだ」
「へぇ~、ヒロシさんは錬金術師なのですか?」
「ミサエさん、俺たち職業は薬師だったよね」
「そうよ、ヒロシさんが最初に薬師見習いで登録したのよ」
「サブロー、私は魔女になったのよ」
ダリナはドヤ顔してサブローに言った。
「ダリナさん、すごいっす」
「僕の職業は何故か?狩人見習いですね」
サブローは少ししょんぼりしていた。
ヒロシは裏庭でキャンピングカーを収納から出した。
「ダリナ、サブロー、キャンピングカーに乗るんだ」
「賢者、獣人族の里まで行ってくれ」
「了解です、約20分で到着しますが、途中、サブローさんとダリナさんの特訓をしてレベルを上げていきましょう」
「賢者、任せるよ」
キャンピングカーは魔女の家から10分ほど走って森の近くで停車した。
「ヒロシさん、赤い点がかなり光っているわ」
「賢者、魔物は何だ?」
「ゴブリンが森に巣を作って増えたのです。このまま増え続けると大きな村になって大変危険です」
「皆さんでゴブリンを退治して下さい」
「分かった、全員でゴブリン退治だ」
「ダリナ、サブロー、まずは腕試しだ」
「「はい」」
「絶対防御三重展開」
「ミサエさん、これでいいだろう」
「サブロー、行くわよ」
「はい」
2人は元気よくゴブリンの前に飛び出して短剣型魔導銃型を打ちまくった。
ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ダリナとサブローは2人で協力して5体のゴブリンを倒した。
「ダリナ、サブロー、その調子だ」
「「はい」」
「ミサエさん、俺たちも手伝おう」
「ええ、任せて」
ヒロシとミサエさんもゴブリンを端から効率よく短剣型魔導銃型で倒していった。
ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ヒロシとミサエさんは10体のゴブリンを難なく倒した。
ギギー、ギギー、ギギー、残りのゴブリンは4人に追い詰められていた。
「サブロー、コツは掴んだね」
「はい!!」
「一気に攻めるわよ」
ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギギィ、
ダリナとサブローは2人で10体のゴブリンを難なく倒していた。
ビッ、ビッ、ビッ、ギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギィ、ビッ、ビッ、ビッ、ギィ、ヒロシとミサエさんは残り10体のゴブリンを倒した。
「ミサエさん、ゴブリンは全部で35体だったね」
「そうね、かなり多かったわね」
ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、ピコーン、
「ミサエさん、気持ち悪いです」
「ヒロシさん、俺、吐きそうです」
オェー、オェー、
「サブロー大丈夫?」
「ダリナさん、まだ気持ち悪いです」
「私もよ」
オェー、オェー、 オェー、オェー、
ダリナとサブローは魔力酔いを起こして草むらで吐いていた。
「ミサエさん、俺たちも魔力酔いが襲ってきたね」
「とりあえず、ポーションを飲んでから回復魔法だ」
ヒロシとミサエさんは直ぐにマンドゴラポーションを飲んだ。
「ヒロシさん、大丈夫?」
「俺は平気だよ」
「ミサエさんも、大丈夫?」
「ええ、ポーションが効いたようよ」
「ダリナも早くポーションを飲んで」
「はい」
「サブロー、ポーションよ」
「ダリナさん、もう治ったのですか?」
「そうよ、お薬のおかげよ、サブロー、早く飲みなさいよ」
「はい」
「ヒロシさん、ゴブリンの耳は削ぎ落とせるの?」
「ミサエさん、これくらい大丈夫だよ。残り10体だ」
ヒロシは魔法で大きな穴を掘って、ゴブリンの死体を全部穴に埋めたのだった。
「ミサエさん、これで大丈夫だ」
「賢者、全員のステータスを開示してくれ」
「はい、皆さんの現在のステータスです」
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】ヒロシ・ミラタ
【種族】人族
【年齢】21
【称号】薬師(錬金術師)
【スキル】
プリアーポス神の加護、ボナデア神の加護
創造・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、世界辞書、思念伝達、魔法付与
【LV】70
【MP】70000
【名前】ミサエ・ミラタ
【種族】人族
【年齢】21
【称号】薬師(大魔女)
【スキル】
プリアーポス神の加護、ボナデア神の加護
創薬・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、世界辞書、思念伝達、魔法付与
【LV】70
【MP】70000
◇ ◇ ◇ ◇
【名前】ダリナ
【種族】獣人族
【年齢】16
【称号】魔女
【スキル】
レート神の加護
創造・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、思念伝達、魔法付与
【LV】51
【MP】60000
【名前】サブロー
【種族】獣人族
【年齢】15
【称号】狩人
【スキル】
レート神の加護
創造・具現化、鑑定、転移、収納、料理人、隠蔽、思念伝達、魔法付与
【LV】45
【MP】45000
◇ ◇ ◇ ◇
「ミサエさん、私、レベルが51になりました」
「ヒロシさん、僕もレベルが45に上がりました」
「二人とも魔力酔いは大丈夫か?」
「はい、ポーションで治りました」
「信心深き者たちよ」
タブレットが金色に光って、3柱の神様が現れた。
「我はイワト市を統べるレート神なり」
「ダリナ、サブロー、そなたたちは短期間でレベルを上げたことは大儀であった」
「よって、今より二人には神の加護を授け、このタブレットを下賜するのじゃ」
「タブレットの使い方はヒロシ、ミサエ夫婦から詳しく指導を受けるのじゃ」
「「ありがたき幸せ、大切に使います」」
サブローとダリナはタブレットを受け取った。
「信心深き者たちよ」
「ヒロシ、ミサエ夫婦は知恵を絞り、早期に弟子一組を一人前に育てた事は大義であった」
「今後はキャンピングカーを改造して空を飛べるようにして世界に出る旅に備えるのじゃ」
「ヒロシさん、ミサエさん、神様は『世界に出る旅に備えるのじゃ』とおっしゃっていましたが、ここでお二人とお別れじゃ無いですよね」
「ダリナ、サブロー、俺たちは昨日出会ったばかりだし、二人を置いて世界の旅に出る事は絶対に無いよ」
「それならいいです」
「僕たちも旅について行けるのですね」
「そうだよ」
「ミサエさん、4人ともレベルが凄い事になっているから、賢者に頼んでギルドでは隠蔽しておいた方が良さそうだな」
「そうね、変に目立ってしまうとこの前みたいに悪党に絡まれるわ」
「そうだね」
「ダリナ、サブロー、タブレットのスイッチを入れてごらん、スイッチは横にあるボタンを押すと起動するよ」
「「はい」」
「ダリナさん、サブローさん、こんにちは、私はタブレットの賢者です。これからお二人のお手伝いをさせていただきます」
(話終わり)
--------------------------------------
レベルアップに伴う魔力酔い
魔力酔いは例えると車酔いと同じだそうで、強い魔物を倒した後に少し遅れてやってくる急激なレベルアップに体がついて行かなくなり魔力酔いを起こすと言われています。大抵は安静にしていれば1日で治ります。
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