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第75話 妹歴16年は伊達じゃ無い
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「…そんなこと言って! あたしだってもう16なんだからね! 成長したあたしの魅力的な裸が見たくてそんなこと言ってるんじゃないの!
このムッツリスケベお兄い!」
「ははっ、兄である俺が愛しい妹の身体をそんなやましい目で見るわけが無いじゃないか?」
優羽花(ゆうか)が生まれてから16年、俺は同じ屋根の下で一緒に時を過ごしてきたのだ。
妹歴16年は伊達じゃ無い!
そんな目で彼女を見る訳が無いのである。
俺は自信たっぷりのドヤ顔で優羽花に言葉を返す。
「何よう、ポーラさんやミリィさん、姫騎士団(プリンセスナイツ)のみんなのことはやましい目で見ていたくせに!
お兄が内心ドキドキしていたは知っているんだからねこのスケベお兄い!」
「ふっ…彼女たちは今日妹になったばかりだからそれは仕方が無いだろう。
優羽花は良く知っているだろう、俺は彼女いない歴25年の童貞なんだぞ?
だから見れ麗しい彼女たちをちょっとはやましい目で見てしまうのもは必然という訳だな。
いや、むしろ彼女たちをそんな目で全く見ないと言うのは逆に失礼ではないだろうか?」
俺は自信たっぷりのドヤ顔を崩さずに言葉を返した。
更には不敵な笑み付きである。
どうだこの不遜(ふそん)な態度。
俺は気兼ねの無い相手である優羽花と久しぶりに二人きりになって、心の底からリラックスをしているのだ。
端的に言うと、調子に乗っている。
「開き直ってるんじゃないわよこの馬鹿お兄!
本当に馬鹿じゃないの! この馬鹿ムッツリスケベ!
お兄がそういう事いうならねえ!
あ、あたしだって誰ともつきあってないもん!
しょしょしょ処女なんだからあ!
生まれてからずっと綺麗な身体なんだからね!
…って何てこと言わせるのよこの馬鹿あーー!!」
優羽花は顔を真っ赤にしながら俺の胸をぼかぼかと叩き始めた。
「ちょ、ちょっと待て優羽花! そんなに力入れて叩くと結構痛いから!」
「ずっと引き籠ってて! ひ弱な身体になってるから痛いんでしょーこの馬鹿お兄い!
そんな痛みなんて、あたしの今の恥ずかしさに比べたら全然たいしたことないんだからね!
悔しかったら鍛えなおして元の逞しくてカッコイイ身体に早く戻ってみなさいよ馬鹿あー!」
「お、おう…耳が痛いな…。
あの、ちょっと言葉も暴力も容赦が無さすぎるんじゃないですか?
我が愛しい妹よ…」
「あたしが今までどんな気持ちで居たか知ってるのこの馬鹿あ!
少しぐらい黙って受け止めなさいよね!」
そう言われると弱いな。
俺が引籠りになっているとき優羽花にはすごく心配をかけていただろう。
色々と俺に言いたいことがあっただろうけど、そこは遠慮してくれていたのだ。
しかし遠慮していたのは彼女だけではなく俺のほうもなのだ。
だから俺は負けずに口を開いた。
「…しかし兄さんとしては優羽花には俺に対してもっと素直になって、優しいところを出してほしいんだが?
俺はアニメや漫画で言う所のいわゆるツンデレ好きという訳では無いからな。
普通に優しく接してくれたほうが嬉しいぞ」
「な、な、何いってんの馬鹿お兄いーー!!
あ、あたしは全然優しくないんだからね!
甘えんなこの馬鹿あ!」
俺と優羽花の間に互いに遠慮のない言葉が激しく行き来した。
このムッツリスケベお兄い!」
「ははっ、兄である俺が愛しい妹の身体をそんなやましい目で見るわけが無いじゃないか?」
優羽花(ゆうか)が生まれてから16年、俺は同じ屋根の下で一緒に時を過ごしてきたのだ。
妹歴16年は伊達じゃ無い!
そんな目で彼女を見る訳が無いのである。
俺は自信たっぷりのドヤ顔で優羽花に言葉を返す。
「何よう、ポーラさんやミリィさん、姫騎士団(プリンセスナイツ)のみんなのことはやましい目で見ていたくせに!
お兄が内心ドキドキしていたは知っているんだからねこのスケベお兄い!」
「ふっ…彼女たちは今日妹になったばかりだからそれは仕方が無いだろう。
優羽花は良く知っているだろう、俺は彼女いない歴25年の童貞なんだぞ?
だから見れ麗しい彼女たちをちょっとはやましい目で見てしまうのもは必然という訳だな。
いや、むしろ彼女たちをそんな目で全く見ないと言うのは逆に失礼ではないだろうか?」
俺は自信たっぷりのドヤ顔を崩さずに言葉を返した。
更には不敵な笑み付きである。
どうだこの不遜(ふそん)な態度。
俺は気兼ねの無い相手である優羽花と久しぶりに二人きりになって、心の底からリラックスをしているのだ。
端的に言うと、調子に乗っている。
「開き直ってるんじゃないわよこの馬鹿お兄!
本当に馬鹿じゃないの! この馬鹿ムッツリスケベ!
お兄がそういう事いうならねえ!
あ、あたしだって誰ともつきあってないもん!
しょしょしょ処女なんだからあ!
生まれてからずっと綺麗な身体なんだからね!
…って何てこと言わせるのよこの馬鹿あーー!!」
優羽花は顔を真っ赤にしながら俺の胸をぼかぼかと叩き始めた。
「ちょ、ちょっと待て優羽花! そんなに力入れて叩くと結構痛いから!」
「ずっと引き籠ってて! ひ弱な身体になってるから痛いんでしょーこの馬鹿お兄い!
そんな痛みなんて、あたしの今の恥ずかしさに比べたら全然たいしたことないんだからね!
悔しかったら鍛えなおして元の逞しくてカッコイイ身体に早く戻ってみなさいよ馬鹿あー!」
「お、おう…耳が痛いな…。
あの、ちょっと言葉も暴力も容赦が無さすぎるんじゃないですか?
我が愛しい妹よ…」
「あたしが今までどんな気持ちで居たか知ってるのこの馬鹿あ!
少しぐらい黙って受け止めなさいよね!」
そう言われると弱いな。
俺が引籠りになっているとき優羽花にはすごく心配をかけていただろう。
色々と俺に言いたいことがあっただろうけど、そこは遠慮してくれていたのだ。
しかし遠慮していたのは彼女だけではなく俺のほうもなのだ。
だから俺は負けずに口を開いた。
「…しかし兄さんとしては優羽花には俺に対してもっと素直になって、優しいところを出してほしいんだが?
俺はアニメや漫画で言う所のいわゆるツンデレ好きという訳では無いからな。
普通に優しく接してくれたほうが嬉しいぞ」
「な、な、何いってんの馬鹿お兄いーー!!
あ、あたしは全然優しくないんだからね!
甘えんなこの馬鹿あ!」
俺と優羽花の間に互いに遠慮のない言葉が激しく行き来した。
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