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第1部 魔王の妃なんて、とんでもない!
第5章 アリーシャ、勇者と出逢う
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王女ジェラルディンは15歳の誕生日を迎えた翌日、変装してコッソリ城を抜け出す。
生まれてからずっと籠の鳥のように城に閉じ込められてきた彼女は、一目で良いから城の外や町の様子を見てみたかったのだ。
だが、街中でスリに遭い、城を抜け出すのに使った魔法道具も含めて所持品全てを盗まれてしまう。
このままでは城に戻ることもできないと困り果てていた王女に声をかけてきたのが、英雄に憧れる町の青年――すなわち "勇者" だった……というのが、勇者と王女の出逢いイベントの概要だったと思う。
だけど、おかしいな。
まだ15歳の誕生日パーティーも開かれていないし、城を抜け出す魔法道具なんて、使うどころか入手すらしていない。
「えっと……君?何か困っているんじゃないのかい?」
考え込んでしまった私に勇者がさらに声をかけてくるが……思考がまとまらないので、ちょっと待っていてくれないだろうか。
「あー、そのお嬢さん、スリに遭っちまって、あり金と所持品全部、盗まれちまったみたいなんだよ」
通りすがりのおじさんが勝手に勇者に状況を説明してくれる。
「大変じゃないか!そのスリはどこに……?」
「あっちの方へ走っていったよー。もう姿は見えないけど」
「君!一緒に追いかけよう!」
勇者は正義感に燃える瞳で力強くそう言ってくる。
「いえ、無理しないでください。そういうのは警察……もとい兵士たちに任せた方がいいと思います」
私は勇者の全身を眺め、きっぱりと断った。
シチュエーション的に勇者に間違いないはずだが、今の彼はどう見ても、ただの町の青年だ。
Tシャツにハーフパンツ、手にはデッキブラシというその姿は「今、掃除のバイト中なんで」とでも言い出しそうな雰囲気だ。
こんなごくフツーそうな青年に犯罪者との対決を頼むなんて、私の道徳心が痛んでできない。……と言うか、そんな危ないことに私を巻き込まないで欲しい。
だが勇者はさすがに "主人公" らしく行動が強引だった。
「兵士たちはこんな些細な犯罪なんて取り合ってくれないさ!行こう!犯人を見失ってしまう!」
勇者は私の手を取り有無を言わさず走り出した。力が強過ぎて逆らえない。
「えっ!?ちょ……っ、相手は犯罪者で……確か何かしらの武器を持ってたはず……!無理です!危険ですから、やめましょう!」
「遠慮することはないよ。俺の父は "英雄" でね。俺もいつかは父さんのようになりたくて、剣の腕を磨いてるんだ。本物の剣は買えないから代用品で練習してるだけなんだけどね」
……ダメだ。会話が噛み合ってない。本気で嫌がってるのが伝わらないのだろうか。
「いえ、あの……犯人がいつまでもその辺をノコノコ歩いてるとは思えないですし、追いつくなんてきっと無理で……」
言いかけた私の目に、道の先をノコノコ歩く一人の男の後ろ姿が映る。
いや……ノコノコどころか、同じ場所を延々とぐるぐる歩き回っているその男は、さっき私にぶつかってきた男に間違いなかった。
ゲーム画面では何の違和感も覚えなかったが、こうして "実写" で見ると不自然極まりない。
「ちょ……っ、見つけやす過ぎるでしょ!何でサッサと町の外に逃亡してないの!?」
思わずツッコミを入れると、男はハッと目が覚めたように私たちを見た。
「お前は、さっきの女!……と言うか、俺は今まで何をしていたんだ!? 逃げもせずにこんな近場をウロウロしているなんて……っ!」
「なるほど。お前が彼女から物を盗った犯人か。どうやら創世の神の御手がお前の思考を奪って町を出られないようにしたようだな。神はお前のような悪党をお許しにならないということだ」
