471 / 556
471話 変装
しおりを挟む
ちなみに俺の魔力数値は220、
ディラムとの厳しい組手鍛錬で此の数値にまで
引き上げることに成功した。
そして俺は高速飛行魔法・高速飛翔を使い
此処グリンジスに飛んできたという訳である。
ちなみに正確に言うと
俺の基本魔力はゼロのままなのであるが、
契約している光の精霊ヒカリから流れ込んでいる魔力を
俺が受け止められる容量が上がって、
魔力数値が上がったということである。
普通に魔力を持った人間が鍛錬で魔力数値を上げられるのと同じように、
精霊と契約して魔力を得ている俺の様な人間も
魔力数値を上げることが出来るという訳である。
「しかし魔力数値220は一般人としては高すぎる魔力か。
ヒカリ、もう少し魔力を抑えてくれるか?」
「んー、
りょうかいお兄ちゃん」
ヒカリが返事をした瞬間、
俺の身体に流れる魔力が大きく下がった。
自身の魔力は見通しの眼鏡では計測できない為、
体感という事になるが大体10分の1といったところか。
おそらく20前後が今の俺の魔力数値だろう。
「それではツツジ、あたくしたちも」
「…了解、イロハ…」
イロハとツツジは目を閉じた。
次の瞬間ふたりの魔力数値が低下して、
魔力数値20前後で止まった。
ミリィ曰く、魔力数値のコントロールはかなり難しく
特に魔力数値を抑えるという事はかなり難しいらしい。
そこは流石、姫騎士団といった所である。
実際に俺のツンデレ妹である優羽花は
光の勇者としての魔力数値の上値が
日々の鍛錬でメキメキと上昇しているのだが、
魔力を抑えるという事が全く苦手なのである。
故にこういった隠密行動に全く不向き。
実際に魔力数値600以上の人間が町に入ろうものなら、
たちまち大騒ぎになってしまうだろうなあ…。
「それじゃあイロハ、ツツジ。
城での打ち合わせ通りに変装して
グリンジスの街へ向かおうか」
「ですわ!」
「…はい」
俺達三人は背中に担いでいたリュックを下ろすと、
中から変装用の衣装を取り出した。
そしてそれぞれ茂みの中に入って着替える。
俺達はグリンジスに侵入するにあたり、
怪しまれない様に偽装した身分で侵入する。
偽装する身分の設定であるが、
イロハはエクスラント聖王国都からやって来た旅行好きの貴族令嬢、
俺は彼女に使える召使、
ツツジはメイドと言った具合である。
イロハは素が悪役令嬢…もとい実際に本物の貴族なので問題ない。
煌びやかな貴族のドレスも普段着の如く着こなしている。
というより本当に普段着なのかもしれない。
俺は根っからの庶民なので、召使の服を着ても何の違和感も無い。
そしてツツジは…
おおおお…
メイド服…すごく似合ってます…。
ディラムとの厳しい組手鍛錬で此の数値にまで
引き上げることに成功した。
そして俺は高速飛行魔法・高速飛翔を使い
此処グリンジスに飛んできたという訳である。
ちなみに正確に言うと
俺の基本魔力はゼロのままなのであるが、
契約している光の精霊ヒカリから流れ込んでいる魔力を
俺が受け止められる容量が上がって、
魔力数値が上がったということである。
普通に魔力を持った人間が鍛錬で魔力数値を上げられるのと同じように、
精霊と契約して魔力を得ている俺の様な人間も
魔力数値を上げることが出来るという訳である。
「しかし魔力数値220は一般人としては高すぎる魔力か。
ヒカリ、もう少し魔力を抑えてくれるか?」
「んー、
りょうかいお兄ちゃん」
ヒカリが返事をした瞬間、
俺の身体に流れる魔力が大きく下がった。
自身の魔力は見通しの眼鏡では計測できない為、
体感という事になるが大体10分の1といったところか。
おそらく20前後が今の俺の魔力数値だろう。
「それではツツジ、あたくしたちも」
「…了解、イロハ…」
イロハとツツジは目を閉じた。
次の瞬間ふたりの魔力数値が低下して、
魔力数値20前後で止まった。
ミリィ曰く、魔力数値のコントロールはかなり難しく
特に魔力数値を抑えるという事はかなり難しいらしい。
そこは流石、姫騎士団といった所である。
実際に俺のツンデレ妹である優羽花は
光の勇者としての魔力数値の上値が
日々の鍛錬でメキメキと上昇しているのだが、
魔力を抑えるという事が全く苦手なのである。
故にこういった隠密行動に全く不向き。
実際に魔力数値600以上の人間が町に入ろうものなら、
たちまち大騒ぎになってしまうだろうなあ…。
「それじゃあイロハ、ツツジ。
城での打ち合わせ通りに変装して
グリンジスの街へ向かおうか」
「ですわ!」
「…はい」
俺達三人は背中に担いでいたリュックを下ろすと、
中から変装用の衣装を取り出した。
そしてそれぞれ茂みの中に入って着替える。
俺達はグリンジスに侵入するにあたり、
怪しまれない様に偽装した身分で侵入する。
偽装する身分の設定であるが、
イロハはエクスラント聖王国都からやって来た旅行好きの貴族令嬢、
俺は彼女に使える召使、
ツツジはメイドと言った具合である。
イロハは素が悪役令嬢…もとい実際に本物の貴族なので問題ない。
煌びやかな貴族のドレスも普段着の如く着こなしている。
というより本当に普段着なのかもしれない。
俺は根っからの庶民なので、召使の服を着ても何の違和感も無い。
そしてツツジは…
おおおお…
メイド服…すごく似合ってます…。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
39
1 / 4
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる