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天罰を! 下
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日光の下なんて、ほとんど経験したことがないためか、わたしの肌は気味が悪いほど生っ白い。ため息をつきながら、じとじととした雨のなか、わたしは城に向かった。どういうわけか、建物の中にいれば雨はやむので、城に入ればこの嫌になるような雨はやむだろう。
城につき、第三王子からエスコートのためにのばされた手をとった。
払いのけてやろうかと思ったけど、それじゃわたしが優雅に馬車をおりることができなくなる。
わたしは、馬車をおりると、エスコートなんて無視して城に入った。
相当な失礼になるのは百も承知だ。即刻処刑でもなんでもすればいい。わたしはもう、そのくらいの覚悟はできている。両親を巻き込むこともなんとも思わない。あの二人を両親だと思ったことはないのだし。
「メリタ、待つのだ」
イライラする。
命令しないでほしい。
ガシャン。
さっきまで第三王子がいたところに、割れた植木鉢が転がっている。
雨風のせいでバランスを崩し、ベランダから落ちたのだろうか。それにしても、王子が避けなければ……と思うと、わたしも少し青くなる。
「……これが天罰か?当たれば、死ぬかもしれんな」
その言葉にわたしはここぞとばかりにアピールする。
「そうよっ。だから、婚約破棄して!」
雨風が原因だとすると、天罰というのもあながち間違いじゃない。だって、その雨風をおこす体質なのだから、わたし。
「このぐらいなんてことない」
何もなかったかのように、歩く王子。
そして、近くにいて、青い顔で植木鉢を片付けるメイドになにかささやいた。
メイドは目を見開き、涙目でしきりに礼を言っていた。
「……あの植木鉢はメイドたちのものだからな。そのくらいで首をはねはしない」
……甘いね。
めちゃくちゃ甘い。
とろけそうになるほど甘いよ。
「あ、そ」
悪いやつじゃ、ないのかもしれない。
そんなことを思った。……まぁ、婚約破棄は全力ですすめますけど。
王宮を案内してもらっている間にも、第三王子の身には様々な災難がふりかかった。
王子の側仕えは青い顔を通り越してもう死人のような顔をしていた。主になにかあったらと、生きた心地がしないのだろうが。可哀想だ。
床にツルツル滑る洗剤がぶちまけられていたり、食べ物には毒が入っていた。暗殺者がいたらしい。上から物が落ちてくるのも一度や二度ではない。
そのどれもが、あと一歩間違えば最悪死に至るレベルのものだった。
しばらく一緒にいてわかったのだが、この王子は慕われていた。使用人の目が違う。彼の世話をするとき、誇らしげなのだ。
わたしは、使用人の一人をつかまえて、聞いてみる。問い詰めたのに、なかなかメイドが口を割らない。
「まったく……どうしてこんなにうまくいかないのかしら」
唇を噛む。
あれは天罰だ。ここまでくると、もうわたしが天神の化身かはともかく、偶然ですませられるレベルをこえている。
下手をすれば殺してしまいかねない天罰。
わたしにどうこうできるものかはわからないが、もし良い奴だったのなら、殺すのは避けたい。わたしだって国民だ。良い王族がいれば、それだけ国が豊かになる。そうすれば、わたしの暮らしも豊かになる。この国に愛着はなくても、自分が大事だ。
そうじゃなきゃ、もうとっくに命を捨てている。
「メリタ」
後ろから抱きしめられて、わたしは悲鳴をあげそうになる。わたしが問い詰めていたメイドは、わたしが考え込んでいるすきに逃げていた。
薄暗いところで問い詰めたのがいけなかった。わたしは危機を感じて逃げようともがく。
ザシュッ。
やけに響く空を切った音。
「!?」
力の緩んだのを見逃さず、腕から逃れる。目に飛び込んできたのは、赤い液体だった。
「王子……っ」
わけがわからずに狼狽するしかない。なにがおこったのかわからない。
「……これは、天罰なのかもしれぬな」
薄く笑う第三王子に、わたしは戸惑いながらも医者を呼ぶために走ろうとした。
「ちょ、何をしてるのよっ」
走ろうとしたわたしの腕をつかみ、息も絶え絶えにしながら、王子はわたしの頬に触れる。
「私が死んでも気に病むことはない。そなたのせいではない。天罰であって、もしそなたが天神の化身だとしても、それは全て、私の責任だ。だから……逃げるがいい」
は?
「逃げたかったのではないのか?今なら、私が死んだことで国中が騒がしくなる。そなたが逃げても誤魔化せるかもしれぬ。……逃げたかったのだろう?」
なに、それ。
なんでそんなこと、知ってるの?
