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396話 避難部屋
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俺は部屋の中央にあるベッドに寝かされた。
この部屋は窓の一切が無い。
扉も隠されてたことから、
外からは存在が一切わからない隠し部屋なのであろう。
「…この部屋の壁は魔力を霧散させる素材で造られています…
…本来の用途は刺客が城内に侵入するなどの、
緊急時に王族の方々を匿う隠し避難部屋でありますけど…
…姫様の魔力感知能力を欺くことも出来ると思います…」
なるほど俺は気配を消すことは出来ても、
魔力を完全に消すといったことは出来ない。
そして身体の動きを封じられている為に、
走って逃げることも出来ない。
そんな情けない状態の今の俺には、
魔力をかき消すことが出来る
この隠し部屋に避難するのは最適という訳か。
「ありがとう皆、助かったよ」
「といってもこの部屋はー
完全に魔力を遮断出来るという訳では無いんですよねー」
「あくまで魔力を霧散させて、
感知を分かりにくくしているといった感じかな!」
「…そうなのか?」
「魔力を物理的に完全遮断するというのはー
ちょっと難しいんですよー」
「…ですから、
姫様の高い魔力感知なら…
此処を探し当てることも出来るかも知れません…
…だから、もしものときを考えて…こうします…」
ツツジはそう言葉を返述べると、
自身を包んでいた鎧を外していく。
ガチャガチャと音を立てて鎧が地面に落ちる。
「ツツツ…ツツジ!
なっ何をっ…」
ツツジはアンダーシャツだけの姿になった。
姫騎士団最年少である
彼女の小柄で、か細い身体のラインが鮮明になる。
でも胸はまったく無い訳ではないのだ。
年上の優羽花や静里菜よりも、
だいぶあるんじゃ無いだろうか。
小振りで可愛いおっぱい!
俺は何だか罪悪感を感じてしまい、
必死に目線を逸らした。
身体が動かないので、
ツツジとは逆の方へ目線を滑らすしかないのだが。
「うわあツツジは脱ぐの早いね!
シダレも急いで脱がないと、
待っててね兄様!」
「カエデも脱ぐですー
少しお待ちくださいね兄様ー」
「…ナンデ?
姫騎士団、
ナンデ?」
逸らした目線の先で
シダレとカエデも鎧を脱いでいく。
ガチャンガチャンと音を立てて
身に着けていた鎧が落ち、
ふたりともツツジと同様にアンダーだけの姿になった。
シダレの身体は起伏の全く無い幼いライン。
つるつるぺったん!
カエデの身体は起伏が結構あって女性らしいライン。
以外と結構…ばいんばいん!
俺の目の前で見れ麗しい美少女騎士妹たちが
身に着けていた鎧を脱ぎ捨てる…。
全く予想だにしなかった緊急事態である。
俺は完全に動揺し、半ば放心状態。
挙句に妹たちの身体について脳内で感想を述べる始末である。
兄として…俺って…最低だ。
この部屋は窓の一切が無い。
扉も隠されてたことから、
外からは存在が一切わからない隠し部屋なのであろう。
「…この部屋の壁は魔力を霧散させる素材で造られています…
…本来の用途は刺客が城内に侵入するなどの、
緊急時に王族の方々を匿う隠し避難部屋でありますけど…
…姫様の魔力感知能力を欺くことも出来ると思います…」
なるほど俺は気配を消すことは出来ても、
魔力を完全に消すといったことは出来ない。
そして身体の動きを封じられている為に、
走って逃げることも出来ない。
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この隠し部屋に避難するのは最適という訳か。
「ありがとう皆、助かったよ」
「といってもこの部屋はー
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「あくまで魔力を霧散させて、
感知を分かりにくくしているといった感じかな!」
「…そうなのか?」
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ちょっと難しいんですよー」
「…ですから、
姫様の高い魔力感知なら…
此処を探し当てることも出来るかも知れません…
…だから、もしものときを考えて…こうします…」
ツツジはそう言葉を返述べると、
自身を包んでいた鎧を外していく。
ガチャガチャと音を立てて鎧が地面に落ちる。
「ツツツ…ツツジ!
なっ何をっ…」
ツツジはアンダーシャツだけの姿になった。
姫騎士団最年少である
彼女の小柄で、か細い身体のラインが鮮明になる。
でも胸はまったく無い訳ではないのだ。
年上の優羽花や静里菜よりも、
だいぶあるんじゃ無いだろうか。
小振りで可愛いおっぱい!
俺は何だか罪悪感を感じてしまい、
必死に目線を逸らした。
身体が動かないので、
ツツジとは逆の方へ目線を滑らすしかないのだが。
「うわあツツジは脱ぐの早いね!
シダレも急いで脱がないと、
待っててね兄様!」
「カエデも脱ぐですー
少しお待ちくださいね兄様ー」
「…ナンデ?
姫騎士団、
ナンデ?」
逸らした目線の先で
シダレとカエデも鎧を脱いでいく。
ガチャンガチャンと音を立てて
身に着けていた鎧が落ち、
ふたりともツツジと同様にアンダーだけの姿になった。
シダレの身体は起伏の全く無い幼いライン。
つるつるぺったん!
カエデの身体は起伏が結構あって女性らしいライン。
以外と結構…ばいんばいん!
俺の目の前で見れ麗しい美少女騎士妹たちが
身に着けていた鎧を脱ぎ捨てる…。
全く予想だにしなかった緊急事態である。
俺は完全に動揺し、半ば放心状態。
挙句に妹たちの身体について脳内で感想を述べる始末である。
兄として…俺って…最低だ。
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