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夜会へ⑤ モブ2人×公子(3P注意)
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(絶景とは、まさしくこのことか)
友の心の声が手に取るようにわかる。
なんたって、美人相手の3Pである。
絵面が、まず美しい……。
(AV見てるみたいだな……)
アホな感想だが、そうとしか思えなかった。
気心知れた友との鑑賞会、みたいな……まさしくこれこそが、その発展系だが。
薄暗い室内、窓越しだが、見て取れるのは、ど真ん中の公子のみが素っ裸であり、何やらお馬さんの形をして懸命に頭を動かしたり、尻を動かしているということ。
二人の男性のせいでまれに見切れたりするので邪魔くさいが、生白い尻がぼんやりと暗闇に浮かび上がっており、非常にけしからんことになっている。
細身の男が、今回は攻めであるらしかった。
おかげで第二の男の尻も見える。よく動く尻だ。
スパートをかけてはいないようだが、ぐいぐい動かしている。
男衆は中途半端に服が脱げており、半尻どもたちだが、それもまた、相手への支配欲を強くしているような気がする……いや、気のせいか。
公子の顔は見えないが、筋肉質な男の股間を慰撫している。
無骨な男の大きな手が、公子の頭を撫でて、その奉仕を喜んでいるようだが……、うーん。
(リードしているのは、どちらかというと……)
予想通り、しばらくギシギシと物音を吐き出したあとの寝台の上では、選手交代が始まった。
今度は公子は仰向けになり、その裸体を二人に晒し、まさしくお食べ、という状態になった。
二人の男たちは少しだけ、固まった。
無防備さと、公子のあまりの奔放さに驚いたのかもしれない。
(いや、ノリノリな獣人も世の中にはいるが……)
公子の場合、貴族だから、多少、というか、かなり色狂いな印象が社交界の中でも強く囁かれていたから、ここまでしてくれるとは……と思ったのかも。
僕は固唾を飲んで見守った。
両足を広げた公子の姿は、うん、隣のタイザーの激しい鼻息がうるさいが、まあ、わからんでもない。
あけっぴろげすぎて、僕にもよく見える。公子の、その柔らかくて温かい穴が。
間近ではないから、そこまでは望めないが、しかし、公子は手ずから、その穴を指で広げて、ガタイの良い男を誘っていた。うわ、すごいな……と僕は生唾を飲み込む。
無論、こんな美人にこんな振る舞いをされて断れる男などこの世にいない。
獣人らしく、男は野獣になった。
大いに公子の体を覆い込んだ男は、しっかりと……、ああ、巨根だな、とわかるほどのご立派なものを、僕の目からもわかるほど聳り立つそれを、ぐっと、公子の中へ……差し込んだではないか。
(わ)
いささか性急さを感じるも、筋肉のなすがままに、男はしっかりと腰をぐいぐいと、技を持っているんだろう、ぐいーと、回したり、腰を反対に回したりして、しっかりと公子の体を重ね合わせて……と激しい物音がしてきた。果たしてそれは寝台の軋む音なのか、荒々しい交わりの、臀部のぶつかり合いの物音なのか、こもった音だから不明だが、実に、激しい。公子のすっとまっすぐな生白い足が、たくましい男の肉付きある腰骨にしっかりと引きつけるかのように交差し、ぱん、ぱんと肌と肌が弾ける音がしてきた。
(ずいぶんとクリアな音だな……)
と、窓が、少しあいている。
なぜかといえば、友がにやり、と静かに窓を開していたではないか。わずかな隙間だが、色ごとの音が、こちらにも伝わってきた。
すけべさは友人にも負けないであろう、細身の男。
ちゅ、じゅ、と口づけをしながら律動をくりかしていた彼らにいい加減痺れをきらしたものか、わずかな隙を狙って、それこそ公子が大いに口を開けて息を整えようと顔をそらした瞬間を狙い、長い逸物を公子の口に入れようとしていた。まあ、そうだよね、やるよね、といった空気である。
公子の顔色はまたも暗がりではあったが、口に、咥えた。先っぽを。
「おお……」
これにはタイザーも思わず、といった程で口が出た。
なんたって、エロかった。
健全なる男なら、わかることだ。
夜会で見上げた、あの美人が咥えているのだから……たとえ暗がりであったとしても、想像でも幻視できる。
美しい獣人が、そのしなやかな体を使ってくねりくねりと……、
