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寝台 R指定 吸う ※リヒト×フリード
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丁寧な仕事がなされている寝台の上で、僕たちは絡み合った。
激しい口付けの嵐が過ぎ去ったあと、息を荒げながらも、時々、僕の目と目を合わせて蕩けるように笑う公子様。さも、幸せそうに。
「リヒト」
時々、そう呟きながら、僕のすべてをその唇で愛撫するのだ。
(なんだか僕が襲われてるみたいだ……)
するすると剥かれてるので、まさしく、見た目からしてそうとしか見えないが、仰向けの僕の肌をあまねく舐め、啜った内腿や股間にもまたたっぷりと奉仕ばかりしてくるのだから手に負えない。なまじ技術があるせいか、股間を美味しそうに真っ赤な舌で見せつけるように舐り、長い指で陰嚢すら触れてくる。
(うう……)
さすがに屹立するというものだ。
「これ以上は……」
たまらず告げると、公子様は心外だと言わんばかりにパクリ、と咥えて僕を見上げながら上下する。
ーーーー当然ながら、あっさりと僕は出してしまった。熱い口の中に。
「あっ」
しかも喘いでしまった……。
さらにはフリードはその高貴な立場にかかわらず、しっかりと喉の奥にまで僕のもので犯し、頬を窄めてすべてを出させるための吸引する動きをしてみせるのだからたまらない。
「んんっ、フリードぉ、やめて、もう、
これ以上は……っ」
思わず彼の頭部に手をあて、これ以上はやめてとばかりに抑えたが、それでも僕の婚約者殿は止まらなかった。
「あ、ああああっ」
イったばかりの敏感なところフリードは舌や唇でもって強く引き絞ってくる。
僕の指間にすり抜ける髪ばかりがさらさらと通り抜けていき、僕は彼が納得するまでしばし、彼の吸引活動に付き合わねばならなかった。それこそ、僕の薄い陰毛ごと愛でてくるのだから、実に、恐ろしい男である。
(さすがに……今日は……疲れてるのに……)
いくら僕でも、外を出歩いて能力までそれなりに使っていたので、繊細な動きはできないでいる。
すなわち、婚約者殿に好き放題、され放題、というわけで。
ぞぞぞ、と背筋に鳥肌が立つ。
果たしてそれは興奮ゆえか、恐怖ゆえか……。
エメラルドの瞳がにんまり、と微笑む頃には横たわる僕の股間からは何ももう出ません、という状態に陥っていた。
「ふ、フリード……」
「美味しゅうございました、リヒト」
そう宣うフリードの裸体は、特に股間はしどと濡れている。
(いつの間に……)
「本当は挿れて欲しかったのですが……、
今回はこれで」
言いながら、フリードは、僕の薄くなった精液で自らの後ろの穴を塗りたくり、僕の目の前でゆるゆると自前のペニスももろとも自慰をして……それこそ、お尻を揺らしてしっかりと射精をした。おかずは力尽きた僕である。
息も絶え絶えの僕を前に、なんとも余裕綽々な態度。経験値の差がモロに出た感じだ。
そりゃあ、この手の差はどうしようもないし……容赦なくフリードは僕の体を、それこそワキだって舐めて吸って、ずいぶんと胸だって両手で滑らかに持ち上げるようにして動かしてきて……。
(フリード……、
結構、怒ってたんだな……)
ということを思い知った夜でもあった。
「さ、寝ましょう」
さらにはしっかと布巾で僕の体を拭い、じゅ、と見え辛い部分を最後の仕事だとばかりにキスマークつけて満足げに僕を抱えて眠る公子様はまさしく、まるで眠る大型猫の獣人、そのもの。
わふわの猫の尻尾がご機嫌に寝台のシーツを叩き、そのうち、僕の片足を撫でてしばらくすると静かになった。
激しい口付けの嵐が過ぎ去ったあと、息を荒げながらも、時々、僕の目と目を合わせて蕩けるように笑う公子様。さも、幸せそうに。
「リヒト」
時々、そう呟きながら、僕のすべてをその唇で愛撫するのだ。
(なんだか僕が襲われてるみたいだ……)
するすると剥かれてるので、まさしく、見た目からしてそうとしか見えないが、仰向けの僕の肌をあまねく舐め、啜った内腿や股間にもまたたっぷりと奉仕ばかりしてくるのだから手に負えない。なまじ技術があるせいか、股間を美味しそうに真っ赤な舌で見せつけるように舐り、長い指で陰嚢すら触れてくる。
(うう……)
さすがに屹立するというものだ。
「これ以上は……」
たまらず告げると、公子様は心外だと言わんばかりにパクリ、と咥えて僕を見上げながら上下する。
ーーーー当然ながら、あっさりと僕は出してしまった。熱い口の中に。
「あっ」
しかも喘いでしまった……。
さらにはフリードはその高貴な立場にかかわらず、しっかりと喉の奥にまで僕のもので犯し、頬を窄めてすべてを出させるための吸引する動きをしてみせるのだからたまらない。
「んんっ、フリードぉ、やめて、もう、
これ以上は……っ」
思わず彼の頭部に手をあて、これ以上はやめてとばかりに抑えたが、それでも僕の婚約者殿は止まらなかった。
「あ、ああああっ」
イったばかりの敏感なところフリードは舌や唇でもって強く引き絞ってくる。
僕の指間にすり抜ける髪ばかりがさらさらと通り抜けていき、僕は彼が納得するまでしばし、彼の吸引活動に付き合わねばならなかった。それこそ、僕の薄い陰毛ごと愛でてくるのだから、実に、恐ろしい男である。
(さすがに……今日は……疲れてるのに……)
いくら僕でも、外を出歩いて能力までそれなりに使っていたので、繊細な動きはできないでいる。
すなわち、婚約者殿に好き放題、され放題、というわけで。
ぞぞぞ、と背筋に鳥肌が立つ。
果たしてそれは興奮ゆえか、恐怖ゆえか……。
エメラルドの瞳がにんまり、と微笑む頃には横たわる僕の股間からは何ももう出ません、という状態に陥っていた。
「ふ、フリード……」
「美味しゅうございました、リヒト」
そう宣うフリードの裸体は、特に股間はしどと濡れている。
(いつの間に……)
「本当は挿れて欲しかったのですが……、
今回はこれで」
言いながら、フリードは、僕の薄くなった精液で自らの後ろの穴を塗りたくり、僕の目の前でゆるゆると自前のペニスももろとも自慰をして……それこそ、お尻を揺らしてしっかりと射精をした。おかずは力尽きた僕である。
息も絶え絶えの僕を前に、なんとも余裕綽々な態度。経験値の差がモロに出た感じだ。
そりゃあ、この手の差はどうしようもないし……容赦なくフリードは僕の体を、それこそワキだって舐めて吸って、ずいぶんと胸だって両手で滑らかに持ち上げるようにして動かしてきて……。
(フリード……、
結構、怒ってたんだな……)
ということを思い知った夜でもあった。
「さ、寝ましょう」
さらにはしっかと布巾で僕の体を拭い、じゅ、と見え辛い部分を最後の仕事だとばかりにキスマークつけて満足げに僕を抱えて眠る公子様はまさしく、まるで眠る大型猫の獣人、そのもの。
わふわの猫の尻尾がご機嫌に寝台のシーツを叩き、そのうち、僕の片足を撫でてしばらくすると静かになった。
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