神の御手も何も、ゲーム制作者がシナリオでキャラの行動を操っているだけなのだが。
……まぁ、ゲーム制作者を "この世界を創った神" と呼ぶなら、べつに間違ってはいないのか。
しかし、スリの男にデッキブラシを突きつける勇者の姿は全くサマにならず、むしろダサい。
ジェラルディンちゃんも、よくこんな姿を見て勇者に "ほのかな恋心" を抱けたものだ。
……まぁ、イベントの原案を考えたのは私なんだけど。
「クソッ……こんなワケの分からん形で捕まってたまるか!」
男は懐からナイフを取り出し、構えた。私は思わず悲鳴を上げる。
ゲームのイベントとは分かっていても、男の殺気と迫力は相当なものだった。
「君っ、危ないから下がって」
勇者はヒラヒラと手を振り私を下がらせるが……そもそも危ないに決まっているのだから犯人を追ったりしないで欲しかった。
「あなただって危ないでしょ!? そんなデッキブラシじゃナイフに敵わないですよ!逃げましょうよ!」
私は必死に訴える。だが勇者は不敵に笑った。
「大丈夫さ。見てて」
止める間もなく、勇者と男のバトルが始まる。
ゲームでプレイした時にはバトルモードに移行することすらなく、ただ二等身キャラがガチガチぶつかり合い、白いフラッシュのような特殊効果が画面を数度バチバチ覆って終わりだったのだが……
「嘘……強……っ!?」
勇者はまるでバトン・トワリングでもするかのようにデッキブラシを華麗に操り男を攻撃する。
……どうしよう。持っているモノはダサいのに、その棒さばきが見事過ぎて、何だかカッコ良く見えてきた。
いや、でもやっぱりダサい……?でもカッコ良い……?ダメだ、混乱してきた。
男は防戦一方で為す術もなく、ついにはナイフを弾き飛ばされ、苦悶の表情で地に膝をつく。
「く……くっさ……っ!お前……っ、そのブラシで一体どこを掃除してきた……!?」
……アレ?何か別のことでもダメージ受けてる?
「さあ!盗んだ物を彼女に返せ!」
勇者がデッキブラシを男の喉元に突きつけると、男は心底嫌そうに身を引き、顔を歪めて舌うちした。
「分かったよ!チクショー!久々に良い獲物だったのに……」
男がヤケクソのように叫んだ直後、スカートのポケット周辺が一瞬ふわっと動いた気がした。
……ひょっとしてコレでアイテムやお金が戻ったのだろうか。
「じゃあ、俺はコイツを兵士の詰所に突き出して来るな。君、もう盗られたりしないように気をつけて帰りなよ」
そう言って勇者は男の腕をつかみ、去って行こうとする。私はあわててポケットに手を突っ込んだ。
今がアレを渡すチャンスなのではないだろうか。
「あの……っ、ありがとうございます!どうかコレを……」
鷲づかんだモノを勇者の目の前に差し出し……私は「アレ?」と固まった。
私の手に握られているのは、剣でも防具でもなく、見覚えのない白いハンカチだった。
周りをレースでふちどられ、光沢のあるピンクの糸で私の名が刺繍された、いかにもお姫様が使っていそうな感じのハンカチ……。
「これで汗を拭けってことかい?ありがとう」
勇者は爽やかに笑ってハンカチを受け取るが……チガウ。コレジャナイ。
もう一度ポケットを探ってみるが、例の武器防具は見つからず、代わりにやはり見覚えのない魔法のお札が1枚出て来た。
コレは……本来このシーンで王女が持っているべきアイテムの数々……。
どうしよう。ゲームシナリオが強制的に私の行動を修正してきたようだ。
このままじゃ何の変化もないまま勇者がこてんぱんにされて、私は囚われの身に……。
……いや、待てよ。むしろこのまま城に戻らず勇者と旅に出てしまえば、魔王の城襲来イベント自体起こらないんじゃ……
「あの……っ、勇者様。私と一緒に旅に……」
思いつきのまま勇者を旅に誘おうとしたその時、その先の言葉を遮るように背後から声をかけられた。
「いい加減にしてくださいませんか?アリーシャ様」
