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第195話 見通しの眼鏡の未知の能力
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「それはそうとミリィ、
今、ひとつの質問が思い浮かんだんが…良いかな?」
「もちろんだよ、兄君様。
このボクでわかることなら何でも答えるよ。
さあ、遠慮なく聞いてくれたまえ」
「俺の専用装備の『見通しの眼鏡』についてなんだ。
この眼鏡を通して見た相手の魔力数値が
測定できるというのはミリィも知っている通り。
だがこの眼鏡には魔力数値の数字以外に、
文字も表示されているんだ。
だが俺にはその文字が読めなかった。
光の精霊曰く、『見通しの眼鏡』には
魔力数値を見ること以外に、種族、属性、スキル、状態、弱点といった
相手のステータスを見ることも出来るとのこと。
だからこの読めない文字で表示されているのはおそらく、
そのステータスについてだと思う。
俺はこの世界エゾン・レイギスの文字で書かれていると予想しているんだが…。
この文字を確認して貰っていいか?
相手のステータスが解るのなら、
これからの戦いで大きく戦力の向上になると思うんだ?」
「…へえ…『見通しの眼鏡』に
そんな能力があるなんて初耳だよ、兄君様。
この世界で出回っている量産品の『見通しの眼鏡』には
魔力数値を見る以外の能力は無いから、
兄君様が持っているオリジナル品のみの能力という訳だね。
ふむ…オリジナルを解析して量産品を作る際に、
魔力数値を計る能力しか再現が出来なかったのかも知れないね。
それじゃ早速、その読めない文字とやらを解読しようと思うのだけど、
異世界人の専用装備は装備者本人しか使えないものだからね…うーん、どうしようか?
…そうだ! 兄君様。
見通しの眼鏡に表示されている文字を
書き出してもらうことは出来るかい?」
「ああミリィ、何とか出来ると思う。
それじゃあ、書いてみるよ」
俺は自身が掛けている『見通しの眼鏡』の内に表示されている文字を、
ミリィから渡された白紙のノートに書き出した。
「ふむ…これは…
ちょっと待ってくれないか?
兄君様」
ミリィは本棚から幾つかの分厚い本を引っ張り出すと、
俺が書いたノートの隣に見開いて置いた。
そしてノートと本の文字を見比べていく。
「ルーン文字ぽい部分があるけど文法がまるで違うね。
滅んだメリトゥシュ文明の文字にも似ている部分があるけど文法が違う。
うーん、色んな文字の要素があるけどどれにも符合しない感じだね
…もしかすると失われた古代文字…??」
今、ひとつの質問が思い浮かんだんが…良いかな?」
「もちろんだよ、兄君様。
このボクでわかることなら何でも答えるよ。
さあ、遠慮なく聞いてくれたまえ」
「俺の専用装備の『見通しの眼鏡』についてなんだ。
この眼鏡を通して見た相手の魔力数値が
測定できるというのはミリィも知っている通り。
だがこの眼鏡には魔力数値の数字以外に、
文字も表示されているんだ。
だが俺にはその文字が読めなかった。
光の精霊曰く、『見通しの眼鏡』には
魔力数値を見ること以外に、種族、属性、スキル、状態、弱点といった
相手のステータスを見ることも出来るとのこと。
だからこの読めない文字で表示されているのはおそらく、
そのステータスについてだと思う。
俺はこの世界エゾン・レイギスの文字で書かれていると予想しているんだが…。
この文字を確認して貰っていいか?
相手のステータスが解るのなら、
これからの戦いで大きく戦力の向上になると思うんだ?」
「…へえ…『見通しの眼鏡』に
そんな能力があるなんて初耳だよ、兄君様。
この世界で出回っている量産品の『見通しの眼鏡』には
魔力数値を見る以外の能力は無いから、
兄君様が持っているオリジナル品のみの能力という訳だね。
ふむ…オリジナルを解析して量産品を作る際に、
魔力数値を計る能力しか再現が出来なかったのかも知れないね。
それじゃ早速、その読めない文字とやらを解読しようと思うのだけど、
異世界人の専用装備は装備者本人しか使えないものだからね…うーん、どうしようか?
…そうだ! 兄君様。
見通しの眼鏡に表示されている文字を
書き出してもらうことは出来るかい?」
「ああミリィ、何とか出来ると思う。
それじゃあ、書いてみるよ」
俺は自身が掛けている『見通しの眼鏡』の内に表示されている文字を、
ミリィから渡された白紙のノートに書き出した。
「ふむ…これは…
ちょっと待ってくれないか?
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俺が書いたノートの隣に見開いて置いた。
そしてノートと本の文字を見比べていく。
「ルーン文字ぽい部分があるけど文法がまるで違うね。
滅んだメリトゥシュ文明の文字にも似ている部分があるけど文法が違う。
うーん、色んな文字の要素があるけどどれにも符合しない感じだね
…もしかすると失われた古代文字…??」
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