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二章
天界
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その瞬間のことは、実はあまりよく覚えてはいない。
突如何か強い力に捉えられ、まばゆい光に包まれたと思った次の瞬間、とてつもなく広大で見た事のないほど煌びやかな宮殿の、広間のど真ん中にいた。召喚されたのだということは、自分のいる場所を中心に複雑な陣が描かれていたことでわかった。
いや、そのような知識は先程まで持ち合わせていなかったはずが、その状況に置かれることによって自然に理解したというところだ。
極彩色の意匠が絢爛な宮殿だった。朱塗りの太い柱が、凝った装飾をふんだんに使った重厚な天井を高いところで支えており、それらの周りは、花々の刺繍が施された天幕が垂れ下がっており、飴細工のように繊細な意匠の燭台が並べられていた。
先ほどまで身を置いていた、広大な土地に流れる河の風景とはあまりにもかけ離れたこの場所が、夢でなければ何なのかは、むしろそれしか考えられないという理由で察することができた。
「若き水神よ、天宮にお迎え致す」
声をかけてきたのは、ずいぶんと立派な身なりの役人風の男で、不愛想な顔のまま仰々しい物言いをした。
「天宮……」
やはりそうなのかと思い、いつものように思念で問いかけたつもりが、自分の声が耳に届き、驚いた。こう立て続けに非日常なことが起きると、さすがに理解も及ばなくなってくる。
その様子を見飽きたように一瞥した男は、淡々と決まり文句を読み上げるようにこう説明した。
「あなたは天上することで、ひとの姿を与えられた。これよりはその姿で他の神々と交流なされよ」
「ひと……」
確かに、聞こえる自分の声は、人のものなのだ。これまで話すための肉声を持たなかった自分が、この体から発する声色は若い青年のそれのようで、響きもあって少し低い。
見下ろす自分の手足もまた人のものだし、ご丁寧に贅沢そうな服まで身につけている。両手で顔や体に触れてみたが、すべての感覚がこれまでとは違った。が、初めての割には身に馴染むような、不思議さもある。これは借り物ではなく、これまでの自分の体が形を変えたのだということが自然と自覚された。
「これより天帝にお目通りが許される。失礼のなきよう」
役人風情の男が、とんでもないことをまた淡々と言った。
天帝といえば、神々の頂点に立ち、それらを統率する存在だ。地上の神の前には姿を表さないが、天上の宮に住まい、世の全てを見下ろしているとされている。天上しない自分とは関わりのない方だと思っていたが、どうしたことか。なぜ自分がこんなところに呼び出され、そのような方に目通りが叶うのか、理由がわからない。決してそのような待遇を望んで生きて来たのではなかったはずだし、わざわざ呼び出されねばならないほどの罪を犯したのでもないはずだ。
「あなたは、一定以上の徳を得たため、天帝に認められた。よって召喚されたのです。天界のことは、追々お分かりになる」
心を読んだような説明だった。この男は、こうして何人もの神を迎えてきたのだろう。そしてそのつど同じような反応をされ、同じ文言を繰り返してきたのだろうと思った。
これ以上の言葉は無用とばかり、男は一瞥の後で背を向けた。どうやらついて来いということらしい。コツンと、男の靴が立てた音が、ずいぶんと遠くまで響いていった。
急に人型になり、満足に歩けるのだろうかと懸念して一歩踏み出したが、特に問題なく二歩目を歩き出すことができた。それを見届けたらしい男は、そのままゆっくりと先を歩き始めたので、おとなしく後をついていくことにした。
天宮と称されたその場所は、想像を絶する広さだった。さすが天帝のおわす場所だと、ひたすらに感嘆するしかない。
庭には四季の木々や花が植えられ、色鮮やかな羽をもつ番の鳥が枝の上で身を躍らせていた。
廊下は広く、果てが見えぬほどに長く、一つ一つの棟を迷路のように繋いでいる。それを迷いなく突き進んでいく先ほどの男は、本当に自分を迎えに来ただけの役割のようで、周囲の建物や場所について案内の一つもしてくれない。見知らぬ風景にただ驚き感心するばかりで連れまわされながら、途中に通り過ぎる柱に光って映る自分の姿がまだ信じられなかった。
歳の頃は人間でいう二十歳程度だろうか。長身で、長い髪は結い上げてもまだ腰を覆い、表情の薄い容貌は自分のもつ自分の印象とほぼ相違なかった。軽く五~六百年は龍の姿で生きてきた自分が、今初めて、これ。
