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第4章「修練編」
第21話「皆の修練」
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帰省してから2か月。
俺の資産と助けた英雄10人の資産(パトリーノ様から死亡したと認定された時の金額は返却された。)で割勘し、大きな屋敷が出来上がった。
住居可能人数の割に、ほどよい狭さにしたのは女性と俺の対面する機会を多くするためだという。
とはいえ最低100人は一緒に住めるようになっており公園や庭園もあるのでかなりの敷地だ。
執事やメイド、専属の医者、屋敷の護衛、庭師、料理人などを除くと50~70人が住居可能人数というところだろう。
雇用人以外の男で俺以外に住んでいるのはイケオジのイストが暇つぶしに執事をして暮らしている。
他の野郎達は専用のマンションで生活している。
お風呂は大浴場で俺と女性みんなで入っているが、さすがに複数の女性に体を洗われると俺のナマクラ刀がエクスカリバーになるわけだが、何度も見られているせいか、もう隠すこともしなくなった。
高ぶったエクスカリバーはメディカが処理してくれているので、今の所は他の女性には手を出さずに済んでいる。
幼馴染のBBQメンバーの全員とチュートリアル地域で助けた全員は運命屋の社員ということになっている。
メティーマも所属は運命屋になぜか移籍し、引き続きおじいさんの研究を手伝ったりしている。
運命屋の仕事は相変わらず俺が1日数時間1人でこなし、他の全員は午前から夜遅くまで戦闘訓練やGP獲得、スキル習得に励んでいる。
スキルは戦闘系ばかりではないので、学術的なものであればそのために努力する必要がある。
ただしボット族でない者たちは、コンチリアント王国のモンスターが強く、訓練も過酷なのでモチベーションが低下している。
「どうなってんだよこの国は。」
「元帥級(GP7500~1万)がここのモンスターの平均で、私たちが普段相手していたのは上等級(GP200~500)が平均ですからまさに死地です。人間族以外の方でも1つ上の隊長級が普段相手にしていた平均です。」
マシューとジェレミーは剣を地面に突き刺しうなだれている。
GPは自分が戦闘に貢献した分しか獲得できないため、イスト、チェリス、フェーロなどの英雄ボット族の回復を頼りにゾンビアタックで1つ格上の相手に挑んでいる。
存在階級が1つ変われば強さの次元が変わるので、階級が低い内は適正階級のモンスターを複数狩るほうがGPだけ見れば効率がいい。
一部例外を除きボット族を含めた人型生物の限界は英雄級とされており、英雄級以降のモンスターも現在発見されていないらしい。
「まじ無理~。」
「ステータス購入しても歯が立ちませんわ。」
「残念」
「無念」
「私、お祈りの仕事があるんだったわ。」
「この国ではその仕事は必要ありません。」
クラウディア、ステファニア、妖精の双子、ジュリア、プリモはかなりへばっている。
ジュリアに至っては祈祷に逃げようとしている始末だ。
「これだけのモンスターが平均に満たない少数派だとは・・・。」
「娼館に行きてぇぜ。」
鬼族吸血型のジョバンニ、悪魔族のジョナサンは二人一組で挑んでいるが苦戦している。
「もう駄目だぁーーーー!」
「こら!逃げるな!」
「戦え!その命尽きるまで!」
「・・・・。」
転生4人組、ティナ、エファ、エフォは一生懸命だが結果が出ていない。
ダグに関しては終始逃げている。
おかげで逃走のスキルだけはみるみる上達している。
「ダレてきたわね。」
ボット族英雄が一人、妖狐型のセクサが静かに指導対象を見てそういった。
「劣等種からしたらここはかなりきついと思うな。すぐリポップするし。」
「そういう呼び方したらダメって言われているでしょ。」
「そうだった。じゃあ劣等様にはきついと思うな。」
「悪気がないのが最悪ね。」
ボット族犬型のオレロの天然に、天型のシエロが突っ込む。
「通常種とかどうかな。」
ボット族ケットシー人間種型のケーシが提案する。
「いいと思うな。普通って感じで。」
ボット兎型のセルティは落ち着きがない。
足をクロスさせながら意味不明な歩き方をして遊んでいる。
「なんかねぇ、セーヴ様がイストさんと縛りありで訓練するから皆を連れてきてだってぇ。」
ボット族牛型のマミーが伝令を伝えに来た。
「みんなーーーー!セーヴ様のとこに行くわよぉーーーーー!昼から晩までセーヴ様の訓練見学ーーーーーーーー!!!!」
ボット族狸型のラブはしっかりもののお姉さんだ。
