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03 ラウルの教育
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ラウルが剣聖と出会い、オオアリクイに魔皇帝城が壊されてから五年後のある日。
十歳となったラウルの部屋で魔皇帝の大きな声が響いた。
「こら! ラウル! 錬金術の練習は一日一時間って言ったじゃないか!」
「えー」
「えーじゃない! 父と約束したじゃないか。どうして守れないんだ」
ラウルは魔皇国の禁断の書庫から、禁帯出の本を持ち出して勉強していた。
魔皇帝は本の持ち出しには特に咎めない。
書庫が禁断と呼ばれる理由は、極悪な魔導書のせいである。
劣等技術、魔法の下位互換と言われる錬金術の本など、危険性が低いのでどうでもいいのだ。
「だって、錬金術楽しいし」
「ラウル。自分のことを天才だと勘違いして驕っているのか?」
「そんなことないよ」
「努力しなければ魔皇帝になれないからな!」
「とうさまの跡はねえさまが継ぐから大丈夫だよ」
「……っ。またそんなこと言って父を困らせるでない!」
「でも、ねえさまはこの前公爵になったでしょう? もうすぐ魔王だし」
「姉弟で争うことに意味があるんだ」
「ふーん」
一生懸命炊きつけようとする父に、ラウルは気のない返事をする。
「ラウルはまだ子爵じゃないか。せめて侯爵にはなってもらわないと」
「侯爵にならないと?」
「独り暮らしは認められない」
「えー」
魔皇帝の臣下には、魔導を極めた魔法王、いわゆる魔王が複数いる。
そして魔王に準ずる地位の公侯伯子男と騎士の六つの爵位があるのだ。
魔皇国において、魔王位と爵位を得るには、家柄に加えて魔法の実力も必要だ。
皇族であるラウルと姉は子爵からスタートできる。
それはかなりのアドバンテージだ。
だが、皇族であろうと子爵から陞爵するには魔導の実力を認められる必要がある。
ちなみに五歳で子爵のままというのは、極々当たり前のことだ。
父が爵位を上げろとラウルにしつこく言うのには理由がある。
魔王の地位まで登った皇族から、次の魔皇帝が選ばれるというシステムだからだ。
「楽しいことばっかりやったらダメだ! 将来のことをしっかり考えなさい」
「将来のこと?」
「こう言っては何だが……。ラウルには錬金術は向いていない。魔法をやりなさい」
「……でも」
魔法を極めたところで、オオアリクイに負けちゃったじゃないか。
その言葉をラウルは飲み込む。
子供心に父のプライドを傷つけたら可哀そうだと思ったのだ。
「わかった。魔法の練習する」
「うんうん。それでよい。いい子だねラウル」
魔法の練習を始めたラウルを見て満足そうに魔皇帝はうなずいた。
「ラウルには魔法の才能があるから、魔法を伸ばした方がいい」
「はーい」
魔皇帝はラウルの類まれなる魔法の才能に気付いている。
だから親心として、魔法の才を伸ばそうとしているのだ。
ラウルが魔法の練習を始めたのを確認して、魔皇帝は部屋を出る。
独り言をぽつりとつぶやいた。
「……ラウルは本当に才能にあふれているな。我が子ながら本当に末恐ろしい」
その数時間後。
ラウルの部屋でラウルの母の声が響く。
「こら! ラウルちゃん。また魔法の練習なんかして」
「だって、とうさまがー」
「ラウルちゃんは立派な錬金術師になるんでしょう?」
「うん。なる」
「それなら、錬金術の練習しないと。魔皇国は魔法ばかり発展しているから……」
「わかってる。他国の錬金術の水準はこんなもんじゃないんだよね?」
「そうなの」
確かに魔法ばかり発展した魔皇国の錬金術の水準は大したものではない。
だが、ラウルがいつも読んでいるのは神代の書物。
魔皇国の禁帯出指定書庫の最奥から持ち出した物だ。
それゆえ、既に現代では規格外の水準に達している。
「それにラウルちゃんは……魔法の才があんまりなのだから。錬金術を頑張ったほうがいいわ」
「うん、頑張る」
母はラウルには魔法の才があまりないと言い続けていた。
それはラウルの優しすぎる性格が魔皇帝に向かないと考えての親心だ。
魔皇帝は戦争時やオオアリクイなどの害獣退治の際に先頭に立たなければならない。
その点、錬金術師は基本安全だ。街の薬師として生計を立てられる。
母はラウルを危険な目に会わせたくないため、魔法から遠ざけようとしていた。
ラウルは両親が歳をとってからの子供。だから甘やかされて大事に育てられているのだ。
「じゃあ、錬金術のお勉強を頑張るのよ」
母は安心してラウルの部屋を出る。
そこにはラウルの姉がいた。
「母上。またラウルに嘘を……」
「ラウルちゃんのためなのです。ラウルちゃんは魔皇帝に向かないでしょう?」
「たしかにラウルは優しすぎるかもだけど……」
「それに、あなたの方が強いでしょう」