不思議な感覚だが驚いてばかりもいられず、足を止めていると放って行かれそうになりながら、ずいぶんと歩いた末に別の広間に辿り着いた。
これはまた、先ほどよりも二回りほど大きな広間だった。各所の装飾もやはり更に豪奢で、かつ重みがある。なるほど、ここは謁見用の場所であるらしい。そう思うとさすがに、進める足もひるむというものだ。
そこには番人のように、軽く武装した男が正面の左右に二人と、広間の真ん中で突っ立っている先客がいた。
先客もまた、自分と同じくらいの年恰好に見える男だ。ただ、自分とは全く雰囲気が違う。覇気が強く、気性が激しそうな雰囲気をまとっているのが感じられた。
先ほどの役人風の男に促され、先客の隣に立つと、ピシと何かが火花のように二人の間ではじけた。
「あんた水神か」
途端に先客が目を丸くして言った。何故わかるのかと眉をひそめたところ、彼が八重歯を見せてニカと笑う。
「俺は雷神だ。今の、俺の稲妻があんたに感電したんだよ。別々に召喚されたはずだな」
あははと可笑し気に笑う先客は、見た目の印象どおり、あまり遠慮がない性格のようだ。こちらよりも多少がっしりた体に、萌黄色を基調にした武人風の衣装をまとっている。髪も肩を超す程度の癖の強いのを、後頭部でざっくりとまとめている。神の性質や性格によって、与えられる服装や容姿にも差があるようだ。
そして今の説明は理解できた。感電したから、こちらが水の神だということに気が付いたということだ。一か所で同時に召喚されていたならば、あの広間が黒焦げになっていたのかもしれない。
「あんたと同じ、さっき天上した。よろしくな」
「……ああ」
「不愛想だねえ」
誰にでも、愛想はよくない性格だ。神としてはそれで不自由なく生きてきたが、この先はどうなるのだろうと、少しの不安がよぎる。
「口を控えられよ。天帝のお越しである」
番人らしい男が朗々とした声で言うと、急に周囲になにか香しい芳香が立ち込めて、そよ風に乗って流れた。
しゃらしゃらと耳をくすぐるような鈴の音に似た音は、その方の両脇に控えた臣の持つ錫杖が奏でるものだった。
足音はなかった。本人から聞こえるのは、微かな衣擦れの音。しかし、その存在感の大きさ、深さと濃さに、召喚されたばかりの若い神々は、申し合わせたようにその場にひれ伏していた。
今、顔をあげてはならないと、本能のようなもので察した。
二人の前方、その方が足を止め、向き合ったことが気配でわかった。
「よう参った。楽にしなさい」
しわがれた、しかし耳に深く響く優しい声だった。
礼を取ったまま、二人はそっと顔だけを上げる。目に飛び込んできたのは、聞き取った声に反せずかなり歳を召した、老帝の姿だった。
金色の重厚な袞龍御衣をまとう体は老齢のわりに大柄。澎冠の垂らす玉の簾の向こうには、白い眉毛に覆われそうな細い双眼が見え、それが二人をしっかりと見つめているのが感じられた。
「官より説明があったと思うが、そなたらは徳を積み、天上の叶う神となった。これよりは天界に住み、地上を守ることとせよ」
「光栄の極みにございます!」
雷神が、嬉々として声を張り上げた。こちらはただ深く一礼をするのが精いっぱいだ。
「うむ」
満足げに頷いた天帝は、袖から手を出し長い顎髭を撫でると、またゆったりと口を開いた。
「雷神、そなたを天鳴(チンメイ)と名付ける」
「ありがたき幸せにございます」
「水神、そなたを清江(チンジャン)と名付ける」
「承りました」
「この天界にはまださほど神が天上しておらぬ。これから増えても来るだろうが、先達としての働きに期待しておる。また、以後そなたらは私の臣下となり、有事のさいには従ってもらう。よいか」
『御意』
二人が声を合わせると、天帝はまた一つ頷き、そして来た時と同じゆったりとした足取りで広間を去って行った。
謁見としての時間はたったそれだけ。しかし、天帝のその絶対の存在感を前に、実際よりも何倍もの長さに感じられた。その姿が視界から遠ざかり見えなくなるまでは、息も詰めてしまっていたようだった。
広間に雷神……天鳴と二人になり、清江は肩の力を抜いた。いつの間にか、ずいぶんと重いものが双肩に覆いかぶさっていたような感覚があった。
とんでもないことになった。自分はあの河の神であるだけのつもりでいたのに、急に、しかも否応なく天上させられ、天界に住まう神となったらしい。人の姿で過ごし、天から地上を守るというが、いったいどうすればよいものか。ここから思念でも飛ばすことになるのだろうが、初めてでできるものだろうか。
つい慣れぬことに不安に駆られるのは悪い癖だとは思うが、隣の男神のように気楽に状況の変化を楽しむ気には、とうていなれそうになかった。
「よろしくな、蛇」