振り返り、私は愕然とする。
そこにいたのは、服装や髪の色は違うものの、まぎれもなく私の幼馴染の男の子だった。
「そ……創君っ!? 何でココに……!?」
生まれてからずっと籠の鳥のように城に閉じ込められてきた彼女は、一目で良いから城の外や町の様子を見てみたかったのだ。
だが、街中でスリに遭い、城を抜け出すのに使った魔法道具も含めて所持品全てを盗まれてしまう。
このままでは城に戻ることもできないと困り果てていた王女に声をかけてきたのが、英雄に憧れる町の青年――すなわち "勇者" だった……というのが、勇者と王女の出逢いイベントの概要だったと思う。
だけど、おかしいな。
まだ15歳の誕生日パーティーも開かれていないし、城を抜け出す魔法道具なんて、使うどころか入手すらしていない。
「えっと……君?何か困っているんじゃないのかい?」
考え込んでしまった私に勇者がさらに声をかけてくるが……思考がまとまらないので、ちょっと待っていてくれないだろうか。
「あー、そのお嬢さん、スリに遭っちまって、あり金と所持品全部、盗まれちまったみたいなんだよ」
通りすがりのおじさんが勝手に勇者に状況を説明してくれる。
「大変じゃないか!そのスリはどこに……?」
「あっちの方へ走っていったよー。もう姿は見えないけど」
「君!一緒に追いかけよう!」
勇者は正義感に燃える瞳で力強くそう言ってくる。
「いえ、無理しないでください。そういうのは警察……もとい兵士たちに任せた方がいいと思います」
私は勇者の全身を眺め、きっぱりと断った。
シチュエーション的に勇者に間違いないはずだが、今の彼はどう見ても、ただの町の青年だ。
Tシャツにハーフパンツ、手にはデッキブラシというその姿は「今、掃除のバイト中なんで」とでも言い出しそうな雰囲気だ。
こんなごくフツーそうな青年に犯罪者との対決を頼むなんて、私の道徳心が痛んでできない。……と言うか、そんな危ないことに私を巻き込まないで欲しい。
だが勇者はさすがに "主人公" らしく行動が強引だった。
「兵士たちはこんな些細な犯罪なんて取り合ってくれないさ!行こう!犯人を見失ってしまう!」
勇者は私の手を取り有無を言わさず走り出した。力が強過ぎて逆らえない。
「えっ!?ちょ……っ、相手は犯罪者で……確か何かしらの武器を持ってたはず……!無理です!危険ですから、やめましょう!」
「遠慮することはないよ。俺の父は "英雄" でね。俺もいつかは父さんのようになりたくて、剣の腕を磨いてるんだ。本物の剣は買えないから代用品で練習してるだけなんだけどね」
……ダメだ。会話が噛み合ってない。本気で嫌がってるのが伝わらないのだろうか。
「いえ、あの……犯人がいつまでもその辺をノコノコ歩いてるとは思えないですし、追いつくなんてきっと無理で……」
言いかけた私の目に、道の先をノコノコ歩く一人の男の後ろ姿が映る。
いや……ノコノコどころか、同じ場所を延々とぐるぐる歩き回っているその男は、さっき私にぶつかってきた男に間違いなかった。
ゲーム画面では何の違和感も覚えなかったが、こうして "実写" で見ると不自然極まりない。
「ちょ……っ、見つけやす過ぎるでしょ!何でサッサと町の外に逃亡してないの!?」
思わずツッコミを入れると、男はハッと目が覚めたように私たちを見た。
「お前は、さっきの女!……と言うか、俺は今まで何をしていたんだ!? 逃げもせずにこんな近場をウロウロしているなんて……っ!」
「なるほど。お前が彼女から物を盗った犯人か。どうやら創世の神の御手がお前の思考を奪って町を出られないようにしたようだな。神はお前のような悪党をお許しにならないということだ」
神の御手も何も、ゲーム制作者がシナリオでキャラの行動を操っているだけなのだが。
……まぁ、ゲーム制作者を "この世界を創った神" と呼ぶなら、べつに間違ってはいないのか。