「三年前のあの日、私は雷にうたれたかのような衝撃をうけた。恋をしたのだよ。そなたを見つけて、そなたが逃げてしまわないように居場所を教えたのは他でもない私だ。でも今なら逃げられるーー逃げるが良い、メルタ」
あぁ。
そんな。
「なにをしているのですか、天神様」
「死に損ないと話してもいいことはありますまい。さぁ、こちらへ。我が娘を簡単に渡すわけがないだろう」
両親が、いた。
狂ってしまった父親の手には弓がある。
王子の背には矢が刺さっている。
視界が、赤くなっていく。怒りで染まる。
「ーーーーーーーーーーーーーっ」
テンバツヲクダセ。
「メルタ」
王子が弱々しくわたしを止める。
「私がひきとめる。これでも王子だ。私にだって武術の心得くらいはある。逃げろ」
なにもかもぐちゃぐちゃにして踏みにじりたい。その感情をギリギリで止める。
はた、と外を見ると、嵐だった。この降水のほとんどない国で嵐があれば、それだけで普通の家は吹き飛んでしまう。
わたしの強い感情がひきおこした嵐か。
外に出ているわけでもないのに。
「逃げないわ。もう少し待てば、使用人さんたちが来る。大丈夫よ」
わたしは、王子が少しでも楽になるようにと肩を貸した。
「ーー逃げないのか、メルタ」
わたしは小さく笑う。
いいのだ、もう。もっといいものを見つけたから。使用人たちが慕う理由もわかった。
甘いのだ、王子は。
驚くほど甘い。それは弱点になりうるため、黙っておいたほうがいいのだろうが。
案の定、すぐに来た使用人たちによってわたしの両親は捕まえられ、王子はすぐに医者のもとに運ばれた。しかし、応急処置だけすませると、無茶をして外へと走っていったのだ。
信じられない。
わたしは呆然としつつ、追いかけた。ほんとに、あの王子は何がしたいのだ。
「メルタ、見ろ」
城の外で、王子が待っていた。
優しい笑顔で、空を指さしている。わたしは、それを見て息をのんだ。
嵐があったことなんて嘘のように晴れ渡った空に、くっきりと浮かぶ七色の虹。
わたしが外に出ると、雨が降って虹が消えてしまうかもしれないし、王子の怪我も心配だったので、すぐに城へと戻った。
外にいたのは、ほんの少し。
天だって見逃しちゃうかもしれないほど少しの間。
その少しの間に、何が起こったのか見たものは誰もいないだろう。
わたしだって、夢のような気がする。
わたしは、柔らかな感触を思いだし、口元をおさえる。
とろけそうになるほど、甘かった。
城につき、第三王子からエスコートのためにのばされた手をとった。
払いのけてやろうかと思ったけど、それじゃわたしが優雅に馬車をおりることができなくなる。
わたしは、馬車をおりると、エスコートなんて無視して城に入った。
相当な失礼になるのは百も承知だ。即刻処刑でもなんでもすればいい。わたしはもう、そのくらいの覚悟はできている。両親を巻き込むこともなんとも思わない。あの二人を両親だと思ったことはないのだし。
「メリタ、待つのだ」
イライラする。
命令しないでほしい。
ガシャン。
さっきまで第三王子がいたところに、割れた植木鉢が転がっている。
雨風のせいでバランスを崩し、ベランダから落ちたのだろうか。それにしても、王子が避けなければ……と思うと、わたしも少し青くなる。
「……これが天罰か?当たれば、死ぬかもしれんな」
その言葉にわたしはここぞとばかりにアピールする。
「そうよっ。だから、婚約破棄して!」
雨風が原因だとすると、天罰というのもあながち間違いじゃない。だって、その雨風をおこす体質なのだから、わたし。
「このぐらいなんてことない」
何もなかったかのように、歩く王子。
そして、近くにいて、青い顔で植木鉢を片付けるメイドになにかささやいた。
メイドは目を見開き、涙目でしきりに礼を言っていた。
「……あの植木鉢はメイドたちのものだからな。そのくらいで首をはねはしない」
……甘いね。
めちゃくちゃ甘い。
とろけそうになるほど甘いよ。
「あ、そ」
悪いやつじゃ、ないのかもしれない。
そんなことを思った。……まぁ、婚約破棄は全力ですすめますけど。
王宮を案内してもらっている間にも、第三王子の身には様々な災難がふりかかった。
王子の側仕えは青い顔を通り越してもう死人のような顔をしていた。主になにかあったらと、生きた心地がしないのだろうが。可哀想だ。
床にツルツル滑る洗剤がぶちまけられていたり、食べ物には毒が入っていた。暗殺者がいたらしい。上から物が落ちてくるのも一度や二度ではない。
そのどれもが、あと一歩間違えば最悪死に至るレベルのものだった。