ちらとそちらを見ただけで、これである。互いに、今ついた名しか知らぬ相手に、よくまあこう人懐っこく接することができるものだと思う。
「蛇ではない」
「龍なんて蛇に髭が生えただけだろうが」
もはや龍でもないと言いたかったが、やめておいた。無駄に会話が長くなるだけだ。
「……君は平気なのか。急にこのようなことになって」
「驚きではあったがな。まあ、光栄なことじゃねえか。ただ地上でじっと人に参られるのを待つのも、そろそろうんざりする歳だろ、あんたも」
「……」
「しかも、こんな神でも徳がたまって天上できたってんだから、気分は悪くねえ。こっちじゃ贅沢三昧だっていうしさ、慣れるのは一瞬だと思うぜ」
「君は……、」
単純だなと、言おうとしたが、これもやめた。そもそも、雷と水ではあまりに性質が違いすぎる。価値観も当然違うのだろう。そこから話をしても、分かり合えるとは思えなかったし必要性も感じない。
「それに、縛られないってのはいいね」
へへっと、冒険を楽しむ少年のような顔をして、天鳴は言った。確かに、地上においては自分たちの守るもの(清江なら河だし、天鳴ならば雷雲なのだろう)の傍を離れることができないものだが、天界ではその束縛から解き放たれるようだ。
「自由が、好きなのだな」
「いけねえか? あんたらほど重たいのはさすがに御免だね」
どこか嫌味を言われたようだが、天鳴にそのつもりがなさそうなので、取り上げない。実際、河の神は地に縛られる分、彼から見れば「重たい」のだろう。
「我々の他にも、既に天上している神はいるようだが、会うことがあるのだろうか」
「さてね。こっちのことはまだわからんが、あまり関わりたくはねえな」
「そうなのか?」
「めんどくせえだろ。俺よりおっかねえ雷神だっているだろうしよ。あんただってただの河の神だろ。海神なんてのと会いたいか?」
この天鳴、どこまでも自由でありたいようだ。上下関係にも、力関係にも関わりたくないようだ。その気持ちは、清江にもわかる。
「誰とも関わりたくはない」
「根暗。あんた沼の神かよ」
「流れはある。ゆえに淀みはない」
「あはは。おもしれえな、あんた! 気に入ったぜ」
「迷惑だ」
「同期だぜ、仲よくしよう。他のとはほどほどに付き合えばいいって。な」
「だから、誰とも……」
お前とも関わりたくないとは、言ったが聞いてもらえなかった。
後から聞いた話だが、いくら雷神と水神でも、ふつうはなかなか隣り合った程度では感電はしないのだそうだ。要は、二人の相性が悪くないということらしい。
確かに天鳴とは、この時以来唯一の友人と言える間柄になって行くことになる。が、この時にそれがわかるはずもないので、ただ清江は疲労によるため息を吐き出すことしかできなかった。
◇◇◇
清江の住まいは、天宮からほどほどに遠い場所にあてがわれることになった。一応、どういった環境がよいかと問われて、静かであることだけを希望した結果だ。天界は基本的に天帝の意のままになるようで、その日のうちに清江専用に一軒の邸が設けられた。
召喚された時と同様、一瞬で飛ばされ着いた先には、予想通りの立派過ぎる邸が鎮座していた。一人で住むにはあまりにも広く、部屋数も多く、はっきり言って持て余すことは外から見ても明らかだった。だが、自分がそういう扱いを受けることに対しては、悪い気分ではない。
次に面食らったのは、世話係にとつけられた天女があまりに美しかったことだ。
「主様。御天上おめでとうございます」
駆け寄って出迎えてきた開口早々、鈴の鳴るような声で言い、微笑む姿は花も霞む愛らしさだった。天人というのは、かくも美しいものであるらしい。これまで、地上の廟に参りに来るのはせいぜい村一番の美人くらいで、それも確かに美しいとは思っていたが、天界にいる娘はその比ではなかった。透き通るような白い肌にふっくりとした唇は朱く、優雅にひらめく衣をまとい、金の簪に玉の入った髪留めは眩しいほどだ。絵に描いたような天女がそのまま息をし言葉を話している。
それが言うには、男神にはたいてい部屋の多い邸が与えられるのだが、その理由はと言えば、多くの天女を囲うためだという。
ここに来るまでに、天官(天宮にいた役人のようなものを総じてそう呼ぶそうだ)には天界における大まかな規則を聞かされており、その中で神同士の色恋は禁じられているというのがあったはず。そう言うと侍女は、にこやかに答えたものだ。
「公には、そうですね」
と。なるほど、問題を起こさねば構わないし、おそらく恋と色遊びも別扱いというところのようだ。恐れ入った。なんならこの侍女に手を付けても問題ないのだろうが、生憎そんな気楽さは清江にはない。せいぜい掃除だけ頑張ってくれと彼女に云い、せっかくなので一番広い部屋を自室に決めた。