「んっ、ん、あ……はぁ、ん」
感じいるかすれた声も出しているのだ、さもありなん。
耳に届くのだから。
友の心の声が手に取るようにわかる。
なんたって、美人相手の3Pである。
絵面が、まず美しい……。
(AV見てるみたいだな……)
アホな感想だが、そうとしか思えなかった。
気心知れた友との鑑賞会、みたいな……まさしくこれこそが、その発展系だが。
薄暗い室内、窓越しだが、見て取れるのは、ど真ん中の公子のみが素っ裸であり、何やらお馬さんの形をして懸命に頭を動かしたり、尻を動かしているということ。
二人の男性のせいでまれに見切れたりするので邪魔くさいが、生白い尻がぼんやりと暗闇に浮かび上がっており、非常にけしからんことになっている。
細身の男が、今回は攻めであるらしかった。
おかげで第二の男の尻も見える。よく動く尻だ。
スパートをかけてはいないようだが、ぐいぐい動かしている。
男衆は中途半端に服が脱げており、半尻どもたちだが、それもまた、相手への支配欲を強くしているような気がする……いや、気のせいか。
公子の顔は見えないが、筋肉質な男の股間を慰撫している。
無骨な男の大きな手が、公子の頭を撫でて、その奉仕を喜んでいるようだが……、うーん。
(リードしているのは、どちらかというと……)
予想通り、しばらくギシギシと物音を吐き出したあとの寝台の上では、選手交代が始まった。
今度は公子は仰向けになり、その裸体を二人に晒し、まさしくお食べ、という状態になった。
二人の男たちは少しだけ、固まった。
無防備さと、公子のあまりの奔放さに驚いたのかもしれない。
(いや、ノリノリな獣人も世の中にはいるが……)
公子の場合、貴族だから、多少、というか、かなり色狂いな印象が社交界の中でも強く囁かれていたから、ここまでしてくれるとは……と思ったのかも。
僕は固唾を飲んで見守った。
両足を広げた公子の姿は、うん、隣のタイザーの激しい鼻息がうるさいが、まあ、わからんでもない。
あけっぴろげすぎて、僕にもよく見える。公子の、その柔らかくて温かい穴が。
間近ではないから、そこまでは望めないが、しかし、公子は手ずから、その穴を指で広げて、ガタイの良い男を誘っていた。うわ、すごいな……と僕は生唾を飲み込む。
無論、こんな美人にこんな振る舞いをされて断れる男などこの世にいない。
獣人らしく、男は野獣になった。
大いに公子の体を覆い込んだ男は、しっかりと……、ああ、巨根だな、とわかるほどのご立派なものを、僕の目からもわかるほど聳り立つそれを、ぐっと、公子の中へ……差し込んだではないか。
(わ)
いささか性急さを感じるも、筋肉のなすがままに、男はしっかりと腰をぐいぐいと、技を持っているんだろう、ぐいーと、回したり、腰を反対に回したりして、しっかりと公子の体を重ね合わせて……と激しい物音がしてきた。果たしてそれは寝台の軋む音なのか、荒々しい交わりの、臀部のぶつかり合いの物音なのか、こもった音だから不明だが、実に、激しい。公子のすっとまっすぐな生白い足が、たくましい男の肉付きある腰骨にしっかりと引きつけるかのように交差し、ぱん、ぱんと肌と肌が弾ける音がしてきた。
(ずいぶんとクリアな音だな……)
と、窓が、少しあいている。
なぜかといえば、友がにやり、と静かに窓を開していたではないか。わずかな隙間だが、色ごとの音が、こちらにも伝わってきた。
すけべさは友人にも負けないであろう、細身の男。
ちゅ、じゅ、と口づけをしながら律動をくりかしていた彼らにいい加減痺れをきらしたものか、わずかな隙を狙って、それこそ公子が大いに口を開けて息を整えようと顔をそらした瞬間を狙い、長い逸物を公子の口に入れようとしていた。まあ、そうだよね、やるよね、といった空気である。
公子の顔色はまたも暗がりではあったが、口に、咥えた。先っぽを。
「おお……」
これにはタイザーも思わず、といった程で口が出た。
なんたって、エロかった。
健全なる男なら、わかることだ。
夜会で見上げた、あの美人が咥えているのだから……たとえ暗がりであったとしても、想像でも幻視できる。
美しい獣人が、そのしなやかな体を使ってくねりくねりと……、
「んっ、ん、あ……はぁ、ん」
感じいるかすれた声も出しているのだ、さもありなん。
耳に届くのだから。
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