「年齢差があるもの。才能はラウルの方が圧倒的だわ」
「……あなたは小さいころから魔皇帝になりたいって言ってたじゃない?」
「それでもラウルが父上の跡を継ぐのが筋だと思う」
魔皇帝の後継者選びは男女長幼の違いよりも、魔法の実力が重視される。
それゆえ姉はラウルより魔法の才が乏しい自分が跡を継ぐことに引け目を感じているのだ。
「でも、ラウルちゃんは魔皇帝にはなりたくないって小さいころから言っていたわ」
「そうかもしれないけど……」
「これはラウルちゃんのためなの。もしあなたが嫌じゃないのなら魔皇帝を目指して」
「わかったわ。母上」
ラウルの姉も魔皇帝となるには充分な実力の持ち主だ。
聡明で慈悲深く、カリスマ性もあり、臣下や民からの信望も厚い。
確かに姉が魔皇帝になるのが、国民のためにもなるのだろう。
「ラウルちゃんのことお願いね、すぐオオカブトムシとか採りに裏山に行っちゃうの」
「そうね。危ないものね。迷子になったら大変だし」
姉も基本的に過保護なのだ。ラウルのことが心配で仕方がなかった。
次の日ラウルが裏山に向かおうとしていることにラウルの姉が気が付いた。
「ラウル。どこに行くの?」
「ねえさま。魔界オオカブトムシを捕まえに行くの」
「危ないわ。やめておきなさい。昨日裏山に狼が出たって報告があったわ」
魔皇国周辺は魔力濃度が非常に高い。
それゆえにオオアリクイのような強力な魔獣が数多く生息しているのだ。
五歳のころからラウルが採取している魔界オオカブトムシも実は非常に強力な魔物である。
魔界オオカブトムシは大きさこそ小さい魔物だ。子犬ぐらいの大きさだ。
だが、非常に素早く、その鋭い角による攻撃は、強力なパーティーでも全滅しかねない。
「大丈夫だよー。狼ぐらい。この前倒したしー」
「ラウルが倒したのは、子犬にすぎないわ」
ラウルが倒したのは、本当はグレートケルベロスである。
一般的なドラゴンよりも強い。
「え? そうなの? でも図鑑には……」
「それは誤植ね」
「……そうだったんだ」
ラウルは素直だったのでショックを受けた。
そんなラウルの頭を撫でながら姉は言う。
「ラウル。子犬相手にかすり傷を負っていたわね」
「うん」
「まだまだよ」
「はい、ねえさま」
「だから今日は私が一緒に行ってあげる」
「え? いいの?」
「もちろんよ!」
「ありがとう!」
ラウルは姉と一緒に昆虫採集のために裏山へ向かった。
凶悪な魔物を姉は楽々と倒していく。
このぐらいの小動物を倒せないようでは外では生きていけない。
そう姉はラウルに言い聞かせたのだった。
十歳となったラウルの部屋で魔皇帝の大きな声が響いた。
「こら! ラウル! 錬金術の練習は一日一時間って言ったじゃないか!」
「えー」
「えーじゃない! 父と約束したじゃないか。どうして守れないんだ」
ラウルは魔皇国の禁断の書庫から、禁帯出の本を持ち出して勉強していた。
魔皇帝は本の持ち出しには特に咎めない。
書庫が禁断と呼ばれる理由は、極悪な魔導書のせいである。
劣等技術、魔法の下位互換と言われる錬金術の本など、危険性が低いのでどうでもいいのだ。
「だって、錬金術楽しいし」
「ラウル。自分のことを天才だと勘違いして驕っているのか?」
「そんなことないよ」
「努力しなければ魔皇帝になれないからな!」
「とうさまの跡はねえさまが継ぐから大丈夫だよ」
「……っ。またそんなこと言って父を困らせるでない!」
「でも、ねえさまはこの前公爵になったでしょう? もうすぐ魔王だし」
「姉弟で争うことに意味があるんだ」
「ふーん」
一生懸命炊きつけようとする父に、ラウルは気のない返事をする。
「ラウルはまだ子爵じゃないか。せめて侯爵にはなってもらわないと」
「侯爵にならないと?」
「独り暮らしは認められない」
「えー」
魔皇帝の臣下には、魔導を極めた魔法王、いわゆる魔王が複数いる。
そして魔王に準ずる地位の公侯伯子男と騎士の六つの爵位があるのだ。
魔皇国において、魔王位と爵位を得るには、家柄に加えて魔法の実力も必要だ。
皇族であるラウルと姉は子爵からスタートできる。
それはかなりのアドバンテージだ。
だが、皇族であろうと子爵から陞爵するには魔導の実力を認められる必要がある。
ちなみに五歳で子爵のままというのは、極々当たり前のことだ。
父が爵位を上げろとラウルにしつこく言うのには理由がある。
魔王の地位まで登った皇族から、次の魔皇帝が選ばれるというシステムだからだ。
「楽しいことばっかりやったらダメだ! 将来のことをしっかり考えなさい」
「将来のこと?」
「こう言っては何だが……。ラウルには錬金術は向いていない。魔法をやりなさい」
「……でも」
魔法を極めたところで、オオアリクイに負けちゃったじゃないか。
その言葉をラウルは飲み込む。
子供心に父のプライドを傷つけたら可哀そうだと思ったのだ。