しかし、スリの男にデッキブラシを突きつける勇者の姿は全くサマにならず、むしろダサい。
ジェラルディンちゃんも、よくこんな姿を見て勇者に "ほのかな恋心" を抱けたものだ。
……まぁ、イベントの原案を考えたのは私なんだけど。
「クソッ……こんなワケの分からん形で捕まってたまるか!」
男は懐からナイフを取り出し、構えた。私は思わず悲鳴を上げる。
ゲームのイベントとは分かっていても、男の殺気と迫力は相当なものだった。
「君っ、危ないから下がって」
勇者はヒラヒラと手を振り私を下がらせるが……そもそも危ないに決まっているのだから犯人を追ったりしないで欲しかった。
「あなただって危ないでしょ!? そんなデッキブラシじゃナイフに敵わないですよ!逃げましょうよ!」
私は必死に訴える。だが勇者は不敵に笑った。
「大丈夫さ。見てて」
止める間もなく、勇者と男のバトルが始まる。
ゲームでプレイした時にはバトルモードに移行することすらなく、ただ二等身キャラがガチガチぶつかり合い、白いフラッシュのような特殊効果が画面を数度バチバチ覆って終わりだったのだが……
「嘘……強……っ!?」
勇者はまるでバトン・トワリングでもするかのようにデッキブラシを華麗に操り男を攻撃する。
……どうしよう。持っているモノはダサいのに、その棒さばきが見事過ぎて、何だかカッコ良く見えてきた。
いや、でもやっぱりダサい……?でもカッコ良い……?ダメだ、混乱してきた。
男は防戦一方で為す術もなく、ついにはナイフを弾き飛ばされ、苦悶の表情で地に膝をつく。
「く……くっさ……っ!お前……っ、そのブラシで一体どこを掃除してきた……!?」
……アレ?何か別のことでもダメージ受けてる?
「さあ!盗んだ物を彼女に返せ!」
勇者がデッキブラシを男の喉元に突きつけると、男は心底嫌そうに身を引き、顔を歪めて舌うちした。
「分かったよ!チクショー!久々に良い獲物だったのに……」
男がヤケクソのように叫んだ直後、スカートのポケット周辺が一瞬ふわっと動いた気がした。
……ひょっとしてコレでアイテムやお金が戻ったのだろうか。
「じゃあ、俺はコイツを兵士の詰所に突き出して来るな。君、もう盗られたりしないように気をつけて帰りなよ」
そう言って勇者は男の腕をつかみ、去って行こうとする。私はあわててポケットに手を突っ込んだ。
今がアレを渡すチャンスなのではないだろうか。
「あの……っ、ありがとうございます!どうかコレを……」
鷲づかんだモノを勇者の目の前に差し出し……私は「アレ?」と固まった。
私の手に握られているのは、剣でも防具でもなく、見覚えのない白いハンカチだった。
周りをレースでふちどられ、光沢のあるピンクの糸で私の名が刺繍された、いかにもお姫様が使っていそうな感じのハンカチ……。
「これで汗を拭けってことかい?ありがとう」
勇者は爽やかに笑ってハンカチを受け取るが……チガウ。コレジャナイ。
もう一度ポケットを探ってみるが、例の武器防具は見つからず、代わりにやはり見覚えのない魔法のお札が1枚出て来た。
コレは……本来このシーンで王女が持っているべきアイテムの数々……。
どうしよう。ゲームシナリオが強制的に私の行動を修正してきたようだ。
このままじゃ何の変化もないまま勇者がこてんぱんにされて、私は囚われの身に……。
……いや、待てよ。むしろこのまま城に戻らず勇者と旅に出てしまえば、魔王の城襲来イベント自体起こらないんじゃ……
「あの……っ、勇者様。私と一緒に旅に……」
思いつきのまま勇者を旅に誘おうとしたその時、その先の言葉を遮るように背後から声をかけられた。
「いい加減にしてくださいませんか?アリーシャ様」
振り返り、私は愕然とする。
そこにいたのは、服装や髪の色は違うものの、まぎれもなく私の幼馴染の男の子だった。
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