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478話 油断直撃
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「た、確かに…そうですわね…」
イロハは俺の問いに受け入れる言葉で答えた。
…よし!
イロハはツンデレっぽいが優羽花よりも、
だいぶ素直で説得しやすい。
このまま押し切ろう。
正直に言うと俺は今の件については、
ちょっぴりツツジに寄り気味だったのではないかと反省している。
…ちょ、ちょっとだけだけなんだからね!
だからイロハに対してちょっと罪悪感があるのだ。
だけど此処でそれを明かしてしまってはいらぬ騒動を生むだろう。
最悪、ツツジとイロハが険悪なことになってしまうかも知れない。
兄の妹たちに対する振る舞いの不甲斐なさが原因で、
妹たちの関係にヒビが入ってしまうのは
絶対に避けなくてはならない。
だからここは黙って置いて静かにやり過ごすのだ。
「だから、もしイロハがツツジと同じような状態で
”お揃いですわよ”って俺に言ったとしたら…
俺はツツジの時と同じように激しく動揺した筈さ」
「そうなんですわね…
時とタイミングさえ合えば、
あたくしもツツジと同じように…ですわ!
ケイガ兄様のお言葉…
このイロハ、心から納得しましたわよ!」
…やった!
俺はイロハを言いくるめもとい説得することに成功したぞ。
心の中で俺はガッツポーズをした。
…決してチョロインとかじゃないぞイロハは素直なだけだからな!
「そりゃあイロハは可愛いからなあ。
時とタイミングさえあえば、
俺程度の男では激しく動揺するのは
確定的に明らか!
目に見えている!」
「そ、そんなことは…
でも、ケイガ兄様は
そんじょそこらの殿方とは格が違いますわよ!
そうですわね…
で、でしたら、
今度はあたくしがツツジに替わって
メイド服を着てもよろしいんですのよ?
イロハ、兄様の専用メイドとしてご奉仕させて頂きますわ…」
…おおうッ!?
今のは…かなり心に来るものが有ったぞ…。
油断していたとはいえ、
これ程迄に動揺させる攻撃を繰り出して来るとは…
イロハ、恐ろしい子ッ!
だが、さっきのツツジの時の反省を踏まえていたから
今の俺の心の動揺は表情には出なかった筈。
それは兄として何よりである。
俺がさっきイロハに言ったことはお世辞でも何でもない。
彼女はゲームやアニメで言う所の悪役令嬢みたいな
ギャグキャラっぽい性格でごまかされている感はあるが
他の妹たち同様の超美少女なのである。
そんな彼女が男心をくすぐる言葉を述べようものなら…
生粋の童貞である俺が心揺らされてしまうのは当然なのである。
そう…これはセカイの摂理というべきものなのだ。
だから俺は悪くない!
イロハは俺の問いに受け入れる言葉で答えた。
…よし!
イロハはツンデレっぽいが優羽花よりも、
だいぶ素直で説得しやすい。
このまま押し切ろう。
正直に言うと俺は今の件については、
ちょっぴりツツジに寄り気味だったのではないかと反省している。
…ちょ、ちょっとだけだけなんだからね!
だからイロハに対してちょっと罪悪感があるのだ。
だけど此処でそれを明かしてしまってはいらぬ騒動を生むだろう。
最悪、ツツジとイロハが険悪なことになってしまうかも知れない。
兄の妹たちに対する振る舞いの不甲斐なさが原因で、
妹たちの関係にヒビが入ってしまうのは
絶対に避けなくてはならない。
だからここは黙って置いて静かにやり過ごすのだ。
「だから、もしイロハがツツジと同じような状態で
”お揃いですわよ”って俺に言ったとしたら…
俺はツツジの時と同じように激しく動揺した筈さ」
「そうなんですわね…
時とタイミングさえ合えば、
あたくしもツツジと同じように…ですわ!
ケイガ兄様のお言葉…
このイロハ、心から納得しましたわよ!」
…やった!
俺はイロハを言いくるめもとい説得することに成功したぞ。
心の中で俺はガッツポーズをした。
…決してチョロインとかじゃないぞイロハは素直なだけだからな!
「そりゃあイロハは可愛いからなあ。
時とタイミングさえあえば、
俺程度の男では激しく動揺するのは
確定的に明らか!
目に見えている!」
「そ、そんなことは…
でも、ケイガ兄様は
そんじょそこらの殿方とは格が違いますわよ!
そうですわね…
で、でしたら、
今度はあたくしがツツジに替わって
メイド服を着てもよろしいんですのよ?
イロハ、兄様の専用メイドとしてご奉仕させて頂きますわ…」
…おおうッ!?
今のは…かなり心に来るものが有ったぞ…。
油断していたとはいえ、
これ程迄に動揺させる攻撃を繰り出して来るとは…
イロハ、恐ろしい子ッ!
だが、さっきのツツジの時の反省を踏まえていたから
今の俺の心の動揺は表情には出なかった筈。
それは兄として何よりである。
俺がさっきイロハに言ったことはお世辞でも何でもない。
彼女はゲームやアニメで言う所の悪役令嬢みたいな
ギャグキャラっぽい性格でごまかされている感はあるが
他の妹たち同様の超美少女なのである。
そんな彼女が男心をくすぐる言葉を述べようものなら…
生粋の童貞である俺が心揺らされてしまうのは当然なのである。
そう…これはセカイの摂理というべきものなのだ。
だから俺は悪くない!
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