「わかった。魔法の練習する」
「うんうん。それでよい。いい子だねラウル」
魔法の練習を始めたラウルを見て満足そうに魔皇帝はうなずいた。
「ラウルには魔法の才能があるから、魔法を伸ばした方がいい」
「はーい」
魔皇帝はラウルの類まれなる魔法の才能に気付いている。
だから親心として、魔法の才を伸ばそうとしているのだ。
ラウルが魔法の練習を始めたのを確認して、魔皇帝は部屋を出る。
独り言をぽつりとつぶやいた。
「……ラウルは本当に才能にあふれているな。我が子ながら本当に末恐ろしい」
その数時間後。
ラウルの部屋でラウルの母の声が響く。
「こら! ラウルちゃん。また魔法の練習なんかして」
「だって、とうさまがー」
「ラウルちゃんは立派な錬金術師になるんでしょう?」
「うん。なる」
「それなら、錬金術の練習しないと。魔皇国は魔法ばかり発展しているから……」
「わかってる。他国の錬金術の水準はこんなもんじゃないんだよね?」
「そうなの」
確かに魔法ばかり発展した魔皇国の錬金術の水準は大したものではない。
だが、ラウルがいつも読んでいるのは神代の書物。
魔皇国の禁帯出指定書庫の最奥から持ち出した物だ。
それゆえ、既に現代では規格外の水準に達している。
「それにラウルちゃんは……魔法の才があんまりなのだから。錬金術を頑張ったほうがいいわ」
「うん、頑張る」
母はラウルには魔法の才があまりないと言い続けていた。
それはラウルの優しすぎる性格が魔皇帝に向かないと考えての親心だ。
魔皇帝は戦争時やオオアリクイなどの害獣退治の際に先頭に立たなければならない。
その点、錬金術師は基本安全だ。街の薬師として生計を立てられる。
母はラウルを危険な目に会わせたくないため、魔法から遠ざけようとしていた。
ラウルは両親が歳をとってからの子供。だから甘やかされて大事に育てられているのだ。
「じゃあ、錬金術のお勉強を頑張るのよ」
母は安心してラウルの部屋を出る。
そこにはラウルの姉がいた。
「母上。またラウルに嘘を……」
「ラウルちゃんのためなのです。ラウルちゃんは魔皇帝に向かないでしょう?」
「たしかにラウルは優しすぎるかもだけど……」
「それに、あなたの方が強いでしょう」
「年齢差があるもの。才能はラウルの方が圧倒的だわ」
「……あなたは小さいころから魔皇帝になりたいって言ってたじゃない?」
「それでもラウルが父上の跡を継ぐのが筋だと思う」
魔皇帝の後継者選びは男女長幼の違いよりも、魔法の実力が重視される。
それゆえ姉はラウルより魔法の才が乏しい自分が跡を継ぐことに引け目を感じているのだ。
「でも、ラウルちゃんは魔皇帝にはなりたくないって小さいころから言っていたわ」
「そうかもしれないけど……」
「これはラウルちゃんのためなの。もしあなたが嫌じゃないのなら魔皇帝を目指して」
「わかったわ。母上」
ラウルの姉も魔皇帝となるには充分な実力の持ち主だ。
聡明で慈悲深く、カリスマ性もあり、臣下や民からの信望も厚い。
確かに姉が魔皇帝になるのが、国民のためにもなるのだろう。
「ラウルちゃんのことお願いね、すぐオオカブトムシとか採りに裏山に行っちゃうの」
「そうね。危ないものね。迷子になったら大変だし」
姉も基本的に過保護なのだ。ラウルのことが心配で仕方がなかった。
次の日ラウルが裏山に向かおうとしていることにラウルの姉が気が付いた。
「ラウル。どこに行くの?」
「ねえさま。魔界オオカブトムシを捕まえに行くの」
「危ないわ。やめておきなさい。昨日裏山に狼が出たって報告があったわ」
魔皇国周辺は魔力濃度が非常に高い。
それゆえにオオアリクイのような強力な魔獣が数多く生息しているのだ。
五歳のころからラウルが採取している魔界オオカブトムシも実は非常に強力な魔物である。
魔界オオカブトムシは大きさこそ小さい魔物だ。子犬ぐらいの大きさだ。
だが、非常に素早く、その鋭い角による攻撃は、強力なパーティーでも全滅しかねない。
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一般的なドラゴンよりも強い。
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「それは誤植ね」
「……そうだったんだ」
ラウルは素直だったのでショックを受けた。
そんなラウルの頭を撫でながら姉は言う。
「ラウル。子犬相手にかすり傷を負っていたわね」
「うん」
「まだまだよ」
「はい、ねえさま」
「だから今日は私が一緒に行ってあげる」
「え? いいの?」
「もちろんよ!」
「ありがとう!」
ラウルは姉と一緒に昆虫採集のために裏山へ向かった。
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