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410話 ぎ妹同盟・第二条
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「…そうそう、優羽花。
兄さんとの中はだいぶ進展しましたか?
もしかして…もうキスしちゃいました?」
「な、な、な…何言ってるのよお静里菜あっ!?
あ、あ、あたしが、
お兄とキキキ…キスする訳無いじゃ無いのよおおおーーー!!」
「ええっ…。
わたし優羽花と別れる前に言いましたよね?
『ぎ妹同盟第二条…
もし一条に違反する過剰な抜け駆けがあった場合、
同じ内容のことをしても良い、です。
ですからあなたも兄さんの頬に口づけしても良いんですよ、
わたしは許可しますから』…と。
優羽花がわたしと別れてから三週間も経っているのですよ。
異世界で兄さんと二人きり…それで何も起きないはずもなく」
「…何も起きないわよおっ!
大体ふたりきりって訳じゃなかったし!」
「ええっ…。
もしかして優羽花、
兄さんの頬にキスもしてないという事…なんですか?」
「そうに決まっているでしょお!」
「何でなんですか?
異世界なんですよ?
わたしたちを知っているひとは誰も居ないんですよ?
そこは優羽花がタガを外して、
自分の本当の気持ちをさらけ出して、
兄さんに思いの丈を全てぶつける絶好の機会じゃないですか?
…いつ告白するんです?
今ですよね?」
「…ででで、でも!
お兄に…
あたしの告白を拒否されたらと思うと…
怖いし…」
「そ、そんなっ…?
異世界でも…
いざという時は弱気なんですか優羽花…?」
「あ、あたしは!
静里菜みたいに図太くないのよおっーー!!」
頭を抱えてふらっとその場に崩れ落ちる静里菜と、
そんな彼女に対して絶叫する優羽花であった。
「そんな…
わたしはてっきり…
異世界で優羽花は兄さんとイチャイチャし放題…
それはもうしっぽりと、
二人の仲は進展したとばかり思ってました」
「しっぽりって何よ!
何かいやらしいわよ静里菜!
あたしとお兄は、
べ別に…異世界に飛ばされる前と
何も変わっていないんだからね!」
「そ、そうなんですか…?
それでしたらわたし、
優羽花に謝らないと…」
「えっ?
どういうことなのよ優羽花?」
「わたしはてっきり、
優羽花が兄さんとイチャイチャし放題とばかり思ってましたから…
『ぎ妹同盟第二条、
もし一条に違反する過剰な抜け駆けがあった場合、同じ内容のことをしても良い』
に従って、兄さんに思いっきり抱き付いて甘えちゃいました…
てへ、です」
兄さんとの中はだいぶ進展しましたか?
もしかして…もうキスしちゃいました?」
「な、な、な…何言ってるのよお静里菜あっ!?
あ、あ、あたしが、
お兄とキキキ…キスする訳無いじゃ無いのよおおおーーー!!」
「ええっ…。
わたし優羽花と別れる前に言いましたよね?
『ぎ妹同盟第二条…
もし一条に違反する過剰な抜け駆けがあった場合、
同じ内容のことをしても良い、です。
ですからあなたも兄さんの頬に口づけしても良いんですよ、
わたしは許可しますから』…と。
優羽花がわたしと別れてから三週間も経っているのですよ。
異世界で兄さんと二人きり…それで何も起きないはずもなく」
「…何も起きないわよおっ!
大体ふたりきりって訳じゃなかったし!」
「ええっ…。
もしかして優羽花、
兄さんの頬にキスもしてないという事…なんですか?」
「そうに決まっているでしょお!」
「何でなんですか?
異世界なんですよ?
わたしたちを知っているひとは誰も居ないんですよ?
そこは優羽花がタガを外して、
自分の本当の気持ちをさらけ出して、
兄さんに思いの丈を全てぶつける絶好の機会じゃないですか?
…いつ告白するんです?
今ですよね?」
「…ででで、でも!
お兄に…
あたしの告白を拒否されたらと思うと…
怖いし…」
「そ、そんなっ…?
異世界でも…
いざという時は弱気なんですか優羽花…?」
「あ、あたしは!
静里菜みたいに図太くないのよおっーー!!」
頭を抱えてふらっとその場に崩れ落ちる静里菜と、
そんな彼女に対して絶叫する優羽花であった。
「そんな…
わたしはてっきり…
異世界で優羽花は兄さんとイチャイチャし放題…
それはもうしっぽりと、
二人の仲は進展したとばかり思ってました」
「しっぽりって何よ!
何かいやらしいわよ静里菜!
あたしとお兄は、
べ別に…異世界に飛ばされる前と
何も変わっていないんだからね!」
「そ、そうなんですか…?
それでしたらわたし、
優羽花に謝らないと…」
「えっ?
どういうことなのよ優羽花?」
「わたしはてっきり、
優羽花が兄さんとイチャイチャし放題とばかり思ってましたから…
『ぎ妹同盟第二条、
もし一条に違反する過剰な抜け駆けがあった場合、同じ内容のことをしても良い』
に従って、兄さんに思いっきり抱き付いて甘えちゃいました…
てへ、です」
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