ラブの号令に女性人は一瞬で立ち上がりやってきた。
一同は屋敷の地下にある広い訓練場に向かう。
俺の資産と助けた英雄10人の資産(パトリーノ様から死亡したと認定された時の金額は返却された。)で割勘し、大きな屋敷が出来上がった。
住居可能人数の割に、ほどよい狭さにしたのは女性と俺の対面する機会を多くするためだという。
とはいえ最低100人は一緒に住めるようになっており公園や庭園もあるのでかなりの敷地だ。
執事やメイド、専属の医者、屋敷の護衛、庭師、料理人などを除くと50~70人が住居可能人数というところだろう。
雇用人以外の男で俺以外に住んでいるのはイケオジのイストが暇つぶしに執事をして暮らしている。
他の野郎達は専用のマンションで生活している。
お風呂は大浴場で俺と女性みんなで入っているが、さすがに複数の女性に体を洗われると俺のナマクラ刀がエクスカリバーになるわけだが、何度も見られているせいか、もう隠すこともしなくなった。
高ぶったエクスカリバーはメディカが処理してくれているので、今の所は他の女性には手を出さずに済んでいる。
幼馴染のBBQメンバーの全員とチュートリアル地域で助けた全員は運命屋の社員ということになっている。
メティーマも所属は運命屋になぜか移籍し、引き続きおじいさんの研究を手伝ったりしている。
運命屋の仕事は相変わらず俺が1日数時間1人でこなし、他の全員は午前から夜遅くまで戦闘訓練やGP獲得、スキル習得に励んでいる。
スキルは戦闘系ばかりではないので、学術的なものであればそのために努力する必要がある。
ただしボット族でない者たちは、コンチリアント王国のモンスターが強く、訓練も過酷なのでモチベーションが低下している。
「どうなってんだよこの国は。」
「元帥級(GP7500~1万)がここのモンスターの平均で、私たちが普段相手していたのは上等級(GP200~500)が平均ですからまさに死地です。人間族以外の方でも1つ上の隊長級が普段相手にしていた平均です。」
マシューとジェレミーは剣を地面に突き刺しうなだれている。
GPは自分が戦闘に貢献した分しか獲得できないため、イスト、チェリス、フェーロなどの英雄ボット族の回復を頼りにゾンビアタックで1つ格上の相手に挑んでいる。
存在階級が1つ変われば強さの次元が変わるので、階級が低い内は適正階級のモンスターを複数狩るほうがGPだけ見れば効率がいい。
一部例外を除きボット族を含めた人型生物の限界は英雄級とされており、英雄級以降のモンスターも現在発見されていないらしい。
「まじ無理~。」
「ステータス購入しても歯が立ちませんわ。」
「残念」
「無念」
「私、お祈りの仕事があるんだったわ。」
「この国ではその仕事は必要ありません。」
クラウディア、ステファニア、妖精の双子、ジュリア、プリモはかなりへばっている。
ジュリアに至っては祈祷に逃げようとしている始末だ。
「これだけのモンスターが平均に満たない少数派だとは・・・。」
「娼館に行きてぇぜ。」
鬼族吸血型のジョバンニ、悪魔族のジョナサンは二人一組で挑んでいるが苦戦している。
「もう駄目だぁーーーー!」
「こら!逃げるな!」
「戦え!その命尽きるまで!」
「・・・・。」
転生4人組、ティナ、エファ、エフォは一生懸命だが結果が出ていない。
ダグに関しては終始逃げている。
おかげで逃走のスキルだけはみるみる上達している。
「ダレてきたわね。」
ボット族英雄が一人、妖狐型のセクサが静かに指導対象を見てそういった。
「劣等種からしたらここはかなりきついと思うな。すぐリポップするし。」
「そういう呼び方したらダメって言われているでしょ。」
「そうだった。じゃあ劣等様にはきついと思うな。」
「悪気がないのが最悪ね。」
ボット族犬型のオレロの天然に、天型のシエロが突っ込む。
「通常種とかどうかな。」
ボット族ケットシー人間種型のケーシが提案する。
「いいと思うな。普通って感じで。」
ボット兎型のセルティは落ち着きがない。
足をクロスさせながら意味不明な歩き方をして遊んでいる。
「なんかねぇ、セーヴ様がイストさんと縛りありで訓練するから皆を連れてきてだってぇ。」
ボット族牛型のマミーが伝令を伝えに来た。
「みんなーーーー!セーヴ様のとこに行くわよぉーーーーー!昼から晩までセーヴ様の訓練見学ーーーーーーーー!!!!」
ボット族狸型のラブはしっかりもののお姉さんだ。
ラブの号令に女性人は一瞬で立ち上がりやってきた。
一同は屋敷の地下にある広い訓練場に向かう。
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