調度や着るもの、その他の調達方法も、天官から教わってきていた。実に簡単、想像するだけでよいということだ。天上の神に与えられた能力というよりは、この天界がそういった、いわば架空のような空間なので、力ある神が思い描けば、そのような物を具現化できるとのこと。早速適当に頭の中で作り出した道具たちをだだっ広い部屋に配置してみると、侍女には地味だと笑われた。
なんとか身を置く場所を整え、受け入れなければならない環境の変化に疲れを覚えた清江は、寝台に横になった。
召喚された時から着ていた贅沢すぎる服も脱ぎ、天官くらいの簡単な服に着替えた。それでも、服を着て生活すること自体が初めてである。帯やら髪飾りやら、いっそ長すぎる髪までいろいろ煩わしくてならないが、今の姿では裸になるわけにもいかず、最低限の身なりくらいは我慢というところである。
今頃、あの天鳴はどうしているだろうか。清江と同じように自邸を与えられたはずだし、そこにはやはり美しい侍女もいて、喜んでいるのだろうか。
行きたい場所へは意識を飛ばせば飛べるそうだが、そもそも奴が住むことになった場所どころかこの天界の全体さえ把握していない清江は、天宮以外に行先と定められる場所もない。当面は孤独ということだ。実にありがたい。
その夜、早速その侍女が寝所を訪ねてきた。
疲れもあり、寝心地の良い寝台でぐっすりと眠っていたのだが、人の気配に気が付いて目が覚めた。はじめは何か急ぎの用かと思い戸を開けたら、胸元の広く開いた夜着姿の侍女がそこに立っていたのである。すぐに目的は分かった。
「言わなかったが、私は君をそのように扱うつもりはない」
戸口で追い払うつもりが、侍女は清江に身を寄せるように開いた扉の隙間からするりと中に入った。近づくと、白粉と香の艶めかしい香りが鼻腔をくすぐってくる。見下ろす彼女の胸の谷間からは、なにやら桃のように甘い香りも立ち上っているような気がした。豊かな白い乳房は、彼女が少し身動きをするだけで服の襟から溺れ落ちそうである。
「残念です。こたびお仕えする水神様は、とても秀麗でしかも龍神様。精を出さねばと思っておりましたのに。侍女程度では相応しくないのでしょうか」
皆、すぐに主人のお手付きになるのにと、朱い唇を尖らせて言う。肌の色が透けて見えるほどに薄い衣をまとって、腰をひねる姿は確かに魅惑的ではあったが、しかしである。
「戯れでしていいことではない」
「天女は孕みませんよ」
「そうなのか?」
「精霊のようなものですので。孕みません。老いもしません」
「……そう、なのか」
だったらいい、という話では決してなかった。問いかけは、純粋に知らないことへの関心だった。自分はまだ天界の常識を全く把握していない。
「ではなぜ、そのように私に迫ろうとする? 子をなすための行為ではないか」
「主様は初心でいらっしゃるのですね。閨事は、男女が触れ合って楽しむためのものです。天女ふぜいには、閨事くらいしか楽しめるものはないのです」
少し拗ねたような、首を傾ける仕草も、妖艶さを演出する手管だったのかもしれないが、言っていることに偽りはないのだろう。
「……このように美しい娘が華やかな天界にいてそれとは、なんと不憫な」
「ですから、主様に意中の方ができるまでで構いません。どうか温情を下さいませ。龍神様は色欲も強いもの。おひとりでどうなさるのです?」
「……」
身を寄せられた。たっぷりとふくよかな乳房が、腕に触れて押し付けられる。
侍女の言うのも嘘ではなかった。ただ、自身の有り余る欲は精神修行で散らしてきただけだ。欲を持たぬどころか、生来どおりの性質は、消してしまえるものではない。
清江は、この夜初めてひとの姿でひとを抱いた。女の肌は柔く、香りは香しく、清江を深くまで満たしてくれた。
天界での生活は、基本が自由だ。天帝の声の届く範囲にいて、諍いごとをおこさぬようにであれば、何をしていても誰にも咎められない。地上との行き来も随意にということで、実際天界から一歩も出ずにいる神もいれば、せっかく天上してもすぐに地上へ降りて、自分を生み出した場所で多くの時間を過ごす者もいるのだそうだ。
かつての清江も、決して気ぜわしく過ごしていたのではなかった。場所と姿を変えただけ。
地上の様子も、やはり思い描くだけで目に見えるように脳裏にその姿が映し出されるので、常に把握していられる。このまま、穏やかにただ静かに過ごしていられれば、満更でもないと思い始めていた。
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