しばらく一緒にいてわかったのだが、この王子は慕われていた。使用人の目が違う。彼の世話をするとき、誇らしげなのだ。
わたしは、使用人の一人をつかまえて、聞いてみる。問い詰めたのに、なかなかメイドが口を割らない。
「まったく……どうしてこんなにうまくいかないのかしら」
唇を噛む。
あれは天罰だ。ここまでくると、もうわたしが天神の化身かはともかく、偶然ですませられるレベルをこえている。
下手をすれば殺してしまいかねない天罰。
わたしにどうこうできるものかはわからないが、もし良い奴だったのなら、殺すのは避けたい。わたしだって国民だ。良い王族がいれば、それだけ国が豊かになる。そうすれば、わたしの暮らしも豊かになる。この国に愛着はなくても、自分が大事だ。
そうじゃなきゃ、もうとっくに命を捨てている。
「メリタ」
後ろから抱きしめられて、わたしは悲鳴をあげそうになる。わたしが問い詰めていたメイドは、わたしが考え込んでいるすきに逃げていた。
薄暗いところで問い詰めたのがいけなかった。わたしは危機を感じて逃げようともがく。
ザシュッ。
やけに響く空を切った音。
「!?」
力の緩んだのを見逃さず、腕から逃れる。目に飛び込んできたのは、赤い液体だった。
「王子……っ」
わけがわからずに狼狽するしかない。なにがおこったのかわからない。
「……これは、天罰なのかもしれぬな」
薄く笑う第三王子に、わたしは戸惑いながらも医者を呼ぶために走ろうとした。
「ちょ、何をしてるのよっ」
走ろうとしたわたしの腕をつかみ、息も絶え絶えにしながら、王子はわたしの頬に触れる。
「私が死んでも気に病むことはない。そなたのせいではない。天罰であって、もしそなたが天神の化身だとしても、それは全て、私の責任だ。だから……逃げるがいい」
は?
「逃げたかったのではないのか?今なら、私が死んだことで国中が騒がしくなる。そなたが逃げても誤魔化せるかもしれぬ。……逃げたかったのだろう?」
なに、それ。
なんでそんなこと、知ってるの?
「三年前のあの日、私は雷にうたれたかのような衝撃をうけた。恋をしたのだよ。そなたを見つけて、そなたが逃げてしまわないように居場所を教えたのは他でもない私だ。でも今なら逃げられるーー逃げるが良い、メルタ」
あぁ。
そんな。
「なにをしているのですか、天神様」
「死に損ないと話してもいいことはありますまい。さぁ、こちらへ。我が娘を簡単に渡すわけがないだろう」
両親が、いた。
狂ってしまった父親の手には弓がある。
王子の背には矢が刺さっている。
視界が、赤くなっていく。怒りで染まる。
「ーーーーーーーーーーーーーっ」
テンバツヲクダセ。
「メルタ」
王子が弱々しくわたしを止める。
「私がひきとめる。これでも王子だ。私にだって武術の心得くらいはある。逃げろ」
なにもかもぐちゃぐちゃにして踏みにじりたい。その感情をギリギリで止める。
はた、と外を見ると、嵐だった。この降水のほとんどない国で嵐があれば、それだけで普通の家は吹き飛んでしまう。
わたしの強い感情がひきおこした嵐か。
外に出ているわけでもないのに。
「逃げないわ。もう少し待てば、使用人さんたちが来る。大丈夫よ」
わたしは、王子が少しでも楽になるようにと肩を貸した。
「ーー逃げないのか、メルタ」
わたしは小さく笑う。
いいのだ、もう。もっといいものを見つけたから。使用人たちが慕う理由もわかった。
甘いのだ、王子は。
驚くほど甘い。それは弱点になりうるため、黙っておいたほうがいいのだろうが。
案の定、すぐに来た使用人たちによってわたしの両親は捕まえられ、王子はすぐに医者のもとに運ばれた。しかし、応急処置だけすませると、無茶をして外へと走っていったのだ。
信じられない。
わたしは呆然としつつ、追いかけた。ほんとに、あの王子は何がしたいのだ。
「メルタ、見ろ」
城の外で、王子が待っていた。
優しい笑顔で、空を指さしている。わたしは、それを見て息をのんだ。
嵐があったことなんて嘘のように晴れ渡った空に、くっきりと浮かぶ七色の虹。
わたしが外に出ると、雨が降って虹が消えてしまうかもしれないし、王子の怪我も心配だったので、すぐに城へと戻った。
外にいたのは、ほんの少し。
天だって見逃しちゃうかもしれないほど少しの間。
その少しの間に、何が起こったのか見たものは誰もいないだろう。
わたしだって、夢のような気がする。
わたしは、柔らかな感触を思いだし、口元をおさえる。
とろけそうになるほど、甘かった。
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